若者は本当に幸せなのか?〜経済問題・共同体の崩壊が変えた幸福観〜

複数の2chまとめブログの中でこのニュースが取り上げられている。

今の若者は幸せ? 20代の70.5%が現在の生活に「満足」と答える | ニコニコニュース 今の若者は幸せ? 20代の70.5%が現在の生活に「満足」と答える | ニコニコニュース

この話を普通に「そうだよ。車も結婚もないから幸せだ」とか「社会基盤が腐りつつあるから、嵐の前の静けさなんだ」ではつまらない。だから、色々と考察したうえで最後に「あっと驚く為五郎」な話を用意したいと思う。(前半の「今の若者は幸せなんだよ。」だけでも、バブル以前の世代からは「え?そうなの?」といわれそうだから、先にその話をする。)

お品書き

  1. 確かに若者は幸せだ
  2. だが、それだけだ!
  3. もうバブルはいらん

  • ポストバブル社会とは「ぼっち」の時代

結論から言えば、今の若者には「権利もないが、責任もない自由な存在だから幸せ」なのだ。

これは歴史に沿って説明するのがわかりやすい。*1

日本人の家族観の変化とその過程
1.もともと、日本は中国みたいに「一族」で血の絆・縦の連帯を大事にする民族だった。その伝統が「和魂洋才」の時代も引き継がれ、「長男は家業を継ぐので、徴兵に行かなくてもよろしい」と明治にはなっていた。(時間としては戦後の基盤が安定するまでなので60年前まではこれが当たり前。それ以後はこれを残しながらの移行期。)

2.ところが、戦後の経済成長期には「工業化するので、都市にしかお金を注ぎません。稼ぎたかったら都市に来てね」と政府がした。地元の人も一緒になって「お前ら、立派になって帰ってこいよ〜!!」と送り出したが、都市暮らしに慣れた出稼ぎ組はそれっきり帰ってこなかった。(※ここから縦の家族(血で繋がる一族はもとよりムラ全体のコミュニティーも含む)が崩壊し始めて、出生率が減り始める。…時間にすると40年ぐらい前

3.バブルまででも(祖父母との別居で)子育て・家事における母親の負担が大きくなって、それだけでも十分な仕事足りえた。だが、バブルの崩壊によって、「男に頼っていたらいつ、旦那がリストラされるかわからない」という現実を前にすると、バブル崩壊後の学生達はリクルートスーツなるそれまでなかった装束をまといて、男も女も同じ「総合職」を競って就活に励むようになった。そして、その世代の女性は「男性の理不尽に従わなくてもいい一人暮らしの快感」を覚えて結婚しなくなる。結婚しても子育てを熱心にやると経済的に疲弊するか、子どもを手を抜いて育てがちにならざるを得なくなる。(※これ以後、急速に独り身の数が多くなっていく。時間軸でいうと20年前から今まで。)

上の図はこの記事を読む重要なカギになるので、よく覚えておいてください。

50歳以上は2番の価値観で生き抜いてきた連中なので、今の若者が3番の家族観でいると「結婚しないなど、ありえん」という考えの人が多い。

40代〜30代になると、2の価値観で育てられ、親から説教され続けているので「ああ…なんてダメなんだ。」と現状に悲観的になったり、被害者意識を持ってしまいがちになる。(早いうちに結婚できた一部の勝ち組だけが2の価値観を自分も語れるが、3には同情的にならざるを得なくなる)

そして、20代だが…これは世間が「晩婚なんだ!」「婚活なんだ!」「結婚はオワコン」と言われているところに入っていくので、20代で結婚しなかろうが、子どもを産まなかろうが、社会的な差別・攻撃を受けない。(受けても「このぼけ老人が!」といえちゃう。)
ちなみに、私の親は(当時にしては)晩婚でかつ、世間から見れば保守的な慣習を重んじるので、2のことを私に刷り込み続けた家庭だ。時代錯誤なことに「孫の顔を見たい」とひたすら言われ続ける若年時代を過ごすと思う。(※結婚できなかったら、一生言われ続ける。)

