デブの気持ち、聞いてください~旦那を減量させる魔性の技術~

 

僕はデブだ。

だが、喜ばしいことに自分に見合った筋トレがはじめたおかげで、ついにムッチリで着にくかった服が楽々着られるようになった。

腹筋を鍛えたおかげで横腹・上腹からじわじわと痩せていくのが楽しく、自分の体の痩せた部分を触ったり、来ている服が楽々なのか・キツめなのかに一喜一憂する日々が楽しくなりつつある。体重計の前で拝む女の気持ちを少し理解しつつある。

だが、僕はダイエットなどしていない!する気もない!

この記事を書く前にもつけ麺の特盛りを頼んできた。薄味の和食からジャンキーなラーメンまで僕は食べることが大好きなので、僕は食べること自体は絶対にやめない。

だいたい、「デブだからダイエットしないといけない」とほざく女がいるが、誰が決めたんだ?プロ野球選手は平均的に85キロぐらい体重あるんだぞ?あのイチローだって77キロあることを知ってる女がどれだけいる?

我が家がそうだったからいうが、デブへの嫌悪感で「痩せろ」「食べるな」「デブは自己管理ができないから仕事ができない」と言っても痩せないよ。

今回はそんな全国津々浦々で起こっていそうな夫婦ゲンカを仲裁すべく、デブの気持ちと旦那を減量させる方法を語ってみたい。

痩せろと吠える前に、少しは言われる方の気持ちを考えてよ…

先程も言った通り、僕はデブだ。父も減量する前には体型のことで夫婦ゲンカになっていた時期があったし、減量中もやり方が気に食わないと母から喧嘩をふっかけられていて、その都度僕は巻き込まれた。

「文也からも、言って。父が痩せないとあなたも困るわよ」

…母の父へ浴びせる言葉はどちらかと言うと脅しだった。母の言い分が正しいことを知った上で、僕は父に同情してた。

そもそも、母にかぎったことではないが、日本人女性の言う「健康」とは「適正体重を維持すること」ばかりに固執しすぎだ。

女性自身が「食事制限ダイエットが主流であること」しかり、若い女性の好みが「細マッチョ・草食系イケメン」で下手すると筋肉質で健康な男性より中性的なぐらいがモテる傾向を見ても健康から程遠いと感じる。

しかも、その発想で「痩せなさい」だ。鍛えることよりも食事制限をさせたり、食べてる事自体を悪く言う事が多すぎる。(特に我が家の場合、これによる夫婦ゲンカが酷かった)

デブ…特に運動部上がりで「運動しなくなったり、お酒を覚えてから太った」デブは食事制限ダイエットも、それに成功して体格だけ痩せて顔は相変わらずポヨポヨの痩せ方なんか御免こうむるわけだ。

なぜなら、運動する体を作るために胃袋を広げ、食べることの楽しさを覚えた連中だもの!その楽しみを奪われること、それも女性の主観的な印象論と、どの程度差があるかもわからない健康診断の数値とやらで目の前の楽しみを奪われて、いい気分がする人間がいると思うか?

男性の方が必要なカロリーが多いのもさることながら、食べることそのもの、それも油モノ・麺類が好きであることを意外と女性が理解できてない。

ましてや、仕事がハードになると楽しみが本当に食事しかなくなるからね。

単に食事を取り上げたり、やっと帰って食べる食事でグチグチ言うような人間のいうことなんか死んでも聞きたくない…と思うだろうね。

…女性には女性の言い分があるとは思うが、言い分を通すためには今から言うことを踏まえた上で、相手を減量させるように仕向けないといけない。

僕が「好きなものは食べたいけど、デブはやだ」と思う理由

太ったからこそ楽しくないことはいくつかある。

例えば、服。タイトで体型の良し悪しがモロに出る服は着られなくなる。

短期間での激太りであれば、この間まで着られた服が着られなくなったり、ムッチリしたりすることに悩む。

食事だって楽しくなくなる。

人の目・苦言も気になるが、食べ過ぎた時に腹部を気にするのもおっくうだ。

(あと、見た目とは裏腹にデブのほうが沢山食べることに向かないんだよね…。沢山食べたときの圧迫感がきついのもあって、「デブの少食」って意外といるのよ)

てんむす 1 (少年チャンピオン・コミックス)

「デブは大食いに向かない」という理論を説いてる大食いマンガが詳しかったので、よかったら見てみてください。余談だけど、僕は食事にがっつく女子を見るのが大好きなので、このマンガはもっと続いて欲しかったです。

