僕が一部萌えアニメのAパート見るだけで頭痛で続きが見られなくなる理由

 

すごく久々にアニメキャラに萌えた。いや、ブヒった。周りからドン引きされてでも「この子良い!」と言えるキャラに出会った。

アニメ自体を見てこなかったからではない。

萌えアニメを見ては食あたりになった一方、萌えを意識しないドラマ性の強い作品では「キャラ萌え」との両立されにくく、キャラにゾッコンになれながら楽しめる作品が見つからなかったのだ…。

そろそろ、紹介しますね。(黒の契約者流星の双子より)蘇芳さんです。

f:id:TM2501:20141120193056j:plain

こんなアニメキャラの画像を貼っておいて信じてもらえないと思うが、僕はコッテコテの萌えアニメは1話のAパート見ると頭痛がして耐えられない人だ。

その僕がまさか、13歳のボクっ娘の「タイツ履いてるから恥ずかしくないもん!」という台詞に陥落するとは思わなかった。いや、そもそも「絵に描いたような萌えキャラ」が黒の契約者という萌え系から程遠いアニメに出て来ると思わなかった。

一方で、黒の契約者以外にも別の作品のビデオも同時に借りていた。「戦国コレクション」と言うアニメのビデオで1~4話まで見たが…こっちは僕が見てるだけで「頭痛がして耐えられない」アニメだった。

「5話で面白くなるから見ろ」と言われて4話まで我慢して見たが、ビデオではなくその当時に深夜アニメを見てたら真っ先にAパートどころかアバンで我慢できなくなって視聴打ち切りをするレベルの萌えアニメだった。

この差はどこにあるんだろう?

蘇芳ちゃんとの出会いで、1つの仮説ができたから蘇芳ちゃんのかわいさと一緒に語ることにしよう。

 なぜアニメの中学生キャラがいいのか?

蘇芳さんを「13歳のボクっ娘」と説明した時に、アニメを見慣れてない人は「おっさんに片足突っ込んだ僕が【13歳の少女が好き】だとわめいてるのは警察に通報されても文句が言えないぐらいの悪趣味」と思われるだろう。

それでも僕は「アニメのヒロインとしての旬は中学生か、垢抜けてない高校生だ」と高らかに叫びたい!

具体例を挙げると、エヴァンゲリオンのパイロットはみんな中学生…という設定。

【垢抜けてない高校生】の有名どころは、ガールズ&パンツァーの秋山優花里及びあんこうチームの大半のキャラは戦車道やるまではあんまり友達がいなかった人ばかり。

優花里だけ名指しなのは友達がいない/オタク趣味/コミュ症が本編で描写され「趣味の合う友だちができてもやっぱり浮く」というずば抜けて垢抜けられない女の子だから。(というわけで、秋山殿も好きです!)

このぐらいの方がアニメの題材ではかわいい。

理由は「通常が子どもっぽいのに、シリアスや濡れ場、恥ずかしいシーンになると女っぽい表情を見せる」という女の子のかわいさとたまに(ほぼ無自覚に)覗かせる女性的な色気がちょうど交差するから

蘇芳さんは13歳という設定が活かされたキャラで、小学校高学年の女子の男子よりも強そうでハツラツした雰囲気、女の子と思えないほど思い切った行動・薄めの羞恥心などなど体が大人になり始めてる割には1話で出てきた時にはすごい子どもっぽい。

言うことも振る舞いも子どもっぽいが、肉体的に見られる・自分が女性であることを自覚すると恥じらったり、大人びたりする。体つきは限りなく中間的でどちらの表情にも常に「チグハグ感」が伴うところがまたかわいい。

萌えるに大事なのは記号ではなく、キャラ自身の「ゆらぎ」 

記号がダメだとは言わない。

だけど、記号には「ゆらぎ」が生じるエピソードが入る、入る隙間があることで初めてキャラに感情移入できる。未成熟なヒロインを持ち上げるのはギャップや少女趣味から来るものもあるが、あの年齢の子どもをきっちり描くと自ずと「ゆらぎ」が出てくるからでもある。だから、萌えをメインにしない作品のキャラは「萌えキャラもテンプレートを踏襲していないキャラ」であっても萌えることができる。

しっかりした作品は繊細な年齢・ジェンダーに設定していくと、そのキャラが成長というゆらぎを描いていくことになるから。(その時に悩む顔とか恥じらう顔にキュンとくるのが蘇芳の魅力なんです!)