さらに、経済的要因でも1・2・3とどんどん義務が少なくなっていくため、若者は収入も少ないが、支出する必要性もない。おおざっぱですが、こっちも箇条書きにしましょう。
江戸時代以前→武士は行事ごとに大量の出費があり、平時であっても家督に応じて家来を雇わねばならなかった。(おまけに、「恋愛の経済学」を言えば、世界一清潔だったのは日本の「若い侍」だといわれてる。その根拠はただでさえきれい好きな日本人の中でも、さらにきれいにしていないと女性と結婚できなかったから。)
1.明治〜戦中→侍の習慣はなくなったが、村社会は続いたため、行事(冠婚葬祭・正月など)の準備・出費はかかった。(戦前の結婚事情は…知ってる限りでは、おっさん(家同士または仕事の上司)の裁量が大きく影響したとか…。)
2.戦後〜バブル→豊かにはなったが、今度は「広告宣伝」によって「これを持ってないといけない」アイテムが次々と出た。場合によっては自動車が結婚のツールにもなったが、家族や近所付き合いが減ったため、行事の出費は個々人の裁量に投げられた。
3.バブル崩壊後行事も形骸化し、結婚しなくてもよくなった。生活費を「こう使わないといけない」という固定の出費はほとんどなくなった。*2

これも同じです。20代はバブル崩壊が前提になり、価値観が変わってると刷り込まれて育っている。だから、広告によって「あれを持ってないといけない」という考え方は、遊戯王カードまたはポケモンのゲームで卒業してる。

大人になっても「いつかはクラウン」言ってた世代が「若者が車をもってないなんて…」と言えば、「いや、デートするのが目的ならレンタカーでいいし…」となる。(※昔はレンタカーはおろか、軽自動車でも差別されたそうな。)

おまけに、デフレによって「安物」がいっぱい作られ、大量消費時代の後なので「中古」もある。「必要最小限」でいいのであれば、いくらでも安く生活できる。(※中古が貧しいとか言うなよ!江戸時代は再利用・再生利用経済だったのだから、原点に回帰しただけ!)
さらに、ITによって自宅で楽しめる娯楽がバラエティーに富むようになったから、自宅の居心地さえよくすれば、固定費だけで生活が可能になる。(通信・光熱費・水道・食糧など)

確かに、幸福だ…ただ、それだけなんだ。

  • 経済学・社会学・史学がわからんとこの社会は説明できない

これも結論から言えば、「官公庁・マスコミは現在の社会構造をちっとも理解してない」。理解していないだけなら良いが、理解していないがために「内需で成り立っている若者の自由と自己完結した暮らし」を壊そうとしている。

理解していない証拠はこの国家モデルは「内向き」なのに、「TPP」に代表されるようにいつまでたっても外ばかり向いていること。
TPPに限ったことじゃない。内需80%の国で「日本は輸出依存・輸入依存の国だ」と言っている。それを「内需がGDPの8割を占めてますよ?」と言えば、今度は「閉ざされた国だから解放しないといけない」と言い出す。(※アメリカは内需が9割ですが、閉ざされた国なんですか?あんなに移民がいっぱいいるのに、閉ざされた国なんですか?答えは聞いてませんから、結構です。)

私みたいな若造には「また言ってる」程度だが、これを戦前生まれの評論家に言わせると「外国にお金を撒くと歓迎される。歓迎されるうえにキックバックもある。外務省も自分達の仕事と予算が増えるから、それを援助する。そんなことばかりやってると日本が貧乏になるから外務省をつぶせと言ってる(日下公人)」となる。

ちなみに、日下さん曰く「外務省の権力は外国に行くまで船で何十日かかるのが当たり前の時代の遺物」で、外務省自体が時代遅れだそうな…。

外務省もそうだが、現状を正しく認識して、その対策をする・良い部分を伸ばすのであれば、今の状態の権力構造は非常に不効率だ
老い先短い人が現状と乖離した政策によって私腹を肥やすorミスリードをする。国家百年の計がないから「お前らが幸せなら、別に若者を救済しなくてもいいね」と少子化の対策をせずに、選挙目当ての高齢者向けのばらまきに終始する。(※税と社会保障の一体改革で消費税を上げて獲得するお金は高齢者に行く。だが、高齢者は金を使わないのでますますデフレがひどくなる。*3)

