【野球観戦】マナーを守るのは自分が楽しむためでもあるんやで?

野球

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横浜DeNAベイスターズの公式Twitterが異例の注意喚起をツイートしていた。

何事かとおもって、野球ファンの友人に聞いたところとんでもない事件が起きていた。

【悲報】八村塁の弟・八村阿蓮、ベイスターズファンに人種差別される  → 八村阿蓮が晒す | まとめまとめ
八村阿蓮さんは東海大所属のバスケ選手。八村塁選手の弟。 それに関するツイッター上のユーザから複数の情報、感想、画像などをまとめました。

SNS上で面識のない有名人にネガティブなDMを送りつけるだけでもマナー違反なのに、あろうことかベイスターズのマークをアイコンにしている人間が、差別的な書き込みを有名人に送るというとんでもないことをやってた

 

・有名人への誹謗中傷
・本人の努力じゃどうしようもない差別発言
・横浜ベイスターズのアイコンを利用して企業・球団のブランドイメージを貶める
というスリーアウトをやらかしたファン(を装ったアンチ?)の存在に、球団公式ツイッターもチェンジして攻撃に転じたというわけだ。

 

選手の顔や球団のロゴを使ってる人は「ブランドイメージを背負ってる」自覚ある?

そもそもだけど…野球や芸能人のファンには、選手やタレントの顔写真を使ったり、球団や音楽ユニットのロゴを使う人は多い。

ここはケース・バイ・ケースなデリケートな問題だが…当のタレントの中には自分のブランドイメージを貶める危険や、権利関係のクリアの問題から嫌がってる人もいる。
善意の人が大半だから有名人も言いづらいけど…星野源さんのように表立って声に出してる人もいるからね?

星野源さん、自身の写真をファンがSNSアイコンに使用していることを「本当はダメなこと。本当に申し訳ないですけど、嫌です」と告白
この告白後、放送中にファンがSNSアイコンを変更してくれたことに、星野源さんは「本当にいい人だねみんな。若干泣きそうです」と感激した。

普段なら
「ファンの善意の布教活動に水を差すなんて」
「今どきYouTuber・Vtuber・マンガ家さんなど【明確なルール違反をしない限りは切り抜きを作って普及してくれたほうがいい】という界隈もあるのに…」
とぼくだって思うよ?

でもね…球団のロゴを使って差別発言する輩を見ちゃうと
「みんなが自由にロゴや写真を使えることも大事だけど、ブランドイメージを守る使命がある人達の判断にケチを付けることはできないなぁ〜
と窮屈なルールが増えることを認めざるを得ないのよ…。

 

「みんながハッピーで居続けるためにマナーとルールがあること」を趣味から学ばなきゃ

野球に限ったことじゃないよ?
他人が作ってくれたコンテンツを楽しむってことは、コンテンツが愛され続けて存続するからこそ、みんな楽しめるわけ。
だから、コンテンツを管理する方もしっかりしないといけない。
ファンもファンでお金を出したり、応援したり、マナーのいい振る舞いをして居心地のいい空間を共有しないといけない。

 

Twitterで同じ野球チームを愛するファン同士で野球観戦中のレスを共有していると、「一体感とそれを守る努力」を球団にもファンにも感じる。
同時に自分もそれをやらねばという気持ちにさせられる。

 

野球観戦は色んな意味で人を大人にしてくれる趣味だ!

ましてや、ぼくはオリックス・バファローズファンだ。
2年連続最下位のチームなので、お世辞にも勝てるチームとは言えない。

だから、負けたり、打てなかったり、監督が状況を変えようと奇抜な采配をすることも多いため…野球観戦をしててもストレスが多いチームだと思う。

オリックスの暗黒期は短く見積もっても5年
優勝や上位争いが当たり前だった時代から20年
優勝に限って言えば、イチローの時代まで遡る。
優勝メンバーがみんな引退して指導者になったり、You Tubeやテレビに出て思い出を語ってるような球団だ。

野球観戦しない人はいつ勝てるようになるかわからない弱小チームを応援してヤキモキする我々を嗤うだろう。

厳しい状況にあるチームを応援しているからこそ、
「チームが悪い状況でも、過激なことを書かない」
「過激なことを書く人を避け、どうにか耐えられる人と一緒に野球を見る」
というマナーと自衛の必要性をオリックスファンやあんまり強くない球団のファンは感じることが多く、オリックスファンであり続けるのは、特に練度が求められると思う。

 

