ちょっと長いですが、聞いて下さい。
『元美人』慶大生ブロガーは人をコスパで見てみたり、
はあちゅう/梅木雄平 男性が一回のセックスにかけるコスト(CPS/コストパーセックス)は7万円が相場!?<今宵も「やれる/やられる」はディナーで決まる。> – 幻冬舎plus
後に世の女性達から大顰蹙を買うことになる恋愛工学の開祖は「結婚とは企画女優にすらなれないような女性に人生を捧げること」とかしたり顔で言ってみたり、
今流行りの女性に提言するするカリスマ経営者は、本の受け売りで「あなたがモテなのは気持ち悪いからです」とか、一飯の人に理由もろくに説明しないで言ってみたり…。
女は男を「キモい」かどうかで判断している ~モテない理由は明快。気持ち悪いから、なんです 二村ヒトシ×川崎貴子@恵比寿【第3回】 | 美女社長とAV監督のスナック人生相談 | 現代ビジネス [講談社]
この界隈を見れば見るほど、なにか純朴な気持ちがなくなっていくんですよ…。
・テクニックでも基本事項でもない打算の押し売り
・結局のところコンプレックスやヘイトの裏返しとしての詭弁や自己を顧みないで言いたいことを強気で言う高飛車ぶり
・正しいか間違っているかよりも相手をいかに洗脳するか、脅すか、搾取するかといった悪意のあるメソッドと理論の応酬
…ぼくはさ…そんなことが知りたくて恋愛論見てたわけじゃないんだよ。
関係を長く深くしたいというそれだけじゃダメなのか?
とりあえず、人間関係の延長線として何を考えてるか、なんで食い違うかを知りたいというのがまずは先頭に来る。
次に、食い違ったことに対する後悔とか、食い違うことの怖さからくる声のかけにくさみたいなものが来る。
最後に、いい関係になった人と長続きしたいというものが来る。
でも、この辺のことを説明してくれているものは意外に少ない。なかったわけじゃないが、そのほとんどはそうでもない。
いかに相手を踏みにじるかばかりで、共存しようとも、尊敬しあってるとも感じないものばかり。
僕の恋愛観をとれいCさんは「好きな人を全力で愛してみたいんでしょ!」とまとめていたけど、そこから遠いものばかりが目に入ってくる。
モテたい、愛されたい、ヤりたいという欲望は僕にだってある。でも、それらは相手に喜ばれてというか、関係が長く存続していくことを前提だ。
それを、相手のことも事も考えず、やれコスパが、やれあんなブスに一生捧げられないだと言いながら「もてたいもてたい」と言ってモテることに投資し、消耗し続ける人を見たら「それはもうテクニックでも恋愛論でもなく、人格の問題じゃないですか?」と言いたくなる。
そもそも、よほどモテること自体が好きじゃない人にとって、モテるためにやることの多くは必要悪に近い。
別に女性に会わないならヒゲヅラで過ごそうが、口が臭かろうが、匂いの強いものを食べようが…自分の健康を損ねない範囲の最低限だけを気をつけていれば、ルーズに生活できる。
仕事とか、男とか、そういうものが絡んでもまだまだ女性に比べたら、気をつけるべきラインは低い。(男同士の方が見かけに気を使うなら理系も、芸術系も男だらけのラーメン屋もイケメンばっかりです。でも、実際はそうなってないじゃないですか…)
学校の中でもそうだ。
実際「スクールカースト」なんて言葉が存在することからも象徴されるように、恋愛について足切りされていて参加できない層はそもそも恋愛についての基礎基本から、異性の行動原則から知りたいというほどには興味もないし、参加もできてない。
でも、恋愛や男女関係は生きていく上で、ある程度直面する現実だから、早かれ遅かれ関わることになって慌てて学ぶ。
でも、恋愛の話を世の中に発信するのは恋愛市場にいることが当たり前の人。
つまり、スクールカーストの男性上位と、女性は下位・ランク外以外全員*1が恋愛をできてしまうため、いかにいい異性をローコストでたくさんゲットするか…みたいなゲスな話しになる。
当然、彼らは彼らなりに恋愛市場に組み込まれるための努力をしているため、それ自体を悪く言う気はない。
ただ、恋愛市場に入る入らないとか、仕事柄や職場の人間関係上女性に嫌われるとやりにくいとか…そもそも悩みが分かち合えないから聞いていてもしっくりこない。
それどころか、勉強のために聞きに来ると攻撃されるから「はぁ!?」となる。
男女ともに恋愛論で男性を批判してるが、微妙に標的が違うのがミソ
さっきの話からも分かる通り、男性も女性も恋愛する奴としない奴は本来ならすっぱり別れる。
最近はネットを通じて出会ったから「モテなそうな奴でもとりあえず女性とお茶ができた」とか、大人になれば「ブサイクだけどお金は持ってるから」という例外もいくつかあるが、原則はあくまでも同じ空間にいる男女のうち恋愛してるのはせいぜい3割。
ヘタしたら、2:8で8割には恋愛は無縁なもので2割の人が「恋愛できる、彼女いる、ただでヤれる女がいる俺様かっけー」と言ってるだけの可能性すらある。
…で、この人達のおもしろいところはそろって男性を攻撃すること。
「女の子を攻撃する人はモテない」というのもあるが、この場合はちょっと事情が違う。
事情も違うし、男が攻撃している男と、女が攻撃してる男も違う!