記号的でも、ゆらぎがあると魅力が増す。

例えば、涼宮ハルヒシリーズの女性キャラはみんな記号的だ!記号的だが、シリーズをすぎるごとにハルヒが少し丸くなったり、長門がほんの少しだけ社交的になったり…「ゆらぎ」を挟むから感情移入できる。僕が見られるかどうかの境界線はこの「記号」と「揺らぎ」の間にありそうだ。

「どや!」という視線を記号から感じ取れるから無理!

萌えアニメが無理なのは「記号的なモノが記号以上にならないから」が大きな理由。

具体的には、3つの言い方ができる。

1つ目。記号的でキャラの成長がないアニメをなぜAパートで切りたくなるかというと「もう1話時点で完成品として、自信満々に魅力を見せつけてくるから」だ。

カメラ目線というか、「キャラ(役)であって人間(人物)ではない」というか…少しづつ見進めていくとわかってくるような楽しみがもう見る前から「ないよ」とアニメ側に意思表示されてしまってる感じがして。

2つ目。「記号的なキャラを自由気ままに振る舞わせることありき」で作品が作られてるから、会話が噛み合わない作品が多いすぎる

戦国コレクションの1話、4話が典型的でタイムスリップしてきた武将の中でも現在に順応しようとしないからとにかく会話が噛み合わなくてストレスがたまる。

戦国コレクションのように「タイムスリップしてきた武将だから会話が噛み合わないんです」と理由があるアニメはまだいい。

現代人同士の話、下手すると学園モノでさえキャラの個性(萌えの属性)を強調しすぎて会話が噛み合わないアニメになるともう「ヤクでもやってんのか?こいつら」という暴言が脳裏をよぎるほどイライラする。

最後。二次元で萌える年齢設定の中で「垢抜けてない」ということを言ったが、萌えアニメは「姦(かしま)しすぎる」んじゃない?

学生時代に奇声を上げて中身のない話ばかりするバカ女をオタク男子でなくとも「なんだこれ?」と怪訝に思いながら過ごしてきた人はいる。いや、少なくとも僕はそうだ。萌えアニメから漂ってくる雰囲気・ベースになってる女の匂いがもう合わない。

だから、アニメの中でも「コミュ症で趣味に没頭しすぎて自分が女の子であることをふと思い出すレベルの子」に萌えてしまう。そうでなかったらダンデレ系か、できすぎてる人物にいじられる立場(賢姉、賢狼など)を望む傾向が強い。

リア充でオタクもやって…みたいなヒロインには全然共感できず、自分を変えないでも生きていけるとしたり顔で自分(記号)を押し付けてくるキャラも暴力的に感じてしまう。

そもそも、「私ってかわいいでしょ、偉いでしょ」と振る舞う人を物語のメインに据えてる時点で応援したくならず、浮いてる時に「いや、俺は今の好きだったから!俺は見てたから!」みたいな個人的な思い入れができない。(逆に言うと理不尽でも子どもなりに必死な蘇芳にキュンと来るのは「自分だけは見てたからね」感なのかも)

…何を言おうが、僕の好みと僕自身に浮かんでる心理でしかないのですが。

僕は2期も好きです。一期とは全然違う意味で!

・関連記事

ふざけすぎたので、アニメ系のもっとまともな記事を。

ぼくの標準的なアニメ語り系記事。

萌えたゲームを語った記事。ゲーム自体もかなりユニークなので、是非是非。

アニメ
スポンサーリンク
シェアする
tm2501をフォローする
これが「目」で語る戦いだ
タイトルとURLをコピーしました