【私選】名探偵コナン映画作品ランキング【ベスト10】

2019年現在で、23作品ある名探偵コナン映画作品をランキング形式で紹介する。
ここで紹介するのはベスト10だけ紹介してる。

ベスト10からあぶれた映画はこちら。
名探偵コナン映画作品ワーストランキング

では、10位からどうぞ!!

10位 紺青の拳(2019)

概要

シンガポールにある世界最大のブルーダイヤ「紺青の拳」。
このダイヤを巡って殺人事件が起き、怪盗キッドが濡れ衣を着せられる。

送ってもない予告状が発見されたことで、コナンを連れてシンガポールに乗り込んで真相の究明と、「紺青の拳」を盗むことを目指す。

しかし、紺青の拳は空手大会のチャンピオンベルトに組み込まれる予定だったため、無敗の空手家「京極真」がキッドの前に立ちはだかることに。

京極さんも京極さんで、陰謀に巻き込まれて彼女の「鈴木園子」と不仲になってしまう。

・memo

コナンが得意とするノーマルラブ(NL)、ボーイズラブ(BL)両方の観点からすごく洗練された大人向け、ファン向けのコナン!

NLの方では、京極真・鈴木園子というカップルがコナンの他のカップルとは違う魅力を持っていて、それをアニメの演出でドギマギしながら楽しめる。園子のイメージがガラッと変わるから「見てよかった」と思えるいい作品!!

BLの方ではコナンとキッドのコンビが、ベタベタしすぎず、関係性や感情や信念がいい感じに表情にでていて、男性向けで描かれる男同士の友情とはまた違う形の関係性をキチッと描けていて、表情や映画の空気感がとてもいい!
ぼく男だけど、コナンのNLでは絶対見せない表情に「あーBLとホモの違いってこういうことか」って感じるようなシーンにジーンときた。

もう23作品もコナンの映画が作られているのに、今まで見たことがない新しいコナンが見られてすごく満足してる。

 

一方で、弱点も多いので人を選ぶ作品だと思う。

アクションについてはここ最近のコナンの中では一番しょぼい。
しょぼくはないんだけど、ここ数年のコナンがやりすぎだったから、しょぼく見える。

ストーリーもジーンと来るシーンも多い半面、色んなことをやりすぎてごった煮になってしまっているから、このわかりにくさ・まとまらなさが苦手な人もいるかも。

あとは推理や事件も…魅力的なキャラクターで表現しようとしすぎてトリックや推理のプロセスでみるとあんまり面白くない。

コナンを本格ミステリーまたはアクションだと思ってる人は正直楽しめないと思う。
ただ、ラブストーリーとしてコナンを見ているぼくみたいな人は、NLがしっかりしてて、なおかつ今までにない形を作り上げていることで
「この作品なら、ぜひ見てほしい。特にコナンいっぱい見た人は!!」
と思えたからこの順位にしました。

 

9位 14番目の標的(1998) 

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・概要 

「トランプの順番に名前に数字が入った人が命を狙われる事件」に巻き込まれた目暮警部や、阿笠博士。

毛利小五郎の周辺人物ばかりを執拗に狙う手口から「おっちゃんに恨みがある人」が犯人だと推察され、小五郎が刑事時代に捕まえた人物が捜査線上に挙がるが…。

・memo

最も正統なコナン映画作品の1つ。

ちゃんとラブストーリーで、おっちゃんやコナンが肝心なところではかっこ良く演出されてて、犯人が自分の感情や生き様に忠実で、コナンの映画作品の面白さがきっちりと詰まった作品。

ベスト3じゃないと文句を言われかねないほど人気のある作品。

だが、僕は初期コナン作品の犯人の中では一番かっこ悪いのがキズ。
ささいなことに思えるかもしれないけど、犯人に魅力のないコナン映画は2回目以降に見た時に、 楽しみが少ない。
トリックがわかってても、面白いコナン映画とそうじゃない映画…それが上位と下位の差。

特にコナンは再放送などで見返す事が多いから2回見て面白いコナンはすご~く評価したい…と、ラストシーンと、それにまつわる伏線以外には好きなシーンがないこの映画を推すのはしんどい。

8位 漆黒の追跡者(2009)

・概要

映画版で2回目の黒の組織との戦い。
ある連続殺人事件を警察と混ざりながら(時に妨害しながら)並行する形で犯人を追う黒の組織。
管轄を超えた合同捜査のさなか、コナンは変装した黒の組織の一味「ベルモット」を見つけるが…。

