少なくとも「川崎駅から徒歩圏内」なら、自信をもってうまいといえる。
「川崎市」で見ても、僕はラーメンと油そばなら最高クラスだと思ってる。
そのぐらいうまいです。
古い風体が逆にツボ!&レトロ感だけじゃない細やかな仕事と気配り!
で、僕が川崎市うまいと思うラーメン屋の風体なんだけど…これです。
店主によれば、母親が先代からラーメン屋を営んでいて、中だけ綺麗に直して、外は古いままだそうな…。(だから、木や建物が年季が入った感じになってる)
で、古いラーメン屋につきものなのがマンガ。
川崎市は古いラーメン屋・喫茶店いっぱいあるからガラガラっとお店を開けると、隅っこに…あるんです。
古いラーメン屋の名物である「マンガ」も置いてある反面、髪留めや荷物用のかご、そして客の好みで普通の箸と割り箸が選べるという…最近のラーメン屋さんらしい気遣いもひかります。
強いて欠点を挙げるなら、
「店主一人でやってるから、ラーメンの提供が遅めなところ」
ぐらいじゃないでしょうかね?
だけど、すごく仕事は丁寧。
例えば、チャーシューは一回一回冷蔵庫から取り出してはしまいます。そして、使う分だけを切って、トースターで軽く焦げ目を付ける徹底ぶり。
さらに、ラーメンはテボで茹で上げるため、その前に別の注文が入ってるとタイムラグが生じてしまうのも遅い理由の1つ。
一人でやっていますが、一人だからこそペキパキと、それでいて細やかな仕事をしてくれるお店。
仕事が丁寧なこと、良心的な値段(ラーメン・油そばなら700円)でやってるお店なので、僕も「ここなら一番と断言してもいいなぁ〜」と思った次第。
「本当にうまいラーメン」は得も言われぬうまさ!
「何味」じゃないんだよ!あんまり美味いと複雑に色んな味が絡み合って、ホッとしたため息が出るんだよ!!
具材でいえば、鶏ベースで、カツオや昆布などの魚介を割ったベーシックなものなんだけど…そんなの説明されなきゃ決してわからないぐらいうまく融け合った繊細なお味。
そんな、流行りに逆行するような透き通ったスープでね、
麺はシコシコ感があるけど、けっしてスープの邪魔はしない細さでね。
そんな(塩)ラーメンがこちらですよ!!
メンマはよくある既成品のあの感じじゃなくて、不揃いでたけのこっぽい形が残ったあの感じ。
そして、注目して欲しいのは4枚のチャーシュー!!
これ、豚バラ、豚ロース、鶏もも、ささみが1枚づつ入ってる。
豚バラ・豚ロースをそれぞれ入れるラーメン屋さんは時々ある。
いいラーメン屋さんだと時々「食感を変えるために」とか「ラーメンの塩梅を自分で調整するため」*1などの目的で入ってたりする。
でも、鶏ももとささみが一緒に入ってるのは、はじめて見た。これは珍しい!
具材がうまいから油そばもうまい!!
油そばっていう名前だけどさ…できるだけ余計なことしてほしくない派なんだよ。
僕は風呂あがりの髪が乾ききる寸前の女の子が一番かわいいと思ってる男だから、湯上がりの見た目にも「はんなり」「しんなり」したあの感じが好きなんです。
ここの油そばは、そんな僕の気持ちに答えてくれるようなシンプルで麺の旨さ、具材の美味しさが楽しめる油そば。
麺だけが茹で上がった時のあの「はんなり」とした感じ、それでいて主役を邪魔しないようなさっぱりとした具材がフォローするような油そばですよ!
逆アングルからもどうぞ
逆アングルからみたらわかりやすいのですが、豚バラ・豚ロース・鶏ももが入ってます。
チャーシューが1つ1つ違うこと、薄味にいい感じに魚粉が絡んで肉類とはまた違う味なこと、脂が少なめでネギが多め・海苔を細かく刻んでることで多様な味が楽しめる。
しかも、チャーシューの肉がそれぞれ違うから、最後まで口に含む度にチャーシューの味を意識する味わいになっている。
いや〜いいものを食べた。
アクセス
徒歩なら川崎駅から20分。
バスなら停留所「遠藤町」(五反田駅←→川崎駅西口北、川崎駅西口北←→武蔵小杉)の真ん前。
地図でいうとこんな感じ
最後に食べログ
中華そば 澤田屋 (サワダヤ) – 川崎市幸区その他/ラーメン [食べログ]
ちょっと不便な所にあるけど、是非とも食べてもらいたい。
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*1:鴨南蛮そばになると、わざと塩梅を調整していく・味をしみ出させるために「脂身」が入ったりする。