青識亜論さんが登場する前のあらすじ
この間、ツイートがバズりました。
結果、私と近い経験や不満を持ってる方々は賛同。
一方で、私とは背景が違う人達は激おこぷんぷん丸で、引用リツイート機能を使って、私を罵ってきました。
今でこそオタクですが、元々の私はフェアプレーを大事にするスポーツマンです。
「自分の言いたいことだけ言うのはフェアじゃない。批判や反対もしっかり読んでいい意見は拾い上げていこう」
と思いましたが…そんなモノはほぼほぼありませんでした。
フェアプレーからは程遠い冷笑・罵倒・見当違いすぎて意図がよくわからない反論の数々。
「同じルールの中で、ゲームが成立しない動き」を連発する人がほとんどでした。
冷笑罵倒なんて、そもそも「失礼」です。
礼儀や挨拶を叩き込まれるスポーツマンからしたらもう最低です。もうその時点で「どういう教育を受けてるんだ」「親の顔が見たい」というレベルの話です。
さらに、支持政党とか好きなスポーツチームを書いている人も多く、神経を疑いました。
「作品と作家の評価はわけろ」というオタク文化の言葉がありますが…そこだけは飲めない相談です。
そんなモノは作品がめちゃくちゃ素晴らしいごく一部の人だけが許される特権に過ぎないのです。
だから、私は「これらの意見への返答はするが、ユーザーに対してはブロックする」という対応を取ることを決めました。
その際、自らの実感を込めて「青識亜論さんやもへもへさんは批判・罵倒ツイートに対しても誠心誠意受け答えしてすごいなぁ…」と、つぶやきをしました。
すると、青識亜論さんご本人からお言葉をいただくことができました。
青識亜論さん「失礼すぎるコメントが山ほどつくのは、『痛いところをついた』からですよ。」
正直、驚いたのはそこなんです。
私のツイートに賛同してる人は、もっと軽い感じで「もやもやしてたものがスッキリした」「確かにそうだ」ぐらいの気持ちでお返事をくれました。
一部「天才だ」と過大評価も頂きましたが、概ねつぶやいた時の私と同じトーンでした。
一方で、私に批判的な意見を書く人は…なんかめっちゃ怒ってるんです。
私なんて何の権限も知名度もない、いわば小市民ですよ?
ムキになる必要もないし、私に勝ったところで何も生まれないのですが…なぜかムキになるんですね。
個人的に名言だと思ったのがここ!
「なにか一言、貶めたいけれども、それをするための論理的な言葉が見つからない」って状態
私の何気ないツイートで、「発狂」する人なんているんですね…。
これは「発狂」としか言えないでしょ!?
ふつう「なにか一言貶めたいけど、論理的な言葉が見つからない(から失礼な捨て台詞を残す)」なんてしないですからね。
そして、このセリフが、僕の中では「毒親に悩んでた過去の自分」にぶっ刺さったんです。
母親がキレた時の口癖は「なんだか知らないけど」だった。
中高生の頃の僕を悩ませたのは、母親がキレる時に発する「なんだか知らないけど」という言葉だった。
これが、冗談抜きでわからなかった。
まず、「なんだか知らないけど」という発言をする理由がわからなかった。
「この人は、なぜ『なんだか知らないけど』モノ申すのか?」
「わかってない時点で、まずはヒアリングや、自分のやってほしいこととズレていることを説明するのが先ではないだろうか?」
中高生のぼくでも、この辺のことはぼんやりとわかってた。
だが、当時のぼくは母親が『発狂してる』とは思ってないから、
「落ち着いて考えてごらん」
「なんだか知らないのに、なんでしゃべるのさ」
と、自然体にカウンターパンチをキメてより『言葉にできない怒り』をもらう結果になってしまってる。
大事な時期・辛い時期にそんなことされたわけだから私は心底見下げています。
今でも毒親のマンガとか見ちゃうと、共感しすぎて被害者に感情移入して泣いてしまいそうになります。
というわけで、父はともかく、母とはもう10年会ってないほどの絶縁関係だが、今でも年2回
「内容がほぼ怪文書のメール」
「本人はエールや励ましのつもりだろうけど、論理性がびっくりするほどズレていて、何で僕が怒ってるか、15年ぐらいずっと学習してないから、1行でも読むと怪文書にしか見えないメール」
を見る度に丸一日頭痛と肝機能の低下を起こすほどには、トラウマです。
そのぐらい、ぼくは中高生の頃の傷を引きずってます。
一方で【毒親ではあるが虐待親ではなかった母親】のためにも「どう対処してあげるのが正解だったのだろう?」という答えは知りたい気持ちもありました。(全く感謝がないというわけではないのだが、一緒にいる時間は可能な限り減らしたい…そういう気持ちです)
そんな時に青識亜論さんの言葉で
「なにか一言、貶めたいけれども、それをするための論理的な言葉が見つからない」って状態
という概念に出会った時に、ぼくの中で15年出なかった答えを授かって、迷いが晴れました。
なにしろ、15年も母みたいな人物を見る度に、
「この人はなぜ、わからないのに無理やり発言しようとするのか?」
という壁にぶち当たっていました。
愉快犯とか、クソリプとか、単純に失礼な人とか全部ひっくるめて存在自体がもう謎でした。
それらをまるっと一発解決してくれたのです。
そりゃ、青識亜論さんに対して「この人は格が違う」と思うぐらいには、感謝と尊敬をしましたよ…。
青識亜論さん「人間は『自分に都合の悪い意見に対しては、読解力を凍結させる』」
青識亜論さんは、もう1つ大事な処方箋をくれました。
これもすごく名言ですよね!
