前々からやりたかったゲームをついにやった!
案の定、面白かったからレビューを書いていきたい!
・ゲームの概要
強制横スクロールRPG。
1歩進むごとに画面左側が「闇」に覆われて右側には次の場所が出る。
主人公は迫り来る「闇」から逃げつつ、襲ってくる魔王や魔物をやり過ごしながらより遠くを目指して歩く。
一定の距離を歩くか魔王を倒せばクリア。
逆に魔物などに倒されてHPがなくなるか、迫り来る闇に飲み込まれてしまうとゲームオーバーになる。
ゲーム画面はこんな感じ
出典とダウンロードは公式ページからどうぞ。
公式ページを見てもらったら気づく方と思うが、なんとゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」を開発した人がこのゲームの作者だ。
WOLFで制作されたゲームをたくさん紹介してる僕には嬉しい驚き!
ちなみに、片道勇者には有料版「片道勇者+」も最近登場したので、その話も紹介の中で触れていきたい。
1回1時間ぐらいで何度でも楽しめる!
片道勇者の魅力は「クリアするためのセオリーが1つではないこと」だ。「冒険者の職種の多さ」と「ランダムにステージが変化していく」ためパターンしにくいところにある。
まず、冒険者の職種について。
スタンダードな剣士、守りに優れた騎士、個人技は高いけど仲間には恵まれない海賊、逆に仲間の力を借りることに優れた詩人など。
能力が違うからその都度、攻略法も違う。
ゲーム開始時には剣士と騎士しかいないが、ゲームをやりこんでいくことで海賊や詩人を含め、色んな職種のキャラが増えていく。
キャラも男女2種類のデザインに加えて、その職種でそこそこのところまでクリアするともうひとつ出て来る。苦手な職種・魅力に感じない能力の職種でもぜひ挑戦して欲しい!
次にステージ。全体の地図がなく、右側にスクロールして出てくるステージがその都度変わるからパターン化できない。それゆえにペース配分が難しく、持ち合わせのアイテム次第では詰んでしまうこともある。
また、ゲームのテクニックがあってもキャラとの相性やステージでのアイテム運、タイミングよく仲間に恵まれる運などがないとクリアできないからこのゲームは難しい。
仲間に出会えるかどうかもスクロールしてきたタイミングでステータスやお金などの準備が足りているかどうかに依存するため、ゲームの腕前だけではどうにもならない部分がある。
「単純なゲームの腕前だけではどうにもならない」「それぞれに武器が違うからこそ、厳しいステージに見えても、キャラに合っていればクリアしやすい」など運否天賦なところまで含めてこのゲームは楽しい!
制限もあり、運もあるなかで、なんとか自分なりにノウハウを掴んでいく試行錯誤感がやみつきになる!
キャラによって戦い方を分けながら「仲間を使ったほうがいいか?」「とにかく力攻めだ」「いや、そもそも敵に会わないように進もう」と言った感じでそれぞれの場所やキャラに応じてベースの作戦を決めながら進むのが楽しい!
敵の種類自体は増えたりしないものの、手こずるような難しい敵が出てくる時にキャラによっては「戦えない?さあ、どうする?」となるからこのゲームは奥が深い。
普通のRPGは戦えないなら逃げるか、単純なレベリングかだが、このゲームあもっと複雑。レベルを上げても戦いきれなかったり、逆に逃げられないから戦うことを前提に準備をしたり…キャラによって作戦を考え、作戦に応じたペースを考えながら自分のスタイルを作っていくのが面白い。
一方で、慣れないうちは「クリアできない」と嘆く人もいるだろう。難しいゲームだから当然のことだ。
そんな時には、オンラインでのプレイがおすすめ。オンラインでプレイすると同じ世界でプレイしてた人がやられるとやられた所に「霊魂」が出現してアイテムを授けてくれることがあるから比較的クリアしやすい。霊魂が出るステージは出ないステージに比べると楽なので、オンラインでのプレイ、キャンペーン中のたくさんプレイヤーがいるステージでのプレイを推奨したい!
片道勇者で冒険するのは片道だ!でも、冒険をキャラにさせるゲーマーは世界を救う旅路を往復するよ!何回も何回もやるほど面白いアイテムが手に入ったり、新しいキャラや高難易度なところができるようになるともっと楽しくなる!考えるようになる!
そして、更に往復してやりこみたい人には無料版の「片道勇者」に更にキャラやイベントを追加した有料版「片道勇者+」を薦めたい。
「個人的に気に入ってるゲームの有料版だから」でもあるが、フリーゲームのレビューをやってきた立場としては「フリーゲームの製作をお金にする方法があまりにもなさすぎるので、有料版を出してうまくいく人が少しでも増えたらいいなぁ…」と思う。
特に、この作者さんにはゲームだけではなく、ゲーム制作ツールを使ったゲームをプレイもしてレビューもさせてもらってお世話になりっぱなしなのだからね…。
操作性がローグライク系にカテゴライズされる片道勇者に近い、ローグライク系と名乗ってる東方二次創作同人ゲーム。片道勇者好きな人ならかなり楽しめそう。
めーりん主人公の紅魔館がダンジョンというなかなかするどいところを突いた1作。
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「キャラの個性が強いから戦略が多様なゲーム」ならこれかな…。
マップで動きまわる駆け引きが少し、このゲームと似てる部分があるね
カスタマ要素が多く、しかも使い分けるのでやることとしてはこのゲームも近い