News Picks・はてなブックマーク・togetterなど、人の記事を見てコメントするサービスには必ずに、本当にそういう書き込みを見かける。
「つまらないブログばかり、ホットエントリーに上がってきてつまらない。」
「運営者が悪いから、News Picksやめます。」
「クソ記事あげてんじゃねーよ!NG機能を用意しろ。」
もっと酷いと、主語を大きくしてこんなことを言い出す奴までいる。
「インターネットはつまらなくなった。」
…あ〜うんうん、そうかそうか、キモチイイこと言ってくれるじゃねーか…。
消費者風情が甘えてんじゃねーぞ!!
口を開いて待ってたら餌が来ると思ってるようなヤツが、各種SNSにクソみたいなコメント書き込んでる事のほうが「ネットはつまらなくなった」だよ。
何が「はてなブロガーの互助会問題」だよ?
何が「プロブロガーばかりとりあげられてつまらない」だぁ?
自分が欲しいニュースが取れてないなら取れるように、自分でウォッチリストを構築しろよ!!
ネットはコメント打つ参加者だってことを自覚しろよ!
楽しいサイトには楽しいユーザーがいてこそ成り立つんだよ!!
理想の観測網の作る7つの提案(序文)
僕も悪口だけ言ってる人とは同類になりたくないので「ネットウォッチ」を快適にする方法を7つほど提案したい。
いや、奴らはどうでもいいわ。
本当に教えてあげたいのは大学生ブロガーなどの若い子。
Gunosy・スマートニュース・News Picksがない頃のネット民はどんなふうにニュースを観測するかを知ることで、ブログのネタ探しに活用にして欲しい。
※「独自にシステムを組む」「自分用のポータルサイトを作る」というエンジニアしかできないことをやる人もいるけど…今回は僕が文系なので、「文系にも手間暇さえかければできること」だけをまとめるよ。
- 理想の観測網の作る7つの提案(序文)
- 一、はてなブックマークの「関連サイト」を使う
- 二、個人ニュースまとめサイトを使う
- 三、Feedlyや、はてなブログの購読ボタンを活かして「読んでるメディアの更新情報だけを観測する」
- 四、Twitterのリスト作成/他人の作ったリストをフォローする
- 五、観測したい人だけをFacebookでともだち申請
- 六、(ニコ動/はてな限定)ほぼ自分しか使わないタグを作ってしまう
- 七、ウォッチャーやオタクの友達を作り情報供給し続けてもらう
一、はてなブックマークの「関連サイト」を使う
手軽度 ☆☆☆☆
ぴったり感 ☆☆
観測範囲 ☆☆☆
「はてなブックマークに不満だけど、はてブを使い続けたい」という人のためにおすすめしたいのが、「はてブ本家のデータを使って、表示の仕方だけを大きく変えたサイト」を使うことだ。
シンプルに必要なニュースだけを抑えたいならコレ。
はてなブックマークのデザインは2013年に今のような「たくさんのニュースが表示される形式」に変わってしまった。
その時に、「昔のようなシンプルなはてブ」を求めたユーザーに絶大な支持を集めたはてブの関連サイトの中でもトップクラスの人気サイト。
「昔のインターネットの雰囲気がすき」な人におすすめしたいのがコレ。
【はてな村】と呼ばれる、昔からいるはてなブックマークユーザーのブックマーク数を投票を基準に人気エントリを選んで表示するサイト。
ちなみに、「はてな村」とつくけど、僕でも「村人候補」止まり。
xevraさんに至っては「村八分リスト」に入れられているなど、「2012年時点で、昔からいて評価されている人」から選んでいるため、今と「古参」「はてな村人」の定義がかなり違う。
そのぐらい昔気質なユーザーが多いため、コメントが辛辣で、炎上案件が好きな人が多い。そのため、「有益で実用的な情報」を探すタイプのユーザーにはおすすめできないサイト。
「最近増えたつまらない個人ブログだけを除外したい」という人向けのサイト。
はてなブックマーク上から「互助会」と呼ばれる、慣れ合いばかりしているブロガーを除外した状態でホットエントリーが表示される。
ただ、サイトを作った作者定義の「互助ブクマ」だから、ランサーズなどの外部サイトではてなブックマークしてもらうことを購入していたり、一部ウェブメディア「どんなつまらない記事でも、必ず最初に機会的にブックマークしてるスパム」を除外しているわけじゃないので、このサイト自体に否定的な意見もある。
二、個人ニュースまとめサイトを使う
手軽さ ☆☆☆
ぴったり感 ☆☆☆
観測範囲 ☆☆☆☆
