前から、僕のブログに「(フリーゲーム) やりこみ RPG」と検索する人がちらほらいるので、やりこみ系RPGだけをまとめて紹介する。
ただ、紹介するだけでもあれなので、画像に凝ってみました。
1、巡り廻る。
ゲ製うんかん。より
火・水・土の3カ国を巡り廻ることで、冒険を楽しみつつ、世界の謎を解き明かすRPG。
シナリオも面白いもののクリアに向かってシナリオをこなしていくゲームではない。
むしろ「世界の中に放り込まれたところからルールをつかんだり、やれることを広げて冒険自体を楽しむ」というスタンスのゲーム。
この系のゲームをやったことない場合、ルールを掌握するだけでもかなり時間がかかり、難しめ。
本編のシナリオをクリアするだけでも1ヶ月ぐらいは見積もったほうがいい長さ(や仕掛け)でかつ、本編のボスをクリアした時のレベルじゃびくともしない強力な隠しボスが3パターンほど出てくるため、ハンパじゃない量のやりこみが可能!
ダウンロード ゲ製うんかん。
2、Reincarnation
らびっとぽーしょんより
魔法使いからケモノ耳まで、色んな少女を集めて異世界を突き進んで謎を解くRPG。
RPGとしての難しさよりも、ストーリーやキャラクターを重視した「泣ける」作品なので、難易度はそれほど高くない。「同じステージを2〜3回やり込むことでストーリーが見えてくる」というタイプのやりこみ系ゲーム。
やりこみゲームとして考えるならやりこみ度は低め。がんばれば2日、がんばらなくとも3日4日あれば、やりこみ要素まで全部プレイできる「やりこみという様式」のゲーム。
ダウンロード Reincarnation
3、HERO&Daughter(Had)
画像は作者ブログのある記事(HaD : これはゲームですか)から
ニコニコゲームフェスなどで賞をもらい、
ニコニコゲームマガジンでゲームを連載し、
さらに、書籍化までしてもなお
「まだHadを作り続けます」
とつい先日も作者ブログで宣言した話題のゲーム。
他のフリーゲームとは比較にならないペース(一番すごい時は週1ペースぐらい)で更新をし続けられた結果として、やり込める量がすごいことに。
本編のステージは13・キャラは30・やりこみ用の仕掛けとして「経験値で育つ魔物」も配置し、さらに、やり込み用のタワーに、登場する女の子達の「好感度でセリフが変わるシステム」まで…。
ストーリーというストーリーは薄めで、戦闘やレベルアップを楽しむタイプのゲーム。
基本的に「RPGの戦闘をこなす」→「好感度を上げて女の子とのイベントを起こすか、新しいRPG要素を楽しむ」というRPGの過程が好きでプレイする人向けのゲーム。
ちなみに、作者サイトでHaDについての記事を漁っていくと、アップデートしていくに連れて作者の絵がどんどんうまくなっていくのが見られるのも面白いので、良かったら見に行ってみては…。
ダウンロード Hero and Daughter(作者:tachi)
作者サイト これはゲームですか
4、らんだむダンジョン
タチウオ|魚攻略ガイド より
デフォルトのRPGツクールの画面を貼ってもしょうがないので、本編中に出てくるやたらとあくが強いキャラにスポットを当ててみました。
300の武器、大別すると3つに渡る複雑なダンジョンとそれぞれのシナリオ。
作者自身が「武器を全部集ようとすると精神が病む」「(終盤のやりこみ要素が)ムリゲー」と言ったやりこみ要素を用意するほどの量のやりこみ要素が用意された、やりこみ系フリーゲームの大家!
レベリングよりも、装備をきっちり準備して勝つことが大事になってくるゲーム。
ダウンロード らんだむダンジョンの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
5、片道勇者
「闇に飲まれていく世界の中で、飲まれていく闇から逃げつつ魔王を倒すアクションRPG」
強制スクロールで追いかけてくる闇から逃げながら、先が見えない世界の中で敵と闘いながら1000キロ以上進むか、魔王を倒すかでクリアになるアクションRPG
やりこみはやりこみでも
「1回3時間以内アクションRPGを何度も何度も職種を変え、冒険する世界を変えてプレイする」
というタイプのゲーム。
先が見えない事によるペース配分の難しさ
選んだ職種べる職種によって違う戦略性
仲間や好感度、自分の行動によって生じるエンディング分岐
さらに、難しいモードでは1000キロどころか、10000キロまで勧める・自分から無意味に魔王を強化してさらに難易度を上げられる・ジョブチェンジしてそれぞれの難易度をクリアするなどどこまでもやり込める逸品!!
そのため、1回遊ぶだけでは決してわからないどっぷり浸かる面白さが魅力!
ダウンロード 片道勇者 公式ページ
有料版 片道勇者プラス
6、Ralf un real/Girls Carnival
※どっちのゲームにも出てきます。
特に「続編」というわけではないけど、同じ作者のやりこみ系なので、まとめて紹介。
やりこみ系としてはRalf un Realの方が手間がかかる。作品自体のボリュームが多いこと、3DダンジョンRPGだから慣れが求められるかも…。
一方で、女の子ばかりいろんな特徴のキャラクターを扱える上に、度々ステータスを振り分けて、敵に合わせた準備が細かく求められるタイプのゲーム。やりこみ系としてとしても手強いけど、やられるとヒントをくれている良心的な設計。
共通した特徴としては「レベルを上げて物理で殴ればいい」ではなく、「レベルは上がってて当たり前。その都度、趣向が違う敵がいるため、装備はもちろん、ステータスの振り分けから準備しろ!」というRPGとしての知恵や計算力が試されるようなゲームを作ってくること。
れっきとしたストーリーもある。だが、ネットスラングや時事ネタ、オタク向けのパロディーをバリバリ盛り込んだ会話とやりこみ系RPGとしてのダンジョン散策やRPGでの駆け引きをメインとするゲームだから、そちらを楽しんで欲しい。
ダウンロード Ralf-un-Real
ダウンロード Girls Carnival!
