プロ野球のシーズンもそろそろ開幕する季節!
というわけで、恒例行事の順位予想をやってみたいと思います。
まず、ざっくりとした予想ですが…私の中では、こんな感じです。
これだけ見てもわかんないと思うので、色々解説していきますね。
そして、2リーグとも1つの記事でやると長くなるので、この記事はセ・リーグだけやりました。
パ・リーグの方を見たい人はこちらをどうぞ
広島を4位予想にしたけど…実は一番優勝が見たいのは広島!!
忙しい人もいるだろうから、(セもパも)ざっくり解説の画像を最初に置いときますね。
では、せっかく「記事」にするので、細かいところも語っていきましょう。
ヤクルトの敵は外にあらず!「怪我と衰え」である!!
ヤクルトはなにしろ、若手・中堅・ベテラン…それぞれのバランスが完璧。
しかも、弱いと思われた投手力でさえシーズン中に成長し、日本シリーズでもさらに覚醒!!
チームは非常にいいムードで、決して充実してないチームをうまくやりくりする高津監督の手腕はすごい!
ただし…ヤクルトは過去に怪我人続出のシーズンで、「優秀なメンバーが揃わない」という事態に陥ることが何度もあったため、「最大の敵は相手チームではなく、怪我(サポート体制)」です。
メンバーさえ揃っていれば、安心してプレイできる環境を高津監督や歴戦のベテラン陣が用意するから、柱になる選手が怪我さえしなかったら、優勝ですわ。
怪我以外の懸念は、青木宣親が御年40歳になること。
彼は日本の選手では歴代でもトップクラスに環境の変化にも、年齢の衰えにも強い選手ですよ?
しかし、40歳とはあのイチローが出場機会を失い、落合が20本前後しか打てなくなった年齢。
青木の高い適応能力と、40歳の壁というほこたて対決が、今年実現する!
阪神は爆発力だ!…でも、逆噴射は勘弁な。
阪神は…チームが若いながらも経験値もあって、いい感じに揃ってます。
だから、爆発力はあってシーズン中必ず1度は首位に立つはず。うまく行けば優勝もあります。
先発は粒ぞろいで、後ろがやや岩崎スアレスに依存気味ですが…超人的な防御率さえ求めなければ、1年間戦える体力がある人はたくさんいるから、怪我や離脱にも強いでしょう。
懸念材料は…「若者中心チーム」という点ですね。
どうしても、一度歯車が狂った時に精神的穴埋め的に支えてくれるベテランがいない。
そして、それは怪我だけではなく、「守備の弱さ」があって、大事な試合を落とす懸念が今年も残ってます。
この試合は、アンラッキーなヒットも重なってるのですが…
「難しいのはわかるけど、ちょっと連携酷くない?」
「この人に打たれちゃダメでしょ」
みたいなモノが重なってるのを見て、今年の阪神が暗転した時にはこういう試合が増えるだろうなぁ…と感じました。
さらに、このまとめを出す前日には「小野の14球」という大暴騰事件がありました。
ネット裏から撮影していたオリックスファンは、14球目の危険球を撮影して投稿してくれています。
阪神は確かに爆発力・ポテンシャルともに高いんです。
でも…なんだか知らないけど、野球が荒くなるタイミングがあるんです。
守備が弱いのは若い子が多いからある程度しょうがないにしても…突然調子を崩す選手が多いから
「なんでや!」
みたいな展開がしばしば起こる。
爆発力が、逆噴射しなければ…全然優勝すると思うんだけどねぇ…。
背丈が大きくてパワフルな選手も、盗塁王を獲得できる韋駄天も両方揃ってる!
だからこそ、勝ち始めると華があってかっこいいので、そういう阪神を見せてほしい!!
横浜DeNAは「揃えば強い」。その不安定さを克服できたら優勝もある
DeNAは…投打ともに「揃えば強い」です。
去年最下位だったのは、序盤に外国人が揃わず、その後も先発が揃わないことが、監督の不慣れと重なって全部ダメな方に行ってしまったからです。(実際、その後の成績は五分のトントン)
盗塁だけダメすぎるものの、打率もホームランもある打線は脅威です。
ホームランは巨人の方が上ですが…打率もホームランも追いかけられるバッターが多く、合流が遅かった外国人バッターは「途中合流なのに」好成績だったことを考えたら、最初からいたらもっと強いはずです。
…実際、本調子のソト選手は40本以上打ててますから…今年はそのぐらい打つでしょうね。
ただし!投手の方は問題が根深いです。
・投手は「揃えば強いが揃ったことがない」
・逆に言うと、揃えないと強くない。なぜなら、山本由伸/千賀滉大に匹敵する強者はいないから
・だから、連敗を止める・戦う前に勝ちを確信するような人がいない。これは悪い流れの時に、辛い!
