【社会現象まとめ】ポケモンGOは「世界をアップデート」できたのか?

ポケモンGOについての記事や報道を見て、いいと思えるものが少ないから、自分で納得できるクオリティと知識量でポケモンGOの記事を書く。

目次

  • 【概要】ポケモンGOとは? 
  •  【体験記】リリース二日目で街はポケモントレーナーだらけ
  • 【ゲームとしてのポケモン】ゲームとしては期待しない方がいいかも…。
    • 大前提:あくまでもNianticのゲーム(Ingress)にポケモンが登場するだけ
      • 1.ストーリーがなく、ポケモンを捕まえて戦わすだけのゲームに…。
      • 2.金銭・在住地・余暇などリアルのステータスがゲームに持ち込まれすぎ
      • 3.ゲームを満足行く環境でプレイできる人が限られている。
      • 4. 位置情報や写真機能に対するリテラシーが、プレイヤーに求められる。
  • 【報道・便乗商売について】お祭りを盛り下げるナンセンスな人達
    • 1,ポケモン報道が無責任かつ、ポケモンが原因であるかのような印象操作が酷すぎる。
    • 2,ポケモンGOについての低質なネットメディア・ブログ・便乗商売が多すぎ 
    • 3,コンテンツを知る気もない・見る気もない頭ごなしな意見が多すぎ 
  • おまけ:ポケモン絡みの秀逸な通知・取り組み・書き込み 

3年先まで残るような歴史的な資料を作るつもりで関係資料・注意書きのリンクを大量に載せているため、すごい量の記事になっています。

そのため、知りたいことがあらかじめ決まっている人は目次からリンクをクリックしてそこだけを読むことをおすすめします。

【概要】ポケモンGOとは?

任天堂の岩田聡や株式会社ポケモンの石原恒和らにより構想され、「Ingress」を基とする拡張現実(AR)を扱うナイアンティックと協力することで実現した位置情報ゲームで、現実の世界を舞台にポケットモンスターの特徴である捕獲・育成・交換・バトルを楽しむことができる。

Pokémon GO – Wikipedia

要するに、子どもの頃から慣れ親しんだポケモンの雰囲気を忠実に持ち込んだゲーム。「位置情報」を使い、「ポケモントレーナー」の気分で街を散策し、ポケモンを探してバトルができる。

 『Pokémon GO』は、あなたの住む世界すべてが舞台。 いつもの生活の中で、ポケモンを捕まえたり、バトルしたり、 ポケモントレーナーとしての毎日がはじまります!

『Pokémon GO』公式サイト

説明もシンプルだが、ゲームもシンプル。

そのせいか、「チュートリアルがほぼない」という特徴がある。

なので、やり方がわからない人・やり方を掴む前に飽きてしまう人もいるようだ。

せっかくだから、プレイして欲しいので、解決策をまとめたサイトを紹介する。

このサイトを見れば、ゲームの初期段階で困ったことはだいたい解決できるだろう。

おっさんでもわかる「ポケモンGO攻略ページ」まとめ – とまじぃさんち

登場するポケモンのゲームが初めて発売された時に登場した151匹。

今ではシリーズ累積で700種類以上のポケモンがいるが、ポケモンの初期に登場した151匹が出てくる赤・緑・青・ピカチュウのそれぞれのゲームは特に人気が高い。

ウィキペディアで国内のみでの売上(出荷本数)を調べてみると

ポケットモンスター赤・緑…822万本

ポケットモンスター青…201万本

ポケットモンスターピカチュウ…316万本

ミリオンセラーのゲームソフト一覧 – Wikipedia

特に赤・緑は日本国内だけで言えば、「最も売れたソフト」 でもある。

もし、その「最も売れたソフト」の世界と同じことができる日常がゲームをインストールしただけで手に入るとしたら、それがどれだけすごいことかわかりますよね?

特に、僕らアラサーから見れば、子どもの頃の思い出の1ページだからねぇ〜

 【体験記】リリース二日目で街はポケモントレーナーだらけ

厳密にはリリース1日目の深夜からポケモントレーナーだらけだった。

平日に仕事を終えた社会人がポケモンGOをやろうとした所、サーバーが落ちてしまったほどの大盛況!!

