これを書いた一週間前ぐらいからずっと「温泉むすめ」というIPが炎上している。
日本中+台湾1ヶ所の温泉を擬人化して、萌えキャラにして温泉むすめとして売り出し、その世界観をベースにソシャゲやマンガなどのメディア展開もされている。
確かに温泉むすめ自体が、叩かれやすい荒削りなコンテンツであったことは間違いない。
だが、犯行予告まで飛び出すほどの騒動になって、この手の騒動では珍しく「法的措置」をちらつかせるほどコンテンツを持つ企業が怒り出すなどフェミニストが糾弾したコンテンツの中でも最大規模の荒れ方をしてしまっている。
野党連合と急接近するフェミニスト達
ついには、温泉むすめバッシングに前新潟県知事まで参戦していた。
その「ありがちな萌え絵ご当地キャラで地域起こし」にこんな経緯でお目にかかるとは思っていませんでしたが、国費をかけた「クールジャパン」が地方知事から見ても陳腐な手法で延々続いている事は、その現状を正に象徴していと思います。「官製即席日本凄いプロジェクト」はもう終わりでいいと思います
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) November 16, 2021
温泉むすめは新潟の山奥の温泉までしっかり宣伝してる。
にもかかわらず、恩を仇で返すような言われようには…呆れて物が言えない。
これはたった一人の例外ではない。
ついにはやまもといちろうさんからこんなつぶやきまで飛び出した。
あまり書きたくないことではあるが、仁藤夢乃さんや北原みのりさんとの本件温泉むすめ関連のツイートは特に、批判文意のツイートやいいねに共産党クラスタがかなり被っているように見受けられるのは特筆されるべきことだと思う。工作とかではなく、言論や表現の統制にポジティブな垢が共産クラス文字数 https://t.co/csF08zMKBa
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto)🐱 (@Ichiro_leadoff) November 19, 2021
実際ツイッターを漁ってみると…出てくる出てくる!
日本共産党の方たちが都に強く働きかけ、DV被害者の女性たちを支援する予算がつくなど、救われた命や生活がある。
「五輪より命」と明快に訴える共産党は、希望です。
1人でも多く当選してほしい。
北原みのりさん(作家・フェミニスト)#都議選2021 #都議選は日本共産党 pic.twitter.com/u5KeWFLc7I
— 日本共産党(公式)🌾⚙ (@jcp_cc) June 29, 2021
共産党の公式チャンネルはフェミニストさんと仲いいです。
他にも石川優実という有名なネトフェミさんも公式You Tubeチャンネルに呼んで、党のイメージアップをアピールに努めています。
いよいよ明日は選挙戦最終日。
最後の1秒まで、思いを込めてお訴えをいたします。明日は応援弁士に
北原みのりさん、常見陽平さん、と豪華な顔ぶれ。
そして夜7時〜最後のお訴えは亀戸駅北口から!
我が党、立憲民主党幹事長の福山哲郎が、井戸まさえの応援に駆けつけます!
ぜひご来場ください! pic.twitter.com/3t0nHtuxIj— 井戸 まさえ(立憲民主党東京都第15総支部長) (@idomasae) October 29, 2021
立憲民主党系議員の応援に駆けつけていたりします。
ちなみ、北原みのりさん。
温泉むすめについては直接発言してないです。
ただ、温泉むすめの炎上に便乗して実在するかどうかも疑わしい情報を流し、温泉地を貶めようとする発言をしてます。
80年代、外国から連れてこられて目が覚めたら温泉街だった・・・という女性が無数にいました。パスポート取り上げられて借金させられての強制労働。買春の温床文化は根深くある。だいたい昔の女湯なんて男湯の半分くらいの大きさだったり、景色ゼロだったり。女客など相手しない温泉街が多かった。
— 北原みのり (@minorikitahara) November 17, 2021
この手の批判の厄介なところは「相手の発言がデマであることを証明するのは難しい(悪魔の証明)」に基づいて、言いたい放題されるところです。
ちなみに、上記のツイートについては
「一昔前は、子どもは母親と一緒に女湯に入ることが多く、そのため脱衣所を広く取る必要があったから」
という話を知っていた人物が反論することで温泉地側の名誉を傷つけかねない発言は、【ちゃんと知識があって理由が説明できる人】によって退けられる結果になりました。
フェミニストと野党は「言いがかり」がお好き
そもそも、ネトフェミと呼ばれる人達はどうして言いがかり同然にオタクコンテンツを攻撃するのか?
