マンガ「あくヨメ」の新婚生活が初々しくて甘くて、ステキ!!

スポンサーリンク


このマンガは本当に掘り出し物だと思う。

一見、萌え萌えな表紙だけど、中身はむしろ30・40の人が読んでちょうど面白い夫婦生活が描かれた作品。
それも、設定が特殊なせいで、結婚生活と恋愛が同時進行で進む。この設定のおかげで新婚生活のアツアツ感と初々しさが強調されてすごく面白くなっている。

結婚したくて、悪魔を召喚しちゃった旦那と、悪魔ヨメの物語

何を言っているのか分からない人も、この漫画の1ページ目のコマで描かれている説明を見ると、ぼくが言いたいことがわかるはず。

ありそうでなかった発想で「なるほど」と思ってしまった。

この手の発想の時では普通「悪魔を召喚してしまう」という方向よりかは、「ロボットを買う」とかに行く事が多いから、「その手があったか!」とちょっと驚いた。

 

ところが、呼ばれて出てきた悪魔がこれ。

なにこれも何も…ヨメです。

勢いでコレと結婚するわけだが…悪魔の方も人間の世界でこのサイズ感で生活するのが不便だということで…小さくなる。

マンガの8割ぐらいはこの擬態で過ごしているんだけど…擬態と本体のギャップがかわいく見えたり、逆に本人にはコンプレックスだったりするから…作品に複雑さをもたせていて面白い。

ちなみに、悪魔は「魔力を抜いたり・入れたりすることで体を大きくしたり、小さくしたりする」という風船みたいな設定なので…もっと小さくなることもあるよ。

 

ここまで行くと「オタクが好きそうなファンタジー作品か」と思いそうなもんだけど…この作品、割とマジで夫婦生活が描かれてるところが面白い。

 

盛りのダンナと、うまく折り合いをつけたいヨメと、ご近所関係

いくら悪魔と生活できる世の中…と言っても、普通に結婚できる人は悪魔や邪神の類を呼ばないため、異種同士の夫婦が住める物件は限られている。

そこで、狭いアパートに引っ越して夫婦生活を送るんだけど…狭いからちょっとでもうるさくしようもんなら丸聞こえなのよね。

描かれているキャラクターはものすごくファンタジーなのに、話している内容はこの生活感。

ダンナはモテたことがないし、ヨメの方も魔界では親バカの箱入り娘に囲い込まれていて、生娘だったそうで…結婚生活がとても初々しい事になってる。

初々しいからダンナの方は調子に乗って色んなオモチャを買ってくるし、ヨメの方は「がっつくんじゃない!」と、押し問答をしてる。

ファンタジーな設定の中にあるコンプレックスや相手への理解や思いやりがありつつも、やっていることは、普通の新婚生活なので微笑ましく見ていられる。

女性の読者には「男の妄想押し付けじゃないか」見られないように、男の中でも特にこじれてて男が読んでも「そりゃ、ヨメもNoだわ」と思うマンガになってるところもバランス的に素晴らしい。

同時に、ヨメもヨメでダンナががんばってくれた時や、魔界から人間界に来て感じてたコンプレックスやわだかまりをうまく取ってくれた時にはちゃんとYesを出すから

「ヨメぇえええええ」
「いい夫婦だなぁ〜」

なんて思いながら見ていられる。

プロセスはすごくファンタジックだけど、生活感はものすごく等身大で、そのギャップを楽しみながらも、リアリティの部分には色んな学びを説教臭くなく読める作品。

個人的に「お!?」と思ったコマがもう一個あって、それがここ。
これも…このコマだけ見ると「実際のカップルにもありそう」というお話なんだけど…プロセスとして「悪魔の世界には虫歯はなくて、人間の虫歯菌から感染してヨメがデンタルケアに気を使うようになった」というファンタジーなものを盛り込んでる塩梅が面白い。

もし、普通の夫婦生活や、恋愛をマンガにして「男女のまぐわいで病気を移し合うことがあるので、衛生には気をつけて」なんて言ったら、多分作品として面白くないか、女性向け作品特有の恨み節っぽい作品にしかならないだろう。

でも、プロセスがファンタジーでも結論として、「実際にそうだよね」という結論に落とし込んでいるので面白く読めるし、色んなケースを考えさせられる。

 

色んなものを織り交ぜた結果として、恋愛として読んでも、ファンタジーとして読んでも、夫婦エッセイ的なものとして読んでも、バランス良く面白くなるように、作り込まれてる。

これは掘り出し物を引き当てた!!
是非、手にとって見てください。

 

 

 

◆関連記事:恋愛やファンタジーのマンガ

マンガ「絶滅酒場」のシュールさがヤバい!中身と外見のギャップがすごい
「ビジュアルや設定がファンタジーなのに、内容はすごく現実的」なマンガつながり。絶滅種が訪れる酒場の日常を描いた作品です。

マンガ「恋愛3次元デビュー」は…オタクが恋愛・結婚する上ではすごくバイブル!
これは逆に恋愛という現実のことなのに、信じられないほどキテレツなプロセスを経た女性マンガ家のお話。リアルな話が好きな人はこっちの方をおすすめしたい

スポンサーリンク