そんなわけで、リリース二日目に僕もインストール。

その足で自分の横浜駅東口で行ってみたが…かなり面白いことになっていた。

横浜駅の東口に行った理由は、横浜そごうからみなとみらいの道筋に、アイテム改修ポイント「ポケストップ」が乱立しているからだ。

あまり田舎だと…アイテムの位置情報が設置されてる所が少なすぎて、ポケモンゲットも一苦労らしいから…ポケモンをやるなら都会に出てきた方がいい。

一方都会だと、こんな感じ。

結果、都会であればあるほど、「ポケモントレーナー」が跋扈することになる!!その空間が、正直ゲームそのものよりも面白い。

実際に横浜駅東口…特にそごう周辺でもオタクもカップルもごちゃまぜになった雑踏ができていて、みんなスマホとにらめっこしながらポケモンをしていた。

僕はよく東口〜日産本社、そしてその先にあるスターバックスが「土日でも空いている穴場なスタバ」なので、土日に作業したい時に東口を歩く。

そこで見かけるのはいつもカップル。

ポケモンGOを話の種にして盛り上がってる部分が少し違うけど…カップル自体はいつもあのへんにいる。

だが、この日はいつもと様子が違った。

何が違うかと言えば……男のオタクがいる。

普段なら男のオタクは横浜そごうやみなとみらい方面には来ない(カップルだらけで場違い感を感じて居心地が悪い)

来るとしてもアニメイトまでだが、そのアニメイトも女性のオタクが多い。

そもそも、男のオタクが横浜で用事があるのはむしろ横浜駅西口のとらのあな付近のごちゃごちゃした場所。

そのため、横浜駅東口はオタクはほとんど見かけず、おしゃれさを維持されていた。

このように、ポケモンGOは普段の風景を変えた。

オシャレな建物で、海側に歩いて行くと海も見える「イチャイチャスポット」で、イチャイチャする相手がいないオタクたちが、スマホ片手にポケモンとイチャイチャしていて…すごい不思議な空間ができあがってた。

横浜駅なんか、全然序の口。

日本中の都市部の風景が変わってしまっている。

だから、東京中の公園を回って写真を取って記事に上げるブロガーも現れた。

ポケモンGOのある風景①〜新宿中央公園、世田谷公園、駒沢公園、代々木公園、池袋西口公園 – ぐるりみち。

特に東京では、レアポケモンが出る地域が近場近場にあるため、やりこんでるオタクたちが東京中の公園や観光地をはしごする人の存在も報告されている。

特に面白そうなのは、ラプラスが出るという江ノ島。

オタクは江ノ島には用事がないからほぼ行かないが、この夏だけは変わりそうだ!!

変えたのは街の風景だけじゃない。

なんと、時間やライフスタイルまで変えてしまった!!

リリース2日目には、深夜2時スマホ片手にポケモントレーナーが埋め尽くしたというツイートが出回るほど、盛り上がっている。

ポケモンをプレイする層が

・デートスポットでの話の種、デートする口実としてお散歩アプリとして活用していくカップル。

・男友達でワイワイガヤガヤ盛り上がりたいリア充。

・ポケモンマスターになりたいオタク。

が、同じ場所に入れ替わり立ちかわり…特に普段行かないオシャレスポットや長距離移動を敢行するから、街は昼も夜もお祭り状態。

「こんなに幅広い層に支持され、【色んな人】を同時多発的に集められるコンテンツは初めて見た!!」

と、とにかく驚いている。

「住み分けされた集団」がゲームのせいでごちゃごちゃになり、一体感を帯びているのを自分の目にもSNSにも飛び込んできた。

見たことも感じたこともない不思議で楽しい時間だった!!