それが、彼女達の成功体験だからです。
まず、言いがかりをつけることでバズると、
「言いがかりであることを証明する」
のはものすごく大変です。
なぜなら、悪魔の証明だからです。
次に、言いがかりによって生じた風評被害は、
「言いがかりであることを証明することでは解消されない」
のです。
さらに、相手がどんなにバカバカしいイチャモンをつけたとしても
「炎上した・たくさんの批判が集まった」
という事実が報じられるため、言ったもん勝ちになるのです。
「そんなバカな」
「中身を見れば、いかに不当かわかるはずだ」
と思うかもしれません。
企業にとっては批判が正当か理不尽かはあまり関係ありません。
「風評被害を受けた」
「フェミニストに叩かれるような事をした企業」
という烙印がつくと、しばらくフェミニストや事情をよく知らない人から偏見の目でみられる続けることが問題なのなのです。
いわゆる、デジタルタトゥー問題と呼ばれる問題です。
個人企業問わず、ネットでは炎上すると一生消えないで残り続けるため、覚えてる人はずっと覚えててその嫌がらせがずっと続くから「炎上する」ことはリスクなんです。
しかも、企業や著名人はマスコミから炎上した事実を悪く報道されるため、デジタルタトゥー問題がより深刻にダメージを与えるのです。
こんな運動を政治家が支援するのだから恐ろしい話ですよ。
政治的権威・マスコミ報道によってフェミニスト「正しくない言いがかり」の圧力・攻撃力を補強されるのですからね。
野党の方も言いがかりをつける悪質なクレーマーとは言え、「インフルエンサー」を味方につけられることから、悪質と知ってか知らずか著名なフェミニストを抱き込むわけですから、なおたちが悪い。
もっとひどくなると、ご当地Vtber戸定梨香さんみたいに地方議員が発端となって、1企業を攻撃するわけですから、本当に酷い話です。
そのくせ、中国による人権侵害やフェミニストを支援する政党の議員による買春や不倫問題にはだんまりを決め込むわけですから、ダブルスタンダードに見えるのも無理はありません。
「そんなのフェミニストと呼べるのか?」
「なぜ生身の人間の淫行や人権侵害よりも、アニメやマンガを目の敵にする?」
かについては、私にはわかりません。
ただ、「お気持ちヤクザ」「クレーマー」「ネトフェミ」と揶揄されるのはそれ相応の理由があります。
フェミニストがやりすぎた結果、企業やクリエイターから無視されるようになってるんだけどね…
同時に、鋭い人なら気づくことでしょう。
「フェミニストを名乗る【実態がクレーマーのネット民】として有名になったら、企業や官庁もキチッと対応するから、時間をかけて解決していく問題では?」
実際、そうなりかけてます。
かつては、フェミニストのクレームは今よりも脅威でした。
しかし、実際問題【ネトフェミ】のクレームに毅然と対応する企業がポツポツ出てきました。
その中でも特に痛快なのは、萌え御朱印を手掛けるお寺の対応です。
愛知県豊川市寶山浄泉寺に御朱印についてやっと電話出来ました。出たのはご住職本人。あまりにもモラルに欠けているのでは?との質問に「全然思っていませんね。檀家さんからももっとやれ!と喜んで貰えていますし。あと、いま子供といて家族の時間大切にしたいので切りますね!」
と、勝手に切られました。もう唖然としたわ。総本山にも電話をして聞いてみましたが、クレームは来ているみたいです。だけど、止めない。総本山の方にもこのまま続けます!との回答をしたようでした。新しいイラストも。寺好きで御朱印集めてる私としては不愉快極まりない。酷すぎる。
人間には学習能力がありますからね。
感染症でも、言いがかりの圧力でも、「対処法」を身につけて克服していくのが、人間という生き物です。
シカトする、一時的に対応するにしても「フェミニストに対応したのではなく、以前から刷新する予定がある案件でした」と釘をさせばいいことが知れ渡っています。
欲を言えば、過度なクレームや営業妨害に近い酷い晒し行為は【威力業務妨害】に抵触してることが周知され、常習者が逮捕されるという「前例」ができたら最高なんですけどね…。
あのファミリーマートでさえ、「お母さん食堂」というブランドにケチをつけられた時に毅然とした対応をしました。
しばらくはブランドを降ろさない、ブランドを刷新する時も「以前からブランドを統一し、新しく刷新する予定がありました」と勝利宣言して大喜びしてたフェミニストをバッサリ斬っています。
地方議員に徒党を組んでバッシングされた戸定梨香さんも、民意が「もっとやれ」「議員の圧力でコラボを取りやめるなんて酷い」とバッシングをはねのける動きが盛り上がると、警察の制服に衣替えして、再びコラボが実現し、警察も「元々消す予定で、次のコラボ動画を用意する予定だった」とフェミニストを一蹴するコメントをしています。
当然ですよね?
