こんなの読みました。
・「俺メンヘラホイホイなんだよね」と自白する男性の9割は、本人が凶悪地雷源です−妖怪男ウォッチ
・健康な女子さえも苦しめる「メンヘラメーカー」の罪 二村ヒトシ×川崎貴子【女子会】
まず、「メンヘラ」って言葉を軽々しく会話にだして、盛り上がれるクソどもの感覚が理解できない。
記事によると「メンヘラホイホイ」という言葉を言い出したのは二村ヒトシ及びその会話。
軽々しくメンヘラメンヘラと連呼してた人、それに対してなんも代替する言葉を当てはめようとしないトイアンナ、アオヤギ、妖怪男ウォッチの方々だそうだが…もうそんなクソみたいなスラング使う奴らに言葉を使う仕事してほしくないなぁ〜。
敢えて言うわ。
言葉を扱う仕事のヤツが「メンヘラ」と言うことは万死に値する!
そもそも「メンヘラ」って何?なんで、そんなにキレてるの?
ネットスラングなので、ニコニコ百科事典から抜粋します。
概要
語源は2ちゃんねるの「メンタルヘルス板」より由来する。メンタルヘルス板とは「心の健康」について取り扱う板。
2ちゃんねらーの間で「メンタルヘルス板にいるような人間」をメンヘラーと略されるようになり、それがメンヘラになった。主に心に病気を抱えた人について使われる言葉として扱われている。
差別的な意味を含む場合もあるため扱いには注意しよう。
「心に病気を抱えた人について使われる言葉」という時点で、それを人様に言うというのはおかしいでしょ?
そして、そもそもだよ?
その「メンヘラ」って精神疾患を表す言葉でもないのに、「心が病んでる人」を言い表してるんだから、おかしな話だ。
精神科領域からの観点
「メンヘラ」は上記のように「ネットスラング」であり、医学用語ではない。
ところが「メンヘラ」というスラングが蔓延したために、自称メンヘラ、と言う、精神科外来の患者が増加しているのは事実である。
医学的定義による「精神病患者」と「メンヘラ」の違いは明白である。「精神病患者」は先天的遺伝や、後天的ストレスによって引き起こされる脳内物質の不均衡が原因であることがほとんどである。
(略)
「メンヘラ」と一番近い医学的定義は、このⅡ軸の「パーソナリティ障害」である。
(略)
で片付けるのはこれもまた無理がある)
概要にもあるように、今やネット以外の現実でも使われる一種のスラングである「メンヘラ」は、使うべき場所と場合を真剣に考えて使わなければ、もし「あなたはメンヘラだ」と言われた人が、本当の精神科領域の「患者さん」であれば、それは、間違いなく「侮蔑」である。
精神科領域は「目に見えない」ので、様々な誤解を招く。なので熟慮することなく「メンヘラ」という言葉を使ってしまう。では、もしあなたの周りに「ガン」で苦しんでいる患者さんがいたとしたら、あなたはその人に「(例えば)ガンラー(造語)」と、口にするだろうか? 末期がんで、ターミナルケア(痛みを取り除くためだけの最終的な医療措置)で、激痛を抑えるために「モルヒネ」を使っている患者さんに、「あなたはヤク中だ」と言えるだろうか? 答えは否である。
メンヘラなんて言葉を軽々しく連呼できるうちは平和なんだよ…。
それが差別であること、傷つく人のことを想像しないで生きてる人達なんだから。
頭にきた。ガチの躁うつ病患者である僕がその手の「世界」を案内するよ。
ようこそ、うつの世界へ。
医師の診断によれば、高校2年の秋の頃にはすでに、僕は病んでた。
そのせいか、大学時代にSNS経由で仲良くなった女の子はみんな病んでた。(大学卒業後に会う人は男でも病んでる人・病んだ経験がある人が増えていった。)
いわゆる「メンヘラ」ではない。
メールや電話で依存的な感じになる子…という生やさしい意味じゃない。
そもそも、依存的な人は「病んでる」と言うのも、頭ごなしだよね?
