今一度、ワタミ及び渡邉美樹さんのブラック企業ぶりを振り返ってみようか…

 

振り返るまでもないとは思うが、渡邉氏がこんなこと言ってるので、振り返る。

「ブラック企業の風評影響」 ワタミ株主総会、初の赤字で渡辺氏陳謝  「ブラック企業の風評影響」 ワタミ株主総会、初の赤字で渡辺氏陳謝 - MSN産経ニュース

この「風評被害」 という表現は渡辺氏が選挙に出た時から強調して使っている。

しかし、ブラック企業と呼ばれるだけの過重労働・それが原因で生じた労災・さらには例え話では済まないほどの渡邉氏本人の発言があることから風評は実態を伴っていて、風評とは呼びがたい。

ブラック企業とは単に「過重労働を強いる職場」ではない。

致命的な労災・パワハラ・給与や労働に関する不正が存在する企業をブラック企業という。そして、ワタミにはそれが当てはまるだけの事件や発言が多く蓄積されている。

特に、創業者や経営層・採用担当などから出る暴言/非常識な対応の数々は雄弁にワタミという会社の体質を語っている。今回はその暴言の数々を見てみましょう。

社員は家族。でも親は、虐待親かも…。

従業員向けの説明会で「ワタミの従業員は家族であり『労使一体』であるため、労働組合が存在する必要はない」と述べたという情報が本当に出てきている。

これを企業担当者が言ったか、渡邉氏が言ったかまでは残ってない。

ただ、ワタミがブラック企業と呼ばれるようになった経緯を語る上で、とても重要なエピソードだ。

とにかく、ワタミは創業者の渡邉美樹氏を中心に社員達が部下や外部に対して過激な発言をする。

発言が例え話だったとしても、ワタミの場合は本当に「標語や説明会で述べたようなことを本当にやっている恐ろしい会社だ」と感じさせる事件とセットになっていることが他のブラック企業から頭一つ抜けて危険視される理由になっている。

たとえ犯罪にならなくても羞恥心や背徳感などからためらわれるような行為を平然と渡邉氏が自ら率先して行ってしまう。その事が企業の体質として大衆に刷り込まれて行く。

例えば、自らが理事長を務める学校では、気に食わない教師の髪型を自ら「断髪式だ」と言って切ったことでパワハラとして訴えられたことがある。

法律を犯さなければ、縦関係で相手が文句が言えないなら何でもやりたい放題…歪んだ認識と性格を持った創業者の行動はそれ自体が会社の体質と化しているから恐ろしい。

しかも、外部に対して訴えかける労働組合の存在を拒み、内部告発者を懲罰解雇にした…ということから外に訴えかけたり、自浄作用を促す機能が会社の中にまるでないことも明らか。

ワタミは「従業員は家族」と言った。そうだ、子どもの弱い立場を利用して平気で蹴り飛ばす虐待お母さんとなんも変わらない。

他に頼るところの無い子どもには何をしてもいいと考える虐待お母さん。

労組や内部告発のすべを奪って断髪でも無賃労働でもやらかすワタミ。

僕には両者の違いがわからない。

致命的なほど感覚が麻痺した結果、過労自殺させた女性社員には、この答弁だよ…

幼児や動物の虐待事件は周囲の人が彼らについたアザや、過剰に怯えている姿…あるいは周囲の人が保護者の態度が異常であることに気づいて事件が解決されると聞く。

外部との関係をシャットアウトしている事、被害者は被害者で報復を恐れたり、ストックホルム症候群に近い状態になっていること、新卒など手続きの仕方や職場という場所の相場を知らない人などをうまく囲い込んで幼児虐待・動物虐待に近い状態を生み出してる。

風評被害?白々しい限りだ。強気にこんなことをテレビで喋ってただろうが!