だから、若い人・未来の市場に投資できる人をトップに据えたほうが「組織・国家百年の計」(今の良さを活かして、世の中をよくしていこうという考え)がある。今、世襲というと政治家やボンクラ社長のせいで悪いイメージがあるが、世襲の良かったところは親子で仕事をするから「経験と新時代」のバランスが取れることなんだ。

おまけに、「伝統的な世襲」は歌舞伎の世界や皇族のように「あんたはそれをやるために生まれてきたんだ」と芸を仕込んで、家族(同然のスタッフまで含む)みんなで役どころが演じられるように育てていく。また、家督を末代まで残すためにいい加減な商売もできない。(自分だけの会社じゃないという感覚は「経営者」しか持てない。だが、公平に選ばれた正社員・試験に合格した役人の時代にには「その組織における職権にぶら下がる」体系が当たり前になってしまった。世襲の時代には「従業員」に対して責任がわかなくても、家族や子供に対して経営者が奮い立たなければならなかったため、強い「経営者意識」がどの仕事にもあった*4)

私もトラウマになるほど思い知らされたが、「経営者という生き物」になれないとその会社を長期的に成長させることはできない。そして、今の政治家も経済人も「どこから雇われている」という意識が抜けてないサラリーマンの目線でしか物がみられていない。

「経営者という生き物」とは何か?それは自分が会社をつぶすと路頭に迷うというプレッシャーに束縛された不自由な中で生きる人。(※この重圧を理解してる人は正社員を雇うこと、あるいは正社員になることが「企業にぶら下がっているきわめて楽な状態」に見える。日本人の多くは正社員であり、経営者でもフリーターでもないから一緒に仕事してた仲間が独立する苦労を目の当たりにする40代・50代にならないとこの本質に気づかない。)

今の年輩にはそれがほとんどの人にない。自覚がなかった人間が急にトップになって「どす黒いまでの孤独」と戦うから、楽な法に逃げる。使命感を捨てる。ぶら下がっていて、危機感でいっぱいいっぱいの年代の人の気持ちを理解しようとしない。理解しようとしないから、彼らが傷つくような現状と乖離した話を平然と言い出すという事にいい加減気づいていただきたいものだ。

  • バブルが再来しても、何も解決しない。

では、今現在に昔の人が持っていたような「家庭的な幸せ」「結婚・恋愛の喜び」を取り戻すにはどうしたらいいだろう?そのためには「経済問題」と「少子化」の2つの目線がひつようになってく

世間でもよく言われることだが、「金があれば若者の未来は明るくなり、少子化も雇用なんも止まる」とお考えの人は多いけど、それは嘘だ。…いや、「金があれば」という財政出動の意思があるだけいい。もっとひどい人は「金を出せないのだから日本は成長できない」と決め込んでる。(※いわゆる「財政健全化」を唱える連中に多い。)

じゃあ、「金がないから、バブルは起こせない」のウソから暴いていこう。

まず、被災地を迅速に復興していれば、復興バブルが来た。…やらなかったから円高不況がさらに悪くなったけど。(※実際、仙台の繁華街は今にぎわっているそうだ)
復興して普通に仕事を始めるための用意を出したらいい。損失が20兆で、今まで出したのが10兆でしたっけ?さっさと残りの10兆も出したらいい。それで「復旧」だけでもちゃんとやったらそれだけ経済効果が生まれる。

日本は何十年も連続で公共事業の金額・防衛費の金額を落としてるから「いずれやらないといけない出費」(老朽化したもののメンテナス・買い替え)をまとめて先にやれば、バブルは起こせる。何か「新しくてダイナミックな経済政策をだなぁ…」と言う人がいるが、そんなものいらない!3ヵ年計画で資本を集中投資させたらいい。

