壁ドンで自分の意志が伝えられるぐらい距離が近かったらまだいい。
でも、多くの場合壁伝いのご近所より、トラブルは正面や、そもそも住んでるところがわからない人に住環境が侵される。
壁ドンとか車のクラクションみたいな意思表示をしたい相手はいるけど、どう伝えたらいいだろう?
スナックの近所に住むということ
今川崎に住んでるのだが、近所にスナックがあるせいで迷惑を被っている。
物件自体は家賃が相場よりも破格に安く防音対策も少しされてて、家の中に洗濯機が置けるそれなりに充実した物件だ。
ただ、近所が良くない。
スナックがあるせいで、カラオケの音が時々漏れてくる。
スナックがあるせいで、お店の外で大声で喧嘩する男同士の怒号が聞こえて怖い。
スナックがあるせいで、禁酒してるおとっつあんを捕まえて「ダメだって言ったじゃない!」とおとっつあんよりも尋常じゃない狂い方で叫ぶ女の声が聞こえて、ドロドロの人間模様を感じる。
スナックがあるせいで、酔ったバカ女の「ありがとねー」と客に叫ぶように言う声がする。
スナックがあるせいで、それらのトラブルが11~2時ぐらいまで起こる。
家を借りる当時は物件だけ慌てた様子で見せられたけど、数軒先の近所のスナックがここまで僕の住環境をかき乱すとは…。
特にうつ病が悪化して昼夜逆転してる時、眠りが浅くて寝床で目がぱっちり開いてる時にバカ女が叫ぶように話してる声がすると眠るどころか目が血走ったね!
壁ドンしたい!壁ドンしたいけど、数軒先のスナック・酔って耳が遠くなったバカ女には絶対伝わらない。
「いや、物件を借りる前には調べようよ!調べないお前が悪い」
と言われそうだが、不動産を借りる・買う前には調べられないご近所トラブルは多い。
ご近所トラブルは前に住んでたところにもあって、実は前に住んでた所は近所に宗教上の理由で決まった時間にお祈りをする家があった。
だから、朝の寝てる時間にお祈りの声が聴こえる。ごみ出しの日には嬉しいが、夜まで用事と格闘してた翌朝にお祈りが聞こえると「くそ!壁ドンだ!」と思いつつも壁伝いじゃない物件の相手でげんなりする。
川崎の今住んでるところでもパッと見ただけでは分からないご近所に苦しめられてる。なんとお向かいがかんしゃく持ちだ。
特にたてつけが悪い網戸が詰まると裏声で叫ぶ。昼でも夜でも関係なく裏声で叫ぶ。
多分、二人暮らしなのか時々酔った女の声も聞こえてくるからたちが悪い。
壁ドンしようにも、同じ建物じゃないから伝わらないだろうから壁ドンなんかできない。
だけど、一度だけ電話で癇癪を起こして仕方なく向かいの窓をそっと開ける。姿こそ表さないけど「そっと見てますよ」という意思表示だけをする。
壁ドンなんてキャッチーなもんじゃない。カラカラカラカラと窓を開ける音がするだけ。何も言わないし、姿も示さない。ただ、そっと開けるだけ。
小さな反逆だよ!壁ドンができない僕の小さな反逆!
…結果的には、逆には近所の人が不気味がってベランダから引っ込んで静かに電話してくれたけど!
不動産も就職も結婚も…要するに人間関係が絡むものすべてが「開けてみないとわからない」ところがある。
そんな時、本当に横隣りの相手になら「壁ドン」は効果的でかつ、壁の音とともに少し強気になれた自分に酔えるかもしれない。
しかし、そうじゃない!
実際には、壁ドンできない所に敵がいて、一方的に騒音を投げられることに耐えるか、できないなりにささやかな反逆をして自分の環境を守っていくしかない。
全く生きづらい世界だ。なんと忌々しいことだ!
…以上、「壁ドンしても伝わらないご近所トラブル」の現場からお伝えしました。
日清のCMのお陰で壁ドンが流行ったけど、日清のCMのせいで壁ドンの定義が大きく変わってしまったね。
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流行語大賞をとる原因であろう壁ドンのCM
この前のサムライ編やオタ芸編もそうだけど、日清のセンスってすごいわ!
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