最近、一緒に野球中継を見ている西武ファンの友達がいるのですが…、彼がすごい剣幕で今井達也に怒っていた。
理由は色々は積もりに積もったものなのですが…熱心な西武ファンが
「こいつに西武のユニフォームを着てほしくない」
「今日二軍に落とさなかった時点で、今年の西武はない」
と最大限の怒りをぶちまけるきっかけになった事件があった。
【今井達也、試合中にインスタグラム事件】がどうしてまずいのか?
大々的なマスコミ報道はされていないが、西武ファンの間で問題になっているのがこれ。
試合中なのに、今井くんいいねしてるんじゃないよ!#seibulions pic.twitter.com/wAfQAenH1w
— ゆ う ゆ う (@yuska69) July 28, 2020

これなにが悪いかと言うと、「試合中」なのだ。
それも、彼が援護点を帳消しにするほどの失点をし、試合を作りきれずに降板して「仲間ががんばってる最中」にてめぇはインスタグラムに興じていたというのだから…失礼極まりないのだ。
一般の会社だったら「役割分担」なんて便利な言葉があるかもしれない。
だけど、野球はプロアマ問わず、試合中は全員で試合を見たり、出場機会に向けた準備/次回のための体のケアをするのがマナーだ!
【スポ根】と呼ばれようとも、ベンチのムードが悪いチームが負け、常に盛り上がってるチームが勝つようにできているのは事実なのだから、スマホいじりどころか、半ば強制的にでも試合を見る・応援する暗黙のルールは存在する。
だから、メジャーリーグから少年野球まで「自分が出てない時/交代したら好きにしていていい」と教える野球チームは存在しない。
…それだけ、今井のやったことは野球経験者ならガキでもわかるほど当たり前のタブーなんだ!!
試合中の携帯いじりは、過去にも大きな確執を生んでいる…。
今井達也選手は、よく「見た目やフォームがダルビッシュに似ている」と言われます。
しかしながら、ダルビッシュは試合中に携帯電話をいじったやつには問答無用でブチ切れるぐらいには怒ります。
過去にはこんな事件もありました。
初回を無難に三者凡退に抑えながら首脳陣の判断で降板した直後のベンチ裏。斎藤はトレーナーの指示でしばらく患部をアイシングしていた。しかし試合が2回、3回と進み、緊急登板した多田野ら中継ぎ陣が奮闘する中で、斎藤の状態を気にしたダルビッシュがベンチ裏に様子を見に行くと、こんな光景を目撃してしまったという。
「運悪くダルビッシュが来た時に(斎藤)本人はメールを打っていたそうです。それで『お前、誰のせいで中継ぎや野手の人たちが必死に戦ってくれてるんだよ! 治療が終わったら、さっさとベンチに来て応援しろ』と怒鳴られ、周りにいた人間も苦笑いしたそうです」(チーム関係者)
斎藤にしてみれば、患部の状態を心配して連絡してきた関係者に返答メールを送っていただけだった。しかし、常日ごろから斎藤に対して「打ってもどこか響かない」「野球に対する姿勢が、どこか違う」と違和感を抱いていたダルビッシュの堪忍袋の緒が切れてしまうのも仕方ないタイミングだった。
斎藤佑樹でさえ「関係者」に対してであって、SNSではありません。
それでも、ベンチで応援しろとダルビッシュが怒るぐらいには、携帯電話を試合中にいじってることは反感を買うこと・不真面目な行為なんです。
そういう意味では、ダルビッシュどころか斎藤佑樹未満の野球への取り組み方なんです。
元々素行が悪い選手として有名だが、一向に変わる気がない今井選手
とはいえ、ダルビッシュ自身が最初から野球や健康・トレーニングに気を使う選手だったかと言うと、そんなことはないです。
ダルビッシュ自身がプロ入り後怪我の療養中に、未成年喫煙とパチンコで週刊誌にすっぱ抜かれて謹慎処分になった過去があります。
この件は今井達也も同じようなことがあります。
野球選手が清く正しく美しい人ばかりではないことはわかってます。
