サブカルな一日を過ごしてきた話

「サブカルな一日を過ごすんだ(*´ω`*)」

ずるいやつだ!そんなことを言われたら、気になってしょうがないじゃないか!!

僕は、彼のプレゼンテにも似たサブカルな一日のプランをと聞いてしまった!

「でも、君の知らない人と行くから合流してうまくいくかな…(/ω・\)チラッ」

と焦らすもんだから、ますますズルいやつだ!

そこまで言われたら行きたいに決まってるだろ!

自分より頭のいいやつと喋ると半ばそいつの思い通りになってしまう所がシャクでシャクで仕方がないさ!

悔しい、でもノッちゃう!(ビクンッビクンッ)

…というわけでサブカルな一日を過ごしてきたよ!

 サブカルな一日(中野編)

まず、見に行こうという話になっていたのが「劣化ノスゝメ」というイラストレーターの個展。

RAKBUDGET, 中野ブロードウェイ Hidari Zingaroにて JNTHED個展「劣化のスゝメ 

JNTHEDさんという方の個展で、はてなの人に馴染みがあるお仕事としては斎藤環さんの本の表紙絵を手がけたことも…

JNTHEDさんは村上隆率いるカイカイキキに所属するアーティスト。

作風はゲームやアニメのような二次元イラストに抽象的な手法を加えながら書いたり、実在する舞台をメカっぽくデザインし直した背景をマンガ的なイラストとともに描く手法。

村上隆がアーティストとして素晴らしいか、そもそもアレはアートなのかは不明(僕自身あまりアレを億単位の価値の何かだと認めたくない)けど、JNTHEDさんの個人制作は「アニメ的ゲーム的な手法をアートに落としこんでいる」ように見える。

そのぐらい良かった!

よくよく批判されることだが、現代アートはアートと言う割には文脈が抽象的すぎて理解できないものが多く、技術的な説明が殆どなく、何よりも世相的歴史的な文脈を切り取れているかどうか疑わしいものが多い。

芸術や美術として習うもの・展示され続けるはそれなりの手法や時代性を備えている作品が多い。

その意味で、オタク的な手法もまたアートに入る時代は来ると考えている。実際、萌え絵・アニメ絵とは人体の構造から実物よりもよりかわいく見えるようにパーツを抽出した「美術的手法の一つ」であり、十分に価値のある発明だ!

それだけでも価値があることだが、しっかりと説明するために、美術の文脈を盛り込む・合わせ持つことがオタク的手法のイラストをアートだと言い張る・認めてもらうためには必要。

この辺の論点をきっちりカバーしてるので、JNTHEDさんのイラストはアートだと思う。*1

オタク的手法を使って一時代・エンターテイメントを切り取り、それでいてオタク側から見るとアート的な抽象性を描くことで単なるオタク絵とも違う距離感に別の距離感に収まっている。

わかりやすさと手法に対する愛着の両方が出てて僕は好きだったので、おすすめかねがね魅力を1000文字分語った。

サンプラザ中野の小さなスペースだが、興味わいた人は是非どうぞ!

RAKBUDGET, 中野ブロードウェイ Hidari Zingaroにて JNTHED個展「劣化のスゝメ “On…

見に行くのがかったるい人はpixivだけでも見て欲しい。特にGAINAXアニメが好きな人、ゲーム絵が好きな人、SFチックな背景が好きな人、最近の形だけ繕ったようなワンドロにうんざりしかかってる人などは見て損がないはず!

「JNTHED」のプロフィール [pixiv]

…とここまで書いたけど、サブカルでアングラ的なモノのメッカであるサンプラザ中野でさえ(誘っといて遅れた人を待ってる間の)20分観察してても足を止めてじっくり見たやつが二人とかなんだけどさ。

三階のもっと広い個展スペースでも僕がいる間に10人前後しか行き来しない寂しさなんだけどさ…。イラストの前でフル回転しながら解釈して行くことで、僕の好きを充電できたよ!

ただ、その後に連れ二人と書店で時間を潰す時にみたゲーム雑誌にはご立腹だけどさ。

サブカルな一日(中野編おまけ)

ほら、一応ゲームレビューのためとはいえ、ゲームばかりしてる人間だから「たまにはゲーム雑誌を…」と思って書店に入ってこれを読んだ。

SWITCH Vol.33 No.1 ◆ ネ申ゲー1oo ゲームが未来を変える

もうぬるくてぬるくて…。なんかライターがありあわせに情報を羅列してるだけか、製作者がどこででも喋ってくれそうな話を書いてて「ネットで出てくるよそんなの」と言う話を神ゲー100とか言いながらフリゲの扱いがなんとも言えない中途半端さ(一応載せました程度)でがっかりした。

フリゲーのことは僕の好みの問題としても、なぜこんな当り障りのないモノしか書かないかな…雑誌のライト感にカチンと来た。

人のゲーム紹介を読む機会が増えたから言うが、面白い人のはいかにもゲームをやった感があって、好きでやって一生懸命やったからこその「キモさ」が文章に出てるわけ!特に週末ゲームやもぐらゲームス辺りはそれが成功してる!