という点では、ヤクルト阪神に劣るんですよね…。
安定した試合が増えれば、戦力不安のあるチームが多い今のセ・リーグでは、手堅い順位は取れる可能性が高いとは思いますけどね…。
広島のスラッガー列伝を信じろ!ヒーローはもうすでにいるかもしれない…
広島は…順当に行くと最下位争いの戦力です
去年鈴木誠也を除くと最多本塁打が16本という短小打線では、優勝はおろか、戦えません。
ただ…「伸びしろ」があり、「過去に多くの生え抜きスラッガーを排出した実績」があるのが広島です。
初代赤ヘル打線から50年近く経ちますが…生え抜きのスラッガーが全くいない時期の方がレアです。
カープの歴代生え抜きスラッガーのレベルは高くてですね…結局30本打てなかった(でも20本超えは4回やってる)栗原健太で最弱の部類です。
カープの歴史の中でも、2011〜2013年ぐらいのような「全員がホームラン20本以下」というシーズンはすごく珍しいし…そういう時でさえ後にホームラン30本超えする丸さんが在籍してるところが、広島の強さです。
つまり、30本以上打てる人が、1975年以降誰かしら在籍しているのが広島です。
1985年以降生え抜き選手でホームラン30本を超えたことがない阪神タイガースが見たらうらやましすぎる話をずっとやり続けてます。
だから、広島が夢も希望もないほどの貧打にあえぐことは…本当に珍しいことなのです。
だから、「またすごい人が出てくるんじゃない?」とカープに対して思ってます。
実際問題、去年の広島はチーム打率1位、得点圏打率・代打率2位、盗塁3位と、鈴木誠也だけでなくみんなで達成したチーム成績がかなりいいから、伸びしろには期待できると思います。
投手力も先発はかなりまともで、抑えもいるからチャンスはあると思います。
だから、「こういう時に新たなヒーローが出てきて、希望のシーズンを送るだろう」と読んで4位にしました。
優勝となるとヒーローが3人ぐらい出てこないとダメなので、優勝の確率はかなり低いですね。
去年から若返りを図って、3割近い打率の小園、2桁本塁打の板倉・林が出てきた広島など25歳以下なのに、来年ヒーローになる可能性を示した選手も多い。
カープが優勝するとしたら、若手の躍進とセットなので…確率は低いが、見てみたい気持ちはある。
なぜかホームランダービーをしてた巨人。今年は野球チームに戻れるか?
巨人…これがややこしいんです。
確かに巨人は坂本・岡本・丸の三連星が健在です。
他も(打率は別として…)、ホームラン「は」いっぱい打ってます。
野球チームとしてはそんなに強くないのですが、ホームランダービーでは勝ってます。
だけど、選手層自体は薄いんでしょうね。
選手層がうすぴた状態ですから、去年39歳の中島裕之や亀井善行が、老体に鞭打ってチームを支える異常事態になりました。
今年40になる二人に、去年のような役割を期待するのは厳しいでしょう。
しかもですよ!?去年も今年も、オープン戦が弱いんです。
去年も25歳以下の選手がろくに活躍してないけど…その若手達を試すオープン戦が冴えない結果が続いてるわけですから…やっぱ「層が薄い」上に「伸びしろも小さい」と考えるのが妥当でしょう。
だから、「少しでも計算が狂えば5位かな」という感じです。
若い子がしっかり出てきて、去年みたいにベテランを酷使する事態にならなかったら優勝だってあるとは思うけど…ホームランだけ多くて高齢化してるチームだよ?すごく不安定じゃないかな…。
投手?
後ろが心もとない&トラブルに弱い以前に、起用法で自滅してた。
すごい選手がいても、チームとしては行き詰まりそうな要素が多いと思うなぁ…。
よわよわおじさんチームから生まれ変われるか?中日ドラゴンズの受難
中日は…逆に去年5位になれたことが不思議!
30超えの選手がごろごろ出ていて…
すごい人がいたの?→二桁本塁打は二人だけ。しかも最多がビシエドの17本。
去年調子良かったの?→チーム打率・本塁打・得点すべてがダントツ最下位。(盗塁も5位)
実績がすごいおじさまたちなの?→(福留大島以外は)そんなこともない。
若手何してるの?→おじさんよりさらに打てなくて、2軍に引き上げていった。
という惨状。
投手力とか、離脱者とか関係ないです。
だって、他のチームよりダントツで打てない・対して走れないに、おじさま達がさらに高齢化して体力と走力と動体視力が落ちてる状態で、今年になってるんだから…もう、ダメです。
相手チームのトラブル待ちです。
…この状態を抜本的に変えることができない限り、どうしようもないです。
中村紀洋コーチや、立浪監督の手腕を疑うわけじゃないですが…かなり重症なだけに、【今年1年でいきなり結果がでないんじゃないか】と思ってしまいますね…。
最後に
あくまでも「予想」なので、ほぼほぼ当たらないと思います。
ただ、去年の成績を読んでみると
「え?そんな事になってたの??」
「これは可能性を信じてみたい」
などなどワクワクしたり、野球の見方が変わったりと、面白い話がいっぱい見つかるのです。
だから、公表するかどうかは別として、各々でやってみると絶対楽しいはずです。
よかったらやってみてくださいね。
1年間野球を見るなら視聴準備も忘れずに!!