とはいえ、優勝する球団でさえ、3〜4割は負けてる。
ここ数年で一番勝率が高いのは2017年のソフトバンクで勝率.657だが…その時でさえ49敗している。
つまり、優勝するチームであっても143試合制ならば、2ヶ月分ぐらいは負けてる試合があるんだ。

だから、ホークスのような強豪球団を応援してたって、
・悔しさをユーモラスに表現するスキル
・ファン同士で楽しく野球を見たかったらマナーのある振る舞い
・危ない人間を避けるネットやリアルでのリテラシー
は必須スキルになってくる。ネットで、球場で…大勢で野球を見るというのはそういうことなんだ。

 

ここまで聞くと野球ファンはドMかなにかに見えるかもしれない…。
いやそもそも、野球を見てるだけの消費者風情が、選ばれてプロになったプロ野球選手を、選手にもなれないただ野球が好きな野次馬でしかない「野球ファン」という存在がすごくアホな人達に見えてるかもしれない…。

 

実際問題…生産者ではなく、消費者であり、どこまで行ってもオタクや参加者なのは間違いない。

それどころか、野球観戦に参加するために
・毎日平日の18〜21時と、土日の試合のある時間を開けていたり
・監督のインタビューや選手のデータを集めてファン同士で語り合ったり
・良い野球ファンとの交流のために、SNSでも投稿に配慮するように努めたり
してるわけだ。興味のない人達からすれば、【なんでそんなにがんばるんだ?】と思う不可解さしかないのかもしれない。

球場であれ、配信であれ、野球観戦をするファンは時間管理したり、データを追いかけたり、ファン同士のコミュニケーション能力が磨ける「やってみると意外と奥が深い趣味」なので、おすすめしたい趣味ではある。

だからこそ、野球ファンを名乗るからには、ファン同士の距離感ややり取りの中から「自分とファンが楽しくやっていくマナー」の存在に気づいて欲しいなぁ…なんて思うんですけどね。

 

件の横浜ファン(?)は色んなことが問題外ですよ?
でも、問題外な行動をしてるファンは、球団やファン同士のコミュニティだけじゃなくて、【自分自身の野球観戦をつまんなくしてる】ということに気づいて欲しいです。
マナーの悪いファン同士で結託したって、球団も選手もファンも誰も幸せにならないってことに真剣に向き合ってほしいです。(ファンを装ったアンチなら訴訟による鉄槌しか望みませんけどね)

それでも、人間ドラマ・感動を分かち合うこと・意見を共有する面白さなど野球ファンでいる面白さ(を宗佑磨選手を例に語りたい)

色んなマナーやルールを守って、頑張って時間を作って野球を見てる野球ファン。

そんな我々を、野球なんか全く興味ない人は「何が楽しいの?」と疑問に感じるだろう。
ましてや、オリックスファンともなると、勝ち負けや酷いプレーの問題から見ても「どうしてそんなチームを応援するんだ?」と思う人もいるだろう。

 

だから、少しだけオリックスの話しをさせて欲しい!

2年連続最下位と言っても、オリックスだって選ばれてプロ入りした野球選手達が戦ってるチームです。
だから、チームとしてグダグダだったとしても、個人技を爆発させて劇的な試合を演じることがあります。

最近では、宗選手のサヨナラ打です。
試合の最後に逆転する「サヨナラ打」はそれだけでもドラマチックですが…このサヨナラ打は宗佑磨選手というオリックス暗黒時代に出てきた選手が打つからこそ、オリックス戦を見続けた時間が長い人ほどむせび泣くほどエモい一打でした。

 

宗佑磨選手は本当に不思議な選手です。
野球エリートとは言えない経歴、プロの中でも優遇されてるとは言えない逆境から、何度も運命的なできごとを起こしてきた人物です。

 

まず、横浜隼人という神奈川県の中でしか強くない(横浜高校や東海大相模のように全国的な強豪校ではない)学校の出身です。
しかし、同郷のスター松井裕樹選手(現楽天)から固め打ち。注目されて高卒でのプロ入りを果たします。

そして、アマチュア時代はショートだったらしいですが…ショートには名手「安達了一選手」がいました。
絶対的なレギュラーがいるポジションで逆境に立たされていた宗だったが、福良監督が外野手不足から宗に外野手転向を命じます。

高校時代に外野手の経験もあったため、宗は外野手に転向した年に準レギュラーとして1軍に多く帯同するようになります。

 