人一倍跳ねっ返りが強い不良気質だからこそ、勝負の世界でもオラオラで勝負できるような選手もいっぱいいます。
しかしですね…昔ワルだったり、夜の街でブイブイいわせてたとしても、結果を出してきた人達が認められるだけです。結果も出してないワルはただのワルです。不良です。
ましてや、歴史ある西武ライオンズに所属する選手ですよ…。
それも一番期待して獲得したドラフト1位が、ただのワルのまま4年…大した活躍もしないまま、悪いところばかりすっぱ抜かれる人間となれば、西武ファンは怒ります。
リーダーはいたほうがいいです。
でももっと大事なのは、「何かを感じようとする人間がいるかどうか」なんです。
優秀なリーダーがいたって、それを見て何かを感じようとする人間が周りにいなかったらなんにもなんないですよ、チームは。#8 プロジェクトのリーダーになる 【人生100年 イチロー人生すごろく】
結局はここに尽きる。
コーチが何を言おうが、周りが期待してちやほやしようが、本人が足りない・変わろうと思えない人はやっぱり何もならないですよ。
どんな世界に生きてたって【何かを感じようとする人間】であることは大事です。
特に、野球選手は環境が良くてチャンスも多いのです。すばらしい感性と努力があれば、人気者にも億単位のお金を貰う人にもなれます。
中でも、ドラフト1位の選手には何億円も稼ぎ、光り輝く選手になってほしい球団もファンも期待するし、応援もします。
他人に夢を押し付けてるのではなく、「才能と努力と運命が揃わないと切り開けない世界を切り開いてほしい」と切に願ってみんな野球を愛しているのです。
だからこそ…今の今井選手の行動には【裏切り】と感じるファンがいっぱいいます。
もちろん、【裏切ったことを晒し上げて貶めたい】なんて意図で言ってるのではありません。
できれば、【何かを感じようとする人間】に生まれ変わって、もっと活躍してほしい。
できないのであれば、せめて他人の邪魔をするような盛り下がる行為をしないでほしい。
自分が応援してるチームにそのぐらい言わせてほしい…そりゃ、西武ファンは思いますよ。
今井選手は「155キロ投げる豪腕」なんかじゃない!!
今年の今井選手には「155キロ投げた」「ダルビッシュの再来か」といったマスコミ報道がなされてきました。
しかしながら、我々で検証してみると、その内容は酷いものでした。
ストレートはほぼ全てシュート回転。
キャッチャーの指示した場所から必ずずれる!
基本は真ん中高めか、右打者の内角高めにすっぽ抜けるばかり。
右打者にとって外角のコースにリードされても、森友哉のミットは真ん中方向に動く。
これでは、キャッチャーの森友哉もリードのしようがありません。
甲斐拓也や若月健矢が今井達也をリードしても、せいぜいパスボールが減って盗塁阻止率が減るだけで、彼の防御率が下がることはないでしょう…。
なにしろ、どこに要求しても結局同じところにしか投げられないから、コースを突くことなんてできやしない。
更に致命的なのは、「相手選手が全く怖がってないところ」です。
150キロ以上のボールを投げているにも関わらず、小柄なバッターでも平気で踏み込んでスイングしてきます。
ファウルボールを打つ時にもフォームが崩れたり、ボールに押されて痺れているシーンもありません!!
同じぐらいの身長・年齢・球速。
そして同じ楽天を相手にした試合でも…山本由伸の場合はこれだけ違います!
もちろん、山本だってシュート回転気味のボールが行くことはあります。
でも、綺麗な回転の伸びのあるストレートもたくさん投げます。
ボールがホップすることで、ストライクゾーンに投げてもバッターは当てることさえできない…ほどです。
当てることができても、ボールが重たくて、スイング後にグラグラ…。
一番合ってないブラッシュにいたっては、3球連続ストレートで見逃しの三振。
ボールが通過するたびに早すぎて困惑する表情を浮かべる始末。
155キロ出たと一口に言っても、これだけ内容が違うんです!
