マンガ「漫画アシスタントの日常」は全編パンチライン!クリエイターもオタクもぶん殴ってくるぞ!!

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これはねぇ…人をめちゃくちゃ選ぶ。
実際問題、マンガ家についてのマンガの中ではエンターテイメント性取っ払った作品だからAmazonでの評価はさほど高くない。(それどころか、酷評されているレビューが一番上に来ている)

しかし、だからこそクリエイターや実力主義な世界に生きている人でないと理解できないような専門的な知識や、現場のリアルな空気感がにじみ出ているすごい作品だ。

 

実力主義な世界では、「親身」と書いて「辛辣」と読み、「日常」と書いて「修羅場」と読む

このマンガがAmazonで酷評されている理由はシンプルに辛辣だから。

 

どうしようもないマンガ家相手にブチ切れてみたり、

イキッてるダメアシの心を粉砕骨折させに行ってみたり

 

暗いとか、ネガティブとか言って酷評する人の気持ちもわかるよ?
ただねぇ…経験上、実力主義な世界は、このぐらいのシゴキ(指摘)にも耐えられないやつはそもそも、続かないんだよねぇ~。

 

自分も5,6年ブログ続けて、その過程で人にブログを教えてごはん奢ってもらったことが何十回とあったけど…できる人は自分ができてないことに対して自覚もあるし、努力もするし、謙虚。

「実力主義な世界では、ダメなやつに優しくしても誰も幸せにならない」
とでも言えばいいかな?本人はダメさを自覚しないし、上級者はそれでしわ寄せが来ることで苦しむから…辛辣なぐらいが一番健全なのよね。

 

それが見えない人は今編集やってようが、人気があろうが、ダメだし、続かないことを見抜かれていずれ干される。
…マンガ家だったら「潰れる雑誌を見抜く」みたいなことは少ないのかもしれないけど、ウェブメディアは入れ替わりが激しいから、体制が大きく変わることや、媒体が潰れることもあるから…ホンマにあるし、実際携わった上で、接点を減らしてダメージが来ないように逃げたこともある。

 

だから、この作品には「どこにでもある話なんだなぁ~」とか「実際に生き残ってきた人の言葉は重たいなあ~」と思いながら読ませてもらった。

別に、PTAに見せるために教育現場として、マンガの現場があるわけじゃないし、誰も彼もが現場に通じているわけじゃない。
むしろ生々しくて不愉快にすら思えるほどのリアルこそ、血肉になる体験談だし、そういう現場で勝ち上がってきた人が尊敬もされるし、ゼニも勝ち取るんだなぁ…と改めて思った。

正直言って、全方向攻撃している。マンガ家にもオタクにも攻撃は及ぶ

前半は
「そうそう、そうだよねぇ~なんかしらの現場知らないやつが甘えたことばっか言ってんじゃねーよ」
みたいなことを、言ってきたけど…ぼくもけっこうな大口叩いている分、自分の失言や拙い考え方を悔い改めさせられるところがいくつかあり、このマンガをきっかけに襟を正さないと思ったシーンも多い。

ぼくはマンガ家じゃないけど…好きじゃない作品、矛盾や欠点の多い作品に対して「バカじゃないの!」っていいすぎてしまう悪癖があるから…そこは襟を正さないとダメだなぁ~と思った。

 

ダメな作品にグズグズ言いたい気持ちはしょうがないんだけど、それは何も生み出さない。
いい作品を紹介したりディープな考察を書いてなんぼの立場なんだから、自分が流行ってほしいと思う作品をちゃんと紹介して、できることなら嫌いな作品の何倍も売りさばいて連載の存続に貢献して…ブロガーだと言うなら、ブログで示してなんぼなんだよ。

頭ではうっすらわかっているとは言え、ちゃんと現場のリアルがわかっている人まで「みっともない」とまで言われたら…それは本当に反省しないといけないなぁ~と改めて思った。

 

もう1つは…これかな。

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上に行くにはもっとリア充にならないとなぁ~

正直、心臓にロンギヌスの槍がぶっ刺さったぐらいに衝撃を受けたのはこのコマかなぁ~。

これね…ブログを教えるために、色んな人に会って、本当にそう思った。

ブロガーや隣接するライター業も…トップ層は圧倒的にリア充が多い。
長く続けていく人や、SNSで共有しまくってる層、各種掲示板は、陰キャラしかいないけど、メディアに出るようなトップ層、アフィリエイトで大儲けするような人は、リア充が圧倒的に多い。

 

マンガ家の現場の辛辣で生々しいところを語る作品だけど…こういう「不都合な真実」もきちっと指摘してくる。

陰キャラの言うことを真に受けてても伸び切らなくて、
・雑でも批判されてもやってみる
・自分が一番楽しんで見せる
といったことがキチッとできるのは、結局はリア充なんだよ。

陰キャラの方が他になにもない自覚があるから一生懸命やるし、感受性があって体験を吸収し始めるとすごい人も多い。
でも、陰キャラのままじゃ、マス層をつかみきれない。

 

絶対的な基礎が足りない陽キャラぐらいなら絶対負けない自信はどの世界の陰キャラも持っているとは思うけど…基礎を理解した上で加速度的に陽キャラに陰キャラは少々あきらめムードになりながら見てしまう部分がある。

お話の中で多くは触れていない部分ではあるものの…こういう不都合な真実にまで触れていく姿勢にはとても好感が持てた。

 

「自分もグサグサに突き刺されているのに、マンガとして大好きだなんて、ドMの発想かよ!」
と言われそうだけど…ぼくは辛辣でもちゃんと正しいこと言ってくれる人は好きだよ?

そういう人にはこのマンガは、絶対に血肉になってくれるから…是非読めばいいよ。
骨太なだけじゃなく、裏切らないから。

 

 

 

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