経済はカイロに似てる。温まるまで時間がかかるが、少しあったまりだすとどんどん暑くなって、人の事情など無視してアツアツになる。封を切ってないカイロが「冷たいじゃないか」といっても仕方のない話。あるいは「一度熱くなったら、やけどするかもしれない」と使用済の固まったカイロを見て言うことも筋違いだが…今やっているのはそういうことだ。カイロが温まったら、寒いところに晒してやったらいいだけで、カイロを持ってるのに「体が凍えてしまう」と言ってるやつのほうがどうかしてる。

(わかりにくい?カイロの周りの熱の量を貨幣の量だと考えてください。熱が冷たい時がデフレ。カイロは冬に使うものですから、通常はデフレ*5。(経済を民間だけで放置しておけば、放っておくと安くて効率のいい品物が価格競争をし合ってデフレになる)カイロが政府支出。カイロの封を切ることが財政出動。封を切ってないカイロの周りは冬の外気と一緒なので寒い。寒いからあっためる。だが、カイロをはじめから外気にさらしておくと温まらないので、一度ポケットにしまって、カイロの化学反応を持続させるようにする。(ポケットは政府の決定だとお考えください)カイロが熱くて、人肌になじまなくなったらポケットからだして、寒くなっている顔や手に当てて体をあっため、カイロを冷やす。(体は実体経済。デフレでは懐が寒く、インフレではあったかすぎて財布に入らない。「ちょっとぬくい」状態を続けると人間は健康的だというが、経済では「ちょっとぬくい状態を続けること」を「インフレターゲティング」と言われている。))

↑財源は?といろんな人が言ってるけど、それは国債で事足りる。*6組み換えをしなくても何とかなる。説明したとおり、ポケットに入れ続けないとカイロが暖まらないように政治が体を温めるに足りるぐらいまでカイロをあっためる必要がある。

ここまで書くと「じゃあ、それやれば、若者の問題は解決するだろうが!」という人がいるけど、財政出動だけでは短期的な問題(5-10年)しか解決しない

金があっても子供は育てられない、結婚はできない、都市化しすぎて子育ては相変わらずしにくい、地方が疲弊するから食糧安全保障が解決しない、大企業中心の社会である限り地方で豊かに過ごすことはできない…といろいろ問題がある。

結婚は経済事情が大きく絡むと思うけど、少子化・教育の問題は私は都市化が原因でもある。(これを言ってる人をほぼ見たことがないから、ここからは私の完全オリジナルの話。)

1項で書いたように「縦の家族の崩壊」は戦後の経済成長で起こったこと。少子化はそこから起こる。それまで「地域で子供を育ててきた」が、「お母さんが子どもを育てる」ようになり、お母さんの精神的な負担が大きくなった。私の親は両方とも田舎っ子だからそうでもないし、私も田舎っ子だから違うが、都市で育った子供は偏差値とゲーム以外は全部馬鹿だと思ってもらってもいい。…その子を責めるのではなくて「感覚的なもの・論理的じゃない能力」を養う場所がないからそういうのだ。

よく「子どもが外で遊ばなくなったのはゲームのせいだ」という人がいるが、とんでもない!私はゲームボーイ(カラー)が普及し始めたころの世代だが、小中高とゲームやってたら文句言われるうちだったこともあり、ボールとグローブ(またはラケット)もって近所に出かけてた。
だが、出かける場所もない場所に住んだ子供はどうなる?球技しようと思ったら檻付きの狭い公園か、だだっ広い球場を予約しないと遊べない子どもはどうなる?一人でも壁や遊具を使って遊べる環境だったから私はよかったが、東京でそんな公園見たことない。(結構歩いてるつもりですけどね…)

それで「子どもの体力が落ちてる」とか「外で遊ばなくなった」とか「無趣味になった、オタクになった」言われても、子供のせいじゃないでしょうが!!

