そういえば、このブログではまだ言ってなかったのですが、実は電子書籍を出していました。
まぁ、「こんなの表立って宣伝できないよね」というネットの揉め事のお話です。
しかし、その後の展開を見ると、【書いて正解だった】と思うようになりました。
本を書いたきっかけ
この本を書いたきっかけは、「温泉むすめ騒動」での一幕でした。
この時、ブログで自分が思ってることを色々書いたのです。
この2つで1万文字以上記事を書いたのですが…言いたいことが伝えきれた感じがしないのです。
ブログの記事を書ききるといつもなら「やりきったー」という達成感のようなモノを感じるのですが…この時は達成感がなくて「まだ足りない…でもこれ以上書くとなると本にするしかない」と思い立って電子書籍を作ることにしたんです。
検閲の歴史、マンガ・オタクの歴史、フェミニズムの変遷…色々なことを調べて、自分が持ってる知識を多くの人に紹介しつつ、その時感じてたことを7万8000文字書きなぐったんです。
自分が書いた文章の量としてはダントツで、自己最高です。
10万文字書けるとライトノベルの賞とかに応募できるらしいんですが、7〜8万文字1つのテーマで書いた時に「上手い下手に関わらず、10万文字も文章書ける人はそれだけですごい」って思ってしまいました。
本を書いたきっかけは「Twitterが危険な場所に変わってしまった」こと
この辺の時期は、温泉むすめ騒動だけじゃなくて、戸定梨香問題もあったんですよ。
簡単に説明すると、温泉むすめ騒動は
「仁藤夢乃という有名な活動家が温泉むすめを批判し、フェミニストが次々と温泉むすめの設定に指摘を浴びせ、設定が大量に修正された事件」
です。
たかが、フィクションですよ?
それをああでもないこうでもないとフェミニストが議論と言う名の検閲をして、修正を迫るっておかしくないですか??
戸定梨香問題なんかもっと酷くて、フェミ議連という(現職・前職含めた)地方議員の集まりが、交通安全啓発動画に「スカートが短い」だなんだと抗議して暴れまわってたわけです。
それ以前から、フェミニストによる抗議は色々ありましたが…温泉むすめでは設定の変更・議員の介入まで起こるという異常事態が起こって「なにこれ…」という感じになりました。
しかも、
「一部の思想、政党を批判すると、著名人でもTwitterを大量に通報されて消される」
「ネット以外にも発信の場所のある政治家・活動家からマスコミを使って叩かれる」
という一昔前のインターネットだったら考えられない状況が重なったため、あまりの息苦しさに耐えかねて本を書くことにしたわけです。
2021年は11月をピークに、Twitterやメディアがリベラルに染まり、原住民であったはずのオタクたちは非常に肩身の狭い思いをしました。
本を出した後も、Twitter上での分断は加速。ぼくも少し巻き込まれることに
実は…2回ほどジェンダー関連でめちゃんこバズってます。
2022年4月につぶやいた一連のツイートが大きくバズりました。
実を言うと、ジェンダー問題について直接企業や個人を標的にする政治家活動家はリベラルが多いのですが…文化に対して「こんなのけしからん」と言ってるのは、保守系の年配者にもかなり多いのです。
そこで、
「フェミニストの言い分って、昭和のブラック校則みたいだよね」
「映画版ぼくらの七日間戦争でスカート丈を定規で測るワンシーンがあったけど、やってることそれと変わんなくないですか?」
とツッコミを入れたところ、フェミニストから猛批判、鬱憤が溜まってるネット民からは大好評でした。
郡司真子さんのツイートを根掘り葉掘りリサーチしてたところ、
「あれ?これおかしくない??」
という問題を発見して、紹介。
AV新法の決定プロセスをめぐるお話なのですが…これがあまりにも衝撃的すぎたのか、一部のネット民の間でかなりバズり…ついに、

本の話と関係なさそうに見えるでしょ?
