ネットで同じ創作趣味の人と仲良くなるには、作品を完成させるべし。特にゲーム製作者はなおさら!

Twitter見てたら、こういう画像が回ってきた。

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ねくら on Twitter: “ゲ制登山。
…うーん、そういうことじゃないんだよ。

ゲーム製作者のフォロワーさんもいれば、一部面白い人のブログも目を通す身としては画像のように「ゲームを作ったらキャッキャウフフできる」みたいな論調はあまり賛同できない。

 

フリーゲーム製作者で、Twitterのフォロワー数が多い人がほぼいない。

フリーゲームの製作者で、僕よりもいる人は…もう、ここ数年のフリーゲーム好きな人なら知らない人はいないレベルの人達だからなぁ〜。

そもそも、Twitterやってる人自体も人気ゲームの総数に対して圧倒的に少ない。

そして、書籍化するほどの人気ゲームを作ってる人でも、フォロワー自体は意外と少なかったりするから…フォロワー数が多い人が少なすぎて、簡単に浮き上がってくる。

というわけで、フォロワーがぼくより多いゲーム製作者さんだけ紹介する。

まず、「黒先輩と黒屋敷の闇に迷わない」「カリスは影差す迷宮で」などの饗庭淵さん。(4800人)

ブロガーで言うと、ぼく(三沢文也)の4600人とか八木仁平(5300人)ぐらい。

WOLFエディターや片道勇者の製作者であるSmokingWOLFさん。(7898人)

奇しくも、はてな村長であるkanoseさんのTwitterが7902人でニアピン。

奇しくも、お互いが「界隈を作っちゃった人」同士!!
はてな村とWOLFエディター界隈じゃ、WOLFエディターの人達のほうがずっと評価されるべきな気がするので、いっしょにするのがSmokingWOLFさんにすごく失礼に思えてしょうがない(´・ω・)

ちなみに、知ってる限り最もフォロワーが多いゲーム製作者さんは獄都事変を作ったリンネ堂の公式アカウント(名義的には獄都事変にリンクをつけた)で33000人。

ただ、このアカウントは特殊。
つぶやきの中身やフォロワーを見た限り「ふつうじゃない手段」で増やした感じが出ちゃってるから。

ちなみに、ブロガーで言うと…フミコフミオ(26000人)が近いかなぁ…。

フミコフミオ以上となると…はあちゅうとかやまもといちろうで、これは倍以上の数字になるから、ちょっと…。

意外だったのは、HeroandDaughter、月光妖怪などで書籍化も果たしたtachiさん。(3100人)

ブログやゲームの更新頻度がケタ違いなのに、Twitterはご無沙汰気味だから、ゲームの評判の割にはTwitterは控えめ。

ブロガーで言うと、ヒトデ祭りくんが3800人だから近いかぁ…。

…Twitterのフォロワーがコミュニケーションツールの全てではないよ?

でも、良いゲームを作っている人でフォロワー数が多くないゲーム製作者さんはとにかく多い!
特に末端の方が酷くて、フォロワーが3桁前半なのに、賞取った実績がある人、活動歴がやたらと長くてゲームを人気サイトに紹介されてる人はいっぱいいる。ブロガーの末端でそういう人はほぼいないけどね。

ブロガーですら絵師さんやボカロP、実況者、歌い手やYouTuberなんかと比べたらフォロワーの増えにくいジャンルで、だいたい人気ブロガーで1000、2000ぐらいの人はなんと多いことか…。

だけど、ゲーム製作者はそのブロガーよりも更に増えにくい!!

1000、2000ぐらいの中間点の人はほとんどいなくて、3桁前半が大半。

3000を超えてる人は書籍化してるか、フリーゲームの歴史に残る大きなことをした人立ったりする!!

