川崎にタワマンが再開発で立ちまくってる理由と、タワマンに住む上での注意点 – 青二才は振り向かない!!

川崎にタワマンが再開発で立ちまくってる理由と、タワマンに住む上での注意点

2018年5月23日

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最近、武蔵小杉や新川崎、あとは川崎競馬場のある港町なんかにタワーマンションが立ちまくってる。(タワマンじゃないなら、武蔵小杉よりも南側の川崎はだいたいどこも開発しているけどね…)
そんで、住んでる知り合いも複数名いる。

 

川崎市民としては新しく川崎に来てくれる人、川崎の面白さを知ってくれる人が増えるのは大歓迎だが…当の本人たちが幸せかというと…川崎での暮らしにすごく苦労しているようだ。
タワマン住民が過酷な生活に悲鳴…「買わなきゃよかった」と後悔するワケ

これ、SPA!の記事なんだけど…川崎に住んでいて、近所で飲み食いしていると…サラリーマン数人からもこういう会話って聞こえてくるんだよ。
「子どもが多すぎて、小学校の運動会がすごいことになってる」
「通勤ラッシュがえげつないことになってる」
「便利だと思ってた武蔵小杉が聞いていたほど便利じゃない」
みたいな話。

そこで、タワマンに住みたい人や考えている人に
「今なんでタワマンが増えてるの?それも、どうして川崎で再開発が起こってるの?」
と言う話、
「タワマンに住む上で気をつけるべきことは何?」
ということを話していきたい。

タワマンが首都圏に増えている理由

そもそも、タワーマンションが首都圏に立ちまくっている理由なんだけど…これは
「団塊の世代が引退して、退職金を持っているうちに、タワマンを購入してもらおう」
という流れが大きい。

団塊の世代本人のマイホーム…というよりは、投機目的や親が住宅の購入の何割かを払って、40・50の子どもたちのローン負担を軽くして住んでもらおう…という側面が大きい。

 

というのも、タワーマンションを買う人って全てのお金を払っている人ばかりではなく、親戚から借金して買うケースがしばしばあるから。

 

日本では高齢者が資産を多く持っているのだが…高齢者は先の不安や、自らの欲や健康状態の低下から高齢者本人の出費は少ない。
そこで、生前の相続のつもりで、息子・娘世代の買ったタワーマンションにお金を出させる形で、銀行口座に眠ってしまうはずのお金を、先に出してもらおう…という側面が出てくる。

 

一般には「持ち家よりも賃貸で家族のスケールが変わる度に引っ越した方がお得」という人もいるが…マイホーム信仰が強い世代から支援を仰ぎやすくなおかつ支援されると格安の賃料でいい住宅に住める人もいるため持ち家…というケースも多いようだ。
それに、「持ち家か、賃貸か」という議論はネットやメディアでは争点になるが、それ以上に未だに保守的な大企業や官公庁勤務の人は、持ち家がステータスになっているため、持ち家を目指す…という話もけっこう聞く。

ちなみに、今団塊の世代は69~71歳なので、長めに働いた人でも、もう引退する。
むしろ、勤め人時代に偉くなってお金をもらった人ほど、そろそろ引退…という時期になってくるため「老人たちにどうやってお金を使ってもらうか」を考えると、ちょうど今の時期に住宅などの大きな出費をしてもらうのが素晴らしい…ということになる。

 

しかも、雇用が流動的になったり、退職金自体は本当は退職金制度を設けなくてもなんの違法性もないから…この先も「リタイア世代が退職金をもらって、お金を持ち続けている状況」がつづくとは限らない。
そのため、退職金の制度が残ってて、なおかつたくさんのリタイアが出る今の時期が、たくさんの投資を促せる最後のチャンスになってる。

 

しかも、リーマンショックの時点で団塊の世代は59~61歳だったから、チャンスはあったんだけど…リーマンショックや、震災の影響、さらには政治的な不安定もあって、団塊の世代が65・70になるまでズルズルと再開発ラッシュが伸びたわけ。

そういう意味では、安倍政権はちょうど団塊世代が引退する時期に、カネと暇を持て余す団塊の世代のマネーがあったから、好景気を演出しやすいラッキーな時期に政権を担うことができたと言える。

 

ここまでが全国的な傾向。
ここからは、川崎を含めたタワマンが立ちやすい場所のお話。

なぜ川崎にタワーマンションが立つのか?