【ゲームとしてのポケモン】ゲームとしては期待しない方がいいかも…。

ただ…早くも「飽きた」という声も多い。

実際、僕も「ポケモントレーナーが行き交う街」は面白いと思うが、ポケモンGO自体はゲームとして評価してない。

大前提:あくまでもNianticのゲーム(Ingress)にポケモンが登場するだけ

まず、ゲームを開発したのは任天堂でもポケモンでもない。

任天堂・ポケモンはライセンス提供で、ゲーム開発はNianticという位置情報サービスを使ったゲーム「Ingress」を作った会社。

そのため、任天堂のゲームが持ってるストーリー性・ゲームバランス・作業要素を楽しめる工夫が弱い!!

だから、ポケモンだと思ってプレイするとがっかりする。

そして、あらゆる意味で敷居が高いから「ゲームとして」は認めたくない。

その理由は次の4つである。

1.ストーリーがなく、ポケモンを捕まえて戦わすだけのゲームに…。

ポケモン自体が持つストーリー性が好きだった人間にはロケット団もマグマ団もアクア団も出てこないポケモンはすごく味気ない。

特にポケモンのアニメやマンガまできっちり見てる人ならば、「ポケモンは戦う道具ではなくパートナー」と強調されてる。

実際、本家ポケモンのゲーム自体も、ルビー・サファイアまで行くと、美しさ・カッコよさを「ポケモンコンテスト」を開催したり、コンテスト用のステータスを上げるために樹の実を食べさせたり、栽培したりする楽しみを追求してた。

それだけに、捕まえるために歩き回るだけのゲームだと…

任天堂のポケモンにあったユーモアや繊細さが失われてしまうので、わびしい。

2.金銭・在住地・余暇などリアルのステータスがゲームに持ち込まれすぎ

カップルの話の種にポケモンをする種類の人は「ポケモンゲットしてなでて、かわいいね」でいい。

ただ、やり込みたい人・ゲームをするからには勝ちたい人には金・友達など「ゲーム以外の力」が強く働き過ぎる

「課金したヤツの方が有利」なソシャゲーもそういう意味では苦手。

でも、Ingress・ポケモンGOの場合は「課金をする・しない」「課金しなくても勝てる可能性があるか」とかそんな生易しいレベルじゃない。

・都心に住んでいるか

・何十キロも歩きまわる体力/またはそのための移動手段を持ってるか

・ほぼ毎日同じ時間に同じ場所に来られるか

が問われるため…大多数の人は「やり込む」ことはできない。

実際、Ingressでは同じ場所にあるポイントを守るために、勤務中にゲームをして謹慎処分になった人もいる。

自分の市役所を死守していたリアルガーディアン懲戒処分か | Ingress(イングレス)速報

多分、ポケモンでも「リアルジムリーダー」として、勤務中に勤務地周辺のジムを死守するサラリーマン、公務員が出てくるだろう。

ここまでしないと勝てないゲームはゲームといえる?

ちなみに、お金をかけすぎた人はポケモンGOにもいて、こんなつぶやきもある。

…コレをありにしちゃうと、ゲームは成金趣味だよねぇ〜。

3.ゲームを満足行く環境でプレイできる人が限られている。

ここからは「ゲームデザイン」というよりも、「ゲーム環境」の話

困ったことに「ポケモンGOをやりたくてもできない層」がたくさんいる。

まず、未対応端末がたくさんある。

そもそもゲームに対応していない端末が多いため、ダウンロードしたくてもできない人がたくさんいる。

次に、ゲームがダウンロードできてもゲームを楽しむために必要な昨日が搭載されてない端末がいっぱいある。

僕の端末も「ARモード」が使えないので、ゲームを満足に楽しみきれない種類。

詳しくはこちらを参照:ポケモンGO の対応機種・非対応機種のまとめ、必要スペック、ダウンロード方法 | ナツメディア

しかも、連日の大盛況で回線が混み合っているため、サラリーマンが仕事を終える時間にポケモンGOを開くとフリーズする。(時間が解決する問題だが、ただでさえ処理が遅い端末・ひどい通信環境だとなおさらよくないかも…)

