89年生まれでイチロー全盛期に小中高校時代を兵庫県で過ごした僕にとってのドリームチームは「全員イチロー」だ!
それもシーズン別にパワーヒッターにも盗塁王にもクセモノにもなるイチローだけでチームを組む! 強くないわけがない!
総額68億1000万円の超豪華ナインだぞ!
90年代・00年代の野球ファン、よだれ垂らして最強ナインがここに爆誕した!!
1番ショート イチロー (2001年/28歳/5億6666万円)
たびたび「理想の一番打者はイチロー」と言われることがある。
そして、イチローの成績の中でも最も「理想の一番打者」をやってのけたのがアメリカにわたって1年目のこのシーズン。
56の盗塁を決め、盗塁王を獲得。さらに持ち前の打撃でも首位打者を獲得。(同時の獲得はメジャーでは52年ぶり。)
実は、ブレイクすると期待されてなかった。それどころか「マリナーズの51はランディージョンソン(イチローが来る少し前まで在籍)。それをどこの馬の骨とも知らぬジャップがつけるとは…」と冷ややかな反応さえあったそうな…。
だが、1年目から2つのタイトルと4つの賞(これはメジャー初の記録)を獲得。
メジャーでのイチローは最初から全盛期にして、伝説だった!
2番レフト イチロー (1994年/21歳/800万円)
1番とはうって変わって、イチローのブレイクした年。
「 鈴木一郎からイチローに変えたシーズン」であり、2年目まで2軍暮らしだった「イチローが初めて1軍でフル出場を果たしたシーズン」である!
このシーズンは最も二塁打が多いシーズンで、1試合に4回打つことも…。
そして、打率・出塁率も日本球界在籍中で自己2位。
2番打者最強説として成績を見ても、一般的な2番打者に求められる部分を見ても申し分ないシーズンである!(ちなみに、当時抜擢された打順も2番打者)
あまりにも打率が良すぎて、打率4割が視野に入っていた。
当時、4割打者誕生を期待する報道も残っているほか、シーズン最多安打記録を44年ぶりに更新。
野手としては最年少のMVPにも輝く。イチロー伝説の始まりにふさわしいシーズン!
これだけ活躍したが、去年まで2軍だったせいで年俸は800万円というから驚く。
3番ライト イチロー(2004年/31歳/6億5000万円)
ご存知、メジャー記録を84年ぶりに更新した伝説のシーズン。
メジャー記録の262安打、首位打者、加えて盗塁でもリーグ2位、守備でも冴え渡り刺殺(フライなどを取って直接アウトにした数)はキャリアハイ。「これぞイチロー」というシーズン!
全盛期のイチロー(本物)はメジャー初の記録や80年ぶりの記録更新と言ったほとんど不可能なことをやってのける!
だから、「全盛期のイチロー」という絶対に不可能なことばかりを言うネタは「ほとんど不可能だけど、一応実現可能なこと」ならイチローは本当に実現してしまう。だから、絶対ムリなことを書かないとジョークとして成立しない。
だから不可能なことしか書いてないのだ!
4番センター イチロー(1995/22歳/8000万)
日本版全盛期のイチロー。
メジャー移籍後には単打が多いせいで忘れられがちだが、実は三冠王まであと3本まで迫ったこともある強打者!
本人曰く「ヒット狙いをやめ、ホームラン狙いに専念すれば40本ぐらい打てる」そうな。
ホームラン王こそ逃したものの、タイトルでは盗塁・打点・出塁率・安打・打率の5冠!(もし、ホームラン王まで取ってたら、史上初の打撃タイトル独占が実現してたけど、ダイエー(当時)の小久保選手が阻止。)
守備でも全盛期!
日本に在籍してる間で捕殺(ゴロなどを送球で間接的にアウトにすること)が最も多かったシーズン!
成績だけではなく、イチローのカリスマ性が最も輝いた年でもある。
チームも悲願の優勝を成し遂げ、名実ともに阪神淡路大震災後の神戸の復興のシンボルとしてイチローの活躍が注目された!
5番ピッチャー イチロー(1996/23歳/1億6000万円)
本当にピッチャーとして登板した年。
…オールスターだけどリリーフで登場し、140キロ代半ばのストレートを披露。
高校時代までは本業が投手だったから実は投手イチローは無理やり当てはめたものではない。
野手でも去年に引き続き、打撃は絶好調。打点・盗塁が3位に落ちて打撃3冠になったもののチームを日本一に導く。
3年連続MVPというプロ野球タイ記録も達成。(※後にメジャーリーグでも投手として登板を果たし、140キロ超えの速球を投げます)
6番ファースト イチロー(2009/36歳/18億円)
ほぼイきかけました!