企業も官公庁もキャラクターやブランド、キャンペーンを手掛けて発表するまでに、お金や時間をかけて作り込んできます。
それを「個人の好き嫌い」ごときで仕事をなかったことにされたり、なかったことにされたら担当者はブチ切れますよ。
フェミニストは許認可を行う行政機関でもなければ、大企業のプロジェクトを動かす上司でもないんです。
顧客であるかどうかさえ疑わしいただのクレーマーでしかない人に、手掛けた仕事を握りつぶされるんですよ!?
そんなことが続けば、企業が突っぱねる・対策する・対応するにしてもドライなのは当然ですよ…。
仕事でも創作でもスポーツでもなんでもいい。
何かを日々積み重ねてる人間なら誰だってわかることです。
女がどうこう以前に、「人として」の権利や努力を踏みにじる人が女性の権利!?片腹痛いわ!
「人として」他人や相手の考えや仕事を尊重できない人の言うことなんか誰が聞くんですか??
フェミニスト達が「言いがかり」を続ける理由は、「悪しき前例」を作りたいから
日本は世界的にも「前例」が大好きな国です。
裁判の判例は戦前のものを使うことだってあります。
役所はもちろん、会社や学校でも誰が決めたかよくわからない規則に溢れ、それはなかなか見直されません。
だから、フェミニストや野党勢力は
「(正しくはないけど、自分たちに優位な)悪しき前例」
を作りたがります。
言いがかりでも、一度成立すればほとんどの人はよく調べないで前例を気にしてくれるからです。
実際に、ねじ込むことに成功した前例は
「国連でこんな採択がされた」
「政府の会議でこんな提言が出た」
「ネットであの企業が炎上したので、もっと女性に配慮したほうが…」
など、前例という圧力ツールとして蓄積していきます。
これが今のフェミニスト系政治家の強さの源になってます。
そして、一度前例ができると、大半の人は調べないため「酷い前例」でも通ることが多いです。
さらに言えば、10年前まではオタクコンテンツを守ってくれる議員や、政府会議の参加者はあまりにも弱く、「悪しき前例」を作りたい放題で、事実上の「マッチポンプ」状態でした。
1つ例を見てみましょう。
社民党や、生活者ネットワークは「国連で採択がされた」ことをよく論拠にします。
国連で採択されたことを根拠に【女性の人権のためにアニメやマンガを規制すべき】というのです。
例えば、社民党の福島みずほさんの挙げた論拠を検証してみましょう。
国連の女性差別撤廃委員会は2009年、女性を性的対象として見るステレオタイプな認識を強化し、少女の自尊心の低下をもたらす商品などについて、日本に対し勧告もしている。
しかし、この委員会で委員を務めた「林陽子」という弁護士を調べたら…かなり酷い!
(林委員)調教ゲームや強姦ビデオなどの製造販売が、犯罪組織の資金源になっているということを明らかにすれば、このような問題に対する社会の見る目も変わってくるのではないか。
これ…大嘘です。
特にゲームについては嘘まみれで、
・(特に当時は)簡単に作れるもんじゃない
・そもそもそんなに儲からない
・市場が狭いから許認可を受けてない作品だけでアングラに食べていくのは無理
など、少しでも業界の知識があればツッコミどころ満載です。
こんなやつが国連の会議に出て採択して「コンテンツを規制しろ」ですって!?
