自分が紹介してきたゲームを中心に
「これもっと実況向けだからプレイしたらいいのに」
「いくつかやってる人はいるのだが、いまいち定番になる実況が出てなくて、ゲームの宣伝になってないんだよなぁ…」
というゲームをいくつか紹介してみようかと思う。
今回は「実況したら面白そうなのに、あんまり実況されてないゲーム」を中心に実況するから実況されてるキャッチーで人気のフリーゲームにはあまり触れないのでご勘弁を。
初音ミク×アクション
最近はそうでもなくなってきたけど、「ニコ動といえば初音ミク」みたいな時期があり、ミク人気は色んな創作を産み、定番を生み出してきた。
でも、フリーゲームの場合はボカロから派生した二次創作品はあるのだが、意外とゲームとして人気があったり、よく知られているものがないのよね…。少なくとも他のジャンルと比べると「ミクのゲーム」はクオリティの割に評価されていない気がする…。
1、MIKU’n POP#
初音ミク系のキャラクターがレトロゲーのオマージュされたステージを駆け回るアクションゲーム。
レトロゲー特有の「加速が遅く、加速してしまうとすぐには止まらず滑るように動く」という質感や壁ハメ、食らった直後の無敵状態など、細かいところまで昔仕様になっている作品。
10人近いキャラのドット絵・立ち絵はプロの成人向けマンガ家である作者が手がけているため、とにかくハイクオリティ。髪も乳も揺れまくりで、立ち絵もハイクオリティ。
しかも、アクションゲームとしてもそれぞれ固有の技や操作性があるからかなりやりこみがいのある作品。
少々コツがいるが、サクサクとプレイできる人が実況すれば、コメントがたくさんつくことまちがいなしのツッコミどころとゲーム自体のクオリティの高さを兼ね揃えた名作。
しかし、クオリティの割には関連動画が少ないため「もっと紹介されてもいいのでは?」とおもう作品
ダウンロード MIKU’n POP#(みっくんぽっぷ しゃーぷ)
2、どろんでござるよ、ミク丸くん
ジョバンニP(ボカロP)こと泉和良(作家)ことアンディー・メンテ(フリーゲーム文化の草分け的な個人サークル)さんの作品。
みっくんポップが「操作性や元ネタがレトロ」に対して、こっちは「ゲーム画面がトロ」な作品。
キャラクターはミク、リン、ルカの3人だが、それぞれに操作が大きく違うため、あるキャラでクリアできても他のキャラでは…という相性があるかも。
そして、イラストがかなりいいのでゲームオーバーやクリアの画面になっても癒やされるため、3キャラそれぞれのゲームオーバーやクリアの画面もしていくのも面白いかも。
と、色んなと見どころはあるが、イチオシのポイントはなんといっても「ニコ動にいるかのようなゲーム空間」だろう!
ミクが敵を倒すと「おまえら」みたいなコメントを敵キャラがしたり、ニコ厨みたいなコメントがゲームの中を駆け巡るため、ゲームの画面としてはとても新鮮かも。
それにみっくんポップよりもさらに実況している人が少ないため、うまく実況すると評価されるかもしれない。
注意点があるとすると、キーボードでプレイすることを前提とした作りになっているので、連打など速さが求められるところがかなり難しいので、キーボードでのゲームに慣れてない人はちょっとあれかも…。
ダウンロード どろんでござる、ミク丸くん
やってそうで意外とやってない穴場ゲーム
「これはやってるだろう!」と思ってニコ動で検索をかけたはいいが、意外とやってる人がいなかった作品を2つ紹介。
3、激突要塞+
※画像はスマホアプリ版。PC版もある。
自分で台車の上に要塞を作り、敵の台車と戦うゲーム。
実況向けだと考えられるポイントとしては
・要塞さえ設置してしまえば、戦いを見ているだけのゲームなので、しゃべることに専念できる(喋りながら考えながら難しくゲームする必要が無い)
・何種類もの駒があるため、いくらでもオモシロい/風変わりな要塞を作って笑いを取ることはできる。
・他のユーザーの要塞と戦う通信機能もあるため、今流行りのマリオメーカー実況の用に他人の作った要塞を参考にしたり、面白いものはそのまま戦って笑いを取ったりできる
・早送り編集ができなくても早送りボタンでガンガン飛ばしながらゲームを進められるため、テンポよくゲームが進められる&編集が楽。
スマホアプリ版 激突要塞!+ – Google Play の Android アプリ
ブラウザ版 すずぬーと – FLASHゲーム – 激突要塞!+
4、絶対的人狼
平たく言えば、「ストーリー付き一人人狼」とでも言うべきゲーム。
一人なので、心理戦よりも論理的な推理が中心となる。
人狼と同時進行で進むストーリーのイラスト・テキスト・キャラクターがシュールさがあり、ツッコミどころがあって実況プレイ向けな面白さがある。
また、ジワジワと推理していくゲームなので、視聴者(様)が推理に参加して「人狼は誰々だ」というため、コメントも稼ぎやすい。(その分、手際が悪いと荒れやすい)ゲームでもあるため、よくも悪くも盛り上がること間違いなし。
ダウンロード ステッパーズ・ストップ
独断と偏見と感情論の推しゲー!