・memo

黒の組織が出てくる映画は安定して面白い物が多い。
悪役のキャラが立つし、 無茶とも思えるようなアクションシーンが正当化されやすいから。

その無茶なシーンの中でもコナン屈指のシーンが生まれたのがこの映画。
なんと、この映画は毛利蘭が弾丸避けを披露する映画でもある。 (それ以外にも終盤のアクションシーンは見せ場が多くてかっこいいし、それでいて推理もある)

ラブストーリー要素こそ薄いが、蘭や少年探偵団などのレギュラーキャラの見どころが多いから、コナン好きな人が見ても不満は感じにくいし、絵になるシーンが多いから2回3回みても面白いから、9位にランクイン。

7位 から紅の恋歌(2017)

・概要

毛利小五郎が、百人一首の団体「皐月会」の会長と対談をすることになって、一行は大阪のテレビ局へ。
そこに、服部平次・遠山和葉のかるた部員がテレビに出る関係で一緒になる。

ところが、そのテレビ局が爆破され、コナン・服部は事件の捜査、遠山和葉は爆破事件で負傷したかるた部員の代わりにカルタ大会に出るように頼まれる。

そこに、部員とライバルで、なおかつ服部平次とも因縁のある枚本未来子が出てきて、和葉を煽り立て、その成り行きでカルタ大会で勝ったほうが服部平次に告白する権利を奪い合うことに…。

・memo

コナンらしいラブストーリー要素に、百人一首という表現方法が加わったオシャレな作品!
推理要素にも百人一首が入ってくるけど、推理よりもむしろラブストーリーにこそ「百人一首メイン」というテーマ性が生きてくるため、詩歌が好きな人はラブストーリー側に期待して見に行く法が良いかも。

 

ただし、コナンとしてはかなり演出やストーリーが独特だから、すごく人を選ぶ作品だと思う。
・内容が詰め込み過ぎているため、一部の演出・推理パートが雑だったり、駆け足だったりで、頭に入りにくい。(※2回以上見ることを前提に作ってる?)
・そのため、例年の映画では序盤には基本死にそうにならないコナンが、序盤から死にそうになってて、序盤からハラハラする
・ストーリーが全体的に古風で、詩歌や古文にありそうな雰囲気でやっているため、「そんな大げさな」と言いたくなる動機や思考、事象が犯人以外にも多い。(いつもは犯人だけが思考が大げさなほど偏ってるけど、今回はほぼ全員偏ってる)

 

…コナン自体が元々偏った作品なので、このぐらい偏っている方が僕は好き。
昔からコナンが好きな人は、偏った登場人物や速いテンポの展開に慣れてるから、昔からの人が最近のコナンを見るならこれがおすすめかも。

 

6位 水平線上の陰謀(2005) 

・概要

豪華客船の中で起こった殺人事件についての話。

殺人事件の犯人を暴いたはずだったのだが…。

・memo

コナン映画唯一のおっちゃん回! 

大半の作品では、犯人を確保する投げ技要員・迷推理を繰り広げるギャグ要員になりがちな毛利小五郎だが…この映画では、ちゃんと探偵っぽい!(いや、探偵事務所構えてるから当然といえば当然なんだけどね)
しかも、すごく冴えてる。

なんでこの回を高めに評価したかというと…おっちゃんは愛されキャラだから!!

ぼくだけでなく、作り手サイドにも毛利小五郎が好きな人はかなりいるそうな。
まず、テレビアニメ版でも1年に1度あるかないかぐらいの割合で、毛利小五郎が有能な回、通称「おっちゃん回」があり、その面白さが映画に活かされてるから。

小五郎が活躍するアイデアは原作者である青山剛昌さんから出たもので、小五郎役の声優である神谷明さんも映画でのおっちゃん回は「長年の夢」だったそうな…。

制作陣・長年のコナンファン双方から愛された待望のおっちゃん主役での映画というだけあってすごくいい!!

おっちゃん回はね…服部平次・怪盗キッド・コナンが活躍する話とはぜんぜん違う魅力がある!!

レギュラーとして登場するキャラで唯一の不器用キャラ。だから、感情移入のしやすい。
普段は、「ああ見えていいところがあるんだよ」とフォローするぐらいの気持ちで見ないと…どうしようもないダメ人間。

そのダメ人間が、無駄にシブく、それでいてキレッキレに推理をこなす所が、好き!
それも、格闘技も、エモく好きな女性について語る部分も、推理力も全部出し切っていてかっこ良かった。

今までおっちゃんの良さがでた映画は「14番目の標的」「瞳の中の暗殺者」などがあって、ああ見えて家族愛に溢れてる人物であることはファンにはわかってたけど…それが推理のやり方や戦い方に落とし込まれててすごく面白かった!!

