…うつで体内時計が不安定で、眠れない明け方にnews picks開いたらこんなのが出てきた。
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「頭の悪そうな記事だなぁ〜」と思った。
特に、この図を見た時にガクンっと「慣性の法則」で体が沈んでいく感じがした。
これ、題材からして炎上するやつじゃん!!
性別逆だったら、「チャラ男」とか「ジゴロ」とか「男が自立してない」とか言われちゃって、世間から大顰蹙買うやつだね。
…でも、今回はそこはどうでもいいよ。
えー、それをあなたが書いちゃうの〜
でも、何より悲しかったのは、著者がトイアンナさんその人だったこと。
外資系OLキャラを売りにしてたエリートブロガー、その人のお仕事だよ!?
ブログ記事にも、きっちりとした取材力を発揮してくる現役ブロガー最強の御仁よ?
(煽り方や、位置取りの仕方で人を怒らすところに「雑さ」は感じるけど、アレはスタイルが真似できてもネタは真似ができない。)
彼女の記事で「これは書けない」「こういう情報はネットになかったかも」と思う記事を3つほど貼っておくよ。
書き方・目線の高さにイラッとは来るけど、こんなところを攻められる書き手がなかなかいないから「すげー」とは絶対に思うはず。
年150万は食費に突っ込む女が本気で薦める、20代で通っていたお店 – トイアンナのぐだぐだ
→最初見た時にはかちんと来たけど、よく考えてみると高い店だけを紹介したグルメ情報記事ってないんだよ…意外と。
コピペ推奨、飲食店向け「ウチの店員英語ムリ」「ワンドリンク制」を丁寧に伝える英語 – トイアンナのぐだぐだ
→コレにかぎらず、英語系はタイトルだけで「いいところ攻めてる」感じがして、実力の高さが伺える。英語系は色々あるけど、テーマ選びに人気ブロガーらしい感性が出てる。
「圧倒的成長」ができる会社で頑張ったら、転職できなくなっていた。 – トイアンナのぐだぐだ
→これは彼女じゃなくても書けそうな感じはあるけど…言葉選びの巧さが違う。
彼女の身の振り方次第では、「綺麗なライターポジ」ができていくんじゃないかな…と思いながら見てたけど…うーん…。
嗚呼…ひとかけらでも信じた僕に見る目がなかった。
俺、本当に人を見る目がないし、女性の書き手に期待した時は100%裏切られてる。
擦り切れるパターンもあるけど、力をドライに金に変えていくケースが多すぎるから「ブログ文化や、Webの情報環境が彼女(ら)の台頭で変わるかも」
みたいな期待は…だいたい悪い方にしか変わってない。
週刊誌ノリ、経済誌ノリの紙媒体のダメな焼き写しを彼女達が担う。
ちきりんも、トイアンナも、アオヤギミホコも、みんなそう。
紙媒体の閉塞感をインターネットに持ち込んでるという意味では、はあちゅうさんよりもたちが悪い。
ヨッピー路線とまでは要求しない。けど…なんで!!
なんで、頭の悪い人でも書けそうなゴミ記事をアレだけ高学歴で、コミティアにも出てくるぐらいにはオタク的な嗜みもある彼女が手を染めた!?
個人的には(僕が野球ファンなせいで、)清原逮捕と同じぐらい衝撃的!!
悲しいのはこれだけ書けるような人が相次いで打算的なこと
彼女の何がすごいかというと、「インテリのために、インテリが書く」という構造が一部の記事ではきっちりとデキてること。
ファッションとしてではなく、本当にトイアンナさんの記事を読んでる人、語れる人は頭がいいんじゃないか?と思うような記事がいくつかあることがすごい。
強者によるメディア、天才が天才のために書く言葉。
毛嫌いしてる人達をも技術で巻き込み強制アップデートさせる。まさにライフハック!
彼女がやってることは、僕がオタク分野・うつ分野・ネットネタ以外だと「やりたくてもできない」ことを社会の主流の分野に対してやってるわけ。
そのことに対して尊敬もしてたし、可能性も感じてたし、何よりもブログの新しい時代が来る…と思ってたわけだよ。
僕が2014年に、当時人気のあったはてなブロガーさんを集めて食事会をしたのも、
今現在、ご飯を食べさせてもらったらご飯分ぐらいはすぐに回収できるブログの書き方を教えて、有益な情報・普及したいマイナーな趣味の世界をネットで普及できるようにしてるのは…ネットでリセットされた情報環境の中で新しい情報空間・社会との関わり方・趣味の広げ方を作りたいと考えて活動してきたんだ!
それってさ、インターネットで有名になれた人なら、誰もが共有できるビジョンだと僕はある時期まで本気で信じてたわけ。(今も、薄々は信じてるけどね)
だからこそ、ブログで有名になった途端にのらりくらりと行くことを優先して、丁寧な仕事ができる人が、しょーもないことをしているのを見ると
「この人は、情報とか、生きづらさとかどうでもいい人でお金がもらえたらなんだってやる人なのね」
みたいなものを感じちゃうわけさ。…やや暴論な気はするけど、事実くっだらないものを書かれた時にその人のファンがどう思うかなんて一ミリも考えてないものを仕上げてきちゃってるからね。みんな。
それが、男性の場合だと
「ライターにならずにブログで(マネタイズや人気取りも含めて)頑張る」
「ライターはライターでも面白い方に加担して、お金だけでは書かない」
「お金に偏るにしても、アフィリエイトとして有用なものを作ることで、その分野での情報の価値は維持しつつ、マネタイズとの両立を図る」
など、色んな対策を取りながら、有益な情報が書ける技術や環境を潰さないように潰さないように模索してきた人を見てきたわけだ。
女性でもいないわけではないと思うんだけど…なぜか発言力のある女性ってこの辺のバランスを取る前に安直にライターする人が悪目立ちするんだよなぁ…。
ちきりんさんも、トイアンナさんもなんか、平気でファンを裏切るというか、言ってることに対する割り切りがドライすぎてついていけないんだよね。
「それを優秀と社会ではいうの。青二才さんはそういう所で青二才だから、人と仕事をすると病んでしまうか、ドロップアウトするかしてしまうんでしょ。」
はい、仰るとおりです。
僕が間違ってるし、彼女達が正しいです。
たださ、強くて正しいだけの奴が勝っていく世界の中で、強さも正しさもない人間は、この生きづらさをどうしたらいい?
答えなんか、求めてないよ。
僅かな仲間…生きづらさと挫折を共有してる人間を連れて、
でも、一番前を歩くことに孤独感と使命感を感じながら
歩いていきますよ。
正しくないのはわかってても。
自分たちなりの楽しさを作らなきゃ居場所がない人たちのために。
…いや、それももちろんあるけど、結局は自分のためか。
自分がニュースを見て、頭の悪い人を見て、
あるいは虐げられて、あるいは逆に自分より優秀でない人が生きてて…
感じ取ってくださいよ。
もういっぱいいっぱい。
かれこれ小一時間締め方を考えてるけど、謎ポエムの羅列だけができていくだけ。
才能ねーなー。やんごとなき感じに、✕してくれねーかな。
ちなみに、トイアンナさんは6月半ばに本を出すそうです。おめでとうございます。
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言いたくないけど、北条かやさんはトイアンナさんみたいな人に消されちゃうんだよ。
結局、勝てないんだよ。病んでる人はリアルのお付き合いが絡む世界だと。