あまり面白い話でもないので、短めに行こう。
いつもはナウ(時事ネタばっか)でヤング(筆者が中二病)で、ロックンロール(エロ要素と喧嘩腰の文体と抗うつ剤)なブログを書いてるが…今日のテーマは珍しく教育的で進学をお考えの親御さんのための内容。
高校生~三十路前のオタク男子と、男勝りな女性に向けて書くが…今日の内容は中学・高校生とその親御さんに向けているため、うちのブログの熱心な読者にはあまり参考にならないかもしれないので、ご勘弁を。
慶応ボーイだけど、バカンスするよ!
全国的な進学校や、偏差値の高い大学は校風が自由で、イベント事は徹底的に楽しむ学園生活を送る。他校との合流が盛んな大学生は知ってるかもしれないけど…実は大学によって夏休みは違う!
俺の大学よりも九州大学と慶応大学の方が夏休みは早く始まって遅く終わる。長い休暇を利用して、旅にイベントにバイトに…と自主的に動きまわる。
これは高校でも同じことが言える。授業・テストを増やすではなく…偏差値の高い公立高校は文武両道に優秀な成績を収める。(野球など特待生制度が充実した競技は難しいけど、特待生が少ない・高校から始める人が多い競技はとにかく強い)
細かいことはあとで語るが、「勉強ができるやつがスポーツもうまくなりやすい」し、逆に「スポーツができるやつは勉強のコツをつかむとあっという間にクラスで一番になる」のが現実。
でも、この記事の主人公はやつらじゃない。むしろ、発達障害や成長の遅れから「やっと中の上の学力をつけて自称進学校に入れた」という真面目系クズ側の僕みたいなやつの話だ。
僕は残念ながら、「進学校」ではなく「自称進学校」の出身者であり、休みも少なく、遊びも地味で、規律もうるさい学校の出身者だ。
自称進学校とは?偏差値50~58ぐらいの私立学校の特進クラスがある学校を指す。「学校側は進学校を名乗り、生徒はそれを1ミリも信じてない学校」のことを指す。
「自称進学校に行くとバカになる」と書いたが、何がいけないか?
進学校と自称進学校は完全に真逆の存在。勉強どころか運動も何もできなくなる「勉強しているふり」だけがうまくなる真面目系クズを社会に輩出し続けることが問題なのだ。
ざっくりと言えば、進学校は「やれなくてもできるから放っておこう」で、自称進学校は「やればできるから生徒にやらせよう」とする。(バカ学校は「やってもできないから置いておく」ぐらいの立ち位置)
「やればできる」という日本語はクセ者だ。逆に言えば「自主的にやってない・やらない・できない」と自称進学校は生徒を決め付けて、善意の押し付けとして勉強をしいる。僕のように「勉強してもできるもの・できないもの(発達障害・効率の悪さゆえ)のムラがあって、全体を通してみると普通」な生徒が大多数だが、先生はそうは思ってない。
それも土曜や平日の追加授業・補習などで他の時間を奪って勉強させるから体力が落ちる。部活動や好きなことをする時間が勉強に蹂躙される形になるため、勉強が嫌いになりますます効率が落ちる。3年間の高校生活が終わってみると全てを失って、「真面目なふり」しかできないクズができ上がってる。
僕は神奈川に来てから「自称進学校」に転校したが、神戸にいた学校にも「自称進学校クラス」というのがあった。授業が7時間目まであり、部活さえろくにさせてもらえないかわいそうなクラスがあったが…ろくなところに進学してなかった。
そのクラスの子や、ほかの「自称進学校」に入った知人はみんな結末が悲惨だったね。ある人はノイローゼ、ほぼ全ての人が大した学校に進学できない、さらにひどくなると中学時代にやりこんでたスポーツや趣味さえ取り上げられる。
親はそれを「熱心な教育」だと言って、宗教にハマったように子どもから勉強以外のモノを取り上げていくんだけど…拒否したほうがいい。
自分で高校が卒業できるだけの手続を通信制や転校…もしくは独学になってもやれる自信があるなら、そういうことも視野に入れて考えたほうがいい。
「勉強量をこなせばできる」と思わないほうがいい
そもそも、「好きでもないこと」をいくらやったってうまくいかない。
1つ例を出せば、僕は政治経済の授業中は数学の問題解いてて、テスト勉強らしいテスト勉強もしたことがない。範囲確認してテストの日の通学時間に教科書を読んだだけ。…でも、この成績が倍以上の努力したはずの数学や英語よりも成績がいい。
社会科系科目については「勉強してる」と思ったことがない。だから、自分でちゃんとやれば、授業がなくたって模試ですごい成績を出したこともある。
他方、他の科目は小テスト・朝のテストなどに追い回されるほど伸び悩んだ。数学はまだ遊び感覚が残ってたからそれほど落なかったが、「自称進学校」に来てから数学と社会科科目以外の成績は全部落ちた。
「人のせいにするなよ」とか言うなよ?数字・結果は嘘をつかない。遊び半分でやった科目の方ができて、遊びをなくした科目ほどできなくなっていく。
身をもって体感したからこそ、これから学生生活をエンジョイする人と、子どもにより良い学校生活・進学を送って欲しい人は次のことを心得て欲しい。
学生時代に勝つのは「発達障害や家庭の事情で一芸に秀でた変人」ではなく「要領がよく、集中力が高いタイプ」だ。勉強できるやつが勝つのではない。「ずるいやつ」と「好きで好きでたまらないことをやり込める環境を確保できたやつ」がより良い成績をより良い進路を勝ち取る。
それを教えない自称進学校なんて場所に行った時点で負けてる。まして、その事実や子どもが発する「これはダメだ」というシグナルに気づかない親は大惨事だ。
将来にまで響くほどのダメ教師・ダメ学校にあたってしまったときは「勉強も卒業単位もその学校以外だって取れる」ということを頭の隅に入れておいてもらいたい。学校だけが世の中の全てだと思っている先生も同級生も親も、君にとって良くない時だってあることをいつも頭には入れておいて欲しい
参考資料
独学で勉強しないといけなくなったときはこれを使うといい。世界史を独学で勉強して模試で学校一番の成績を収めるのに使った技術がこれ。(マンガ「ドラゴン桜」では「メモリーツリー」と呼ばれていて、当時の僕はメモリーツリーと呼称)
言いたいことは…察してください。
今、大検という呼び方が古くて「高認」と呼ばれてるらしい。
これは最後の手段なので、あまり当てにしないほうがいいけど「こういうのもあるよ」という程度のことは頭に入れておいてもらいたい。
本は文体や描き方がコテコテしてて嫌いだけど、映画は名作なので見て欲しい。高校時代の鬱屈した感情をちゃんと表現してくれている良作なので
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