次回オフ会を開くための反省点として、私が開いたオフ会「はてなブロガー食事会」の成功・失敗・悩みなどを語っておきたい。
テーマだけは自分で決め、人選で表現する
大事なことが「テーマ決定」。これでほぼ決着がつく。オフ会中の段取りがちゃらんぽらんでも誰か助けてくれる事があるが、テーマと人選だけは自分で決めないと満足いく・いかせるオフ会は絶対できない。
お店選びと人選で自分のテーマ性を表現するのが幹事の主たる仕事であり、そこでオフ会のクオリティーは8割決まる。
今回の場合は、オフ会に理念やイベント性は一切なくて、「はてなのこと・ネットで論じられてる話をガッツリ語れる空間を作りたい」というテーマだった。
これはkanose氏・otsune氏などが出るオフ会を見て学んだことだが、ある程度レベルの高い人が2次会・打ち上げなど濃ゆいメンバーだけで集結すると「ネットに書くことさえためらうヤバいネタ」が出てくるのだ。僕はそれが他の人達の口からガッツリと出てくるオフ会をやりたかった。
濃ゆいネタが出回るオフ会を「はてな反省会に出てる古参」ではなく、「はてなブロガーという若手層中心のメンバー」で実現する事が今回の目標だった。
今回のような飲み会系オフの醍醐味は「ネタの濃さ」と「引き出しにも、観測対象にもない予想外なネタが聞けること」だが、これを実現するためには異なる3つのファクターを追求しないといけない。
1、参加者のレベルを合わせる…はてなブロガーの中でも人気がある・ファンの質が高い玄人好みなブロガーをはじめに10数人選び、その中で声をかけて9人が参加表明をしてくれた。半分の人は知り合いか、互いに名前を知ってる人から選んだことで方向性が決まるようにした。
2、内輪度を下げるために知らない人を呼ぶ…オフ会は内輪の集まりになりがちだが、あまり内輪だと当り障りのない話で終わってしまうので、敢えて半分は募集をした。条件はアレコレ付けたが、この募集枠で集まった人がオフ会の趣旨・やりたいことを理解した上で来てくれたから、結果的に議論を活発にした。
ちなみに、自分ルールとして「たとえ、喧嘩した仲のやつが来ても参加表明したら、その人を受け入れる」と決めて募集した。普段のネットがらみで言えば、「この人を呼ぶと気分を害しそう」という人でも来たいといえば、断らない。また、表明して去った人も追わない。
「来たい」という意思が一番楽しんでくれる可能性がある要素で、それが薄い人はどれだけ自分の望む人でもその場でうまく噛み合わない・合わせてくれないリスクが伴うから無理強いはしない方針にした。
3、開催中は可能な限りランダムに…飲み会中の話のテーマや司会進行なんか考えないで、話が合いそうな人を集めたら丸投げした方がいい意味で自然に話が出る。だから、自己紹介は名前とはてなとの関わり(あとはコウモリさんのご要望で仕事してる人は何系の仕事の人か)を聞くだけで、ほかは何もしてない。
席についても「奥から詰めろ」と僕は言ったが、参加者から「タバコぐらい分けよう」という話になっただけ。ほぼ丸投げ。
だって人選と事前の募集で「僕の求めたことを望んでる人が来てね。目標が合わない人が来ても、つまんないと思うよ?」と高めの敷居を設けたから、始めからで意思統一はできてた。
お店選びについてはまるで知識がなかったので、本当にあのお店を紹介してくれた「彼」には感謝してる。次回に店選びをどうするかは考えてなかったが、食事会というタイトル通りのお店が取れたのは本当に大きかった。(安くネット予約できる店にすべきだと思ってたけど…場所は大事!特に踏み込んだネタを話すときはせめて他の客と近くない席がある所がいいよ!普通の居酒屋でもいいんだけど、せめて区切られた場所に入れるように早めに入るか、予約するかすべき)
細々としたノウハウ
Q、連絡やスケジュール管理はどうしてた?
A、一般に出す前段階でツベルクリン良平さんやせれさんなどの初期メンバーとの打ち合わせはGoogleドライブを活用してた。ここで共有して要望や都合合わせ、誘っているメンバーなどを共有しながら進めた。(まぁ、若干僕がバカ話を書いたり、せれさんが顔文字を落書きしたり、学校の黒板みたいになってたけど)
オファーはツイッターのダイレクトメッセージを活用。(足を付けたくなかったから今回は相互フォローになっている人に限定して連絡をとったが、きみたりさんなどはてなに関係ない人とお茶をする時は@を飛ばし合って決めてる)
Q、オフ会の日時を決める上で配慮したことは?
A、主要メンバーの中で日取りを決めて、時間についてはせれさんが居られる時間を基準に決定。
目安は神奈川県の「11時以降に18歳未満は補導される」という条例から「10時に秋葉原駅にいれば、山の手線内のどこにでも宿or夜行バスに入れる時間に」という判断で、未成年のせれさんを送り届けられる時間にした。(同時に「終電前にもう一回飲める時間」が10時なので、これもかなり良かった)
Q、高い知名度はオフ会開催に役立った?
A、功罪両方あった。
お店を見つけてもらえたり、参加者との仲立ちをしてもらえたり、最初の9人ぐらいを決める時に「よろこんで!」と良好な反応をもらえたり…あとはオフレポでズバズバ書いても怒られにくいとか…この辺りがメリット。
逆に「罪」の方は炎上して注目されすぎたため、序盤の段階で「青二才のオフ会に行く=罰ゲーム」扱いにされたため、参加者が一時期集まりにくく苦戦したのも僕の知名度ゆえに起こった失敗。他にもオフ会で盛り上がっても「要はつまんなかったんだろ」とかネットで書かれるのも。…この辺は有名だから辛いところ。
反省点
これも細かいことだけ。
・2次会のお店を決めておくべきだった…コウモリさんに「どうするんですか、どうするんですか」と急かされた時にしどろもどろしたのが個人的に悔しかったので「オフ会の前に決めておくべきだった」と反省してる。「コウモリうぜー」と少しは思ったけど、幹事という立場柄「ノープラン」も良くないからいくつか候補ぐらい考えておくべきだった。
・オフ会の開催自体が精神衛生上悪かった…オフ会を開催する・自分で能動的に何かを成し遂げて見る事が躁うつ病の自分にはリハビリになると思ってやったが…前日まで「お店予約したのに、誰も来なかったらどうしよう…」と精神的に飲まれてしまった。結果的に全員来たし、当初の予想通り自信は付けつつ、自分を客観視されやすい機会を作れたのは良いことでした。が、大変メンタルに悪い!
・二日酔いして寝込んだ…はしゃぎすぎた!いや、「幹事としてオフ会をやると自分が一番テンションが上って壊れる」ことをもっと予想しておくべきだった。
…僕がやったこと・考えたことは以上!そのうちまたやりたいけど…僕はメンタルが病むからあまりやりたくない。
イベント関連のサイトを作成・検索するためのツールもあるにはあるようで…。
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主催したオフ会の様子
このオフ会を開くきっかけとなった小競り合い。
「慣れないことをやって得た教訓」繋がり。僕の中ではかなりがんばった!