Gunosyやスマートニュースがない頃は人力でオススメニュースを拾ってきてくれるスペシャリスト達が自分達のサイトにオススメニュースをまとめてくれていた。
そういうサイトの存在を、今の子はあまり知らなそうだから幾つか僕がよく見てる(見てた)ところを紹介。
「お兄ちゃんと茜の面白ニュースレビュー」と題して、会話形式でその日のニュースを紹介を簡単な紹介がついてるサイト。
オタクっぽいサイトのコンセプトだけど、実はオタク臭が最も少なく、デザインも伝え方もシンプルでわかりやすい万人向けのニュースサイトはコレだったりする…。
逆に「オタクとギークが足りないから、もっとコッテコテのまとめを」と言う人はこっちがいいかも。
オタク特有の「好きなように、自分がほしいサイト・まとめ・写真集を作りました!なんか文句ある?」と言わんばかりのサイトの作りこみが好き。
まなめはうす(跡地)
今ははてなブログに移転https://maname.hatenablog.com/
移転後はニュースサイトという体系はやめている。
僕が記事を紹介されたこともあり、逆にネタ探しの際にもお世話になっていたサイト。
ニュースだけではなく、その日発売する漫画情報・その日その日のオススメの一冊及び名言も一緒に更新してくれる「ニュース以外」も充実したニュースサイト。
個人ブログやインターネットについてのネタもほぼ毎日抑えてくれるので、はてなブックマークが好きな人とは特に親和性が良いサイト。(中の人、はてなーやし…)
ちなみに、中の人が同じTwitter専門まとめサイト「さまざまなめりっと」は未だに健在。
まなめと変人窟は僕も参考にしてるサイト。(つまり、ブロガー必見!!)
TBNはコッテリじゃなくて、シンプルだから真似したくても真似る所がないんだよね。尊敬はしてるけど、タイプが違う・できないことができるからね。
三、Feedlyや、はてなブログの購読ボタンを活かして「読んでるメディアの更新情報だけを観測する」
手軽さ ☆☆
ぴったり感 ☆☆☆☆☆
観測範囲 ☆☆☆☆
一番「現実的に」自分にぴったりの情報網だけを作る方法。
それは、Feedlyやはてなブログ「自分の好きなブロガー(ウェブメディア)のリスト」を作っておいて、それを巡回するというもの。
Feedly https://feedly.com/
見たいサイトを人力でチョイスしないといけないのが手間だけど、一度リスト化するとすげー楽。
はてなブックマークの新着リストよりも読みたいものがすぐ見つかるのが嬉しい。
四、Twitterのリスト作成/他人の作ったリストをフォローする
手軽さ ☆
ぴったり感 ☆☆☆☆
観測範囲 ☆☆☆☆☆
今日紹介するものの中で一番めんどくさいけど、一番信用性が高いのが「Twitterの信用できるユーザーのリストを構築し、そこにアクセスしてネタを探す」というもの。
ちなみに、これは1度リストを作ると、メンテナンスするのが難しい代わりに、面白い人だけをきっちり抑えておければ、5年前に作ったリストも十分現役で使える。
僕が作ってるものを2つほど紹介しておく。
(※スマホだと見られないみたいなので、リンクがだめだったら@tm2501から「リストを表示」で見られます。)
つぶやきが面白いリスト2
絵師さんリスト
ちなみに、このリストと同じぐらいの精度で作りたいなら、そのユーザーが面白い(反響のあるつぶやき)をたくさんしているかどうかを調べるために、Favstarというリツイート数を調べるサイトでふるいにかけるといい。
Welcome to Favstar
最近のつぶやきの面白さを追求したい場合、aclogでふるいにかけるのもアリ。
aclog
ちなみに、6つのリストに合計700人(重複があるから実質600人ぐらい)を「人力 」で選抜してます。
ブロガーがこういうリストを作ると「ツイートまとめ」だけで記事を作ることも可能。特にまとめ系サイトをやりたい人にはこの手法はオススメ。
まとめはうす-ツイートまとめ カテゴリーの記事一覧
五、観測したい人だけをFacebookでともだち申請
手軽感 ☆☆☆☆☆
ぴったり感 ☆☆☆☆
観測範囲 ☆
楽でかつフィットすることを重視したウォッチリストを作りたいならFacebookがオススメ。
友達申請している人・フォローしている人でも「全部流れてくる」わけではなく、「よくコメントする人・反応する人」だけをFacebookが予め選抜してタイムラインに流してくれるため、「付き合いで友達申請した」程度の人の動向は表示されないようになっていく。