しかし、監督が変わると、宗ではなく西浦颯大・佐野皓大と言った足が速くて若い選手に外野のポジションを取られそうになります。
正直言って、全員打率は高くないです。でも、脚力や外野手としての守備力は宗よりも西浦や佐野の方が上で宗の立場は厳しくなりました。

そんな時、宗はランニングホームランを打って一躍存在感をアピールしました。

他にも、楽天戦での奇跡の逆転劇を宗の最初のポテンヒットからスタートさせたりして、楽天キラーっぷりをアピール。センターこそ西浦颯大選手に取られそうになりますが、西村監督時代、打撃を見込まれて3番打者になることもあるほど期待されます。

 

しかし、宗の勝負強さは安定した3番打者の強さじゃないんです。
「逆境をひっくり返す時」にこそ輝く、リアル逆境ナインみたいな奴なんです。
打率は常に.220ぐらいでそんなに高くないのです。…でも、なぜか宗が終盤に打つとチームが勝ったりギリギリ引き分けたりして、負けないんです。

だから…西村監督が期待したせいかも出せなければ、西村監督がやめた後には再び存在感がなくなりました。

 

それどころか中嶋監督になってから、杉本裕太郎選手・中川圭太選手を外野手として出すようになりました。
宗は遊撃手でも外野手でも居場所がなくなりました。
…再び逆境?と思われた時、なれてないはずの三塁手で好プレーを連発!

2021年シーズンは中々打てない日が続きながらも「一番サードの守備がうまいのは宗」といういびつな状態が続きました。

 

打てなかった理由は宗の打撃スタイルです。
宗というのは逆方向への流し打ちではなく、力ずくで引っ張ったり、フルスイングしたらたまたまポテンヒットしたり…という力で打つタイプなんです。

だからこそ、注意深くバッテリーがリードすれば、攻略されてしまうバッターなんです。
2021年は(前年のランニングホームランのせいか)特に注意深くリードされるようになり、開幕からしばらくの間活躍できませんでした。

センスがあったり、強豪チームで高度な野球を叩き込まれたタイプではないんです。

 

しかし、あのサヨナラ打は違いました。

器用なバッティングが一切できなかった宗が…ソフトバンクのバッテリーと駆け引きしてるんです!
パ・リーグTVでも「粘って粘ってチャンスを待つ」様子は動画になってますが…これをリアルタイムで見たらもっと宗はスゴかったです!!

バッテリーも宗も慎重になって、お互いのタイミングでプレイするために、プレートを外したり、間をとったり高度な駆け引きをしてて「本当に宗ですか!?」という駆け引きにはしびれました!!

 

野球中継見てたからこそ、宗の限界を知ってた!
野球中継を見続けたからこそ宗の成長を見ることができた!!

 

 

そして、サヨナラ打!!

タイムラインのオリックスファンは、選手と一緒に喜びを分かち合って、隣りにいたら抱き合ったりハイタッチをしているぐらいの興奮をネット上で分かち合いました。

と同時に、宗がチーム事情や己の不甲斐なさに振り回されながら努力を重ねて力をつけてレギュラーに定着していく姿に…野球を見続けてきたファンであればあるほど感動した。

 

…そうなんです。

思いが強いからみんな時間を作って野球を見るんです。
思いが強すぎるからついつい活躍できない選手や首脳陣にキツイこと言っちゃうんです。

でも…たまーにすごい試合を見せてくれるんです。
結果がすごいだけでも感動できるのに、今まで追いかけてきた選手が急成長して新しいことができる瞬間を見て感動するんです!

 

野球は筋書きのないドラマである
これは、巨人・西鉄などで活躍した名監督「三原脩」さんの言葉です。

筋書きがないことがいつもいい方向に行くとは限りません。
でも、筋書きがないから人が急に成長する姿や、普通の人が諦めてしまいそうな逆境から這い上がる人間の姿を見ることができるのもまた野球なのです。

 

宗佑磨という野球選手は、それを体現しています。
野球中継を見ないでダイジェストでも結果は見ることができます。
でも、筋書きのないドラマを見てると、ダイジェストでは切り取りきれない驚きのストーリーや人間ドラマに出逢うことがあります。

 

それは贔屓の球団だけじゃ成り立ちません。
ファンが応援しないとプロ野球として存続しないし、他のチームがいないと野球の試合はできません。

 

だから、みんなが楽しくなるような野球観戦を、できるだけ多くの人にして欲しい。

「みんなのため」とかアバウトな話じゃない。
マナーを守ったり守れる人と楽しく過ごすことが「自分が野球を楽しく見る」ことに繋がるんだ!

 

 

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