「マイルドヤンキー」の生みの親である原田曜平さんがオタクの本を出したということで、岡田斗司夫ゼミに対談しに来てた。
その中の原田さんの話がそこそこ面白かったので軽く触れておく。
原田さんよろしく「『最近、秋葉原に行っても昔みたいな、電車オタクみたいなオタク減ったよね』という疑問が周囲から出るようになったのでかいた」とのことだそうだ。
内容の半分は「いや、これコミケの待機列を2・3年定点観測してたら、コミケに来るいかにもなオタクの割合が減ってることぐらい気づくだろ!こんなの本にして儲かるとか、博報堂なんて会社にいれば商売楽ですね。」と思うようなものです。
定点観測がめんどくさかったら昔のコミケ知ってる人に聞いたら「まぁ、そうっすよね」と誰もが口をそろえていいそうな話ですよ。
ただ、彼の分析のもう半分…つまり、ガチオタではなくエセオタについての分析はとてもためになった。(ZIPという朝の番組では「エセオタ」ではなく、「リア充オタク」と呼ぶらしいですが、指してるものは同じです)
岡田斗司夫「オタクってかぶりものみたいですね♪」
どうせかぶりものなら↓のようであって欲しいものだ。
原田曜平さんによれば、リア充がエセオタをやるのは「1作品でも詳しい作品があれば成立するオタクは、一夜漬けで獲得できるキャラクターで、個性の中にギャップを入れる効果がある」そうな…。
そして、エセオタクは筋トレをしてマッチョを確立したり、スポーツしてうまくなるよりもずっと早く、そして安直に名乗れるキャラクターだからリア充にウケが良いとか。
あーアメトークに「エヴァ芸人」とか「ガンダム芸人」とか「ワンピース芸人」とか出てくるやつをリア充が劣化させて取り入れてるのか!!
「オタクなのに格好がきれい」だと男女問わず、異性から声がかかりやすくなるように、「アウトドアでオラオラな人が実は、アニメの話もできる(けど、オタクと違ってその話しかできないわけではない)」というバランスを取れて、セルフ・プロデュースとしてオタクというというね…。
実際、モテ本の中でも「すべてはモテるためである」では「オタクがモテないのではなく、オタクであることを言い訳にしてちゃんとしない奴がモテない」という趣旨の話がある。
それどころか、オタクをやることで自分の好きなものの形成・精神的なベース作りを作れることからモテるためにオタクを通るのは「モテサイドから見ると」邪道ではないらしい。
この話を聞いて、腹が立つオタクもいると思う。
「モテない男・日陰者がほそぼそやってる文化が世の中に目にもの見せてやりたい」とオタクであることを誇りに思う・したいという時期も僕にもあった。
ただ、どうせオタクになりそうもない人でも「一時的とはいえオタク文化にお金を落としてくれるなら、そいつから搾り取ればいいかな」「好きなものを好きなだけ楽しむために彼らに若干の負担をしてもらおう」と最近は考え方を変えるようにしてる。
好きなアニメがパチンコになることも、オタクを気取りたいエセオタクになるべくアニメを見ることも悪いことじゃないんじゃないかな?
という気がしてきた。だから、オタクじゃない人がライトにオタクをするために何を見るのが手っ取り早いかも書いておく。
オタクキャラを獲得したいエセオタのためのアニメ講座
さっき、アメトークの話をしたから「オタク気取りしたい人は何を見ればいいか」について少し書いとく。
結論から言うと、エヴァはオタクキャラ気取る上ですごく便利!きぐるみのような手軽さで早い人で1晩、遅い人でも一週間あればオタクキャラが簡単に身につくからとっても便利。
テレビ版でも2クール(26話)しかないからガンダムよりもワンピースよりも遥かに一夜漬けでオタクになれるし、映画とか年間行事のごとく出されるグッズのたびにエヴァオタはキャラクターとして成立するからオタク気取りたい人はとりあえずエヴァ見とけばいいと思うよ。
ちなみに、ガンダムとワンピースは早いやつで中学生ぐらいには一品豪華主義なオタクが存在する上に、ワンピースは大真面目に好きなマイルドヤンキーがいるからあんまりオススメしません。付け焼き刃がバレやすいので、オススメしません。
ワンピースのオタクはにわかでも許してくれますが、ガンダムのオタクは…察して。
ラブライブやアイマスは…(2011年版の監督が自分の好きなスタッフさんなので、)アイマス見て欲しいよ。
ラブライブの方がキャッチーなイメージがあると思ってる人がいるし、デザインだけ見るとラブライブの方がデザイン的にキャッチーだと思う。
でも、「ラブライバー」と呼ばれるラブライブのガチオタの凶暴さを知られる時限爆弾だから、「あの人達とは違うわよ、おほほ」といなせる自信がある人だけどうぞ。
…キャラは立つと思うけどね。
京アニは今更感あるし、禁書シリーズも、四コマ日常アニメのファンもキャラ付としては弱いから、この辺はにわかは「一夜漬けのキャラ付け」としてはおすすめできない。
…あ、化物語とまどマギはいいな!