でも、何よりも大きいのは太ってしまうと疲れやすくなるんだよね。

激しい運動をすると体が重く感じるのはもちろん、運動しなくとも自重で姿勢が悪くなって肩こり・腰痛を起こしやすくなる。

特に一番改善したいのはこの「疲れやすさ」だから、女性が提示する食事制限中心のダイエットは効果が出るのが遅くて、男性としてはあまり気乗りしない。

もちろん、口には出さない(出すと奥さんや彼女からガミガミ言われるから言えない) けど、デブにはデブの辛さがある。

だから、体重・健康診断の数値・奥さんのメンツでガミガミ言われなくても、「デブが原因になってる悩みを解決したい」という願望自体はある。

心ない人は「じゃあ、痩せたらいいじゃない!」 というけど、自分にあったダイエットや筋トレを見つけるのは周りが言うほど、簡単じゃない。

むしろ、その事はダイエットに関心がある女性の方がよくわかってると思うが、なぜか人を痩せさせようとする時は雑誌やビデオで見たモノを頭ごなしに押し付けたりする。不思議な話だけどさ。

具体例を挙げると親子でもこんだけ健康法が違う。

例えば、父は自分なりの野菜の取り方を見つけて、目標体重までの禁酒だけで痩せた。(元々運動してたが、痩せたことで体の負担が減ってアグレッシブになり、トントン拍子で痩せ始めた)

例えば、僕の場合長年の悩みだった「デブでも腰を痛めない腹筋のやり方」を見つけたら尻・腰・背中が痩せ始め、顔つきや姿勢も変わり始めた。(野菜嫌いでも運動嫌いでも酒飲みでもないので、腹筋を改善した途端にトントン拍子に行きつつある)

あと、躁うつ病になったのを機に運動に対する考え方を「大きな負荷をかけること」から「できることから順番にやる」という方法にシフトしたのが大きい。

カラダの中からキレイになる「Dr.ナグモ式」健康法

この本ではなく、この先生が出たテレビをうつ病になってからの体力作り・不安定になっちゃった食欲・食生活で悩んでた時に参考にした。(※かなり変わった事を言ってる先生なので、合わない人もいます。くれぐれも盲信は禁物)

さて、最後に奥様や彼女さんが何をしたらいいかという話をしていこう。

 背徳感を与えることで無言の圧力をかけるべし

僕が体力作りよりも高い意識の「オシャレができるようになりたい」という気持ちになったのは、実はモテ系ブロガーのファーレンハイトさんのおかげである。

別にファーレンハイトさんや周りの誰かになにか言われたわけじゃない。だが、彼が登壇するイベントに行くと女性やモテクラスタのオシャレさんが集まり、ブログ繋がりでオフ会に行った僕が「なんで僕だけこんなにオタクそのものなんだ?」とその場にいることに罪悪感を覚える体験をした。

あまりの罪悪感で、その後の飲み会でブログを通じて知ってる人にしか声をかけられなかった(イケメンと話してる中でこんなデブが入っていくのは…と感じてしまった)自分に嫌気が差したのが大きなきっかけだ。

その時はまだ体力づくりの最中で良い痩せ方が見いだせずにいたが、個人的な悔しい思い出があったから「体力をつけるだけじゃダメ。顔写真をアイコンにできるぐらい痩せて・筋肉質にならなきゃ!オフ会で女子に混ざって喋っても嫌がられない自信をつけなきゃ!」と思うようになった。

…うつで引きこもってる僕にとって、第三者的な美男美女目線を浴びる機会は一人で湘南やお台場のデートスポットに 突撃するか、ファーレンハイトさんみたいなモテ側の人のオフ会に参加するしかない。…だが、これが僕にとって一番効いた。

ブロガー同士の集まりに行ったり、呼ばれたりして恥をかくのはなんかすごくやだ!

この体験、女性が男性に対して応用することができる。

オタクや、家近隣でしか私服を着ない旦那が背徳感を覚えるレベルのオシャレスポットに連れ出して…悪く言えば「晒し者」にしてやればいい。

言葉で痩せろというよりも露骨に「僕に山下公園は似合わないなぁ」「デートに誘われて着ていく服がないってかっこ悪いなぁ」と思わせる方がずっと早い。

痩せてる方がいいのはみんな知ってる。でも後回しにされるのは、太って困ることが我慢できる程度・今急いで解決しなくてもなんとかなるからだ!

入らなくなった服についても「あれ、最近着てないね。」と言い、新しく買った服に「そんなの持ってたんだ」というだけだっていい。(それに対して、いいとか悪いとか言わずに、ゆるやかにデブの悩みを見透かしてやるだけでいい)

痩せるかどうかってノウハウや健康法の問題だと思われがちだけど、「痩せたくても痩せられない人」以外に「痩せたいけど、そこまではしたくない人」がかなり多い。

だから、トレーニングや健康法を自発的にやる動機を作ってあげるのが一番早い。

必要だと思えば、努力をする。困り果てれば「なんかいい方法ない?」と聞いてくる。相手がどの段階にいて、何を言えば痩せるか…それを見抜くことが大事だよ。

 

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べ、別にデートじゃないんだからね!たまたま山下公園にナースと行っただけなんだから! 

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