結論から言うと、川崎って工場跡地が多くて再開発されやすいから。
川崎でも、再開発が進みやすい場所は土地の所有者が大企業で土地の確保が簡単で、しかも駅から近いいいところに工場跡地が立ってることが多いから。
未だに、日本のシリコンバレーで、駅前を我が物で占拠している大企業、めっちゃあるけどね。

元々が製造業…それも富士通や東芝やキャノンみたいなITが絡みやすい種類の製造業が多いから、団塊の世代が引退してマネーを持て余す人が住んでいたり、川崎とゆかりがあったりすることも多いのよね…。

そういう人が投機目的あるいは、子ども世代にマンションの一部を出しやすい土壌がそろっていたりする。ある程度、相場がわかる土地だから。

 

しかも、東京の隣なのに、多摩川をまたいだだけで、数千万単位で物件が安くなる上に、「東京まで〇〇分」と書きやすいなんとなくアクセスが良さそうな場所に限って工場跡地があって、タワマンを立てたり、再開発をしやすいからだ。

この「なんとなくアクセスが良さそうな場所」というのが重要なポイントで、川崎は交通関連の接続が良くない場所が多い
冒頭で挙げた大師線の港町駅、横須賀線の新川崎駅、そして武蔵小杉駅は…乗り換えが意外に不便。

・港町駅は、本数が少ない大師線でかつ、京急川崎とJR川崎は完全に別物。おまけに徒歩2分ぐらいのところに、川崎競馬場があるため、安いスーパーはあるものの、そこまで行くにはガラの悪い競馬場の隣まで行かないといけない。
・新川崎駅は、湘南新宿ラインの特急が止まらないし、駅自体が特殊な場所にあるから、徒歩7分の鹿島田駅と反対方向に住んでしまうと…最短でも駅まで徒歩5分。
・武蔵小杉駅は…東急・JRが分離しているだけではなく、横須賀線ホームがアホみたいに遠いくて乗り換えるのに数百メートル歩く羽目になるから、実はそこまで便利でもない。

 

ただ…どこも「東京まで電車で20、30分」圏内なのは間違いない。
そういう宣伝で売りやすい半面、住んでみると案外めんどくさい。
面白いこともいっぱいあるけど、そのへんまで含めて、住まないとわからない不確定要素がやたら多い。

 

しかも、「住まないとわからない」要素が大きいからこそ、「タワマンを買う上で注意すべき点」も川崎には多い。

 

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タワマンを買う前に、シムシティのゲームをやった方がいい!?

シムシティという市長になって街づくりをする人気ゲームシリーズがあるんだけど…アレは意外と参考になる。
公害が起こる場所やうるさい場所には住民が住めなかったり、開発が進みすぎると今度は渋滞やインフラ不足でうまく住めなかったり、教育機関(学校)を整備すると住民が増えたり…。

 

都市開発のゲームだから当たり前なんだけど…シムシティで起こってることと、川崎のタワーマンション周辺で起こってることは似てる。
人口とインフラや商業施設のスケール感が噛み合わない時期がある部分が良く似ている。

 

タワーマンションを立てたばかりの頃って、周辺の道路や商業施設だけはそれらしく開発される。しかし、実際には鉄道のダイヤ改正も追いつかなければ、学校の受け入れ体制も追いつかないし、昔からの住民が作ってる街の雰囲気と合わないことも出てくる。

それこそ、「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」ぐらいじっくりと町並みまで見せてくれる良心的な不動産屋さんならそういう弊害は少ないけど…実際には車で物件まで案内されて、広さとレイアウトぐらい見て「さあ決めて」みたいな世界だから…当然ミスマッチは出てくる。

 

武蔵小杉や新川崎の変貌ぶりは「吉祥寺だけが住みたい街ですか」みたいに丁寧に街を見せてくれる人達でもフォローしづらいレベルになってる。
だけど、「なんとなく吉祥寺」という人に「むしろ、吉祥寺よりも向いている街はあるから、ここはどうですか?」って勧めてくるあの作品のアプローチは大好き。

住宅の購入だけでなく、東京を色々歩いてみたい人は一度見てみるといいオススメのマンガなので、ちょっと貼っときます。

話戻すね。

 

武蔵小杉に住んだ人の中でも、最も受難なのは「横須賀線で東京に向かう人」だそうな。

横須賀線武蔵小杉駅の東京に向かう通勤列車はとにかく込んでるし、混雑を回避する方法が「2時間ずらして乗車する」ことぐらいしか方法がない。朝活やフレックスタイム制の職場ならそれでもいいと思うけど、そうじゃない人は一度考えたほうがいい。

というのも、新川崎も十分混んでて「押し寿司のシャリになった気分」という人もいるほど。
そして、武蔵小杉は押し寿司のシャリにすらなれないほど混むから次の列車を待つ人がいっぱいいる混んでる。

湘南新宿ラインの特急が新川崎では止まらず、武蔵小杉では止まるから…湘南新宿ラインも武蔵小杉の方が混む。

 

だから、もし武蔵小杉に住みたい人で横須賀線で東京方面にお勤めの人は一度通勤ラッシュを見て考えたほうがいい。特に人混みで気持ち悪くなる人は、絶対に一度見たほうがいい!

