いいレビューを書くための3つのコツ

 

うちのブログはレビュー系記事が多いので、その際に気をつけていることを書く。
特に、人にブログを教えたり、昔の自分の記事を見て「コレは恥ずかしいからこうすべきだったね」と思うところを書いていく。

 

1、自分を高く見せようとしない

まずは、失敗レビューにありがちな3つの特徴。

言葉づかいや態度・立場が偉そう。物言いが上から

あたりまえのことだけど、本来はレビューする側よりも語るに値するものを作った人の方が遥かに偉い

なのに、Amazonや食べログで「相手の評判・売上を左右できる私達の方が強いのよ。お客様なのよ」と言わんばかりのレビューを多く見かける。なぜか個人ブロガーでも見かける。

影響力があるのはあなたじゃなくて、Amazonであり、食べログであり、ブログのインフラを提供してる会社だからね?そこ勘違いしてる人が多すぎる。そして、勘違いしたまま書いてるものは自分の立場を理解しないまま書いてるからイタイ!!

難しい言葉やよく知らない言葉は使われていて、読みにくい

最近知った言葉とか、よく調べてないのに憶測から出ちゃった言葉を使いすぎ。

憶測なら憶測で「〜に見える」「〜らしい」程度にちらっと触れるぐらいにしておけばいいんだけど…下手な人はそれができないんだよね〜。

引用が多すぎて自分の言葉や立場がなく、文章がぼやけている

今や絶滅危惧種だが、学者とか学者崩れのオタクの「つまんない文章」に多いのが、引用だけで文章を作るタイプ。…ちっともその人の意見や立ち位置がわからないようにぼやかしまくってちっとも会話が成立しないタイプ。

これらを避けるために

「自分を高く見せる」

「頭がいいとおもわれようとする」

「お客様だから何を言ってもいいという態度」

のをやめることを心がける必要がある。

2、自分の時間を語るべきだが、自分のことは語るべからず

そのレビュアーのことなんか自己紹介せずとも、その時間を過ごして何を感じたか・何を見てたかを語ることで、わかってもらえる。

…でも、(潜在的に)自信のないやつ・経験のないやつはついつい自分のことを語りたがる。

その場での体験や、時間をかけたこと・考えこんだこと・夢見心地であっという間だったことを語るのはむしろいいことだと思う。

自分の気持ちが動いたとか、それだけ自分の時間を費やした(逆にものすごく早く出てきてサービスが良かった)みたいなものは、基準として強さがある。

レビューをする上で、優劣をつけがたいものを語ることが多い。

おいしい、楽しいなどは感じ方が違うから、それを直接的に言うよりも具体的な数値のある体験・自分の引き出しの環境からみた新しさを語る方が強くなることがある。

「昼時には、並ぶ列ができてるお店。」

「でも、待った甲斐があって、待たされても納得できる味と接客で、ありがたい。この手の店は忙しいと感じが悪いお店・独自のルールで厳しく接してくる店もあるけど、それどころか忙しいのに明るくて、接しやすかったです」

「そのエリアに多いラーメン屋は家系だけど、ここはあっさりと澄んだスープ。だから、この辺を知ってればなおさら来てしまうんですよ…」

「どのメニューも美味しかったので、5回通って違うものをじっくり食べた上でレビューを書いてます。行った写真を御覧ください。どれも美味しそうでしょ?」

…とりあえず、自分の体験をつなげて「架空の美味しそうなお店」を書いてみました。

これは「自分語り」ではないんです。自分語りが入るとすると

「僕は塩ラーメンに目がなくてね…塩を注文してしまいました。

そして、あるとついつい塩ラーメンを頼んでしまう僕から見ても、コレはおいしーです\(^o^)/」

…言いたいことはわかるんだけど、塩ラーメンがうまいのか、この人が塩ラーメン通アピールしたいのかがよくわからんのです。(僕も昔の自分のブログでこんなの書いているけど…見かける度に「お前が認めたって別になんもねーよ」と自分で書いた記事にツッコミを入れてます…はい)

3、その作品の最も尖った所・似てるものとの違いを紹介する

レビューをより伝わるようにするためには、似たようなものとの違いを明確にすると、文章による説明が、より楽しい物になる。

ラーメンの話でいうなら、五反田駅には煮干しをふんだんに使うラーメン屋として「煮干しラーメン凪」と「きみはん」というお店がある。

凪のラーメンは強烈な煮干しの味がして、煮干しのうま味も濃いが「苦さ」も強烈にする。でも、きみはんは動物系のスープと割っているため、煮干しの濃さでは負けるものの、バランスのいい煮干しラーメンに仕上がっている。

五反田繋がりでいうと、大崎広小路駅の隣に「平太周」という強烈な油そばを出すお店があるが…ここの油そばは全く質感が違う。

普通のお店で油そば・汁なしはもっと釜玉うどんのような「茹で上がりのはんなりとした麺の食感を楽しむ食べ物」だが、これは予めお店側が出す前に麺に絡めた濃ゆい醤油味・油が熱すぎてやたらと高い保温効果など…本来油そばにないものを楽しませてくれる。

それどころか、味に飽きた時の調味料のケースまでついてきて、食べること自体が1つのエンターテイメントになっている。

量も多いし、油も多いから誰が頼んでも楽しめるわけじゃない。

だけど、アソコにしかない不思議な食べ物だからついつい頼んじゃうんですよね…。

興味が湧いた人は見てみてね:胃袋に自信があるなら、大崎広小路の「平太周 味庵」で爆盛油脂麺を食ってみろ! 

グルメだと近くのお店や、よく出てくるものと比べる。

ゲームだと、一番人気の作品やそのシリーズの前作との違い。

合コンや仕事など他人を批評する場合なら、

「年上なのに、腰が低くて対等に接してくれて話しやすい」

「チャラいところはあるんだけど、相手のことをみて気配りしながらのチャラさだから許せる(・好き・いい意味でチャラい等)。」

みたいに「言葉のイメージからマイナスを連想するもの」をからうまくプラスのイメージに結んでいくのもいいね。

どうぞ、実践してみてください。

レビューでも、世間話でも、プレゼンでも使えるテクニックだと思います。

文章自体の基礎ができてない人はこういうのを読んでもいいのかも。

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