川崎駅の大衆中華料理屋「天龍」と、父の作る男メシの思い出 – 青二才は振り向かない!!

川崎駅の大衆中華料理屋「天龍」と、父の作る男メシの思い出

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川崎には天龍という名物の中華屋さんがある。

天龍 銀座街店

あんまりにも有名すぎて、いまさら紹介するまでもないけど、そういう有名すぎるお店こそ、1回目は熱気に圧倒されて、また食事時に入るのが難しくて「知ってるけど、入ったことない」というお店だったりする。

 

だから、1回入るまで何百回と通りかかって結局入らないことが続いた。

でも、入ってみると、
男メシや!すべてを超越した男メシやないか!!
と、感動して、チャーハンが食べたくなる度に天龍に足を運んでいる。

ラーメンや餃子ならもっと旨い店はある。
でも、チャーハンはあそこじゃないとダメ!!

川崎に美味しい中華屋さんはいくつかあるけど、チャーハンだけは天龍じゃないとダメ!!

正直、ハズレが少なくてたいていのものは美味しいし、量もしっかりしている。

でも、特にチャーハンを推したいのは、チャーハンが絶妙な塩梅で「よそでは食べられない味」であると同時に、

ぼくの実家には父が男メシを作る日があった

父は趣味で料理をする人だったから、母がいない日や父が好きなものを作る日が我が家にはあった。

 

その時に父が作るのは、男メシな中華やハンバーグで、かなり高い確率でオカンからは不評だった。
一方、子どもだった頃は、店屋物の味の濃い食べ物を食べることが少なかったから、父の作るお店っぽい男メシ…大人にならないと足を運ぶことのない大衆中華料理屋風の味付けには、心惹かれるものがあった。

 

中でも、我が家で賛否が別れたのはニンニクやネギなどの香味油が効いたチャーハンで、父が作るチャーハンは母からは大ひんしゅくで、子ども達には好評だった。

子どもながらに「チャーハンは油が美味しい」ということに気づいたものの、自分でそれを作ることもできなければ、男メシで美味しいチャーハンを作ってくれる店も長らく見つけられなかった。

男メシはガツンとくる!でも、もたれずにぺろりとイケる!!!

最後に父のチャーハンを食ってから10年が経とうとした時に、天龍のチャーハンに出会った。

「これだ!」

卵はふわふわで、ごはんは油を吸いすぎていない。
何よりも大事なのはにんにくが「ガツン!」と効いた香味油!!

ニンニクの香りと、肉やごはんに移った香ばしい風味…手が止まらないほどがっついて、一瞬で食べ終わってしまった。後に大盛りを頼んでも、やはりぺろりと行けてしまった。

 

男メシ特有の元気の出る強い香りと、ボリューム…それでも胃が苦しくならない絶妙なバランスや火加減。それが、天龍のチャーハン。

 

油に逃げてるチャーハン、油が美味しくないチャーハン、パラパラすぎるチャーハン、ベチャベチャすぎるチャーハン、主役になりきれない脇役チャーハン…色んなチャーハン見てきた。

でも、このチャーハンは違う!
主役で、逃げてなくて、油が美味しくて、良心的な値段で、それでいてご飯や卵のふっくら感が楽しめる(余分な水分は取ってるけど、食べ進めていくと「パラパラ」とは違うご飯の食感が絶妙においしい)…これぞチャーハン!!

 

子どもの頃食べた男メシなチャーハン…そのエッセンスを持ちながら、さらに中華料理店の設備や伝統の技でもっと美味しくなった上位互換に大人になって出会えた。

天龍は炒めものや麺類など他のものもおいしいけど、チャーハンは個人的な思い出もあるし、似たような味を引き出せるお店を他に知らないから別格に好き!!

 

ただし、好きだからといって、万人に勧められるお店ではなく、むしろ客層が示すように男性客のハートをわしづかみしてくるようなタイプのお店。

 

男メシとしてうまいものだから、油が多かったり、香りが強いモノが多い。
しかも、繁盛店だから作る時間帯や料理人によって、油が増えてしまうことも多い。

それでも、本能に訴えかけてくる美味しさがあるんだよなぁ…。
目の覚めるような…もうひと頑張りさせてくれる活力をくれるような味がこれなんだよなぁ…。

 

こういうモノにカロリーだとか摂取量だとか野暮なことを言っちゃいけない。
元気出したくて天龍に行くんだから。

 

 

 

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