だって、本当に病む子は責任感やプレッシャーが強すぎて人に頼れないか、頼っている自分が情けなくて壊れていくほど病んでるからね。
「病みやすい性格」だったからこそ、自分を律する力が強いから表面上はしっかりしてたり、ハツラツしてたりする。責任感なり、自己肯定欲の低さから努力しようとするからこそ、そういう子に限って、病んだりする。
依存型もいるにいる。
でも、自分自身に対する自己肯定欲が低すぎるため、助かったり、幸せになるという観念が乏しすぎて、「自暴自棄」になってる。
依存しているというよりも、依存するほどダメな自分をせめて苦しくなっていくこと自体を言い出せないから、「助けを求めている」ようで、実は「生きながらえている」だけ。
イメージしやすいように、J-popっぽく行こう。
「会いたくて会いたくて震える」
が、一般的なイメージの「メンヘラ」だが、それをしっかり口に出せる時点で、我々の世界じゃ健康そのもの。
「会いたいけど、会いたいなんて言えない。相手も忙しいだろうから、迷惑がかかってしまう。(でも、すげー寂しい)」
が、いわゆる精神疾患やその予備軍。
「会いたいとは言ったけど、そんなこと言っちゃううざい女で、もっといえば私は彼に何もしてあげられなくて…でも、生きるために彼が必要で…。ああ、そんな私なんて消えちゃえばいいのに」
が、病んでる人の中でも依存型の人。
どのレベルかというと、
「その手の薬を飲んでる子もいれば、リストカットの跡がある子もいれば、記憶がないままアレなことをして、別の種類の薬を飲んでたり、発達障害に悩んでたり」
というぐらいの人。その大半は医師の診断を受けてる。
そして、特に重要なのが「発達障害」。
これ自体は病気ではなく性質なのだが、合わない環境にいると病みやすくなるため、同じような特徴をもった人が自ずと集まってくることがある。
発達障害の人が持つ特技や、病気が共通言語になってる…そういう場所もある。
ガチのメンヘラは住んでる世界が違うし、違ったほうが楽
驚くほど自己評価が低い人、発達障害持ちゆえに一般的なリズム感で話せないから文字にするか一部の話題を共有してる人としか話せない人は男女問わずいる。
就活か、営業マンのようにハッタリや自分がいかに有用かをアピールしまくる場所が合わない人が世の中には一定数いる。
だから、インターネットやってる時の方が楽しい。
メンヘラホイホイという言葉は言わないけど、「病んでる人」と接してる割合は一般の人よりも多いようだ。
なぜなら、そういう人がネットのあるサイト、ある創作界隈、ある趣味に集中しているからだ。
かくいう私も病んでるし、病みやすいとされる発達障害の人が使うコミュニケーションである「文字」「ゲーム」「ネタ」などオタク的なモノを使って会話する方が、通常の会話よりも楽。
…はっきりいえば「しぐさから察する」「目を見て話す」「雑談をはさむ」といったコミュニケーションが大の苦手だ。
オタク的な「知識」を使って会話をつなげることはできても、話が続かない人とは全く続かない。
これは、訓練不足もあるのかもしれないが、僕の中での「得意・不得意」が偏っていることが大きい。
発達障害を診断する時には幾つかの発達障害っぽい特徴・エピソードを持ってるかどうか以外に【IQの偏り】がチェックされる。
例えば、発達障害で言語性にIQが振られている僕みたいなタイプは
「言語で人にモノを説明する能力があったり、記憶力が良かったりする」
ため、言葉を使ったり、数を計算したり、覚えたりする競技には強い。
逆に、これが動作性に振られている人や、僕よりも体で覚える・感覚でわかることができる人は
「なんとなくできる、感覚的にわかる」
という領域で物事をこなすことができる。
本来は「どっちもがバランスよくできる」のが普通の人らしいのだが、発達障害を持ってるとどっちかがすごくできたり、できなかったりする。
そして、評価を高い方に合わせても、低い方に合わせてもどちらの能力も必要とされる仕事をすると、辛くなってしまう。
しかし、趣味…学術やスポーツや芸事などの世界に生きていると事情が変わる。
偏ってても行きていけるし、偏った分だけ突き抜けた部分を才能として評価してもらえる。
元々のブログや、インターネットはそういう場所だったため、ネットにいて中でも長文を使ったコミュニケーションがデキる人と一緒にいると、病んだ人や僕と同じタイプの発達障害を持ってる人をよく見かける。それこそ、「日常的」に。
いいや、僕が日常的に関わってる、本音で話せる人は
・発達障害の特徴を持ってて、得意不得意が偏ってる
・精神が病んだり、薬を飲んだり、体を傷つけたり悩んだ経験・現状がある。
・現実の世界とはまた別の「自分だけの世界」を持ってたり、そこに生きてる
がほとんどだ。
そのため、そうじゃない人とは話が合わないから「別のなにか」に見える。
敢えて言えば、僕から見える世界はそうじゃない人が平面なピクトグラムに見える。
キルラキルのモブのように
【輪るピングドラム】のように。
これらは比喩ではなく、本当に自分の感覚を言語化できた人間・それも話が噛み合う人間が世の中のごく一部である人間には本当に世界がこう見えてる。
どうでもいい人が、じゃがいもかかぼちゃ…までは行かないけど、記憶にすら残らない「形」にしか見えなかったりする。
メンヘラなんて言葉を軽々しく人様を見下すように言える人は地雷です。
だって、本当にある場所、ある文化、ある世界に固まって生きてるぼくらのことを知らない、知る気もない、想像すらしてない連中なんだから。
その言葉を聞いた途端にぼくにはその人が、ドットや棒人間と変わらない何かに見えて、その人と会った場所を出て駅についた頃にはきっと、顔も服装も思い出せないで、ただ時間とお金をムダにしたという徒労感しか残ってないんだろう…。
恐ろしい恐ろしい。
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自分のことを棚に上げて、人をメンヘラ呼ばわりするゲス女(笑)がこの世界を壊すんだ。|三沢文也|note
ボツバージョンをnoteに上げました。あまりにも過激すぎて「これ公開するの?」とメルマガ読者からストップがかかったので、読みたい人だけが読む有料記事にしました。