ありむー先生に会いに行った/新月お茶の会に顔見せした

ありむー先生に会いに行った/新月お茶の会に顔見せした

ありむー「はてな村の話なんかしても誰も幸せにならない!!」

TM2501「…今日ひとつだけ学んだよ。人間は幸せになろうとする話をせずに、不幸な方へ不幸な方へ話しを無限ループさせる生き物だ」

今回は同人作家で、ライターで、ブロガーでいらっしゃいます(結局何?)有村悠さんとの対談及び、その後の話を書きたいともいます。

  • 亡命した「元王子」VS現王子

結論から言えば、有村先生から見た私の評価(新月お茶の会に紹介した時の名称は)「俺の後釜」とか「現(または次期)はてなプリンス」という名称。

いつからはてな村が王国になったかはしらんし、僕よりもあままこ(斜め上から目線管理人)の方が明らかにはてな的にはプリンスにふさわしいはてなの申し子だと思うけど…僕の方があままこ氏よりも(有村先生よりも)最大火力が上で、有村先生と比較されることもあるから、後継者になるそうだ。

僕も自己紹介するときは「ハックル二世で、シロクマ先生の後継者爆誕で、有村先生を彷彿させる村民で、極東ブログのオタクバージョンとか言われてます(どれも言われてます)」と紹介するわけだが、このネタを言うと苦笑しますね。(あまりのコテコテ感にね。)

今回の対談の流れ
例えるならそうだなぁ…北朝鮮でまだ金正日が権力持っていた時期に、金正恩が亡命した金正男に会いに行く感じ。有村さんが正男で、僕が正恩みたいな感じ。そんで、僕が父「正日」を含めた北朝鮮の権力事情やらいろいろ聞くわけだ。

金正恩「金正男元王子みたいに国際的(ネットを含めたオタク界隈)に好評価な人物になるにはどうしたらいいの?」
金正男「それはね、国(はてな村)を捨てることだよ。(新月お茶の会/ニコ動界隈へ)亡命する時は手を貸すからいつでも言ってくれ。」

みたいな会話を、北朝鮮(僕の地元)でもなく、亡命先のマカオ(東大)でもなく、第三国のタイ(渋谷)でしたあとに、マカオで「正男チーム」(新月お茶の会)を見せられるというのが今回の対談の流れ。

…これ書いている時に思ったけど、僕の中で見たいシナリオは北朝鮮と中国が会談する時に正男が正恩を拉致して、プリンスを2名が中国へ根回しして、北朝鮮上層部や制度を一新しつつ、南北統合を目指すという中ニストーリー的展開があればみたいです。(コードギアス的で僕は好きですね。そういうシナリオ)

本編がね…生々しいの。お互いのアフィリエイトがいくらあって、お互いのアクセスがいくつあって、どこを狙うとどういう収入・アクセス・当たる確率で…ブロガー同士の生々しい「業務連絡」がそこにあったわけです。(誰も、幸せになれないデータだよね。僕はリアルで会ってない人に信用を置いてないから公表しません。僕も有村さんもはてな村で幸せになれないんで。)

あと言ったのは「僕はpha・有村・ハックルサイドに行こうとしていて、有村先生は僕の成し遂げたい山の中で4〜5合目にいて、ハックルは少し路線が違うけど6合目にいる感じ。(ちなみに、2合目を登り切るかどうかの位置が現状。)」 という話をした。

いや、たまたま書いた教育系記事の話とか色々あるんだけどさ、これはどうなんでしょう。元ハテさと、僕が同じ結論に向かって走っていくというのははてな的にどうなんだろう?需要あるの?ないね、次行こう。

あとは、僕の勘違いの訂正とかかな?

有村「切込隊長こと山本一郎は村民ではありません(`・ω・´)っていうかはてなで書いていたことは一度もありません。村民から人気があるからはてな村民っぽく見えるけど、違います!!
俺「( ゚д゚)ポカーン…( ゚д゚)ハッ!じゃあ、本当にあままこの言ったとおり「はてな村経済」経済ブロガー枠は空席なんですね?
有村「彼はそんなことを言っていたのか( ´,_ゝ`)…そうだね。君にはまだそのポストに滑り込むチャンスがあるよ。」

…オタク論的なもので勝負すると負けるのはわかってる。「オタク論」という概念でモノを見てる人がお茶の会にも僕の周りにもいないから誰を参考にしていいかわからない。だが、経済を知らない人が中心なら、商売と経済の話ができる僕はそっちに伸びて行けばいい…というあままこのアドバイスは的を射ている。

僕とかあままこはこういう戦略論が好きなんだけど、有村さんは割と行き当たりばったりに来てる(むしろそれで結果が出てるから、やり方をどちらかが強要するのは野暮というもの)

ただ、有村さんが多少野暮な話に付き合ってくれたため、新しい収穫がいくつかあった。
それは有村さんが「ニコ生やったら?ウケると思うよ」という話をしてくれたこと。
僕も「やりたいんだけど、アレってウェブカメラと・マイクとアカウントがあればいいんでしたっけ?」と。