結論ありきもいいところだよ。コンテンツ側からしたらもう、嘘まみれの濡れ衣。
そして、同じ内閣の会議では、こんな発言もあります。
(住田委員)調教ゲームとかSM関係のビデオというのは犯罪の手法を教えている。強姦事件と因果関係はあるような気がしているが、それをいきなり問題提起するのは大きな問題になるの で、個別の事案で動機関係を含めた事例として因果関係があるものについて、表に出していただきたい。
住田さんというのは、あの行列のできる法律相談所にも出ている有名な弁護士さんだ。
テレビではそこまでやばく見えないが、内閣府の会議では言いたい放題で、それが悪しき前例になってる。
こんなもん、マッチポンプだよ!
悪しき前例で、言いがかりで、政治的弱者への暴力でしかないわ!!
社民党・生活者ネットワークは「国連が、内閣が言ったから」とか言い続けてるんですよ?
バカなのか、悪意しかないのか知らないけど…酷い話ですわ。
ネトフェミが大暴れしてる裏で、表現規制緩和に向かう日本政治
「当時の、人たちは何をやってたんだ?」
と思われるかもしれませんが…がんばるにはがんばってたんです。
実際、行き過ぎた表現規制に反対する団体はありましたよ?
ただ…明らかにフェミニスト陣営の方が政治的に影響力のあるメンツで、国連や内閣府でやりたい放題してたのが主流な流れでした。
いくつかの表現規制・検閲をめぐる法案を廃案に追い込んだ実績はあるので、無力だったとはいいませんよ?
ただ、比較的表現規制問題に興味がある私でさえ知らなかったんだから、一般知名度はほぼないと思います。
議員の方も貧弱で、保坂展人さんという方が表現規制問題をかなりがんばってたんですが…この人社民党なんです。
…いや、この人自体はすごい議員さんなんですよ!?
ただ、福島瑞穂・辻元清美しかマスコミが報じない時期の「実は社民党で一番マトモな議員」の存在なんか一般人はほとんど知りません。
自民・野党の有名人・マスコミがフェミニストを取り上げてた当時、表現の自由を守ろうという勢力は草の根活動で圧倒的不利な状態でした。
そのため、表現規制問題に早くから取り組んでた人は今でも自民党に不信感を持ち、野党に一目置いてる人は多いです。
今の政治情勢からは信じられない話ですが…党首になると共産党との野党連合に取り組んだ枝野幸男さんが、一時期は自民党の表現規制を食い止めていた時期があるのです。(どうしてああなった…)
成功体験を重ね、表現規制派から転身しつつある自民党
なんで、自民党が表現規制派だったかというと理由は大きく分けて2つあります
・戦前には内務省内に「検閲」を担当する部署が堂々と存在し、内務省は多くの議員を排出。さらに、流れをくむ警察官僚も政治家としてかなり強かった。
・そもそも、「表現の自由」が票田になるほど重要なものだと認識してなかった。
といった理由があります。
特に、警察出身の議員としては、90年代に総理になる可能性もあった亀井静香氏、一時期テレビに引っ張りだこだった平沢勝栄氏などがいます。
特に、平沢勝栄さんは「松文館裁判」というオタクにとって忌まわしい表現規制に加速させる裁判を見せしめ的に行う発端になっているため、今でも大嫌いなオタクは多いです。
転機は麻生太郎さんの人気でした。
マンガ好きで、マンガ雑誌を読んでいるところを写真に取られ、それがネット話題になりました。
単なる人気取りのためのマンガ好きではなく、自身が首相になった際には
「国立メディア芸術総合センター」
というアニメやマンガなどのメディア芸術作品を展示・保管・研究する機関を作る政策も発表しました。…まぁ、アニメの殿堂と揶揄された挙げ句、民主党政権になった後に握りつぶされたんですけどね。
麻生政権は安倍政権・福田政権の失敗、リーマンショックの影響で支持率は低く長続きしませんでした。