何が言いたいかといいますとね、

キャッキャウフフする仲間を確保するにも、ある程度の成果物や人気は必要。
特にコミュニケーションが少ない界隈であるほど、知ってもらうための成果物や作ったことのある人にしかわからない細かい話ができないとムリ

よく、作ったものをお互いに褒め合うばかりで大きな場所で勝負ができない人を「駄サイクル」なんていうけど、ネット上じゃダメなサイクルをしあう友達を作るにもそこそこの制作実績がいるんだよ!!

だからこそ、創作趣味に必要なのは下手な時に見てくれるリア友

ゲーム製作者さんの場合どこまで当てはまるのかわからない。

だけど、自分がやり始めた時にネットではなく、学校や地元などリアルでつながってたリア友が応援してくれなかったら、多分ブログを書き続けられなかったと思う。

僕はひとりで過ごすこと自体は平気を通り越して「大好き」なぐらいの人間だ。

でも、これが創作になると…やったことないことや勉強する最中に自信をなくしたり、考えすぎて深みにハマって、完成させられずに「エターナル海」に落っこちてしまうことが多々ある。

でも、一人では海に落っこちる僕にそれらを教えてくれる人・励ましてくれる人・いい悪いをはっきり言ってくれる人を、ネットで求めるのは酷だし、そもそも来ない。

…でも、ブログを書くことだけは5年間続いてる。

これは、高校1年生の時にメールマガジン方式で送った日記や、ブログをはじめる前に書いていたmixi日記の記事を褒めてくれた人がいたから続けられる。

現物はケータイとともに処分したからもう見られないけど…きっと今見たら顔から火が出るほどヘタクソなものを、

「文才がある」

「面白い」

「楽しみにしてる」

「今日のこと、日記に書いて送ってよ」

と言ってくれた人が最初にいてくれたから、その人達の顔や印象を胸に秘めて書き続けることができてる。(そのことがいらない思いあがりをさせた部分もあるけどね)

mixiが急速に廃れてしまったあと、僕ははてなブログの前身である「はてなダイアリー」という場所で、ヒットするまで1年間鳴かず飛ばずで記事を書き続けられた。

人気になってもブログを書くことに疲れて辞める人がいる中、人気がなくても書き続けられたのは、人数が少なくても、何も反応してくれなくても実は読んでくれてる人が目に浮かぶような体験をしてきたから。

同学年に向けて書いてるものが知らぬ間に先輩に転送され、顧問に読まれ、顧問が担任に読ませて…知らない間に、学校や同級生の間でファンが積み上がっていく体験をしたから、孤独に耐えられた。(今思えばすご~く恥ずかしい物が転送されてたんだと思うけど…まぁ、なんというか、それがオフラインな友達関係でよかったなぁ〜♨

小さくてもいいから、リアルの場で自信になる、やり続けられる体験をしておかなきゃ、ネットで趣味友と盛り上がることは難しい。

ネットで1作目から大ヒットすることはどんなジャンルでもほぼ無い。

特にコミュニケーションが少ない界隈や、ひと目でわからないようなジャンルの作品は評価されるまで時間がかかる。

そういう界隈に於いて、ネットでキャッキャウフフできる人は実績がある人であることが多いように思う。

そして、その実績を得るまでの初期段階に必要なのは、ネットでどう振る舞うかよりも孤独に何かを完成させるだけの自信や、励ましてくれる友達の存在だ。

…楽めるかどうかも、もちろんあるよ?
でも、作るという決められてるレールを走らない楽しさは、脱線したり、事故ったりするからそれらを我慢できる強さか、それすら楽しいと思えるバカになれる人か。

じゃないと作ることを楽しめない。
ましてや、その楽しさを知り尽くさないとそれを語り合う他人の存在なんて…。

最近だと、UnityやWOLFエディタを使ってスマートフォン向けゲームを作る人が多いんだけど…そういう人を見てもやっぱりフォロワーが少ないんだよなぁ〜。

ゲーム投稿サイト以上にコメントをもらいにくいから、そういう人は自分の作った/作ってる作品の話を、ネットではほぼほぼできないよねぇ…。

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