まぁ…あれだ。多分、はてな村に呼び込んだのが【自意識の吸血鬼】達で、戦い方を教えるのがあままこさん・TM2502さんなら…最後は「去り方」を教えるのが有村先生だといった所でしょう。

有村「君ははてな中毒で、その道の人と話すとはてな村の方へ迷い込もうとするが、そんなことをしてみろ!!誰も…いや、何にも幸せになんかなれやしない!!」
TM2501「でも、政治・ビジネス・アニメ…・どこへ行こうとしてもはてな村の話へ戻ってきますよ?」
有村「そうだ…それが僕らを苦しめる「はてな村の因果(律)」だ!!」
TM2501(回想)「…(あままこ『逃げようと振舞ってみても結局ははてな村の因果律に我々ブロガーは逆らうことができない』)」
TM2501「…不幸の連鎖だ。」

…全くもって不幸の連鎖だ。このままはてな村の話をしても不幸になる。因果律に囚われた私を見て口をつぐむ有村さん。…お互いネタがあるはずなのに、ふとしたきっかけでそっちに落とし込まれてしまうこの酷い流れ。これをどうしたもんか?

有村「お茶会に行くか。」
TM2501「そうですね。」

  • あんまり夢のない「おたくのビデオ」

ちなみに、「夢がない」はいい意味もあります。「自由」「なんでもあり」「敷居が低い(※要耐性)」とか…。二つの意味ですね。自由という意味と「生産性や目的意識がなく話がループする」という意味と。

【新月お茶の会】という有村さんが所属する東大の文芸部(SFとラノベとアニメと漫画に特化したアニ研と文芸部の間のような同好会)に僕が招待されたわけです。大学時代に自分の大学以外の部室棟に入らなかった俺が、なぜか大学出てから東大の部室棟に行くわけです…不思議と言えばいいの?それとも、「人脈って良いね」と言えばいいの?そういう気分です。

ありむら「紹介するよ。僕の後釜。次のはてなプリンスだ。」
茶会メンバーA「ああ、高齢化と過疎化が酷いはてな村から来たの?」
茶会メンバーB「君がラストはてなプリンスか…。」
『溥儀やらクレオパトラみたいじゃねーか!』とツッコミたくて仕方がないが、抑える。
有村「まぁ…こういうところだ。」

SF・ラノベ・マンガが山積みにされた「楽園」がそこに広がり、ゲームも懐かしのゲームキューブとスーファミが転がっていた。なんと言っても、ガイナックスが企画して作った「おたくのビデオ」を彷彿させるような部屋のレイアウトと、メンバーのメガネ・黒髪率と、一応オタクの俺でもよくわからんモージュ(呪文)が行き交う場所に来たわけだ。

すごい場所で、唯一僕が太刀打ちできそうなのがマンガなんですが…いいや。戦おうとすると多分ウチの積み読がえらいことになる。(※積み読とは…研究者・オタクにありがちな現象のことで、読みたいから買った本が読みきれず山積みにされている部屋の事を指す。)

ちなみに、僕の部屋の書籍/本棚の容量=150%となっているのに対し、有村先生は「ダンボールでも積みきれない領域まで行って、積み読が当たり前なんや」だそうです。

茶会メンバー「人はね…罪(積み)を背負って生きていくんだよ。」

僕が思う本来の「十字架を背負ったオタクの姿」がそこにあった。ここでいう「十字架」とは縦棒は積まれた本、横棒とは情報マン的な知識欲…この二つが交差するところに、我々は張り付けられている。それが本来の「濃厚なオタクの姿なんだ」…とつくづく思うわけです。というか、岡田斗司夫からそういう風に聞かされていながら、それらにリアルで会ったことがなかった。それどころか、当時の人にも「そんな奴ばかりでもなかったし、今はもう滅びてる」と言われたが…生きていた。

ちなみに、おたくのビデオもきっかけは大学のサークルってところがミソです。

「おたくのビデオ」でも補完できないであろうリアリティーを補足するエピソードがあったので、それを2つ語ろうか。

Wikipediaで脳みその整理
4人ぐらいで声優ユニットの話をし始める所を聞かせてもらった。この時、すごく古いユニット名まで出てきたり、ユニットの声優名をつらつらと述べていくと「ああ懐かしい」「そんなのいた」「そう言えば、うちの文化祭に呼んだ?」みたいな話しを永延としていく。

普通の人はWikipediaを「さがしものをするようにみる」と思うのですが、彼ら【新月お茶の会】でWikipediaを眺めるときは「美術館で順路に沿って絵画を眺めるように」Wikipediaを眺める。

イチイチうんちくが出てくるからすごい。声優の名前言ったらそっちのうんちくも出てくる。
例えるならそう、部屋の片付けの途中で見つけた古いマンガ、古いアルバムをめくりながら懐かしんでいる人のように、彼らは頭の中を整理・整頓していく。

多少なり、アニメ見ている人なら「攻殻機動隊SAC」の最終回に出てくる笑い男の住処を覚えているだろうか?膨大な図書館のような空間で、ひたすら情報を整理する。その光景を見た少佐『草薙素子』が「まるで情報の墓場ね。」と言う。