そのため、「観測範囲」は仲の良い友達だけに制約される。
ネットの面白さは失われるけど、煩わしさからはかなり開放される。
六、(ニコ動/はてな限定)ほぼ自分しか使わないタグを作ってしまう
手軽さ ☆☆☆
ぴったり感 ☆☆☆☆☆
観測範囲 ☆☆
ニコニコ動画の中でも動画数が少なく、好みの動画の特徴をタグを「ほぼ自分しか使わないタグ」 として、気に入った動画につけまくって使っている。
たとえば、「作業に集中できるようなBGM」を探していた時に「マイリスト数は多いけど、コメント数はそんなにない」と気づいて、自分がよく聞く作業用BGMはここにぶち込んでます。
ちなみにこの手法はあるニコニコユーザーから継承した技。(ニコニコ初期のタグ文化最盛期にアニメーターMADを探している時に、見つけた技)
パクリ元だったタグが使われなくなったため、現状でこういうことをしている人はひょっとしたら僕が現役最長かもしれない…。
…ちなみに、このタグではないが、俺が近い感じで音楽やMADなどを見やすい場所に置いておくために使ってたタグは…動画が増えすぎて目立つようになると、ボカロファンとか、おそ松ガールからも使われるようになって「知らない情報」が勝手に入ってくることもある。
それはそれで面白いけど、専用タグにしたい場合は動画数を増やし過ぎないのがコツ。(かと言ってあまり少ないと消されやすいから30〜200ぐらいの動画数の中でやるべし。)
はてなだと、「良記事ですね!」というタグの中に、僕が再読したい記事をまとめている。
このタグをGoogleにうちこめば、出先でも、人のパソコンでも、自分が人に見せたい記事を引っ張り出せるので、かなり便利。
この手法の元ネタはエンジニアブロガーで「使いたい技術をGoogleで検索できるように、エンジニアブログを書いている」と言った人が元ネタ。
画像や、記事の引用を切り取って保存したいなど、もっと柔軟に保存していきたい人はTumblrを始めるのも手かも。
いきなりTumblrのリンクを貼っても意味がわからないだろうから、LIGブログで書かれている使い方の記事をどうぞ。
Tumblr(タンブラー)の使い方まとめ!【カスタマイズサイト】
七、ウォッチャーやオタクの友達を作り情報供給し続けてもらう
上級者向けですが、…ブロガー・ウォッチャー・ネット民・オタクの知り合いが増えてくると「勝手に情報を持ってくる」ようになる。
僕クラスになるとね、ネットウォッチャー/観測範囲が広いオタクの友達・知り合いが多すぎて、頼んでもないのにネタ提供を山のようにしてくるから、軽く「田舎の物々交換」みたいな情報の里山資本主義ができあがってる。僕は自前で書いた記事と、書くに至る裏話を提供し、彼らも観測先の情報をくれる
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) 2016年7月9日
まぁ、5年前から入れ替わり立ち替わり(一部、固定もいるけど)情報提供者が常にいるからなぁ…。
だから、1〜6も一応やるけど、まだぼく自身のネットワークが弱い時に作ったけど…実は、大多数は知人・フォロワーからの情報。
だって、僕と交流が密な人は全員、独自に1〜6か、それ以上のネットワークを駆使した情報網を持ってるから、自分のネットワークから情報が取ってこられるんだもん!
その基礎に、リスト作りやブロガー同士の交流はあるけど、自分から進んで交流しているうちはダメ。
本物なら勝手に情報からこっちへ歩いてくる♪
「いい情報が歩いてこない、探す方法も知らない三流ウォッチャー」
「より強い情報網を構築したいニューカマーなブロガーの皆さん」
の参考になれば嬉しいです。
皆さん、楽しいネットライフを!!
この本が出た当時、まだまだキュレーションやニュース配信は自動化・アルゴリズム化するビジネスとして地位がなく、手動でニュース選ぶサイトが健在でした。
そういう時代を生きている人はその時の精神に立ち返って自分で情報を探してほしいし、その時代知らない子にはネタを探すことの才能をもっと評価してあげてほしいです。
・関連記事(ネットの楽しみ方あれこれ)
Wikipediaの「パラドックス」の項目が面白いとオレの中で話題に
ウィキペディア1つもこうやって楽しむことができるという話。
Favstarやaclogを駆使して作った記事。有名人のツイートもウォッチャーにかかれば丸裸。
はてなブログで面白い人やよく話題になる人をウォッチしてまとめた記事。