フリーゲーム「ネコかん」が…ずるいよ!懐かしくて頭がおかしくなりそうだ!!

 

僕の人生を揺さぶるほど素晴らしいゲームが商用ゲームの中に2つある。

1つはパワプロクンポケットシリーズ。ゲームに対する価値観だけではなく思想体系にまで影響を及ぼした快作である。僕が唯一「これをやってない人は人生損してる」と言い切れるのがパワポケだ。(…13以降はまだやってないんだけど、1~12は中古ゲーム屋奔走して見つけてきてプレイしたほどだ。)

もう1つは星のカービィシリーズ。特に星のカービィSDXで僕のゲームの腕前が鍛えられた原点だ。SDXを3回繰り返した結果、たいていのアクションゲームに対応できるようになった。カービィなくしてこれらのフリーゲームレビューは作れなかっただろう。

そんな感謝してもしきれない2つのゲームだが…以外にも今まではパロディゲームを見つけられずにいた。

フリーゲームには様々なパロディーゲームが存在したり、こうした名作ゲームのシステムを踏襲するゲームが数多く存在するのになぜか、僕の敬愛する2つのゲームのパロディーがなかった。

…でも、今回ついにカービィのパロディーを見つけた。

夢の泉とSDX辺りを参考にして作られたであろうシステムや敵、ゆるふわなあらすじ設定。あまりにも懐かしくて、ゲームをしながら新しいキャラや技が出るたびに僕が
「カービィだよ、カービィ!」
と騒ぐほどカービィで驚きっぱなしだった。

 

・ゲームの概要

いや、画像見てもらったほうが早いな。

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もう、この画面見ただけでもカービィカービィしてるよね?

もちろん横スクロールアクション。プレイ時間は1通りのクリアに7時間ほどで7面×4~6ステージあり、各ステージにあるのシュガースフィア(キラキラした丸いやつ)を取ると100%の完全クリアになる。完全クリアを目指すとかなりの難易度・ひらめきが要求される。

また、世界観を忠実に再現すべくほとんどの素材を作者が作ってること、フリーゲームには珍しいオートセーブ機能付きなのも嬉しいところ。

ダウンロードはこちら

ネコかん:無料ゲーム by ふりーむ!

作者のページはこっち(ふりーむに出回ってない自作ゲーム幾つか見かけた)

今宵の晩三
主に、ゲームなどの創作をしています。

 パロディで感動、作りこみで熱中!

ゲーム画面から操作方法、キャラの能力までどっからどう見てもカービィそのものがこのゲームのすごさは「ただのパロディでは終わらせない独自の難しさ」があるところだ。

前半の簡単なところでは子どもの頃にカービィに没頭した人が色んな感情が入り交じるほどに興奮しながら細やかなカービィの再現(を徹底するために、素材もかなりの部分が自作)という愛情あふれる仕様と雰囲気が楽しめる。

かゆいところまで手が届く再現度の高さに震えることだろう。

その多くは語らない。ただ、やった人が楽しめること間違いなしの細かさと忠実さなので、ぜひやって欲しい!

もちろん、パロディーだけでは終わらない。

後半戦になるとカービィとネコかんは2つの大きな違いが出て来る。

1つは操作性。操作するネコかんはカービィと違う部分がある。カービィよりもネコかんの方が空中戦が苦手で、ネコかんは長時間飛ぶこともできないし、攻撃範囲の狭さから難しさを感じるステージも違う。また、その性質に合わせた仕様がネコかんを襲うこともしばしば。

それこそ、カービィが板につくまでやった人でも最後の方はゴリ押し、雑プレイでないとクリアできない部分もかなりある。

難しいか?と言われれば、性質の違いであり、カービイではやりにくいクリアの仕方・罠をプレイヤーが覚えていく必要がある。

例えば、良くも悪くも作りが雑なところがあるため食らった直後の長めの無敵時間を使って突破していくこと。例えば、スキマがあるように見えて当たり判定があって泣きを見るところ。これらは攻略法とまでは言わずとも、クリアの大事なポイントなので覚えておくといい。

特に、100%クリアを目指す人はネコかんの操作性・このゲーム独自の能力や仕様を熟知した上でプレイしなければならず、廉価版のパロディーとして油断していると痛い目に遭う!

カービィのようなゲームだが、操作するキャラの得意不得意・それを考慮したステージ作りをしてるため、見た目ほどゆるふわなゲームでは決してない。

もう1つはあくまでゆるふわでほのぼのを貫く世界観だ!

ネコかんはカービィのパロディであり、難易度も後半のアクション、完全クリアを目指すとなればそれなりのゲームだが、一貫して敵キャラやステージのデザインがほのぼのとゆるいところにある。カービィよりも癒し系な路線を貫ききってる!

いや、カービィでさえカービィやワドルディのせいでゆるふわなイメージがあるけど、ボスキャラを中心にごついキャラが何人か出てでるシリーズが多い。

SDXで言えば、ダイナブレイドはかなりゴツイし、メタナイトの側近なんかかなりゴツイキャラが多い。中ボスやヘルパーになるボンカーズなんかほのぼのから程遠い。

(メタナイトとデデデはグレーゾーン)

カービィは世界観がほのぼのな割に敵が怖かったり、カービィ自身もワープスターで敵を酷いほどあっさりと蹂躙したり…意外に残酷な部分がある。

ネコかんは世界観の中からカービィにあったようなダークな部分が取り除かれたキャラクターがほとんどなく、一貫してほのぼの。敵キャラまで含めてかわいく、このゲームに於ける乗り物でもやはりほのぼのとキャラのかわいさを楽しむための演出として活用されている。

入口ではパロディーとして高い再現度に感動しつつ、中盤・終盤ではこのゲームの難しさに、終わってみるとこのゲームそのものの魅力にどっぷりハマれる。

素材やゲーム性の作り込み、高い再現度から作者の愛が元ネタにも、自分の作品にも入っているのが感じられる良作。

自分の好きなゲームをパロディしてくれたからではなく、後半まで見かけ倒しじゃないほどよい難しさ、このゲーム独自の楽しさを表現していたことを僕は高く評価したい。そして、多くの人にやって欲しいとオススメしたい次第だ。

ゲムみるッ!-ゲーム実況動画の巨大まとめサイト-

カービィと同じで「クリアはそこまで難しくもないが、100%クリアは難しい」ゲームだから、参考になる物があるといいね。

このゲームについてはネコかんが動き回る姿もかわいいから動画で楽しむ価値もありかと!

このシリーズにはありがとうという気持ちでいっぱいだから貼らせてもらいたい。

 

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