日経がアニメオタクをカジュアルに取り上げてた。
20代女性に人気――アニメの新常識!:日経ウーマンオンライン【今月のエンタメ★トピック】
なかなか舐めくさった記事をみつけたので、反論かねて色々言うよ。
久々に口調を荒げているけど、普段は虫も殺せないやさしい人物なので、「こういう演出なんだなぁ」と見下しながら楽しんでいってください。
企業×アニメなんか今始まったことじゃないし…
色々ありすぎて俺が論じるのもおこがましいレベルだけど…ここがひどいからまずつっこんでおく。
最近では、大企業や地方自治体なども、こうした「アニメパワー」に注目。タッグを組むことで、互いに認知を高めあうなど、成功例もたくさん出始めています。
…最近っていつ?最低でもらき☆すたや新劇場版ヱヴァ「序」の時期に報じておくべき内容だよね?
記事中ではあの花と雪印のコラボ商品の話がされてるが、そんなものよりも「ローソンとまどか☆マギカ」とか、アニメではないけど初音ミク×ファミマとか、もっと有名ころがいっぱいあるよね?ガールズ&パンツァと大洗市でもいいよ!(もっと大きく成功してる例はたくさんあっただろ…)
明らかに「アニメパワーに注目した」を履き違えてるコラボ例だよね?
聖地巡礼関連のレポート記事とか、コラボに関する記事やCM何か見たら、力を入れてる会社と、ただ単純に商品貼りたいだけの会社との差は歴然だぞ?雪印なんかどう見ても後者だし!
アニメキャラやミクのイラストは、商売繁盛の招き猫じゃないの!それを楽しんだ企画を作れる人しか結局は儲からないの!かんなぎとその聖地の例について調べてご覧。あるいはグリーが作った人気アニメの偽物ゲームでもいいよ!!そのぐらいやらないで記者名乗れるなら、俺にそのアニメ特集を全部書かせろ!ロハでもやるわ。
…そもそもおかしいよ!
・(裏付けになるアニメや事件について述べず、)20代女性にもアニメが人気上昇中です
・(大した考察も、事例の提示もなく)企業とコラボしてウケてます
・(なぜかエヴァという大昔の事例を出しながら)みんなに人気のある「覇権アニメ」をみましょう
…なにこれ?アバズレ向けファッション雑誌みたいな内容でアニメ語ってネットにアップして、社名・雑誌名・記者名を全部出すとはいい度胸だ!首を洗いながら最後まで読んでけ!
「覇権アニメ」って知ってますか?←はい?
ちょっと関心を持たれたあなたに、お勧めしたいのが、通称「覇権アニメ」です。一言でいうと、「人気作」のことなのですが、同時期に放送され(ちなみに、テレビアニメは、2クールものも多いのですが、連続ドラマと同じ、1・4・7・10月の各期に新作が始まります)、一番話題となったり、パッケージでずば抜けた売れ方をしたり、最近多い映画化や、前出の企業コラボにも起用される、そんな作品のことを指します。
…あのさ、人気だからアニメ見るんだったら、サザエさんでも見てろよ!別に人気だから見るんだったら、深夜のモノを見る必要性何かこれっぽっちもないじゃない!
それに、そのあなたが定義する「覇権アニメ」とやらは、ビデオショップ行けば真っ先に宣伝している深夜アニメなんだ。ちょっとでもアニメに関心がある人に「覇権アニメがおすすめです」なんて書く意味がないんだよ!もうすでに見ちゃってる可能性が高いから。もし見てなかったとしても、TSUTAYAが推してるアニメを借りれば、それでおしまい。
「覇権アニメを見ましょう」なんて記事にする必要がないし、そもそも覇権アニメの意味を取り違えてる。
間違い1
覇権アニメという言葉は2010年のある生放送で生まれた言葉で、放送がそれ以前であるエヴァやけいおんの頃はそんな概念さえなく、例え話として出すにしたってつい最近のものを出すのが本来の意味から見た正しい使い方。
間違い2
一般には、覇権アニメという言葉は「売りスレ(アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ)」の言葉として認知されていて、DVD一巻あたりの平均売上が多いアニメを覇権アニメという。(広義には話題になった人気作全般を指すことはさすが、その定義を間違えだと言う人もいるし、そういう定義で説明されることのほうが少ない)
間違い3
覇権アニメと人気作を分けておきたい理由として、続編作成・映画化・企業コラボされるものと人気作品が一致しない場合がしばしばある。
東のエデンなんか、売りスレの水準では劇場化の水準まで売上がないぜ?劇場化も、小説化もしてるけど。
ネットで人気だったミルキィホームズなんぞ、1期は続編が作られるレベルだったが、2期はまなびライン・採算ラインにも到達しない売上で続編が作られたぜ?
