マンガ「星と旅する」が正しく少年マンガすぎて、少年のハートで読めるとこが好き!!

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ジャンプやガンガンで育ったアラサー達は少年マンガ成分に飢えてると思う。

正直、最近のマンガは大人向けになりすぎたと思う。
それはそれで面白いけど、年を取るほどにこんな渇望が生まれるようになった。

「NARUTOや鋼の錬金術師にハマった、中学1年生の頃のあの気持ちで、少年マンガらしい少年マンガを少年のハートで読みたい。」

その時のぼくはあまりにも純粋で、銀魂でさえ…メタ視点すぎて少年マンガとしては邪道に見えて、(しばらくは)ハマっている友達の気持ちがわからなかったし、いちご100%だって認めたくない人だったよ。

しかし、銀魂がヒットしてからメタ視点の作品、シラけた主人公、女性人気ありきのキャラが多すぎるマンガが増えてしまったため、
「面白いんだけど、ぼくが味わいたい少年マンガ成分じゃない」
と感じる少年マンガが増えてしまった。

 

アレはアレで面白いんですよ?でも、マンガって、栄養摂取と同じ。
だから、いくら美味しくても足りない成分を満たしてくれないマンガは食あたり気味で、食べてるはずなのに満たされない。
だから、「食戟のソーマ面白いよ」とか、ジャンプ読んでる人に言われても「わかるよ?わかるけどさぁ…。」とかえって悶々とする日々。

取りたい栄養の種類が違うんだよ…。アレはアレで面白いし、ソーマのマンガ描いている人は成人向け書いてた時から大好きだけど…少年誌で読みたいモノがアレかと、子どもの時の俺がハマったものかと問われたら…違うんだよ。

 

少年誌の醍醐味は世界観の濃さと、バトルと、女の子への思いやりだと思う

「星と旅する」は、そんな少年マンガ成分がふんだんに入ったマンガなので、すごく楽しく読ませてもらった。

 

何がいいってさ…設定がキチッと練られてること!
さっき、「NARUTOや鋼の錬金術師からマンガにハマった」と書いたけど…ぼくにとっての少年マンガは、ファンタジーなんだよ!

スポーツもグルメも好きだし、萌えも好きだよ?

でも、ぼくにとっての、少年マンガの王道は考え込まれた設定や、読めば読むほどマンガの中の世界が明らかになっていくワクワク感!!それこそが少年マンガであり、そういう楽しみがある「星と旅する」で同年代の人達には童心に帰っていただきたいんだよ!!

 

ぼくは、完走した「ファンタジー要素のある少年マンガ」がハガレン・NARUTO・ムヒョロジ辺りなんだけど…これはHUNTERXHUNTER好きな人とか、銀魂好きな人とかも好きだと思う。

特にHUNTERXHUNTERの影響受けてるだろうなぁ…と思うところはいくつかあるから、HUNTERXHUNTER好きな人は割とマジで読んだらいいんじゃないかと思う。

 

あらすじと、「星と旅する」の少年マンガらしさ

ざっくりいうと、「一家に一星、星が持てる時代で、星を持ったばっかりの主人公が、色んなところに行って素材を調達しながらDIYして星を豊かにしていく」というお話。
言葉にするとあっさりしたもんだけど、絵に落とし込むと、すごくスケール感が出て、マンガとして映えるからちょっと見て欲しい。


まだ初期段階の星は本当に家しかない…。

ヒロインのルナちゃんは記憶喪失入っているため、風変わりな世界観もゲンジが丁寧に説明してくれます。

 

この世界観の説明がやたらと凝ってて面白いから、「少年マンガだなぁ」と感じられて、ぼくは好き。

 

あとは、ゴリゴリに恋愛関係感がない(から、主人公の唐変木設定がキチッと成立している)のも、ぼくは少年マンガ的でいいと思ったわけ。

 

ルナちゃんがすげーかわええんだけど…ゲンジのかわいがり方が完全に、恋愛感情というよりも妹…いや、もう親子。
それはもう、うっかり裸を見てしまった後でさえ、「育ち盛りだからお肉を食べさせてあげたい」とか言い出す始末だし。
ルナもルナで「大人と認めさせる」とか言ってるけど、それはレディーではなく、子ども扱いがウザったさから出てるところが、恋愛関係ないところがいいなぁ…と

 

また、作者のヒロインへの愛(ロリコンっぷり?)はハンパなくて、1巻だけで裸みせて、スクール水着着せて、ポンチョ着せてと、すごく詰め込んでる。

ルナちゃんの水着見たい?
…じゃあ、ちょっとだけ。

…なんかいる気がするけど…気のせいです。
それはきっと、少年マンガの、ファンタジーマンガの醍醐味ってやつです。

 

「ファンタジー要素のある少年マンガを読み進めないとわかんないところが面白い」

と言ったけど、ファンタジー要素のあると次回使う敵キャラの技や、敵そのものが想像がつかないところがいい

 

だから、余計なこと考えずに「次読みたい」「次読みたい」って、行く。

冒頭でNARUTOやハガレンを出したけど、あのへんって敵キャラがやってくることが多彩すぎて次の展開が読めないし、ファンタジー設定のせいでなんでもありに見えてしまうところがあるから…次が楽しみだった。

 

その純粋なワクワク感が、作品の中に盛り込まれてるマンガって…中々出会えない。

独自の設定を練るのも難しい。さらに、設定が活きるような画力、キャラの恋愛要素をうまく薄味にしたバランス調整。
この辺を乗り越えて「子どもの頃、熱狂した少年マンガ」ができてくる。

 

 

おとなになってもマンガが読める時代…読んでても恥ずかしくない時代になったのは嬉しいよ?
ジャンプ1つも王道の少年マンガや10代が好きなマンガだけではなく、女性やいろんなマンガを読んだメタなオタクにも対応してるのはすごいと思うよ?

 

…でも、そんな今だからこそ、王道の少年マンガを、純粋な気持ちで読んで欲しい。

未知の設定や敵キャラにワクワクし、
主人公が美人扱いしないヒロインに読者がかわいいと声を上げ、
1巻読み切った後に、違う世界を知って「次はどんな世界が広がってるか」と思いを馳せる。

 

そんな少年マンガの世界にひたってほしい。

 

 

2巻が楽しみ!!2巻どころか、5巻10巻ぐらいまで世界観を小出しにして、やっと興奮のピークが来そうな伸びしろを感じる。

 

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