ほかにも「同世代の人としか話せないコミュニケーション能力が低い子ども」もそうだ。近所の人がみんな知り合いの田舎の子どもと、マンションの隣にだれが住んでいるかわからない子どもとでは「知らない人にどうしろ?」という親の言い方も変わってくるもんだ。(※都市部の人には信じられないだろうが、三重県のある島では子どもを一時的に預かって(交換して)育てる習慣がいまだに残っているところもある。コミュニティーがあるかどうかで子育ての方針は違う。)

そりゃ、都市部で育ったから会得したこともあるとは思うが、失ったことのほうが多いと言い切れる自信がある。実際、子ども見ててかわいそうだもの。(ベンチ一つと街路樹だけで「公園」とか抜かしている場所を品川区某所で見かけたときは本気で区役所に抗議に行こうか考えた。)

そもそもだ!今の50代以降が持っていた幸せを今の若者が実現しようと思えば、何十倍のコストがかかる。日本で売られているものは世界からすれば、全部「極上」のレベルだが、全部高い。(※あえて言えば、「情報」だけは安物がぼったくりで売られてる。)

それを普通に買えるように戻すのが、さっき書いた経済成長。地価もモノも消費財も「若者の○○離れ」と書いている連中よりもずっと高くていいものしか売ってないから、若者には手が出ない。「俺は若い時には借金してでも買った」だと!?じゃあ、今やって見せてくださいよ、先輩!(※もちろん、嫌味です。デフレ化に借金して、三種の神器を集める人はいません。)

都市化の解決方法?自営業増やすこと。特にウェブや知的財産関連の。
私がアニメや同人誌の紹介をやってるのがいい例だ。特に同人誌は「東京にいたほうが便利」だが、地方でも作れる。地方でもいっぱいイベントをやってるので、不便ではあるけどできないことはない。(アニメのほうはピーエーワークスが有名ですね。本社が富山なんです。)

ウェブ・知的財産・一次産業(派生する食品産業含む)以外にもっと「地方でもできる・地方のほうが有利」とものがあれば、それを援助したり、自分でやってみたいが…今のところ思いつくのはそんなものか。

子どもを育てる上での「コミュニティー作り」が回復しないとどうしようもない。金があって結婚しても「親が子どもを自由に歩かせられず、自分の時間がなくてしんどい」では結局、虐待大国になるか、少子化が進む。

好きな学者ではないけど、元ネタはこれです。…20代の言論人が生まれるのは嬉しいことだが、もっと経済の実力を付けてくれないとテレビ見てて「俺と代われ!もっとまともなこと話すから」って気分になる。(※彼がテレビで麻生元首相と共演したときにそう思った)

*1:今回は元ネタをくれた社会学者の古市憲寿さんに合わせて社会学っぽい考察で初めて見ました。

*2:文句はダイエー創業者の中内功に言ってね。あれが大晦日も正月も働く社会を作った人だから。お正月ぶっ潰したのは彼だから。

*3:高齢者が金を使わない理由については…簡単に言えば「健康が続かないと(健康以外に)金を使う気になれない」という心境だね。もともと戦前・戦後の貧しい幼少時代を送ってきた連中だから、贅沢しなくても生きていけるのさ

*4:ちなみに、世襲政治家について補足すると「なる気が全くなかったが、後押しされてなった人」は石破茂・福田康夫・鳩山由紀夫。「なる気満々であった」のが安倍晋三・小泉純一郎・小沢一郎(直の世襲ではないが、麻生太郎もこっち側)といった感じ。…このメンバー見てもらうと、言いたいことはわかっていただけるかと思います。

*5:反論があったので補足。景気はいくつかの波が重なり合ってできていて、その波を起こすものとして銀行家やイノベーションを起こす企業の存在がある。イノベーションが起これば経緯が上向く要素足りうるが、そうそう起こらない。まして、ここ数年のように必要なものに対する生産能力が飛躍的に上がってしまった場合、ちょっとやちょっとのイノベーションでは景気が動かないため、敢えてデフレが通常と言わせてもらった。詳しい方からすれば、ざっくりとして見えると思うがこれでご勘弁願いたい

*6:多分、ここももめると思うので補足。少なく見積もっても日本人の総資産である1400兆円までは持つ。つまり。400兆円ぐらいは国債が刷れる。それをチマチマと刷ると経済効果は生まれないが、タイミングを見計らえばうまくあったまるというのが今回の話。ちなみに、海外からの借金の割合を増やすことになっても日本が倒れると困る国が多いから米国債のごとく買い支えられるという考え方もあり、借金がどのぐらいできるかの具体的な金額はちょっとわからない。

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