逆にペルソナとか、月姫何かは原作ゲームの人気がすごかった関係で、覇権アニメクラスの売上になっているが、それらのアニメがすごく好きでおすすめしている人を僕は見たことがない。むしろ、月姫については原作ファンからバッシングの声を聞いているぐらい。
意外と「あ、このアニメ好き」ってアニメが採算ラインにも到達してないことがままあるから、驚くぞ?よかったら、見てみ?
アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ@wiki – 売上ライン一覧
…日経エンタメの記事に反逆してこんなリストを作ってみよう
青二才セレクション~売れてないだけど面白いアニメ7選~
この企画は「まなびライン」以下で見たことある作品で「これは面白い」という作品をリストアップし、アニメの面白さと売上が一致しないことをアピールする企画。
1、エルフェンリート
→低すぎてびびったが、僕が好きなベスト10作品
2、極上生徒会
→チープだけど、面白いよ。ぱやぱやって表現が好き。
3、パンティー&ストッキング
→いや、低すぎだろ!下ネタだらけだが、アニメとしてはすごいよ。
4、ベン・トー
→覇権アニメの定義ではただの赤字だが、当時はすごい話題作だった!
5、アベノ橋魔法☆商店街
→グレンラガンやエヴァが好きな人は絶対これにハマるよ?
6、true tears
→ええ…この名作がまさかのまなびライン!?
7、お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!
→いや、これはタイトルがひどすぎた。絵も人を選びすぎだが、当時は結構な話題作
…うん。俺が思ってたよりも見たことがあって、しかも面白いのが揃ってた。もうちょっとダメなのばっかりかなぁ?と心配したけど、アニメのクオリティと収益が意外とマッチしてなくてむしろビビったぐらいだ。
日経は進撃の巨人勧めてたが…僕ならこの7つのどれを見ても「進撃の巨人よりは面白い」ぞ?見といて悪いけど、進撃の巨人は意外とつまんないよ?尺伸ばし多いし、ご都合主義だし、設定が科学的にありえないモノが多い。
好みの問題だと言われるかもしれないが、僕だけが言ってるんじゃない。こういう記事もある。
売り豚で声優豚とか、どうしようもないな…。
何が言いたいかわからん記事で、最後は「声優の生声を聞くためにイベントに行こう」とかほざいてる。
さて、続きを読んでいこうか。
こうしたムーブメントを紹介していきたいと、「日経エンタテインメント!」でもここ数年、取材を強化しているのですが
強化して、俺がコンマ数秒で見破れる嘘記事しか書けないの!?
能なしめ、やめちまえ!
ある取材先の方がおっしゃっていて、合点がいったのですが、我々女性は、「見た目」よりも「声」を重視する傾向にあるそうです(ちなみに男性は、「ビジュアル先行型」という説、笑)。
え?え?え?E?女も面食い何かいっぱいいるぞ、笑。
女性声優の演技が細やかで、アニメ作中のセリフを使った音MADとか調べてないの?取材不足でしょ、笑
見た目しか重視できないからアニメの売上とか企業とのコラボとか話題性でアニメを判断しちゃうんでしょ、笑
おじさん、激おこだよ?
ちょっとアニメを見始めると、作品への愛着はもちろん、「自分はこういう声、好きだな」といった発見も、けっこう楽しい
へ?ちょっとアニメ見始めただけだったらそんなに声優を意識しないって。何作かたくさんのアニメを見て「あれ?攻殻機動隊のトグサ君の声はどっかで聞いたことあるなぁ?」とか、「え?演技が面白いから調べてみたら、けいおんの澪と地獄のミサワのアレが同じ人だった!」とかなるんじゃないの?…俺の場合そうだったんだけど。
よしんば気づいたとしても、その人って企業とコラボしてるからアニメに注目するミーハーで、覇権アニメとかほざいてる売り豚で、本編より声のことに気になる声豚なわけでしょ?別にアニメが好きなわけじゃなくて、アニメの周りでギャーギャー騒ぎたい野次馬でしょ?うざいわ~そう言う人。俺が一番嫌いな人種!
ちなみに、買わないけど日経エンターテイメントをちょっぴり紹介してやろうか。
テレビ、音楽、映画、書籍、ゲーム、アニメを中心としたエンタテインメント総合誌「日経エンタテインメント!」は、毎月4日発売。
…「テレビ、音楽、映画、書籍、ゲーム、アニメを中心とした」ってどれが中心なんだよ!!どれも全然違うじゃねーか!!おまけにアニメが中心軸なのに、全くの嘘だらけじゃねーか!!あかんわ!ろくなもんじゃないわ!
何か、意地になったので、エルフェンリート推しておく。原作をバイト先のひとにみせたら「絵があかん」とか言われてたけど、アニメはいい感じに補正されて面白いですから!!
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「デンキ街の本屋さん」1話を見た~水あさと作品の魅力ってのはな!そうじゃないんだよ!
僕がちゃんとアニメの記事書くとこのぐらいはやります。このぐらいはやろうよ…。
コミケに行って「自分もなんか作りたい」などと気の迷いをほざいてる人へ –
ガチでオタク向けに書いた記事。やるならこのぐらいやろうよ!