「人間には読解力は無い」と思えば楽になりますよ。もっと言えば、人間は「自分に都合の悪い意見に対しては、読解力を凍結させる」という一般的性質を持っています。自分の意見をちゃんと読解してくれる「異論者」との出会いは、ほとんど奇跡のようなものです。
この言葉は、僕にとって万能薬でした。
この言葉の意味がわからないで、色んな論理構築の病気を発症していました。
効能1:「伝わらないのは僕が悪いのではないか?」病に効く
「都合の悪い意見に対して、読解力を凍結させる性質」
が相手にあるとは思わないと全部自分のせいにしてしまいます。
すると、何か伝わらないことがあると
「ぼくの日本語がおかしいのかな?」
「説明が足りなかったかな?でも、もっと長くすると読みにくいしなぁ…」
みたいに思って書き物がドンドン長くなります。
私のブログが長い理由の半分は、炎上する度に
「厳密に」
「揚げ足を取らせない」
と全部自分のせいにして、論理構造でスキのないものを作ろうとしてしまう事にありました。
ですが、スキのないものが書けた時に限って、みんなの反応が薄いんです。
感想を聞くと「いや、そうなんだけどさぁ…」みたいなコメントしづらそうな反応がかえってきます。
守りに入ってしまったことで、攻めてる時の
「一言で言えばこう」
「荒削りだけど、コンセプトが面白い」
みたいな良さがなくなるんですね。
このジレンマから開放されます。
『他人が、本能的に誤読している可能性』に気づくことは、ものを書く人間をすごく楽にします。
『読めないのは、あちらの問題であって、僕の問題じゃない』ラインを引けるかどうかは、ものすごく大きい!
つまり、原則としては自分のやりたいことを汲み取った上での批判・技術的な問題だけに耳を傾けたらいいんです。鈍感力、大事ですね!
効能2:「あの人、高学歴で大手にも勤めたのに、なんでこんなに無能(スットンキョウ)なことを言うんだろう?」病に効く
これ、学歴コンプレックス後遺症と呼んでる病なのですが…私、
「あんなに素晴らしい経歴をお持ちの議員/弁護士/学者が、なんであんなにバカなことを言ってるんだろう?」
と感じると、メチャクチャ頭にきてました。
まさしく、ツイフェミ問題なんかそうです。
なんであれだけ知識人が多くて、間違った答えを出す続けるかわかりませんでした。
一般的には、国会でも討論番組でも憲法や安全保障など特定の問題になると、突然IQが下がる人も多い。
エンターテイメントにしても筋が通らない・フラストレーションを感じるほどIQが下がる人が、本当に多い。
アレが本気でわからなかった。
だって、会話さえ成り立たない。
しかし、本人は経歴的に頭が悪いわけじゃない。
なぜだ?
その疑問が、
「自分に都合の悪い意見に対しては、読解力を凍結させる」
という性質を理解しておくと、全部解決するのです。
さらに「結論が先にあるから、目の前の文章や討論とズレたことが起こる」ことも抑えると、なおいいです。
トンチンカンでスットンキョウなことを言ってる人は、基本的に都合が悪い状態なのです。
または、トンチンカンで、スットンキョウなことを本気で信じてる人ぐらいしか、その人にはスポンサーがいないのです。(お仕事で言えば、上司や経営者など『上』『組織』がスットンキョウなのでしょう)
「能力を発揮してこの程度なのか!」
と思ってしまうと、悩みの種です。
しかし、
「能力を発揮できないほど怪しい思想にハマってるか、ヤバいスポンサーや組織が裏にいる」
と考えたら護身術に変わります。自分や組織をヤバいものから守れるかもしれません。
ディベートとは結局、思考法なのです。
少し口がうまいだけではストレスで限界が来ます。
思考法を抑えておくと、様々な応用が効きます。
心配事をなくしたり、過去のトラウマを克服したり、自分や他人を救うことができます。
その体験が、人生を変えるほどすごかったので、記事にすることにしました。
こんな素晴らしい知恵、いつでも閲覧できるところに残しておかないともったいないですからね!
おまけ:そうそう、私のバズったツイートですが…
立憲民主党またはれいわ新選組の支持を掲げる人からの批判が多かったです。
何も政治の話をしてないのに、ご丁寧にプロフィールに書いてくれていました。
「そう思わせたい誰かの犯行」というケースを除くと、本当に立憲民主党かれいわ新選組の支持者なのでしょう。
連合から見捨てられた立憲民主党の大口スポンサーはツイフェミさんなのかもしれませんね…。
私には
「立憲民主党・れいわ新選組がツイフェミの政党になった」か、
「立憲民主党・れいわ新選組の支持者がツイフェミをスポンサーとしているため、狂言回しをしてる」か
までは、よくわかりません。
しかし、読解力のない返答を連発するところを見て、プロフィールに書いてあるのを見るとこのどちらかの可能性が高そうです。
もしかしたら、「思考法」が優れてる人は、少し先の未来さえも見据えられるのかもしれません。
早く私も、その域に達したいものです。