モテる男が男を攻撃する理由は2つ。
1つは「俺はこんなに努力してるのに、努力してない男に悪く言われる筋合いはない」という努力して成り上がったお金持ちが貧乏人を批判するのと同じような原理。
イチローが「天才だと言われるけど、結果を出すために当然の準備をしただけです。それは天才と言いません」と同じような言い分。
もう1つが厄介で…男のわかってないところとか、嫌だと感じるところを言うと「この人はわかってくれてる」と心酔し始める女性がいるから。そのため、女性に甘く男性に厳しくいうことですり寄っていくようなスタイルで恋愛論を書くライター/作家もいる。(しかも、実際にそれらは受け入れられてる)
ちなみに、自分と似たような種類の男を女性から批判された途端に自己弁護や理屈で煙に巻いて逃げようとしてるのを見たら「この人はモテたくて擦り寄ってきてる」「言葉自体が女転がしかも」と疑ったほうがいいけど…そんなこと言ってもメロメロな女性は聞く耳を持たない事が多いから難しいんだよなぁ〜。
言ってることが正しいか間違っているかの問題ではない。
「他人を攻撃するため、誰かの支持を得るために、都合のいい言葉を振り回している人」はそれ自体が危険だということに気づいてない人は騙される。
ちなみに、中位以上の女性が男性を攻撃する理由は2つです。
1つは男性と同じく「共感」できる共通の話題だから。しかも、男と違って、火の粉が自分にかからないからどっちかというと肯定して「そうだよね〜ああいう男ってやだよね〜」と簡単に同意しやすいネタだから。
もう1つが、「ノロケ」です。
「そんなに嫌なら手を引けばいいのに」と恋愛市場にいない男が思うようなダメンズを愛してしまった話、強引な男に嫌悪感を覚えた話をしてる時は…一定確率でノロケてるし、恋愛市場にいる程度にはモテる男への批判です。(※恋愛論においては恋愛市場にいない男性の話を女性がする場合は「肴」で、恋愛市場にいる男の話をしてる場合の多くはノロケです。前者は共通の敵を作ることで意気投合するというコミュニケーション作法で、後者はナルシズムです)
「そんなところも含めて好き」とまでメロメロ…というほどバカなパターンばかりでもない。
しかし、好きな所と切り離せない部分の話をしていたり、
「そんな相方さんとではありますが、ちゃんと恋愛してますよ」という回りくどい自慢だったり…。
要するに、「実はそんなに困ってない」話が多いのです。
ガチで困ってることはネタにもできないか、ノロケる暇もなく全力で拒絶する人が多いのよねぇ…。
そもそも、本人が思い出したくないぐらい怖い体験だったりもすると、それは人に共感してほしいとかそんな事考える余裕もないよね?
ちなみに、男性が女性をコスパやルックスで語る種類の恋愛論はこの反対。
…男が男に共感を得たい(あわよくば、モテについて根本的に履き違えている人からお金をとって儲けたい)という「女性同士の男性批判トーク」の反対版。
女性を批判こそしてないけど、ここも本質的にはノロケ(うまく行ってないように言い訳しながら、自分がこのぐらい綺麗な女性と何回か会いました・これこれさせましたといったナルシズム)が入ってる。
・まとめ
結局のところ、恋愛論を聞いてて疲れるのは「自分がチヤホヤされるために最適な発言をしているから」であって、情報ではないか、情報の裏に常にナルシズムや押し付けがましい見下しが入ってるからです。
特に、僕は本質的にはモテないの方にいるからこの「情報と見せかけて、意思表示をするために言葉を並べる世界」がしんどいんですよ…。
「そこまでしてモテたくない」とも思うし、そもそも「自分の普段やってることとは正反対の文章や論法を使いこなすこと」に疲れるんです。
…こういうのとは無縁の恋愛論が読みたいんですが、なんかないですかねぇ〜??
こんな感じでタイトルからして脅しにかかってるもん。
これを反論できない非モテ男と、非モテ男への悪口を肴に盛り上がる女に読ませるんだから、批判なんかこないだろうなぁ〜と。
・関連記事
かなり、この本での「地獄」を参考にしてる。
メルマガやってるよ〜
お先に、青二才します。
*1:女性は中位であれば恋愛できる。特に叶わない恋をしなければ