まどマギはスロットにもなってるから田舎のリア充でも知ってる人いるからいいかも。
まだまだアニメのことが話題になりやすい化物語もなかなかおすすめ。
…ただ、この2つは1つ見てても2つ見ててもガチオタと会話するとメッキがはがれる・ニワカ扱いされるから、「シャフト作品のオタク」というスタンスで以下の5作品見ておくのがおすすめ。
・まどマギ
・化物語
・絶望先生
・ひだまりスケッチ
・ぱにぽにだっしゅ!
の5作品から3つ…とりわけ、ぱにぽにだっしゅ!を抑えておけば、シャフト好きなオタクから舐められることは減ります。下手したら、仲間扱いしてもらえるからオタクの友達もできるかもしれません。
ちなみに、全部見てもガンダム1.5作分、ONEPIECEでもチョッパーが出てくるぐらいまでをアニメで見てる程度の長さだからシャフトオタは「少しだけがんばったエセオタク」として個人的におすすめ。
ちなみに、シャフト見る前にエヴァを見ておく作中のエヴァネタがわかって楽しいから
パチンコ・スロットの影響でエヴァ・まどマギを知った人は、そこからもう一歩踏み込んで化物語とぱにぽにだっしゅ!を見ておくとオタクから悪く言われない「SNSでオタクっぽいこと書いてても(腹が立つほどの)付け焼き刃だと思われないオタク」ができあがるでしょう。
…萌えアニメを抑えておきたい系…それもシャフトみたいな男くさいのじゃなくて、女の子が抑えると評価高そうなものだと…。
・のんのんびより
・ご注文はうさぎですか?
・がっこうぐらし!
・(ちょっと長くなってもいい人は)ラブライブorアイマス
辺りをサラッと抑えて「○○、かわいい」と言いまくって「そう思ってる・言ってる私かわいいアピール」すればいいんじゃないかな?
ちなみに、女の子は特にひねりを加えず、ガンダムやワンピース…オタクのものだというイメージが世間「一般」的にはあまりないプリキュア辺りのどれかを普通に抑えてもいいと思う。
男のにわかは叩かれるけど、女の子のキャラ付けは「キャラ付けでも歩み寄ってくれたことを評価したい」と態度が軟化するオタクが多いから…。
ちなみに、手っ取り早くエヴァを抑えたい人は今、ちょうど有料会員になるとエヴァが全話見放題です。(ぱにぽにだっしゅ!は有料会員が見放題であることが多いようだ)
ついでに言えば、バンダイチャンネルに登録して、スマホでアニメをさっと取り出すのはファッションのようにオタクをやるキャラクターアイテムとしてとてもわかり易いので、おすすめです。
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Zガンダムは男女ともにおすすめ。男はオタクに絡まれるかもしれんが、女の子はZガンダムはモテツールでかつ、女友達も増やせるからいいと思うよ!
アニメの舞台を訪問する「聖地巡礼」なんかはいろんな写真を貼るようなことはオタとリア充をうまく行き来してそうで、ウケが良さそうw
いっぱい動画見る人でかつ、今使ってるケータイがドコモの人は格安SIM に簡単に移行できるから、おすすめだよ!