まだ「ベータ版」という建前ながら、豊富なステージが楽しめるタワーディフェンスゲームがスマホアプリにあるため、紹介したい。
概要
基本的には「マップ上のお城を守る」ゲーム。


なにしろ全8種類の職業を持つ様々なユニットと、そのユニットごとに多彩な武器が装備できるため、組み合わせは相当な数になる。
変わり種でいうと、「砲台を立てるだけ」のお仕事もある。
そいつだけを使って、ステージを要塞のように作りこむこともできる。

・通常ステージが37個
・「ナイトメアモード」と呼ばれる高難易度バージョン
(※現状は5階までで、鋭利製作中らしい)
・「ダンジョン」と呼ばれるエキストラステージ
(※現状では8回までだが、バージョンアップで増えていくらしい)
・ベータ版限定(予定)のおまけステージが14個
(※難しめにつき要レベリング)
あるため、心行くまでタワーディフェンスゲームが楽しめる。^
DLはこちら
Google Play ディフェンダーズ サーガ – Google Play の Android アプリ
課金要素よりもやりこみ要素重視のタワーディフェンスゲーム
ゲームとしてはお城の耐久力以内に守りきれば、こちらの勝ち。
さらに、お城が無傷だと課金アイテム「ジェム」がクリア報酬として入る。
それ以外にも「ジェム」は条件を満たす度にもらえたり、手に入ったレア武器・レアアイテムを売りに出すともらえたりするため、無課金でもジェムがかなり手に入る。それも、実質無制限に手に入るから、課金要素があるゲームでありながらお金がかからずに楽しめる。
その代わり、必要なのが大量のやりこみが必要なゲーム!!
ジェムでキャラクターを手に入れたばかりのうちはレベル1であること、ステージによって必要なキャラクターが違うことからまんべんなくレベリングしておく必要があるため、やりこみが求められる。
また、最近のスマホ系ゲームによっては「課金がレベリングを手助けしてくれるゲーム」はあるが、レベリングの手助け要素がないのがまた、いい!
あくまでプレイ時間と戦略がないと攻略できない所がいい。
しかも、その戦略も装備との組み合わせ次第なので、自分の好きなキャラを使い続けたり、攻略サイトとは違う戦術を自分で開発することでクリアすることもできる。
そうしたやりこみせっていもさることながら、ゲーム画面のドットやキャラクターのイラストの雰囲気も…すごーくフリーゲームっぽい。
そのため、パソコンにWOLFエディタのゲームをインストールしてプレイするような人が好きそうなゲーム!!
そして、その人達が好きそうな「アイテムのコレクションやキャラクターのコンプリートには課金が必要だけど、クリアはあくまでゲーマーの実力と根気に委ねられた構造」になっているところがコアで古株なゲームファンととても相性がいいのではないか?と感じられた。
「難しさ」の出し方が多種多様でやりこみがいがあるゲーム
ルールがタワーディフェンスだが、その中で難しさの出し方が色々と演出されるのがとても面白かった。
・初見では気づきづらい刺客からの攻撃
・攻撃範囲や攻撃スピードがないと乗りきれないほどの雑魚キャラの大量投入
・お城までの距離が短くて、高火力なキャラ・装備が求められたり
・敵のユニットの種類もそこそこあるため、相性が良い悪い/スピードが早い遅いで同じように強い敵でも、違う対策が求められる
など難しさにもバリエーションがある。
料理で言えば、山椒の辛さもあれば、唐辛子の辛さもあるし、わさびの辛さもある。
しかも、それらを臨機応変に、料理に応じて使いこなせることこそ、肝心!
しかも、辛いだけじゃなくて、必要なうま味とセットで辛いことが大事!!
「みんなが求められる激辛」はなにも調味料を詰め込むことじゃないよ!!!
その辺をきちっと理解してないゲームはレビューしづらい。
やり込む価値もないし、長々とプレイしても新しい発見が見いだせないから。
ゲームをやり続けるためには、新しい発見や達成感が必要なんだよ…。
そのことを理解したゲーム製作者のやりこみゲームはバランスの良さやセンスがある。
たとえベータ版であろうが、ベッタベタでありふれたジャンルのゲームだろうが、いつまでもプレイしたくなるゲームを作ってくれるからねぇ〜。

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