自分の好きな作品で意外と実況されていなかった作品から2つセレクト。
5、999,Victory
事あるたびに推しているゲームの1つだが、今回も推しておこう。
ぼくは「男性向けのテンプレートを無視して女性向けっぽい魔王・勇者・姫を描いた女性向けの魔王・勇者もののゲーム」として紹介している。
女性向けに作られているので他のゲームほどシステムや操作についての難しさはなく、むしろ「トリックに気づく作品」であるため、ほぼ誰でもできる。
難易度がさほど高くない割にはツッコミどころ・笑いどころがあってキッチリと話しながら突っ込みながら、考えるところは考えながらゲームができるので、かなり実況向けだな作品。
1箇所だけ胃が痛くなるむごい話を除けば、それ以外はほぼツッコミを入れながら楽しくプレイできるから喋りながらまったりプレイする(しゃべることでゲームの雰囲気をぶち壊す)ような心配も少ない。
実際、実況者3人が実況プレイ動画自体は上げてる…が動画の件数としては10数件であまり多くなく、定番といえるほど圧倒的な再生数・マイリスを取れている作品もないため「もっとうまくやれば伸びしろがあるのでは」という意味も込めて貼っておく。
ダウンロード 999,Victory
6、Reincarnation
事あるたびに推しているゲームその2。
(※999Victoryは「このゲームをやれば、モテキャラがわかる」と言って薦めるのに対して、Reincarnationは「私が唯一泣いたフリーゲーム。何度やっても尊くて涙で目が霞む」といって薦めてます)
ストーリーやキャラクターがやたらと良いRPGで、やると何かしら語りたくなるだけの深みと魅力がある。
雰囲気はすごく良く、音楽もイラストもこのゲーム特有の詩やストーリーなど展開に応じて色んな喋りたいことが出てくる深いゲームなのでその都度その都度考えていることをああでもないこうでもないと言いたくなるはず。
実際、このゲームも実況撮ってる人はいないわけではない。
ただ、再生数がどれもぱっとしないながらもきっと良さを伝えたくて実況をやった人がいるんだろうなぁ…という人はいっぱいいる。
が、僕としてはできれば、「薦められたからやった」ぐらいのなんとなくぼんやりやるところからのめり込むまでのドラマのようにやってほしい。
ゲーム自体はとても良いのだが、それはのめり込む過程を人に見せながらプレイしないとわからないゲームでもあるため、徐々にのめり込んでいく様子を見せながら撮れるともっと伸びしろがあるはず。
ダウンロード Reincarnation
長編・やりこみ覚悟の萌え系ゲーム
ツッコミどころややりこみがいもあって、それでいてキャラも女の子も出てくるけどあんまり実況されていないゲームから2つ。
7、路地裏喫茶店
かなり長くなる覚悟、編集する覚悟があるならこのゲームの実況をやってほしい。
ゲーム自体が長めなので間延びするリスクがあるものの、絵もかわいく、散策系・RPG系それぞれの難しさと面白さが入ってて濃ゆいため、ネタには事欠かないはず。
ジャンルとしては経営SLGだが、どちらかと言うと内情は散策ADVみたいなゲーム。
レベルやお金、ノルマなどは表示されるけど、リソース管理を重視するゲームではなく、散策や必要なアイテムを集めて街やその周辺でイベントを起こしていくゲーム。
上の画像もイベントの1つ。
ダウンロード 路地裏喫茶店~Le Petit Nuit~
8、save
(作者のホームページより SAVE)
クトゥルフ神話や妖怪をポケモン的なゲームシステムと操作性とデザインのゆるさで割ったようなRPG。
クトゥルフに忠実ゆえ、不気味な話・怖い話・後味が悪い話が多い。
だが、イラストやドットは見事に毒抜きされているため、視覚的に生々しいもの・おぞましいものは殆どなく楽しめるため、クトゥルフ入門としてもおすすめ。
3つほどエンディングがあるところがやりこみ要素。僕はまだバットエンドしか出してないけど、かなり怖かった。(しかも真夜中にやったせいで背筋が凍った)
実況している人はそれなりにいるのだが、まだ大きく伸びた動画はないので、まだチャンスはあるかも。
ダウンロード SAVE
やれるものならやってみろ!枠
明らかに実況向けではないし、そもそも実況しなくたって難しいゲームだが、もしさらさらと実況しながらプレイするゲーマーがいればかっこいいと思うゲーム。
9,Shadow Break
ブロック崩しをしながら敵とも戦う忍者アクション。
ただただブロック崩しと殴り合いを合体させただけではなく、敵と戦う時には忍術も使える!また、敵のバラエティもかなり多彩で、それぞれに避け方・戦いかたのコツが違うことからゲーム自体がかなり難しい。
あまりにも難しいので、普通にクリアするのも難しいゲームなので、プレイ動画も殆ど上がってない。
「やれるものならやってみろ!」なゲームである。
ダウンロード Shadow Break:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
10、ジャンクエデン
これは、ゲーム自体よりも「実況を試みた人が相次いで完結させずに失踪している」という意味での「やれるものならやってみろ!」が大きいです。
ゲーム自体をクリアするだけでも大変なのに、なぜかこのゲームを実況しようとする人が凝った編集をしようとして、最終的に負担になって疾走する人という実況者とよくわからない因縁を持ったゲームです
ゲームとしては装備を細かくカスタマイズできるロボットアクション。
操作技術もさることながら、戦術を選んでいく力や中盤以降はコンビになるキャラを上手く使うことなどが求められてくるため、ゲームとしてとてもやりこみがいがある作品。
たしかに、編集したほうが面白くなるゲームではあるのですが、敢えて有段者ぶらなくても、ジワジワと世界観を把握していくような実況もありだと思うし、むしろそうやって作って欲しい。(が、なぜか凝った編集をする人ばかりがジャンクエデンと関わっては逃亡していくという不思議なゲームです)
ダウンロード ジャンクエデン
以上です。…参考にしていただけると幸いです