…6番打者は勝負強さと意外性ということで、世界一になったイチローさんを据えてみました。
36歳とそろそろ野球選手の下り坂に差し掛かるシーズンだが、体のケアが万全のイチローはまだまだ衰えない!この年も最多安打と打率もリーグ2位を、キープ。
7番キャッチャー イチロー(2006年/33歳/12億5000万円)
イチローがイチローを演じるというトリッキーなことをした年。
7番打者は意外性、キャッチャーは頭を使った駆け引きをするポジションということで、抜群の演技力を見せたこの年をチョイス。
他にも第一回WBCで世界一になるなど、シーズン以外でのニュースが多い年。
ちなみに、メジャーでは自己2番目になる45盗塁をマークしているシーズンでもあるため、もし本当にキャッチャーをしたら史上最速のキャッチャーになるだろう…。(メジャーでイチローの体重である80キロはかなり軽いので、クロスプレーがダメそうだけど…)
8番サード イチロー(1999/26歳/5億)
本当にサードとして試合出場したシーズン
実はサードもイチローの得意な守備位置の1つで、高校時代にサードでレギュラーをとっていた時期もある。
8番といえば守備の名手が入ることが多い打順だが、このシーズンのイチローは本業である外野の守備でもエラーが1つもない!
また、打撃の方も本当にこんな8番打者がいたら、史上最強であることは言うまでもない!
9番セカンド イチロー(2010/37歳/18億円)
262本打った2004年以外では最も内野安打が多かったシーズン。
37歳にして内野安打60本というイチローにしかなし得ない記録を作ったシーズン。
画像は10年連続200本安打記念の生写真だが、コレもまたイチローさんにしかなし得ない大記録!
この歳を最後に、200本安打の記録は途切れているものの…その後も170本以上安打を打ったり、主力選手であり続ける。
それでも、このシーズンを境に「イチローの衰え」が指摘されることが増える。
実際に数字を見てみると(かつての何十年に一度の逸材だった人が)打撃だけ普通の選手ぐらいの成績になっただけ。
守備も走塁もまだまだ30代後半でもバリバリどころか、40代に入ってもレーザービームや走力は健在だった!
実際、30代後半どころか40過ぎても盗塁を決め、内野安打を打ち、守備も低いエラー率をキープ。
こんな野球選手が他にいるか?総合的には今のイチローだって化物だと思うぞ?
最近(2012年/38歳)でもユンケルのCMで外野にあるゴミ箱にボールを投げ入れる・マウンドから打席にあるバットをボールを投げて倒すなどの神業を披露している。
そんな最近のスポーツ報道への抗議の念も込めて、敢えて晩年の方のイチローからチョイスしておきたい!
打線に入らなかったイチローの偉大な記録。
他にも2016年にはイチローが日米通算でピート・ローズが持つ大リーグの最多安打記録を超えた。
やっぱりイチローはすごい。
お世辞じゃなくて、記録のほうでも世界一。
世界一の記録以外にもこんな唯一無二の記録も存在する。
イチローは大リーグ通算2844安打中、バント安打は78本だが、驚くのはその確率だ。バントを試みた打数は129で、・605が安打となっている。
それでも2019年の東京ドームでの試合後の引退会見では、世界一の数々の記録よりも心の中では向こう側があることに言及しているため、本当にすごい人。
数々の記録を達成しただけでもすごいのだが…イチローの引退が時代の終焉になっているのも面白いところ。
イチロー引退により、オリックスブルーウェーブ出身の現役プロ野球(NPB,MLB)選手の在籍が0人になりました。
ありがとう青波戦士達— 岩崎さくら🇪🇪 (@iwasakisakura) March 21, 2019
オリックス・ブルーウェーブに早くから在籍した選手が最後の引退者になるというのがまた面白い。
ちなみに、イチローの引退で青波戦士消滅というのはあちこちで言われてるが、もう一つ。
昭和40年代生まれの現役プロ野球選手消滅
これはこれで、我々世代には重い…
— お天気屋☆千葉に帰還 (@ksono2010) March 21, 2019
これもすごいですよね…同年代の選手で最年長までがんばった上で最高の記録を叩き出している。
イチローがどれだけ時代を作り、どれだけ同世代の期待を背負ったか…よくわかる話です。
【おまけ】チームイチローを雇える球団は?
日本では雇えません。
全員イチローだと9人で68億円以上かかるが、ソフトバンクや巨人軍など12球団で最も選手にお金を払う球団でも、全員合わせて45億ほど。
チームイチローを実現しようと思ったら巨人と横浜の全選手を雇ってる金額を9人に集中させてやっと実現する。
ちなみに、メジャーでも調べてみたところ…作れる球団は少ない。
それでも、ヤンキースやドジャースなど選手の総額年俸が200億を超える球団だと「毎年、ナインだけでチームイチローぐらいの金額を同じ金額がかかっている」状態だからできる!
ちなみに、イチローの今までもらってきた総額年俸もだいたい200億円。
メジャーでもトップクラスのお金持ち球団だと「イチローで打順」どころか「ベンチまでイチロー」だって可能。
いや〜200億ほど稼いだイチローもすごいが、それを払える(毎年払ってる)球団があるというのもすごい話だ…。
まぁ、イチローさんの話だからね…。
ずっとイチローさんを応援し続けてるユンケルさんも貼ってあげなきゃ。