ワタミ社長「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」
村上龍「?」
ワタミ「途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃ無くなります」
村上「いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?」
ワタミ「いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです」
村上「?」
ワタミ「止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる」
村上「一週間」
ワタミ「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」
村上「…んん??」
ワタミ「無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったのだから。『無理』という言葉は嘘だった」
村上「いや、一週間やったんじゃなくやらせたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても」
ワタミ「しかし現実としてやったのですから無理じゃなかった。その後はもう『無理』なんて言葉は言わせません」
村上「それこそ僕には無理だなあ」

(テレビ東京の番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』より)
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20060522.html

冗談や例え話では済まないほどの労災起こしてるじゃないか!

おせっかいおばちゃんはネットでやる時代

今回、僕が改めてワタミという企業の体質に触れたことはワタミ側に「風評被害」だの「言いがかり」だのと言わせないためだ。

確かにネットは警察じゃない。悪いやつを見つけても捕まえることはできない。

ネットは裁判所でもない。悪いやつを特定することができても罪には問えない。

でも、何年も痛ましい事件を語り継ぎ、知らない世代にも調べる資料と機会を与え続ける。

ウケること、リアルタイムで起こってることばかりを中心に追いかけるテレビにはできないがネットにはできる。

そういうことをやる人、その力に気づいて意識する人が増えていくと危険な企業を避けるすべ、もしも自分が被害に遭っても戦うすべを得られるのではないだろうか?

参考資料

【労災認定】和民のブラック企業伝説  【労災認定】和民のブラック企業伝説 - NAVER まとめ

渡邉美樹 – Wikipedia 渡邉美樹 - Wikipedia

ワタミ – Wikipedia ワタミ - Wikipedia

しかも、wikiやNAVERの記事の出典がいちいち丁寧に出てるよなぁ…。出典不明なゴシップではなく本当に法的な揉め事を含んでいるところがまたね…

この人、ムダに著書が多いけど、いつ書いてるのかな?

社員には休み返上で働かせて、しかも休みの日でもお客のことを考えろとか言っておいてまさか自分の本は私腹を肥やしたり権力拡大に夢中…なんてことはないよね?

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tm2501 登録者

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コメント

    我無回

    (2014年7月31日 - 5:53 PM)

    tmさんのブログを見るのはずいぶん久しぶりになりますね。
    しかし、ブログの名前を「とある若造~」から変えたのですか? まあ、前の名前の方が、ノリが「インデックス」ぼくって、良かった気がしますが。
    それはそれとして、このワタミ(ブラック企業)に関してですが、以前他の人のブログで、「日本人は修業と事業の区別、仕事と芸事の区別が付いていないのではないか?」 という趣旨のコメントを投稿したことがあります。
    興味があれば検索してみてください。
    ワタミの渡辺さんに関して言うと、この人は完全に自分の事業に「修業(ていうか苦行)」の論理を持ち込んでいるのが分かると思います。
    で、上で書いたコメントでも述べたのですが、英語では「仕事」には、一般的な「JOBやWORK」とは別に「CALLING」と言う表現があり、JOBやWORKは普通にお金を稼ぐことを目的にしているのに対して、CALLINGは自分の全存在と引き換えにしてもなすべき、「天命」というニュアンスがあります。
    具体的な例をあげると、専門性の高い弁護士や医師やあるいは、メジャーリーガーや日本の古典芸能の歌舞伎役者や能楽師は「CALLING」になると思います。
    そして、こういう世界で「玄人」と認められるためには、それ相応の「修業」を積まなければならないし、それこそ「24時間戦えますか」という世界を生きる覚悟が、求められるわけですが。
    こういう視点から見ると、渡辺さんはただのバイト(つまりJOBやWORK)をしている従業員に「CALLING」をすることを求めていることが分かるでしょう。
    そして、欧米では普通に組織の歯車としてJOBやWORKをするだけの人と、CALLINGをする人は完全に分けられているようです。
    そして、CALLINGをする人たちは総じて、社会的な評価(と地位)が高く、収入も高い傾向にあるわけですが。
    日本では、そういう区別がなされておらず、ただの歯車の従業員に「経営者目線を持て」とか
    いう「無茶ぶり」がなされる現状があります。
    結局、ブラック企業問題を解決するためには、単純にワタミのような企業を糾弾するのではなく、その背景にある、日本人のメンタリティにも踏み込む必要があると思うのですが。

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