 

一方で、南武線は東京とはつながってないから比較的マシ。
東急線は埼玉の方まで接続しているし、将来的に相鉄と連結するから今後も混雑が予想されるけど…武蔵小杉や元住吉からスタートする始発列車に乗ると…そこまで混まないらしい。

 

しかも、南武線や東急線からは遠い横須賀線ユーザーは住める所も限られてる。

横須賀線側の出口の周りにはスーパーや商業施設も少ないし。
安いスーパーや美味しい飲食店は武蔵小杉よりは向河原の方が近いんだけど…向河原は未だに「明るい家族計画」的な自販機が現役だったり、NECの人が使ってる飲み屋がいっぱいある街。

家族計画を実行中の「子育て家族」がイメージするキラキラの武蔵小杉よりも、向河原に近い。

 

向河原が悪いって言ってんじゃないよ?
「武蔵小杉に憧れて住んでも、結局利用するのはもろに下町の向河原になるけど大丈夫?」
って言ってるだけ。ぼくはサラリーマンが夜飲んでくれるおかげで格安でボリューミーなランチにありつける向河原はかなり好きだよ。

 

…いや、「武蔵小杉側に住んでも、利用するのはキラキラのららぽーとや東急スクエアよりも、昔からあるお手頃価格のダイエーやイトーヨーカ堂になると予想されるけど、わかっとる?」ぐらいのニュアンスも含んでおこう。

…キラキラに憧れてる人には申し訳ないけど、元々は下町の庶民の街だから…キラキラや教育上よろしくないものがけっこうある。

 

教育によろしいものだけで徹底的に毒抜きされた街に住みたいなら、港北ニュータウンのセンター北みたいな街の方がいい。世の中の母親はああいう街に子どもを住まわせたがるけど、下町や変なおじさんに対する抗体を付ける意味で川崎や武蔵小杉ぐらいがちょうどいいと俺は思うけどね。

 

川崎のことばっかり書いているけど、ほかも同じ。
工場の跡地や埋立地みたいな場所にタワマンを立てるケースが多いんだから…不便か、下町臭さが抜けない、通勤が不便に感じるのを覚悟して新しいタワマンを買わないと「イメージと違う」という話になるので、注意してね…って話。

 

むしろ、ぼくは川崎の下町臭いところに救われてるから「川崎にキラキラされたら首都圏で居場所がなくなる><」って心配なんだけどね…。
その時は、キラキラ要素が少なくて再開発されにくい元住吉or武蔵新城に住むか、神戸に帰るかな…。
元住吉と武蔵新城は下町感が強くてブレないから、すごくいいところ。再開発される可能性も少ないから安定していいところ。
神戸も、下町部分は再開発されにくい構造になってるから、男にとっては住みやすい。(下町開発するぐらいなら、山を切り崩して開発するのが通例だし)

 

あとは、「タワマン独特の間取りに注意すべし」って言ってたっけ?
角部屋はともかく、部屋の窓がなくて納戸状態の部屋も1部屋にカウントされる場合があるから、タワマンの中でも安い物件見る時はそこを注意したほうがいいとかなんとか

 

◆関連記事:川崎の話アレコレ

 ムサコマダムのウソとホント
過去の記事に書いたけど…年収1000万円ぐらいの人をターゲットに開発されてるんだって。世帯所得ならともかく年収1000万で小杉かぁ…キラキラに憧れる田舎モノっぽくてやだなぁ~

いい加減、川崎に大きなとらのあなができて欲しい
文化的には川崎はいいところなんだよ?映画・ゲーム・パリピ・音楽や大道芸好きな人…それぞれが楽しめる施設や文化的な土壌がそろってるから、「草の根で盛り上がってるものをもっと楽しみやすく開発してくれないかな…」ってずっと思ってる。

武蔵小杉で漢のラーメンが食べたくなったら「自家製麺 然」へ行け!!
武蔵小杉でも開発されてない南武線出口から、新丸子駅側は学生街でもあるから美味しいラーメン屋・カレー屋がたくさんあるんだよね…。孤独のグルメにでてきた「三ちゃん食堂」も健在。三ちゃん食堂見てもらうと…キラキラの街だけじゃないってことは伝わると思うので、よかったら検索してみてね

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