この度、新卒5ヶ月で会社を退職したテツヤマモト氏。
そんな彼とは1回だけ会ったことがあるから…彼の話を少しだけする。
悲しいほどセンスがなく、痛い奴にしか見えない。でも…
…正直、僕は彼とのファーストコンタクトでの印象は
「センスねーな-コイツ」
「人のウケばっか狙って、滑るようなギャグを率先してやってかっこわりーな」
という、最低なものだった。
どのぐらいセンスが悪いかはこの動画を見てもらったらわかるよ…。
こんな悲しいスベり方したやつ、人生でもそうそう見たことがないよ。
(閲覧注意)トゲピーのモノマネ – YouTube
しかも、このセンスの悪さは今年の夏になってもあんまり変わってないようで、ポケモンGOに便乗した記事でも酷いスベり方してた。
(グロ注意!!)めちゃくちゃレアなポケモン捕まえたぜ! – 面白ハンター
今の20〜24歳のオタクじゃない形でネットに入ってくる人はARuFa氏やYouTuberに憧れて、顔を出して痛々しい芸を披露する事が多い。
彼もそういう奴の一人だと思ってたから、最初にあった時はあんまり評価しなかった。
ただ…最近になって、彼の痛々しさについて違う見方をするようになってきた。
「ひょっとしたら、【センスのない芸をしてまで悪目立ちしたい所】ではなく、【センスがなく、恥をかく芸を人前で率先して、何度も繰り返すことができるメンタルの強さ】にこそが彼の本質があるのではないか」
と思うようになってきた。
北海道では、率先してやり続ける人は強い!!
彼のビジュアルはむしろ音尾琢真に似てるんだけど、僕はどちらかと言うと
「元気くんからどうでしょう初期の滑ってた頃の大泉洋ってテツヤマモトっぽいよね」
と思ってる。
まず、テレビに慣れるまでの大泉はかなり滑ってたし、痛いやつだった。
どうでしょうの企画で言えば、「東京ウォーカー」以前の大泉洋は痛すぎて、見るのが辛くなるレベルだ。
ただ、初期のどうでしょう、デビュー作でもあるモザイクな夜では、他の人が絶対にやらないような体の張り方をして、テレビに出ていた!!
特に初期からのどうでしょうのファンには、大泉や企画の面白さよりも、出演者・スタッフが辛い目に遭うところが見たくて見てるところすらあるほどだ!
…元々そういう番組だったし。
僕は関西人だから、芸人の真似して目立ちたがる人、面白いことを言いたがる人なんか死ぬほど見てきた。
だから、テツヤマモトが大泉洋なのか、関西圏にいっぱいいるでしゃばりお兄さんなのかの判断に悩んで、最初は出たがりお兄さんだと思って批判した。
ただ、長い目で見ていくと、率先して辛い目に遭ったり、一般的なルートと違うチャレンジャーな方に行くのを見ていて「この人、ひょっとしたらすごい人なんじゃないか?」と思うようになってきた。
また、大泉洋の名前を出したのは、若手芸人以上に辛い目に遭うスタイルだけじゃない。大学の劇団での活動スタートで、劇団で認められてローカル番組にでて…という一般的には少し変わった経緯を行ってる。
テツヤマモト氏も、ブロガーが一般的に目指すアドセンスやアフィリエイトではなく、PR記事が多い。それも、独自に地元から拾ってきたPR記事もいくつかあり、その積み重ねてブログをマネタイズしたり、就職につながったりという普通とは違う経緯でブログを大きくしてきた経緯がある。
やぎろぐ達と同じ世代だから「互助会」とか「大学生ブロガー」とくくられてしまいがちだが、彼は完全な独自路線、独自のスタイルだから、他の人が成功する、失敗するということに関係なく、存在感を示し続けるだろう。
・たとえ面白くなくても、他の人がやらない/やりたがらないことを率先してやる。
・他の人が当たり前だと思ってる路線と違う路線、地元の小さなツテから地道にスタートしていく
このスタイルが、いい意味で北海道の大スターに似ている。
その大スターだけでなく、彼が話す周囲の人達(鈴井貴之、藤村D、パイ生地を練った店長。彼らのなんでも自前で作ってしまうところ)が物事をやり遂げる時に通る道にも似てる。
テツヤマモト氏自身は「もっとマイナー地域にも行って、そこの情報を書いていきたい」と言ってるけど、そのへんまで含めて、北海道らしいスタイルのブロガーのあり方を示していて面白いんじゃないかな?
退職レポート自体に、職場への感謝もきちっと書いてる点も含めて余計な敵を作らず、かといって長いものに巻かれず、いい距離感を保ちながら伸びていくんじゃないかな?
って、僕は期待してます。
散々、どうでしょうや大泉の話をしたので…。
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