それがちっともなくただただ情報と、製作者の狙いだけを聞かされたから「こんなの誰が読むの?少なくとも雑誌と言う媒体を手に取るほどのゲーム好きな人ならこのぐらいのことは読む前から考えるか、知ってるかしてるよね?」ということばっかりだった。

特集するゲームも流行りもので流行りが終わりかけてるモノ、紹介文は小一時間やればわかるようなものか、ネットでも出てきそうなものばかり。

ネットのゲーム系記事や実況動画の需要が他のジャンルに比べて強いのはなぜだかわかった気がするよ。

サブカルな一日(高田馬場編)

中野から高田馬場までダメ人間話で盛り上がりながら歩くという乙な1時間を過ごした後のことだ。

本日のお目当てである「早稲田松竹」へと到着!

僕の人生で初めての「4時間映画」でかつ、「ここで書けないほど大人な映画」でかつ、それを入ったことない「名画座」で見るというサブカルな一日と呼べるにふさわしい体験をしてきた。

しかも、2本分で1300円を映画で見られるという名画座の中でもリーズナブルなお値打ち価格で、楽しめるのだからはじめて「あー早稲田大学はどうでもいいけど、高田馬場の立地は羨ましい!」と思った。

御茶ノ水とか、早稲田/高田馬場も学生街として完成度が高すぎてズルいよ。MARCHとか早慶上行けるぐらい頭いい人は学生街がきっちりした所行くべき。

偏差値あるのに、大学の近くに何もない青学とか上智とか行く奴はバカだよ?入試終わってからこういうのも変だけど、一番体験できないことは大学そのものよりも学生生活にある人もいるから…。

そう感じさせるのは映画座の希少さを帰ってから調べた時と、映画座の前にこんな喫茶店があってそこに入った時だ。

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エスペラント – 高田馬場/喫茶店 [食べログ]

憧れますね。こういうレトロな喫茶店でナポリタン頼むの!

残念ながら食事が済んでたから食べたのはホットケーキセットだが。

理由はツイッターのアイコンの女の子が食べてたら一番かわいいと思うものがホットケーキだったから。*2

上映までの1時間を昔ながらの喫茶店で時間を潰して、4時間みっちりと名画座で映画鑑賞!劇場での鑑賞はかなり久しぶりだったので、いい気分転換になった…と思いたいが、正直疲れた。

映画の内容が重かったし、4時間だったからね。

作品鑑賞は確かに消費だが、高度に哲学要素や強い表現が入るとむしろ学びや精神戦に近い様相を呈する!映画鑑賞はまさにそんな感じだった。

それを終えて食べたのはモツ鍋!それも食べたことのない桜味噌のモツ鍋。

割高なのであまり注文できなかったものの、いいものを使ってる居酒屋さんだったので、モツは新鮮、味噌を使った雑炊はバカうま!

メシに関してはうんちくばかり言う僕が「うまい!」としか言えなくなるほどうまかった!

最近、目新しい物を見たり、体験したことがなかったので、久々に疲れるほどしたことのない遊びをできたので、良かったです!

早大は正直嫌いだが、高田馬場は好きなのでまた用事を見つけてほっつき歩きたい!

東京10000歩ウォーキング〈No.12〉新宿区 早稲田・高田馬場コース―文学と歴史を巡る

新宿と高田馬場に詳しくなりたい。何か自分が渇望してるものがありそうな気がする。

*1:逆にカバーしてるように見えないか、カバーしてると説明されたこともない村上隆がアートだと言われると疑問視する。オタク文化だと言われたら石を投げつけたいほど納得してない。

*2:頼んでから思ったけど、「高田馬場でホットケーキ」ってえらく魔理沙っぽいと思うんだ!ケーキじゃないんだよ!パンケーキと呼ばれるオシャレなやつじゃないんだよ!古い喫茶店で居心地良さ気に、でも静かにホットケーキ食べてるイメージない?想像してすごい萌えたんだけど、わかる人いない?ひねくれ者キャラで屁理屈や揚げ足取りみたいなセリフしか言わないような子が高田馬場で一人とか友達と入った時だけ笑みまでこぼさないけど、口元をゆるませながら「これこれ」と言う顔でホットケーキを食べる姿を想像したら萌えると思わない?僕の中での魔理沙像は強烈な白々しさで覆われた内側にピュアさとか乙女さの塊というイメージで、それを具現化したようなシチュエーションだと思わない?これがアリスとかだとケーキセットだし、にとりだとナポリタン頼むほど機嫌が良い感じなんだけど、魔理沙はホットケーキなんですよ!手作り感すら感じるほのかに粉の匂いが残るホットケーキ!…キモくてすいません

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これが「目」で語る戦いだ
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