トドメは電池がすごい勢いで消耗すること。

そのため、お散歩して外で使うアプリなのに、やり込みたい人や遠出して使い続けたい人にはバッテリーが必須になる。

例えば、こういうやつね。

4. 位置情報や写真機能に対するリテラシーが、プレイヤーに求められる。

これは位置情報を使うアプリ全般に言えることだが…

・「個人を特定できるような情報」及びそのスクリーンショットを保存しない

・不用意にSNSと連動させない

などのリテラシーを押さえていないと、大変なことになる危険がある。

SNSなら大人が使うものだから自己責任でいい。

だが、「ポケモンのゲーム」は子どもがやりたがったり、こっそりやった時に大騒動に発展する危険が大きい。

(建前上)13歳以下はやっちゃいけないが、子どもがポケモンのゲームをすることに無頓着な親御さんの中には気付かない人・使い方をきちっと教えない人も多く出てくる。

そこで、もし子どもがいてスマホを持っている人はこの記事をきちっと読んで欲しい。

一通りの注意事項を書いてるから「監督責任」を果たす上で参考になるはずだ。

ポケモンGOを子どもがやりたいと言い出したら親が知っておくべき10の事

また、ゲームとしては異例なことに消費者庁・総務省から注意喚起がでている。

こちらの注意喚起もゲームをしっかり理解した上で作られていて、完成度が高い。

Pokémon GO に関する注意喚起|消費者庁

以上の理由からゲームとしてはエンタメ的技術的に問題が多いため、ゲームそのものは評価もおすすめもできない。

ただし、ゲームそのものの面白さでポケモンGOブームの価値を決め手はいけない

なぜなら、あのゲームはゲームを通じて起きる珍体験・珍現象・独特の空気(お祭り感)を楽しむものだから!

たとえ未熟で未完成な部分があっても、お祭りも事件も起きるほどに「今までにないゲーム」であることは揺るがないのだから!!

例えばさ…ポケモンGOがこんな青春の1ページを作ってるところとか、見ちゃったらそれは素敵なことじゃん!!

こんな青春を送りたい人生だったよ?

僕の時はまだ、ゲームボーイだったし、ポケモンやってるのは男の子が中心だったからゲームで女の子と盛り上がれる機会自体がなかったけど。

ただね…報道を見てると盛り上がってる人の面白さがいまいち伝わってない。

ポケモンGOをしていない人からは聞こえるのは悪口と冷やかしばかり…。

【報道・便乗商売について】お祭りを盛り下げるナンセンスな人達

共通しているのは、「自分達の利益のために、ポケモンやポケモントレーナーを無視した批判・批評をしてる人達」ということ。

ニュースを見ず、情報も仕入れず、ポケモンGOをしている人には関係ない連中だけど…こういう奴が目に入ると「世の中って、バカと老害と拝金主義者によって進化を妨げられているからそういう人達にこそとことん厳しく当たらないとダメだ」と改めて、色んな物に軽蔑した。

1,ポケモン報道が無責任かつ、ポケモンが原因であるかのような印象操作が酷すぎる。

いろんな形でポケモン絡みの事件が起こり、少しでもポケモンGOが絡んでいれば、ポケモンのせいであろうがなかろうが「ポケモン」というワードをタイトルに入れて報じられている。

ポケモン絡みの事件(国内)

ポケモン中の女性を暴行容疑 男を現行犯逮捕:朝日新聞デジタル

車3台玉突き 最初に追突の男性「ポケモンGOに夢中」 | NHKニュース

(上の交通事故とは別件で)ポケモンとは直接関係ないが、「ポケモンのせいにしておけばいいや」という人まで現れる始末。

“ポケモンGOで事故”はうそ – NHK 首都圏 NEWS WEB

ポケモン絡みの事件(海外)

「ピカチュウ」探し地雷原へ=ポケモンGO、トラブル相次ぐ:時事ドットコム

「ポケモンGO」、ゲーム中に銃撃戦=強盗事件で2人負傷―米ラスベガス | ニコニコニュース

なんだかなぁ…。

悪いのはポケモンじゃなくて銃と地雷のはずだが…。

トラブルばかり報じられた結果、公共性の高い施設からは除外するよう申し立てる声も多い。(ポケモンGO自体が害を及ぼすわけでも、施設や人の敷地に侵入していく必要があるわけでもなく、マナーの悪い人がいるだけなのに…)

