マンガ「あくヨメ」の新婚生活が初々しくて甘くて、ステキ!!

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このマンガは本当に掘り出し物だったよ…。

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一見、萌え萌えな表紙だけど、中身はむしろ30・40の人が読んでちょうど面白い夫婦生活が描かれた作品。
それも、設定が特殊なせいで、結婚生活と恋愛が同時進行で進む。この設定のおかげで新婚生活のアツアツ感と初々しさが強調されてすごく面白くなっている。

しかも、見つけたのは2018年だけども、2019年10月現在でも2巻しか続いてない(1年間隔でしかコミックスが出ないスローペース連載が続いている)から、今からでも間に合うからぜひ読んでほしい。

 

結婚したすぎて悪魔を召喚しちゃった旦那と、悪魔ヨメの物語

何を言っているのか分からない人も、この漫画の1ページ目のコマで描かれている説明を見ると、ぼくが言いたいことがわかるはず。

ありそうでなかった発想で「なるほど」と思ってしまった。

この手の発想の時では普通「悪魔を召喚してしまう」という方向よりかは、「ロボットを買う」とかに行く事が多いから、「その手があったか!」と驚いた。

 

ところが、呼ばれて出てきた悪魔がこれ。

なにこれも何も…お前のヨメです。

勢いでコレと結婚するわけだが…悪魔の方も人間の世界でこのサイズ感で生活するのが不便だということで…小さくなる。(「定番ですよね〜」と思う内容でも割と理にかなう理由や設定が用意されているのがこのマンガの面白いところ)

マンガの8割ぐらいはこの擬態で過ごしているんだけど…擬態と本体のギャップがかわいく見えたり、本人にはこのギャップがコンプレックスだったりするから…作品に複雑さをもたせていて面白い。

ちなみに、悪魔は「魔力を抜いたり・入れたりすることで体を大きくしたり、小さくしたりする」という風船みたいな設定なので…もっと小さくなることもある。

ここまで行くと「オタクが好きそうなファンタジー作品か」と思いそうなもんだけど…この作品、割とマジで夫婦生活が描かれてるところが面白い。

さかりまくってるダンナ、うまく折り合いをつけたいヨメ…そして、ご近所

いくら悪魔と生活できる世の中…と言え、普通に結婚できる人は悪魔や邪神の類を呼ばない。(当たり前だよなぁ〜)
というわけで、異種同士の夫婦が住める物件は限られているから、そこに移住して新婚生活をすることになる。

特殊な人(人外?)も受け入れてくれるとなると狭いアパートになるわけだが…狭いからちょっとでもうるさくしようもんなら丸聞こえ。

描かれているキャラクターはものすごくファンタジーなのに、話している内容はすごく生活感がある。

ダンナはモテたことがないし、ヨメの方も魔界では親バカの箱入り娘に囲い込まれていて、生娘だったそうで…結婚生活がとても初々しい事になってる。
初々しいからダンナの方は調子に乗って色んなオモチャを買ってくるし、ヨメの方は「がっつくんじゃない!」と、押し問答をしてるのがとても微笑ましい。
「こういう夫婦生活を贈りたい人生だった…」と思わせるほど微笑ましい。

ぶっ飛んだファンタジー要素が散りばめられている中にも、やり取りは普通の新婚生活なので微笑ましく見ていられるのがこのマンガの素晴らしいところ。

男の憧れが押し付けられてるだけではなく、ヨメもヨメでちゃんと物を言うから「男だけが楽しい作品」で終わらないようにうまーくバランスが取られてるのがまた素晴らしい。

同時に、ヨメもヨメでダンナががんばってくれた時や、魔界から人間界に来て感じてたコンプレックスやわだかまりをうまく取ってくれた時にはちゃんとYesを出すから

「ヨメぇえええええ」
「いい夫婦だなぁ〜」

なんて思いながら見ていられる。

プロセスはすごくファンタジックだけど、生活感はものすごく等身大で、そのギャップを楽しみながらも、リアリティの部分には色んな学びを説教臭くなく読める作品。

個人的に「お!?」と思ったコマがもう一個あって、それがここ。
これも…このコマだけ見ると「実際のカップルにもありそう」というお話。
ただ、このマンガ独自のプロセスとして「悪魔の世界には虫歯はなくて、人間の虫歯菌から感染してヨメがデンタルケアに気を使うようになった」というファンタジーなものを盛り込んでる塩梅が面白い。

もし、普通の夫婦生活や、恋愛をマンガにして「男女のまぐわいで病気を移し合うことがあるので、衛生には気をつけて」なんて言ったら、多分作品として面白くないか、女性向け作品特有の恨み節っぽい作品にしかならないだろう。

でも、「実際にそうだよね」という説得力のある設定やストーリーを丁寧に描いているからこのマンガで正論を言われても嫌な気分がしないのがすごいと思った。

色んなものを織り交ぜた結果として、恋愛として読んでも、ファンタジーとして読んでも、夫婦エッセイ的なものとして読んでも、バランス良い。
同時にどれか1つでは味わえない…はっきりいいづらいテーマもキチッとせめてるからとにかく読ませるマンガ!!

マンガ読みの間で評判高い掘り出し物だけど…一般層が読んでも馴染みやすい作品だから多くの人に広がってほしい。

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