「山本なんか持ってくるのはお前がオリックスファンだからだろ?西武ファンを同情すると見せかけて貶めてるんだ」
とか難癖つける人は、松坂大輔の若い時の映像見たらいい。それなら西武同士の比較なんだから文句ないでしょ?
ある意味、山本よりすごいです!!
147キロしか出てないストレートであっても、バッターが怖がったり、ファウルボールを打った人が痺れて動けなくなったりするほどの切れ味だから…まさしく「天才」ですよ!
ゴジラが差し込まれ、ペタジーニが三振する映像見たら「これがピッチャーなんだ」「これが野球なんだ」って思うはずです。
まぁ、松坂の場合は体格にも才能にも恵まれすぎて比較としてアンフェアなんですけどね。
体格・年齢・最高球速・入団時期・時代・対戦相手などほぼすべての条件が近い映像がたまたま山本だったから山本の映像使って検証したんです。
で、検証するに当たって引っかかった点が見つかったので、最後に1つ書かせてほしい。
今井達也の体重が70キロしかないってマジ?
山本は178cmの80キロ。
一般的なBMIで言えば、太ってるかもしれないけど、プロ野球選手としては的確な体重。
いや、山本でさえ軽い方ですね。
同じ身長で95キロ以上ある五十嵐投手みたいな人もいます。
一方、今井選手は180キロに対して70キロ。
これはプロ野球選手としては痩せすぎ!
一般的にはスリムに見えるかもしれないけど、155キロのボールを投げていい体じゃないです。
ボールのスピードは(ざっくりいうと)体重移動と回転とバネの丈夫さですから…体重が重いほうが当然速いボールは投げやすいんです。
デブすぎると回転やバネの強さに影響してくるから「適正体重」がありますが…それでも速球派と呼ばれる投手は80kg以上が普通です。
身長次第では95kgでも故障しないで活躍できる人も平気でいます。
もちろん、遅いボールで勝負する軟投派だったら180cm70kgでもいいですよ?
プロ野球史上最も奪三振が多い軟投派(?)投手「星野伸之」は183cm74kgですから…星野伸之みたいな投手がこの体格なんだったらわかります。
…西武にも「軟投派の卵」が育成選手にいて、出井敏博投手は、185cm70kgで最高球速143キロという軟投派です。(西武が軟投派に育てるとは思えませんが、オリックスなら星野伸之2世、日ハムが育てるなら西崎幸広2世になるようなタイプの投手です。むしろ、オリックスにくださいお願いします。)
逆に言うと、星野伸之や同じ体格の今井達也が155キロを投げ続けるのは危険なんです。
星野伸之のフォームは球速を抑えて相手の裏をかくことに特化してるとは言え…それでも、140キロ半ばの球速で活躍した西崎幸広投手よりも痩せてるのだから「軟投派の体格」と言わざるを得ないです。
それに対して、西武は「無理に増やせとは言わない」と入団時に言ってる。
、西武で長くエースと呼ばれた通算182勝の西口(現2軍投手コーチ)、同103勝の岸の入団時とピタリ一致。“西武のエース”の系譜を継いだ形だ。自身も新人当時は1メートル85、72キロ(現在は95キロ前後)とスリムだった渡辺SDも「西口や岸のように細身でもしっかりとエースとして投げられる。体重を無理矢理に増やせとは言わない」と、今のままの今井に期待をかけた。
西口や岸はもっと繊細な投手なんだから…一緒にしてほしくないなぁ〜。
岸はしっかり体重を増やしたし、西口はもっと投手としてまともだし…。
西武ファンじゃないぼくでも疑問に感じますよ。
怪我するか、信用を失うかどちらかはわからないけど…3年先までずっと見るピッチャーじゃないだろうなぁ…という西武ファンの落胆や諦めの気持ちは調べるほどすごく伝わりました。