しかしながら、そんな時でもマスコミ報道に振り回されず応援したのはオタク達で、この関係は麻生氏のキャリアにとっても、表現規制問題にとってもいい影響をもたらします。
麻生氏は民主党から政権を奪還後に第二次安倍政権で副総理に。
さらに、自民党内でも2012年にオタクの支持を受けて山田太郎議員が当選し、2014年に自民党議員を中心としたMANGA議連が発足するなど、表現を守る・コンテンツ産業を支援する議員が増える流れができました。
一方、警察官僚出身の議員は昔ほどの権力が維持できず、後継者が小粒に。
小粒になっただけでなく、警察出身の議員さんの地盤が茨城県でガルパンブームが起こったこともあって、コンテンツ産業を批判する動きをしたら落選しかねない立場に追い込まれるまでになりました。
これだけの変化があった今でも、草の根運動を知ってる人たちからすると
「あれだけ表現規制しようとした自民党を擁護しようとするのか」
と言われます。
しかし、長年の草の根活動、自民党の中に食い込んだ民意、さらには民主党の方針転換によって立場が逆転し始めてます。
そして、この流れは自民だけでなく、維新にも飛び火しています。
・表現の自由を最大限尊重し、マンガ・アニメ・ゲームなどの内容に行政が過度に干渉しないコンテンツ産業支援を目指します。 MANGAナショナルセンターの設置による作品アーカイブの促進、インバウンドを意識した文化発信やクリエイターの育成支援などを行います。
・文化的コンテンツ等をデジタルデータとしてブロックチェーン上に記録したいわゆる NFT(非代替性トークン)について、イノベーションを阻害しないルール作りによる市場の拡大支援を行い、日本の強みである マンガ・ アニメ・ゲーム等のコンテンツ産業・アート市場のさらなる発展を後押しします。
この「行政が過度に干渉しない」「イノベーションを阻害しない」が刑法175条にまで踏み込むかどうかはわかりません。
しかし、公約の上では自民以上に強いメッセージを盛り込んでくる辺り、維新のかつてのスタンスとは大きく変わったと言えるでしょう。
【ここからは日本の闇】歴史の話をもっともっと掘り下げていくと、日本式フェミニズムは「宗教」絡みであることがわかってくる
せっかくなので、もう少し歴史を掘り下げてみましょう。
日本の(ヤバい)フェミニストの歴史を掘り下げていくと
「日本キリスト教婦人矯風会」
という団体にぶち当たる。
マルクスフェミニズムという上野千鶴子さんが関わってるもう1つのルーツも日本のフェミニスト史を語る上で大きな問題だが、今回は「今のフェミニストを作り上げるのに、マルクスフェミニズムが大きく影響したから共産党など左派系野党と相性がいいんだよ」ぐらいのことを抑えてもらえば、大丈夫です。
1870年代にピューリタンの禁酒運動婦人団体「女性キリスト教禁酒連合」の日本支部として設立された純潔主義キリスト教の団体で、戦前から一貫して日本の性風俗にまつわる様々な法律づくりに関与してきた。
制定に関わった法律は次の通りだ。
1898年 (明治31年) 一夫一婦制 民法に「重婚の禁止」
1900年 (明治33年) 未成年者喫煙禁止法成立
1922年 (大正11年) 未成年者飲酒禁止法成立
1947年 婦人参政権獲得 日本国憲法施行
1956年 売春防止法成立
1999年 児童買春・ポルノ禁止法成立
2001年 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)成立
- 改正民法(選択的夫婦別姓など) ・・・未成立
- 外国人住民基本法 ・・・未成立
- 日本軍戦時性暴力被害者問題解決法 ・・・未成立
日本キリスト教婦人矯風会のホームーページより引用
そうなんです。
「陰謀論」でもなんでもないです。
自分たちが「こんなことをやってきました」と掲げてます。
もちろん、本当に素晴らしい法律もありますよ?