その後、偉人の言葉で会話をしながら、その偉人を言い当て合う。…これをリアルでやると多分新月お茶の会の声優談義みたいになるんだと思う。

誰かがユニット名を言うと「このユニットはこういう活動をしてて、たしか無期限停止だった」と言う。また別の人が、「いや、あの声優とこの声優はアニメではよく共演してたからなぜユニット活動しないのかが不思議でならない」と返す。これがWikipediaで何十分もできる。

無駄に時間には正確な巡回
こんな不思議な場所でも「東大生らしさ」を感じるところが2つあった。1つはうちのアニメ研究会の数倍ロジックをこねくり回すスタミナがあること…もう一個は私生活における時間観念がしっかりしている人種というのを僕は彼ら以外で見たことがないから、10分前になると常に誰かが言って移動の準備、お会計の準備をする行動のメリハリが面白くて仕方なかった。

「グダグダ感を閉じ込める」とでも言えばいいのかな?話自体に生産性もなければ、むしろ幸せになる話でもない。ビリヤードみたいにバラバラの駒・話をどう落とすか…そういう話。それを話したあとに「もう二度とビリヤードなんてやらん。疲れるだけだ」という。

他にも「新月お茶の会」らしいなぁ…と思うのは3人ぐらいが一度にしゃべって、それを全部聞いてチョイスしながら話に参加する。それを本を読みながら(有村さんは時折原稿しながら)やるという。

…まぁ、僕でもついていけないんだから、よっぽど頭の回転が早くて、ノイズにも慣れてる人じゃないと無理でしょう。俺、今人に会いたくないもん!

あとは僕は「一人が好きなひと」だから、結構原稿をジロジロ見られた経験も、耳を別の話に傾けながらブログも読書もできんので、否応なしに話に参加しました。わかるようなわからんような話に頑張ってついて行って…ええ!力尽き(付き)ましたよ。

まぁ…彼らに唯一「してやったり」なことをしたと言えば、私の全盛期のアクセス数を晒した辺りでしょう。実を言うと、僕の自己記録820はてなブックマークという驚異的な数字ははてなひろしといえども、ブロガーで出している人は少ない。まして一発屋ではなく、定期的にヒット記事を出してるタイプの人で500はてブ以上を持っている人は実を言うと少ない。少ないどころか、有村・あままこ両氏でさえもってない。

炎上マーケッター経験者2名がもってない驚異的な数字を持っているので、その時のアクセス数をお茶の会で見せたところ…笑うしかないというリアクションだった。(見たきゃ、会いに来い。はてなカウンターの過去データ見せてやるから)

最後に、ありむー先生に2つほどお願いをしてきた。1つは「茶会に出入りしてもいいかい?」って話。ありむー先生だけでなく、ほかの人も「いや、割と出入りしとるしいいよ。」と言ってたから、これは落ち着いたらやろうと思う。(マンガにせよ、ラノベにしろ、これだけの蔵書と知識量を持っている人・施設が居るなら私はもういくしかない!それと、彼らのアニメ論争に付いていけるようになると多分、はてなでも引きを取らないオタク系の使い手になれる…と思うから鍛えに行かせてもらおう。)

もう一個は…今は秘密。業務連絡の中に組んだことだし、どうなるかわかんないし。

ただ、忘れないうちにいくつか、対談以外の番外のことを少し書いておこう。

  • 決めたこと・やったこと

・近々ニコ生始めます…トークっぽい書き口で書いてるから、ニコ生に親和性があると双方で同意したことと、はてな村にいてラストプリンスやってても幸せになれないから。

・夏コミ周辺でもう一個の評論系サークルを始動させようと考えてます。(そのテーマがSFチックなテーマだから、多分「新月お茶の会の人」に相談すると思う。)

・その時に出す冊子で僕が特集として「前職のビジネスモデル」ってネタをやります。つまり、職が晒されるわけです。僕が「商人商人」と言ってたけど、この話は実を言うとリアルでは割とウケが良いから出さずにきましたが…そろそろ解禁していこうかな?って考えてます。

最後に…有村先生から「お近づきの印に」と新刊の同人誌をもらったのですが…味わい深いですね。画力・表現力・発想力はそれぞれ別物である事を改めて再認識しました。僕が知ってる限りでは有村先生より「絵がうまい人」っていっぱいいるんだけど、多分有村先生のような表現力はないと思います。あれだけオタクに含蓄がある人が書いただけのことはあって、やっぱり、濃い!そして、勢いがある!

同人ってものを心得た素晴らしい離れ業を盛り込んでくる。…言いたい!でも、言えない><

そんなこんなを踏まえて学んだことが2つあります。
1つは「人は自ら不幸の連鎖を語り、そこへ落ちていく生き物だ」ということ。常に客観視し続けること、気づいたら選択することで気持ちが多少なりいいところへ持っていけるようになる。

1つ「オタクであること、それだけで十分すごいんだ」という話。僕が有村さんの同人誌読んだり、お茶の会でコアな話しを聞いたときに素直にそう思いました。

一応、これの話(メタラブコメ)がメインだったからこれ貼ります。

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