実は「本を書いてたからバズった」んですよ。
本を書くこと自体が意義があること。あと、運が良ければ儲かる
これは、ブログでも同じことが言えるのですが…
「書くことは、自分の意見を発信するために、勉強すること」
になります。テーマを決めて1つのことを掘り下げていくことは、そのテーマについて勉強することです。
そして、それは文字数を積み重ねるほど深い勉強が必要で、ブログ記事より書籍を書く方が勉強量・構成力が求められます。
これを2021年の11月にやったことで、2022年は何度かバズりました。
また、自分が「ブログじゃ収まらないほど言いたいことが山のようにある!」「ものすごく危機感を感じる」と思うテーマを見つけたら、チャンスです。
同じ気持ちの人が日本中にけっこういることが多いので、本やブログ、動画制作を通じて情報を追いかけて、専門性を高めておくと、チャンスの時にすぐに動けます。
しかし、ブログや動画だと専門性や自分なりの仮説を積み上げるまで時間がかかります。
そこで、本を書くなら、自分の考えをまとめるプロセスも入るため、執筆はより濃ゆい勉強ができておすすめです。
本を書き終わってからはそんな売れたわけでもないので、「何の意味があったんだ?」と不安でした。
しかし、少しだけ人よりも詳しく問題を語ることができたことが、バズったり、フォロワーが増えたり、問題がどこに向かってるかがわかるようになりました。
フォロワー1000人の時から追いかけてた暇な空白(暇空茜)さんが、ついに直接対決を繰り広げる。
2022年はリベラルにとって大変な年になりました。
ウクライナ紛争によって、
「軍事より平和外交しろ」
と言い続けたリベラルの言い分がゆらぎ始める。
ひろゆき氏が沖縄の座り込み抗議を訪れて
「座り込みなんかやってないじゃないか!」
とツッコミを入れて大盛りあがり。
イーロン・マスク氏がTwitterのCEOに就任したことで、政治的に恣意的な世論誘導・凍結・シャドウバンがTwitterの日本法人の中で行われていたことが発覚。
暇空茜氏が、仁藤夢乃氏がフェミニストの実態を調査しているうちに運営する団体「Colabo」の不正疑惑を見つけ、追求する運動を始める。
…といった感じで、盛り上がりを見せました。
特に暇空茜さんは今ではフォロワー3万人に迫る有名人ですが、私はフォロワー1000人の頃には追いかけてました。
彼は連日、東京都から開示された資料や、Colaboのホームページ・開示された数字におかしな点を見つけて追求していたところ、ついに本当に訴訟を起こされました。
Twitterでリベラルで有名な弁護士を入れた弁護士7人と仁藤夢乃氏、さらに質問には(これもリベラルで有名な)東京新聞の望月氏というリベラルオールスターズみたいな記者会見が行われるきっかけになり…ネットの反応含めて、すごいことになっています。
双方の陣営に「インターネットや言論での小競り合いじゃ埒が明かない」と思うほど急進的な人が出た結果、来年はついに裁判の年になることが確定する形で、年の瀬を迎える事になりました。
この問題を本にまとめておいて本当によかったです。
もちろん、ネット上に色んな騒動・論争のログは残っているので今からでも追えることは追えます。
でも、大きな揉め事がスタートする前にちゃんと勉強して備えられたのは本当にいい体験をさせてもらいました。
この体験はもっと自分が好きなジャンルや、ビジネスに応用できることなので、
この体験を活かして、世のため人のためになるような分野で、専門的な知識や、社会現象について記事や動画、必要なら書籍も書けるようにがんばり続けていきたいと思います。
もし、これを読んだ人に
「自分には何もない」
「何からやればいいかわかんない」
という人は、まずは自分の趣味を思いっきり楽しんだらいいんじゃないですか?
楽しむうちに、世の中に対して「ここをわかってほしい」「ここを変えてほしい」ということができてきて、本やブログに書けるだけのネタができるはずです。
楽しんで楽しんでそのまんまそれを自分の特技ややりたいことにしてもいいのですが…自分が極めたからこそわかる不安・不満も未来を動かす大きなネタになり得ることです。
未来を恐れず、
過去に執着せず、
今を生きろ
堀江貴文さんのやることや人生について色んな意見があると思いますが、私はこの言葉は大好きです。
趣味を全力で楽しむにせよ、自分の悩みを全力で掘り下げるにせよ、自分が全力で「今を生きた結果」が未来では財産になるんじゃないかと思います。
今が未来を作るから今を全力で生きるしかない。
今を全力で生きてたら自分が最先端に触れないと、世の中が変わり目、本当に積み上がっていくモノは作れない…そういう風にできてるんじゃないかと思います。
ぼくが本を書いた結果、わかったのはそういうことです。
本を書くぐらい1つのテーマに言いたいことが募るほど詳しくなったり、執念を燃やすほど深堀りできたことで、未来が見えるようになった。
これをもっとクレバーに、強い気持ちで色んなことでやっていこうという教訓を得ることができました。