いくら探しても書きたいネタが見つからないので、うつあるある話を1つ。
先日、出かけてしまってからうつ状態が悪化し、何をするにも疲れ果ててしまい、ついにブログやゲームなど調子のいい時ならば何時間でもできることでさえ手につかなくなってしまった。
憂鬱と抑うつの違いは、憂鬱は気分転換でどうにかなるのですが、抑うつの薬は休養を取ることだけなんです。薬で多少どうにかできますが、薬を飲んでも休まなかったらうつは良くならん。
世間一般には憂鬱と抑うつの区別もつかず、うつ病と聞くとうつ病患者が陥る抑うつではなく、5月病のような憂鬱な様を想像し「そんな気分でいるなんてたるんでる」「うつは甘えだ」と言われるが…憂鬱で寝こむ奴なんているか?憂鬱で頭が働かず何をするにも疲れてしまって1日に15時間ほど寝てしまう奴がいるか?(酷いともっと寝てる日もある。丸々一日寝てて水飲んで・寝てを繰り返してるうちに夜で、更に給水して寝る…とかね。)
比較的、体が動くようになっても抑うつ状態が覆いかぶさると、ちょっとできることをして後はもう寝てるしかない。
おかげで今日は食っちゃ寝だよ。予定ならあるし、したいこともあった。だが、体調が悪くて電気が走るような頭痛に、荷物を担いでるような重さが肩から背中にかけて動きを遮るような感覚…それに若干のムカつき・吐き気。その辺りに邪魔されるともう何もできない。
日によってはささいな事ですごく神経質になって時間を潰してしまったり、ちょっとの手間が死ぬほどめんどくさくなって手を付けられなかったり(いざやり始めた時に頭痛や吐き気が酷くなって酷く苛つきだしたり)もするけど、そこまで酷くはなかった。
まだ「寝られるだけ体調がいい」というのがうつ状態を語る上で不思議な所で、本当に酷いとひたすら痛みやだるさ、そこからくる自分の無力さに悶々といらだちを募らせるんだよね。(病院にかかる前、かかっていて病名や対策がはっきりしない時期にこういった状態に陥る)
ただ、寝られても自分がこなしたい事・人が当たり前にしてる水準がこなせてるわけじゃないから、体調不良だと気づいて一日潰して寝られるようになってもやっぱり根本的な焦りは消えないのよね…。
本当にマイペースにできる日に、できることをしていくしかないわけ。
うつの日に無理やり動くと疲れ果てて、他人から伝わらない苦痛を前に目に涙をためて苦しむことになるし、少なくとも今の僕にはそんなことをしてまですることはないし…。
良くはなってる。一年前より、半年前より。ただ、あまりにもペースが遅いよね。
半年とか一年とかで復帰する人もいるらしく、実際に体力だけならそのぐらい回復するわけ。ただ、本格的な復職に至らない人や、仕事を辞める人が後を絶たないのは体調不良が起こった時や無理がたたって疲れた時に疲れが戻らずに引きずるからなんだよね…。
新型うつ病報道のせいで「若い人のうつは精神年齢が幼い人がなる人」みたいに言われるけど、逆だから。責任感や強迫観念が強くて抱え込みやすい人、こだわりが強くて生真面目に取り組む人のほうがうつや精神疾患、さらには新型うつの正体と呼ばれる退却神経症などにかかりやすいから。
マジメな人が結果や責任…もっと抽象的な強いストレスなどに押しつぶされてなる病気だから…。
で、根が生真面目だったり、何かしらの強迫観念の中で生きてきた人だから寝込んでしまった日とか、昼間からすることもなくダラダラ過ごして休んでる自分に対して「何かしないといけない」「このままじゃいかん」という危機意識だけが肥大化していくわけです。
不まじめな人がうつにかからないとは言わんよ。
だけど、鬱に対する評価や認識がうつ病患者が自分達に対して持ってる強迫観念を逆立てるものばかりであって、実際にうつ病の辛さをちゃんと伝えたり、うつ病患者の感じてる危機感をマイルドにしてくれるものでは決してない。
だから、ちょっとでも抑うつや自分の躁うつ病の症状を通じて気づいたことがあったら書いていかないといけないなぁ…と使命感も感じるし、できることをちょっとでもやることで気分が楽になる…ということはある。
気力がわかないので今日は45分でさらっと書いたものですが、こんな感じです。
久々に自分の動きが制約されるほどのうつになりましたが、やっぱり焦れます。
「体が資本」「健康第一」と言いますが、そのとおりだと思います。不健康・不摂生・思うように動けない一日はやっぱり足りないです。
ちなみに、小島アジコさんがブログ上で連載してる「はてな村奇譚」には僕も出演したので、是非ご覧になって下さい。