未成年の飲酒や喫煙は健康・金銭・就学の観点から問題があるから、それは良い法律だと思います。
しかし、日本が江戸時代から培ってきた自由で開放的な文化が失われてしまう原因を作ったのも彼らです。
江戸時代から続いた遊郭・色街を潰してしまったのは、この人たちが作った法律のせいですからね。
そして、この団体…今も強烈です。
流石に、禁酒法がアメリカで失敗したことから「禁酒法を制定しろ」とは言わなくなりました。
しかし、団体自体が左傾化。保守派から反対の多い夫婦別姓や外国人住民基本法の制定を掲げているのが現状です。(ここで、上野千鶴子的なマルクスフェミニズムと間接的に合流します)
これらは過去の話ではなく、現代と繋がりがあります。
というのも、「ツイフェミ」として有名な北原みのりさんは矯風会を再評価しているんですね。
さらに、「矯風会」以外にも…ネットで有名な左翼運動やフェミニスト運動にはキリスト教に染まった人がいます。
例えば、SEALDsの奥田愛基さんは父が「日本バプテスト連盟」というキリスト教の牧師で、その影響を大きく受けてます。
例えば、仁藤夢乃さんが通った恵泉女学園は毎日の礼拝を欠かさないガチガチのキリスト教の学校。
さらに、高校中退後も百人町教会の教師と関わりを持っていて、キリスト教関係の明治学院大学にAO入試で進学してます。
…別に、信仰の自由があるので、それ自体にどうこう言うつもりはないですよ?
ただ、「純潔主義キリスト教」であったり、左傾化したキリスト教に影響された人たちがそれを押し付けて弊害が出てるとなれば、考えものです。
一方のオタク文化…特に擬人化作品はかなり神道的なんですよね。
仁藤夢乃氏が強烈に批判し続ける「温泉むすめ」ですが…作品の世界観には神道のカラーが色濃く反映されています。
八百万の神や、鳥居の向こうにある神域、古事記日本書紀に出てくるスクナヒコ。
そもそも、オタク文化の中でも擬人化作品は、すごく神道的です。
「アニミズム」的にありとあらゆるモノを神/祟りとして畏怖する文化と、
(明治のみならず、古代も含めた)「国家神道」の持つ色んな地域(温泉むすめの場合は、神様)を束ねるルール作り、目標設定、団結するための依り代の役割。
この両方が1つの宗教の中にあって、これが擬人化作品を作る際にはキャラ設定とシナリオという形で両輪駆動するのです。
特に温泉むすめの場合、スクナヒコがシナリオ、他の温泉むすめがキャラ設定を担うところが、神道の世界観をうまく説明してて面白いのです。
神道という視点を通してみると、ウマ娘もかなり面白い。
競走馬の擬人化自体はアニミズム(キャラ)なんですが、アニメ一期のクライマックスにジャパンカップという「日本競馬が世界の競馬に追いつくという目標でできたレース」を扱ってるのは国家神道(ストーリーの目的を示す柱)っぽいんですよね。
そもそも、実際の競馬からして「軍馬の質を上げる」という目的から賭博行為を違法にしようとしていた明治政府が「国策に適うから」と馬券の販売を許し、今の中央競馬の原型が作られるんですね。
これを民衆が賭け事のみならず、アイドルホースなどの人気の馬を応援し、競馬関係者は競走馬の質で世界に追いつけ追い越せで努力し続けてついに人気なら世界一になってるんですね。
国や業界関係者が世界と張り合うために方針を示し、民衆が強い馬や変わった馬を応援、それをウマ娘という形でレースの場から去った後も伝説を語り継いだり、一緒に伝説を体感できる形にする。
今ある教義を信仰する宗教とは違う形の宗教性を感じるエピソードですよね。
ネトフェミさんはそんなことお構いなしで、ウマ娘も燃やしてますけどね。
もちろん、オタク文化自体は宗教に染まってないし、自覚もないですよ?