 

ちゃんとテレビでコナンを毎週見てた人がおっちゃん活躍する回で経験をしてる「これがあるからコナンは!」という作品。
コナンへの愛がある人ならきっとわかってくれるはず!

5位 時計じかけの摩天楼(1997)

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・概要 

「工藤新一に挑戦する」という名目で電話がかかってきた。

相手は爆薬を盗み出し、盗みだした爆薬を使って幾つもの事件を起こして回る。

そして、犯人は蘭がデート先に指定した摩天楼もターゲットになっていた!!

・memo

一作目の名探偵コナン映画作品。

後のアニメシリーズでは削ぎ落とされるような部分まで含めて、コナン本来のアクの強さが楽しめる作品。
コナンくんのキャラが他に比べて変わってるのはもちろん、蘭も蘭で「痛いほどのロマンチストぶり」が出ていて、ヒロインとして荒削りな感じが残ってて、楽しい。

初期コナンのテーマはラブストーリー強め。
そのための、夢見がちにして囚われのヒロインとしての毛利蘭。

そこに普段は幼さ幼稚さを見つつも、根っこの部分ではどっぷりと惚れてて、心配しまくってる…とにかく、蘭の乙女情緒でできた作品!!

ただ、いい映画だからこそ、順位をつける時には困った。
97年のこの作品から01年の「瞳の中の暗殺者」まではラブストーリーをきっちり描いた作品ばかりで全部いいし、本質的には同じことをしてる。

それらの作品群をどう優劣をつけようか、悩んだ。
悩みに悩んだ挙句、次のような基準で優劣をつけた。
犯人がかっこいい(魅力的)なこと
推理要素やアクション要素のクオリティが高いこと
出てくるキャラクターがバランスよく活躍すること(かっこよさを凝縮できていること)

この作品で言うと、犯人はかっこいい!
コナン映画の好きな犯人ランキングやったら、きっと上位に来る!!

アクションは決して悪くはないが、あくまで1作目。
90年代の作品ということもあって、ドンドン作画が派手でハイクオリティに進化し続けるコナンの中では地味。

脚本は進化が止まるが、作画はずっと進化しづけてる。
だから、最近のコナンを慣れた人には初期のコナンの作画はちんちくりんに見える。
逆に、昔のコナンを知ってる人はお話がちんちくりんに見えるかも…。

それでも、犯人やシナリオの良さが今見ても楽しいから、5位にした。

4位 異次元の狙撃手(2014)

・概要

スカイツリー(作中では「東都ベルツリータワー」と言ってるが、エンディングにもろスカイツリーが実写で出てくる)に遊びに来た所、なんとスカイツリーにいた客が、狙撃されるという事件が起こる。

狙撃位置にはサイコロと、薬莢が残されていた。

そして、同一犯と思われる連続狙撃事件が4件発生。

犯人が、外国人ということもあり、FBIと警視庁によって合同捜査されていくが…。

・memo

「最近のコナン」のなかで、ダントツにクオリティが高いコナン。 

コナンをアクション映画にシフトさせた監督:静野孔文さんと、コナン映画は15作品目という初期からコナン映画に携わり続けた脚本家:古内一成さんの両方のいいところがうまく噛み合ってできた作品。

コンビ自体は三度目だが、この作品が唯一かみあってた。

狙撃はもちろん、カーチェイスや銃撃戦などの近年のコナンが積み重ねてきたアクションシーン。
推理、ラブストーリー、戦いの駆け引きなど「昔からのコナン」を積み重ねてきた脚本の仕事。

定番を抑えながら色んな新しい要素が入っている面白さ、そしてコナン特有のテンポの良さ。
しかも、ラブストーリー要素のヒロインを蘭から新キャラにシフトこそしてるが、昔からのコナンが貫いてきた良さを出てる!!

温故知新にいいとこ取りされた作品だったので、この順位にした。

「一時期の不作続きだったコナンに食あたりした人でもこの作品は安心して見られるはず!!」
と全部見たぼくが、太鼓判を押せる作品!

