女子高生のスマホいじりはネット依存ではなく現実依存症!

おかしいと思うものを見つけた。

女子高校生のスマホ利用1日7時間 

まじめに授業を受けてるとしたら、あとは授業中以外はずっとスマホを触ってる計算になるぐらい今の女子高生はスマホ漬けになってるらしい。

その現象に対して、ネット依存症の警鐘を鳴らす専門家の意見をNHKでは一緒に報道している。

調査結果について、子どもの教育に詳しい玉川大学大学院の近藤昭一准教授は「多感な時期に間接的なコミュニケーションがメインになってしまい、人と人との多様で直接的な接触の機会が失われつつあることを非常に危惧している。スマートフォンを手放せない子どもはネット依存症に近い状態にあり、人間関係の形成などに影響が出かねない。(略)」

逆だ!女子高生が「多様なコミュニケーション」で同じ相手の機嫌をとってて、同じところしか向いてないのだ!

それをネット依存症?ツールだけで判断するなんてトンチンカンな話だ!

教育者がこの程度の洞察力だと思うと悲しくなるよ…。

ネット依存は男の病気、現実依存は女の病気

そもそも、ネットの使い方自体が男と女でずいぶんと違う。

確かに、7割の女子高生がYouTubeやオンラインゲームにハマり、人のブログを読むためにネットに没頭してるならたしかにネット依存症だ!

でも、残念ながらネットで面白い子としてるのは僕前後の世代の男ばっかで、ネットの話をしてるのも男ばっかり。

ネットによって間接的な人間関係を築きがちなのはむしろ男の方が多く、ネットの世界に女性は少ない。

もちろん、ブログやオンライン/ソーシャルゲームをする女性もいるが、それはつかの間の休憩であって、やりこんで有名になるような人はだいたい男。

いわゆるネット依存症とは「ネット上にあるコンテンツや関係を偏愛するあまり、目の前の人間関係から逃げたり、おろそかにする言い訳になっていること」であり、こうしたことが当てはまるほどネットで何かをやりこんでる人は男の方が多い

もっとネットを使わない人にわかりやすく説明するならこんな文言が正しい!

男はガキだから、自分の好奇心が動いたモノのオタクになってしまうと他のことが手に付かない○○バカとして一芸にも秀でる。が、専門以外の常識がない人になる

でも、女の子は大人で白けてて、まわりと合わせてないと浮いた時の弊害が大きいからオタクやマニアにはならないか、なっても身だしなみもきちっと整えて好奇心だけに突っ走るようなことはしない。

よく言われる男性の幼児性とは、好奇心よりも世間体が勝つことであり、ネット依存症とは世間体が頭からぶっ飛んでしまった人間がかかる男らしい病気。

では、女の子らしいネットの使い方…つまり、世間体が行動基準になった人が使うネットのサービスとはなにか?

NHKニュースではゲームや動画よりも、友達とのやり取りのためのSNS…それもLINEだけで動画やゲームのためにスマホを使っている女子高生よりも多いと報じている

mixiやTwitter、Facebookなどを含まずに「LINE」とだけ出てくる所が大きなミソ!

インターネットで情報を探したり、ネット上の趣味の友を作るためでもないならLINEが一番便利な上に、何よりもLINEが彼女達のプラットフォームであるため、他のSNSではダメだ…。

あくまで、大事なのは友達。依存してるのは人間関係!

この状況を言い表している文献がマンガ「ぼくらのよあけ」。TwitterみたいなSNS「サブ」での同級生のやり取りを俯瞰してる女子小学生「河合花香」のひとり言を見てもらいたい。

バカみたい…リアルでもサブでも誰かに気遣って、話合わせて

大人は知らないけど、形態のメールやソーシャルアカウントは今、みんな普通に3個も4個も持ってる。

大事なこと…友達同士の本音とかそういう付き合いは本アカじゃなくて、秘密のサブに書かなくちゃダメ。

返信はリアルタイムで。歯科とはダメ、空気読まなきゃダメ、「親友」がいないとダメ。守れなかった人はクラスの敵になるそういうルールだ。

ぼくらのよあけ(1)

僕の世代にはもう高校生が携帯電話を持ってたのが当たり前だった。学校の外でこれだけのコミュニケーションをとっている女子高生が、教室で授業中にも手紙をやりとりしている。

転勤族で友達なんかそれっきりだと思ってた僕のような人からみたら、彼らこそ学校という仮想の現実を生きてるように見えた。その場がすべてだと思い込んでる宗教のようだったのをよく覚えてる。

高校入ってから…これは神戸の学校でも横浜の学校でも同じだった。

「守れなかった人はクラスの敵になる」というルールだが、これは実はユリ熊嵐という女の子同士のいじめや交友関係を描いているアニメにも同じことが出てくる。

女性同士の同調圧力は男がドン引きするか、仕事だと割りきらないと耐えられないほど強烈だ!

しばしば「大奥」と揶揄されるぐらい男からしてみれば、不可解なのだ。利害関係も時間の継続性も絡まないのに、あそこまで人間関係に執着できるのかが謎に見える。

趣味にのめり込みすぎて世間体を大事にできない男をバカとか依存症というなら、女性の方にもそう呼ばれるべきではないか?

授業中に手紙を書く・回すことのほうが優先され、自分のプライベートや家族の交友よりもスマホ片手に相手の連絡を待ったり返さないと生きていけないと思い込んでる人間の精神や周囲の人間関係は病的といえるのではないか?

僕に言わせれば、女子高生は現実依存症だと思う!

それも集団の大多数が病気であり、その弊害としていじめや学力低下があるようにも見受けられるから、誰も指摘しないが深刻な所まで来てる。

特に、僕の生い立ちが変わってるから彼女らに感情移入できない。

僕がオタクよりの人間で世間体なんか大事にしなくてもオタク方向に友達ができちゃうのを知ってるから女がバカに見えるのだと思う。

僕が発達障害なのに、わからない母親に高いコミュニケーションコストを求められ、根本的に知識よりも体裁を大事にする女という生き方を恐怖してる。

だから、きっと僕の言うことなど理解されまい。僕がネット依存症で片付けられるだけだろう。

でも、女子の狭い世間でのやり取りをコミュニケーションの水準に置いたら、そんな世界では世間体を大事にしない男は生きていけないし、いじめられる女の子は出るし、世間体以上のスキルが必要なものはどんどん成り立たなくなっていく。

コニュニケーション偏重の世の中の行き着く先は現実依存症の女子高生のように監視されながら仕事をして、男でも察すること・マメなことを求められる世界なんだよ?

その弊害をもっと深刻に考えるべき病理ではないかな?特に人間関係に疲れる人が多くなった現代社会ではね…。

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

引用したマンガだけど、これはほんとうに面白いので、是非!

何もかもがうまいと思うが、科学技術や心理描写に対する洞察力の高さに脱帽!二三回読んで置いておくと、また読み返したくなるし、読み返す価値のある作品。

・関連記事

僕が飲み会が嫌いな理由と嫌いでも参加してた理由 

ユリ熊嵐解説を兼ねた会社という人間関係のドロドロさを語った話。

僕が躁うつ病とうまくやっていく方法 

ドロドロの人間関係に消耗した人間が行き着く先の世界を少しお見せしましょ♪

モンスターストライクをやりながら「ストライクさせたいのはテメーのモンスターじゃねーの?」と思った話 

最近じゃゲームの世界もコミュ力がないとダメな世知辛い世界になってるんですよ…

教育論
スポンサーリンク
シェアする
tm2501をフォローする
これが「目」で語る戦いだ
タイトルとURLをコピーしました