ポケモンGO 裁判所を除外するよう申し入れ | NHKニュース

「鉄道施設内でポケモン出現しないよう設定を」 鉄道事業者23社および日本地下鉄協会が「ポケモンGO」に要請書提出 – ねとらぼ

「事故が起こってからじゃ遅い」「施設の方針と違う」などの主張は尊重したい。

それらはただちに「ポケモンGOをやるのにふさわしくない場所」へ通報し、ポケストップやジムなどの位置情報から除外してゲームと関係ないようにしてもらいたい。

ポケストップやジムについて報告する – Pokémon GO

ただ、神経質にならざるを得ない空気はメディアが作った部分が大きいのが辛い。

煽るような報道はニュースだけにとどまらない。

芸能人も加担したり、発言から過激な見出しを書かれたりする人も…。

ポケモンGOに批判的な意見を示した著名人

明石家さんまがポケモンGOは「絶対にしない」と敵対視する理由 – ライブドアニュース

ただし、これは「娯楽産業同士ライバル関係だから」という意味で言ってる。

でも、さんまさんも昔は「さんまの名探偵 」というゲームになってたよね〜

一方で、完全に頭ごなしなものはこっち。

やくみつる氏、ポケモンGO利用者を「心の底から侮蔑します」 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)

ポリゴンショックの頃から何も変わってないのですね。

(知らない世代はこれを参照:ポケモンショック – Wikipedia

ポリゴンショックから20年近い歳月が経過してるが、あいも変わらず「アニメが悪い」「コンテンツにうつつを抜かすオタクはバカ」「子どもに悪影響」とバッシング!!

それも、20年前ならともかくだ。

これがポケモンが国民的に定着した2016年の報道姿勢か?

ましてや、テレビのコメンテーターが「ポケモンGOの是非を問う」とか言う?

自分が(都知事)選挙に出て、是非を問うて、あまりにも嫌われすぎて連日総スカンを喰らえばいいのに…。

いい機会だから言っておく。

ポケモンは悪くないぞ?

ただ、ユーザー・ファンが多いから事故がそれだけ多いだけだぞ?

20年前のポリゴンショックの原因となった映像も

ポケモンGOで事故を起こして問題になることも

ポケモンというケタ違いのユーザーが参加したから問題が浮き彫りになってるだけ。

他のものにも言える問題だし、以前からあった問題を頭の硬いおじさま・情報に疎いマスコミがよく知らんだけ!!

それなのに、ポケモンが、アニメが、オタクが悪いように言われちゃうことが僕には我慢ならない。

悪いのは、マナーを守らないバカじゃん?

必要なのはそのバカに罰を与えることじゃん?

 

でも、報道には塩梅がなく、白か黒かを決めつけるだけ。

2,ポケモンGOについての低質なネットメディア・ブログ・便乗商売が多すぎ

アメリカでリリースされてから日本でリリースされるまでの間も「ポケモンは明日だ」「何日までに出る」と、飛ばし記事を書くネットメディアがたくさんあった。

その時点でうんざりだったが、ブロガーの間ではリリース後にその軽薄さで記事を書く人が増えた。

いい加減にして欲しいと思うのは…リリース二日ごときでゲームについてのチュートリアルみたいな内容の記事をブログに書く人が多すぎ。

しかも、それ以前にゲームの記事なんか書いたこともないミーちゃんハーちゃんがポケモンGOの低質な情報をネットに垂れ流すことが多すぎ。

中でも一番頭に来たのは、リリース二日でこういう電子書籍まで出てたこと。

 
「ふざけるな」って気持ちしか湧かない。

あまりにも便乗するブロガー・報道でもうお腹いっぱい。報道を見ること自体に食あたりを起こしそうだ。

情報を提供する側の書き手が、正しい情報を出すための検証時間・準備時間も、それ以前に訓練してきたものもなく、質の低い記事でお客を釣り上げようとする態度がむき出しで… ホント嫌になる。