 

3位 瞳の中の暗殺者(2000)

・概要 

暗闇の中で起こった連続殺人事件。
その犯人に対する唯一の目撃者だった毛利蘭は犯人に対する記憶をなくしてしまう。

蘭は記憶を取り戻す手がかりを見つけるべく、心当たりのあるトロピカルランドへ向かうが…。

・memo

(映画を見ればわかるけど、)蘭が潜在的にファザコンだと発覚した途端に、急に「蘭、かわええわ〜ええ子や〜」と蘭が好きになった作品。

初期のラブストーリー重視のコナンでかつ、アクションシーンもきっちり描かれてる。

それもコナン映画にありがちな「スケボーで暴走するだけのシーン」以外にも、遊園地を駆け回る形で動きがあるのに、緊迫感も演出的な美しさも伴うシーンが多くて、釘付けになった。

動きのキレと見応えと独創性を兼ね揃えていて、ワクワクした。

スケボーの出番は他と比べると少なめな作品だが、後に定番となる「空手やアクションで蘭が活躍するシーン」はこの作品がはじめて。

その前の3作では「囚われのヒロイン」として描かれることの多かった蘭が当事者としてコナンと一緒に戦う位置づけを確立していく最初の作品なので、ラブストーリー系の路線の作品の中でも特別な作品。

2位 ベイカー街の亡霊(2002)

・概要

鈴木財閥の招待客として、新型ゲーム機「コクーン」の発表会に参加したコナン君と少年探偵団。

しかし、ゲームを体験するために「コクーン」の中に子どもたちが入ると、「ノアーズアーク」と名乗る人工知能がゲームを乗っ取り、ゲームをクリアできなければ、子どもたちを殺すと言い出した。

ゲームの発表会の片隅で起こった殺人事件の真相がゲームの中にあると踏んだコナンはゲームに参加するが…。

・memo

多くのコナンファンが1位にしたがる作品だが、僕は2位にする。

というのも、この作品をちゃんと見ると本当は凄くマニアック。
コナンらしくないと批判する人も多いけど、むしろコナンでしかできないことも細かく切り刻んでやってる。

顕著なのは、「コナンのオッサン臭さ」が楽しめるところ。
思春期過ぎた親子の父と子の関係を生暖かく、小っ恥ずかしい気持ちになりながら見る映画。
コナンが今現在本当の親と過ごしていないこと、中身は高校生なのに普段は小学生っぽく振る舞ってることなど、基礎的な設定を逆手に取って描かれているシーン。

これがあるため、「コナンの普段は表に出せないおっさん臭い部分」がそのまま親子の再開・絆を照れくさく、男臭く表現された形として出ていて…そこがすごく、わかってしまう年齢になってから見ると、泣ける!!臨場感のある心理描写だが、明らかにコナンに求めてない部分だから泣けると同時に「なんだこれ」と感じる人もいるとは思う…

コナンらしくない部分が、社会派方面や文学方面を作品全体のめんどくささ・こじらせとして出ているため、ファンと同じぐらいアンチもいる。

 

僕の中でこじらせているシーンの代表に思えるのがノアーズアーク関連のシーン。
ノアーズアーク自体がめんどくさいやつなのだが、そのめんどくさいやつ最後に「本当はみんなと遊びたかった」というシーンが、「こいつ案外いいやつじゃないか?」というミスリードされかねないややこしいシーン。

 

ノアーズアーク自体は、もしコナンを含めた少年探偵団が一緒に遊ばなかったら、平気で50人ほど殺してたであろうめんどくさいキャラだっただろう。

でも、馬鹿正直に解釈してしまうライトな層には
「根っこでは悪い人じゃない。でも、彼はさみしがりやで弱い人だったから、人を脅してでないと、みんなの輪に入れなかったんだ」
と、誤読しそうな終わり方をしてる。

そして、ひとりぼっちキャラに対して勘違いした同情をして、勝手にいい話と捉えた人たちに
「よくわかんなかったけど面白かったよね」
と言わせちゃう魔力がある。

だから2位であり、同時に1位にしてない。

あの作品はもう、コナンとしてやり過ぎてる。
対象年齢も、放送する時間もズレてる。

…そこが、繰り返し見るとやみつきになるところだが、2回3回見るほど…コナンのファン層とはまた別の層に向けた作品に、コナンを再解釈している作品にしか思えないから…悩ましい。
2回3回見る価値のあるコナンは多いけど…これは「価値がある」というよりも、「別物に見えてしまうほど作り込まれている」からかなりめんどくさい作品でもある。