ところが、オタク文化(得に擬人化作品)が持ってる独特の着眼点と、それをストーリーとしてまとめようとすると出てくる国家(神道)の存在。
…これを温泉むすめはオブラートに包まないで神道として表現してるのが、すごく面白いんです。
日本の神道が、(他の先住民達のアニミズムと違って)キリスト教に染まらなかった理由
この世界観は、フェミニスト純潔主義キリスト教のそれとは間逆なんです。
というのもアニミズムとしての神道は純潔どころか、人間の局部さえ御神体として祀っている神社がありますし、国家神道の方も建国神話自体がそもそも「国産み」です。
これはキリスト教からしてみれば、自由でもあり、ちょっと野蛮な感覚だと思います。
そうなんです。
アニミズムという世界中の先住民族が持つ世界観。
自由で独創的な反面、近代的な法律や道徳観からすると自由すぎて野蛮に見えるものもあります。
そのため、日本以外の近代的な価値観を持つ国や宗教が来ると信仰を保てなくなってしまいがちなのです。
アニミズムだけだと、合わない価値観を排除できない。かといって、自分の力だけで野蛮な習慣をやめて近代化と土着の信仰のバランスが取れない。
だから、キリスト教などメジャーな宗教や大国に飲み込まれることが多いのです。
一方、神道は【普段は寛容】ですが、「国家神道」との二刀流体制で続いてきたため、自分でバランスを取る機能があります。もちろん人のすることなので、失敗もありますけどね。
日本が今でもアニミズム信仰を持ち続けられるのは、もう1つの神道に「時代遅れの野蛮な信仰や、排他的な宗教・国家に対してバランスを取る」という機能があるからにほかなりません。
これはオウム真理教のような内患に対しても、キリスト教の皮を被って日本人を売り飛ばすようなことをした昔のポルトガルみたいな外患に対しても機能しました。
まとめ:ただのネットバトルが神道VS共産主義・純血主義キリスト教の構図になりつつある現状
話が少しとっちらかっているので、まとめましょう。
フェミニズムのルーツ、ツイフェミ運動の旗振り役がヤバいキリスト教絡み。
さらに、ヤバいキリスト教もフェミニズムも左翼と合流して手法が扇動的かつ破壊的に。
一方、フェミニストから敵視されるオタク文化が神道に近い制作手法・世界観を持ってる。
ならば、今回の騒動は「温泉むすめ」を介した宗教戦争だったのではないか?
この構造に、自覚のある人は少ないですよ?
ただ、双方のルーツやフェミニスト側の破壊活動をみている限り、ただのネットバトルに見えないんですよね。
私だって、オタクバッシングだけならここまでいいません。
しかし、野党の政治家が表立ってフェミニストと一緒にオタク叩き。
フェミニストも政治家や女性解放運動を繰り広げてきた宗教・政党を応援して勢力を膨張させてます。
しかも、フェミニストの排他的な世界観はオタク的または神道的なアニミズムの言い分には一切耳を貸そうとしないどころか、よその国の基準や、純潔主義キリスト教が風潮する主張を押し付けてきます。
そもそも、「公共の場に萌え絵は不適切」っていうフェミニストがよくいう言い分…あれ、欧米のお酒販売の基準とそっくりなんですよね。
欧米では公共の場でお酒飲むと逮捕される国もあったり、元からの治安の悪さに加え、彼らの信仰の都合で「お酒を販売できる時間・飲める場所」を制約してるんです。
お酒が萌え絵に変わってるだけで、彼らのやりたいことは、党の欧米人でさえ不便に感じてる世界の実現です。
さらに、これが趣味や思想信条の問題で済まないことが大きな問題なんです。
なぜなら、フェミニストがやっていることは民間企業や個人のクリエイターへの営業妨害行為です。
ここに、特定の政党や宗教が後押しをされては、安心して商売ができないどころか、同調圧力(彼らの言う社会的合意)で言論統制・思想統制が完成してしまいます。
こんな大事になると、炎上騒動どころか、政治抗争であり、宗教戦争です!
このまま騒動がこじれていくと穏健で普通な人達さえも石を投げられる殺伐とした時代へと突入しかねません。
宗教や思想単位で排除せざるをえないほどの問題になって困るのは、まともなフェミニストとキリスタンです。
大多数の人は悪くないのに、やり方が暴力的な人のせいでとばっちりを受ける事態は避けなければなりません。
だから、過激な人に対して、キチッと手を打って欲しい。
大鉈を振るう・こちらがオタク文化を楽しめなくなる前にもっとこの問題が周知され、あくどいやり方でデマをばらまき、社会を分断し、商売を邪魔するヤバい人だけが退場することを心から願います。