3,コンテンツを知る気もない・見る気もない頭ごなしな意見が多すぎ

典型的なのはさっきの本みたいにリリース数日で、どれだけのユーザーが続けるかもわからない段階、ゲームとしてのクオリティが未知数(そもそも、測る能力もない人が記事を作る)の時点で「ポケモンGOが社会を変える」「任天堂の業績・株価が」みたいなことを軽々しく書く人間が多すぎて、本当に嫌になる。

当の任天堂が株価の急上昇に自ら待ったをかける発言をするぐらい冷静なのに、周囲が株価が上がった途端に「素晴らしいに違いない」という前提でしゃべりすぎる。

奴らに言いたいことはこれしかないよ!!

f:id:TM2501:20160725205641j:plain
 資本主義者だけならまだいい。

もっと頭がオカシイ動物愛護団体は、ポケモンを批判する意味も込めて、こんなコンテンツを発表してる。

f:id:TM2501:20160725205850j:plain

動物愛護団体PETAが、ポケモンGOに抗議。オリジナルゲーム「ポケモン青あざ・黒あざ」を公開|ギズモード・ジャパン

え?ミュウツーの逆襲をちゃんと見た大人なら絶対にこんなこといいませんよ?

今年のも含めて、ポケモン映画の全19作品見たが、20年間ブレてないよ?

「不敬」という言葉しかない。ちゃんとアニメを見てたらポケモンほど動物愛護団体が推薦すべき作品もないと思うだけに、見当違いにあてこすらないで欲しい!!

スポンサーリンク 


 

ポケモンのセンスのいいところを踏襲してこういうものを作ってる人を見ると、ポケモンにも、クリエイターにもリスペクトできるからどんどん増えて欲しい。

ポケモントレーナーのための案内板ができちゃったことが、ゲームが現実になった瞬間に思えて感動した!!

伊勢神宮の広報室広報課では「神宮の中では生き物を捕まえることはできませんし、人の入れない場所もあります。森の中にいるポケモンは捕まえずに、できればそっとしておいてあげてほしい」と、コメントしています。

『ポケモンGO』に対する伊勢神宮のコメントが優しくて何かほっこりする – TogetterまとめのNHKニュースの抜き出しより

「鳥居の向こうは神域」が神道の文化ですからねぇ〜。

神社系は早い段階でポケモンNGを表明している所多くて、お寺は歓迎している所が多い印象があるが、これは思想レベルでの違いなのだろうか?

ポケモンGOを巡り、鳥取県の平井知事は25日の記者会見で、観光客の誘致につなげるため鳥取砂丘を「ゲーム解放区」とすることを宣言しました。

夏休みは鳥取砂丘でポケモンGO 「ゲーム解放区」宣言 | NHKニュース

すげー!!ダンジョンが現実に!!

関連報道:鳥取砂丘は「ポケモンGO」が捗る! 鳥取県、異例の「スナホ・ゲーム解放区宣言」の理由を聞いてみた – ねとらぼ

ちなみに知事の様子はこんな感じ。

「新時代の到来」を感じられるいい一枚だ!!

目に浮かぶぐらいわかる!!

ついでに言うと、そういうかわいさ大好き!!

ポケモンが大人になったトレーナーたちを、子どもの頃の健康体にしてくれる!?

ポケモントレーナーの永遠のテーマに、終止符が打たれた!!

たまごっち振ってた世代だからすごく気持ちがわかる!!

こういうセンスのいい話、面白い話が増えて、世界が面白くアップデートされていただきたいものだ。

できれば、規制やオタクバッシングという形で、幸せなポケモントレーナーへの無粋な行為よりも、いい社会現象をいっぱい紹介していきたいよ!!

本家ポケモンももっと盛り上がれ!!

・関連記事

「ガッチャマンクラウズインサイト5話」が小泉郵政解散以降の選挙情勢を20分に圧縮してた! 

タイトルの「世界をアップデート」はガッチャマンクラウズが元ネタ。

【ポケモンGO】ポケモントレーナー必需品マニュアル(ガジェット編) 

ポケモンをやるのに、ベストな環境を整えるために必要な必需品をまとめた。

タイトルとURLをコピーしました