…いや、よくできているんだよ?
でも、1位の作品への思い入れと、何度でも同じところで同じように感動できるところが好きすぎちゃうんだよ…ぼくは。

 

1位 世紀末の魔術師(1999)

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・概要

ロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を怪盗キッドが狙うという予告状が鈴木財閥に届く。

キッドはイースター・エッグを盗み出すことに成功するが…狙撃されてエッグを落としてしまう。

エッグを安全なところに避難させるために船で東京へ向かう。
その船の中で、エッグの持ち主の令嬢からその図面を見せられるが、コナンはその図面は全く別の図面であることに気づく。

そして、図面の謎を解くために、持ち主の令嬢が住む邸宅(といっても、ほぼお城)に行くことになるが…。

・memo

これが一番好きだというコナンファンを見たことないけど…僕はこれ。

・最もバランスよくコナン、服部平次、怪盗キッドを活躍させてる。
・服部平次はともかく、コナンが犯人を暴く時の演出、怪盗キッドによるラストシーンはコナン映画を色々見たけど、あんなにかっこいいシーンが2つもあるのはズルい!!特に、キッドのシーンは…冷静に考えるとキザなんだけど、かっこ良すぎ!!
・しかも、蘭は蘭でちゃんと恋人役をきっちりやってる。
・お宝が美しい作品なので、映像的な見栄えがものすごくいい。

とにかく、演出がいい。
かっこいいキャラをかっこよく、謎はより壮大に、恐怖心を煽るような演出とキャラ設定、そのキャラが活躍するシーンはじっくりと…。

言葉にしてしまうと簡単だが、メリハリがすごくいい。

いいだけじゃなくて、テーマは同じでも他のコナン作品ではやってない形がちゃんと考えこまれてるから、色々見ても(いや、逆に見たからこそ)面白く見える。

でも、描いている本質の部分を外していないから安心して見られる。

外いしてないどころかエンディングまで徹底している。
B’zのONEという曲がこの映画のエンディングだが、曲がちゃんと映画ともコナン・蘭の心境・境遇ともシンクロしているのが、すごくいい。

犯人との対決でかかる「キミがいれば」という曲も、世紀末の魔術師はかっこいい!!
サビの部分でコーラスが入って、厚みが増しててかっこいい。(※探偵たちの鎮魂歌でも同じ曲が再利用されてる)

どこまでもコナンであることを突き詰めていった末の面白さ!!

音楽・アクション・演出・駆け引きにまで細かく突き詰めた結果が出ていて、何度も見る、細部まで見る面白さがあって好き。

…そして、この映画の話をするなら…ラストシーンの話は外せない。
怪盗キッドは何度も映画に登場しているが、その中でもこの映画のラストシーンがずば抜けてかっこいい。

もちろん、この映画の決めるべきシーンが全部かっこいい。
それでも、ラストシーンのかっこよさは別格で見蕩れて、ため息が出るほどずば抜けてる。

アレ見ると、自分にも乙女な感情があったことを思い知らされる。
別にメルヘンでもないし、そこまでつよくロマンチストだとも思ってない。
それでも、この映画の演出とかやり取り見てると…嬉しいため息…幸せなため息が漏れる。

 

 

ランキングは以上です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

《まだ見てない人は是非!!》
名探偵コナン映画作品ワーストランキング
11位以降はこっちに書いたので、良かったらこちらもどうぞ。

 おまけ:コナンをいっぱい見たい人へ

コナンに限って言えば、Huluがおすすめ。

 

 他のアニメなら、Amazonプライムなどの別の動画見放題サービスでも見られるのですが、名探偵コナン限って言うと、日テレ系であるHuluが一番充実してる。

充実っぷりがすごいので、よかったらコナンのラインナップを見てみてください。
名探偵コナン が見放題! | Hulu(フールー) 【お試し無料】
この記事を書いた2019年4月17日時点で22シーズン853話見られます。時期によっては劇場版も見られますが、なんと言ってもテレビ版の充実っぷりがすごいです。
時間経過するともっと増えるかもしれないし、逆になくなってることもあるかもしれないので、Huluを試したい方は確認してから入るのをおすすめします。

TV版もかなりたくさん見られて、時期によっては劇場版も全部見られる。(※時期によっては見られないこともあるから確認してね)

見たい映画・話が決まっているのであれば、2週間の無料トライアル期間で、一気に見てしまうのがおすすめです。よかったらご検討ください。
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