7、HTW−ホームタウンワーク−
これらしきものが出てきます。
何を隠そう、僕はつわはすさんのホームタウンワークの実況を見て、フリーゲームに興味を持ったのがきっかけだ!!
つわはすさんの実況を見た後、アブさんの学園ハンサム、Metal Shinobi Assassinの実況を見て「フリーゲームすげー」と興味を膨らませ、そこからまっくすさんという実況でも有名な人が「インフレクエスト」というゲームを作ったのを実況よりも先回りしてプレイしてレビューを書いたことが、ゲームレビューを多く書くブログになった転換点だ!!
…話を戻そう。
このゲームは犬の散歩1つにもストレスを感じるような引きこもりがストレスに打ち勝って家から出る所からゲームが始まり、そこから友達を作ったり、陰謀に巻き込まれたり、社会復帰していく経緯をRPGにした作品。
マップや絵からもMother2の影響を強く受けてるのは明らかだが、実況のコメントを見てもどうもストーリーも影響を受けているようだ。(その代わり、オリジナルでなおかつクオリティも高い!)
やりこみ系RPGとしての難しさは控えめでストーリーやゲームの世界観をじっくり楽しみたい人向けの作品。やり込む人のためのおまけ要素や、強くてニューゲーム要素もあるため、かなりの時間をやりこみに費やせる。
ダウンロード HTW
8、魔王物語物語
【カタテマ】「スキル:張り手」イラスト/水飴 [pixiv]
作者が描いた絵ではないけど、まももの説明に一番適してるのはこれだと思うから、これを貼ります。
他のゲームにはない独特のエンカウントをするため、酷いと敵が10体ぐらい束になったり、強敵から逃げられなくなって詰む。
RPGとしての駆け引きも大変だけど、どちらかと言うとマップに苦手意識がある人が多いかも。
ルール説明が少なく、セーブ場所も最小限だから「死にゲー」としての側面が強く、攻略サイトを見ないとわからないこと、2周してやっと手に入るようなアイテムなどもあったりなかったり…。
ストーリーとしては「魔王物語を完結させる」ためのお手伝いを主人公が書く登場人物の手伝いをしてそれぞれの話を終わらせながら「そもそも、魔王物語ってなんだよ」から「この登場人物は魔王物語のここに関係していて、完結させるためにこれをしないといけない」といった手助けを手探りで行っていくゲーム。
最初はゲームのルールも、話の筋もわからず手探りだが、自分の中で完結に向かって操作やストーリーを順序立てて考えられるようになると楽しいゲーム。
やりこみ要素はEx的なステージがあること、Ex的なステージでは求められるステータスが微妙に違ってくせんすること、そして1周目では多分わからなかったから、武器やアイテムをコンプリートしたくてもう一周…など盛りだくさん。
全部やってたら、かなりの時間をやり込むことになるでしょう。
9、カリスは影差す迷宮で
一風変わったダンジョン探索RPG。
「遺跡(ダンジョン)のドサクサに紛れて、相方の魔法使いを暗殺せよ」
という命令が考古学者である主人公に下ることでスタートする。
だが、魔法使いと一緒に冒険する遺跡がなんと世紀の大発見を連発するような遺跡で、やりこみ要素のある色んな仕掛けがされている。
プレイ時間自体はそこまでかからないが、クリアとは関係ないやりこみ要素が幾つもある。
クリアにはそんなに必要ないアイテムをコンプリートするもよし、エンディングが複数あるためそれを目指すもよし、クリア後にのみ行ける世界観に関わる大事な場所をクリアしに行くもよし、クリアとはあまり関係ないのExをきっちりと出すのもよし!
戦闘自体の難しさよりも、ダンジョンやアイテム集めについてのやりこみ要素がすごい!
イラストを見た時に気づいた人もいるかもしれないけど、作者はあの「黒先輩は黒屋敷の闇に迷わない」の人。でも、今回はおちゃらけずに作り込まれてるからかなり濃いめな作品!!
ダウンロードはこちら
10、四月馬鹿達の宴
今まで僕がやったゲームに限って言えば、「やりこみ系フリーゲーム」で一番手間がかかる代わりに、クオリティが最も高い作品だ!
ストーリーとしては「色んな揉め事が重なって、街にいられなくなった主人公達が町の人から逃げているうちに異世界にたどり着き、自分の元いた世界も含めた異世界と繋がるいろんな場所を冒険するうちに、自分の知らない異世界やら、月やら色んな所を冒険して世界の真実に関わっていく」というお話。
そして、そのストーリー展開が複雑で登場人物の視点が何度か変わったり、
コツをつかめるまで戦闘もマップを歩きまわるのも自分がどこにいるかをつかむだけで一苦労であったり、
ノーマルでもそれなりに時間がかかる上に難しいゲームにハードモードがあったり、
それでも激辛だけではなく、終盤はストーリーが気になって気になってしょうがなくて、話を進めたくてガッツリやってしまう!!
やりこみ系RPGに慣れている人でもガッツリ遊べるフリーゲームだ!!
ダウンロードはこちら
四月馬鹿達の宴の詳細情報 : Vector ソフトを探す!
… 以上です。
潰したいほどの時間がある、腕に覚えがあるから心を折られてみたいという人はぜひとも個々にあるゲームを全部やってみてください。
やりこみ度は作品によってまちまちですが、どれも面白いので、是非やってみてください。
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