4ヶ月で大学を中退し、起業した大学生が話題になってる。
4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。 – いしだの話
「レールに沿ったつまらない人生なんかもう嫌だ」
というどっかで聞いたことある言葉がタイトルについてるので、「TUBEかな?」とか「『俺はピエロ、ひたむきで滑稽な逃亡者』ぐらい言って欲しかった」冗談を言いながら調べたらこんなものが出てきた。

とんだピエロだよ!!
ひたむきでも滑稽でも逃亡者でも何でもなく、ただ「友達が欲しいけど、周囲に気が合うやつがいないとかなんとか言ってお高く留まってるだけの意識高い系」じゃねーか!
ピエロはピエロでも、自分自身にすらペテンをかまして意識高く振る舞ってる種類の人間じゃねーか!!最悪だよ。
自分にすらペテンをかけちゃってる種類の人間って、自分から根拠のない自信を振りかざして他人を攻撃したり、安全策を取ることを放棄したりしだす。
どんな分野で起業するかは伏せているものも、彼自身こんなことを書いてる。
自分を変えたくて大学では他の誰もしないようなことをして皆を見返してやりたいと思い、必死にその方法を探しました。
探していると、ブログでお金を稼げることや実際に何百万も稼いでいる人がいることを知り、
「ブログで月商100万稼げる?大学生で100万稼いでいたらすごくないか?」
これなら自分にもできそうだと思いました。
そんな思いで大学と一緒にブログをはじめ、
いろんな情報に触れたり、たくさんの人を見てきたことで大学に行くことや周りと同じことをすることが正しいことじゃないことを知ったんです。
そして自分の意思もなく、レールに沿って生きることは間違いだということにようやく気づくことができました。
まずはこの言葉から贈りたい。
村上龍は「小説家は最後の職業」と言った
13歳のハローワークの公式サイトに載ってる原文にはこうある。
13歳から「作家になりたいんですが」と相談を受けたら、「作家は人に残された最後の職業で、本当になろうと思えばいつでもなれるので、とりあえず今はほかのことに目を向けたほうがいいですよ」とアドバイスすべきだろう。医師から作家になった人、教師から作家になった人、新聞記者から作家になった人、編集者から作家になった人、官僚から作家になった人、政治家から作家になった人、科学者から作家になった人、経営者から作家になった人、元犯罪者で服役の後で作家になった人、ギャンブラーから作家になった人、風俗嬢から作家になった人など、「作家への道」は作家の数だけバラエティがあるが、作家から政治家になった人がわずかにいるだけで、その逆はほとんどない。
「ブロガー=作家」といえるのか微妙だが、作家のような側面を持った人達ではある。
また、自分のサイトを少しはカスタマイズして使っているのだからウェブデザイナーのような側面もあるといえば、ある。
ライターしかやってない人は自分のサイトをうまくいじれない人、デフォルトのままの人が意外に多く、自分のサイトをカスタマイズできることやアクセス分析ツールがちゃんと使えることも、ブロガーならでは…といえば、そうなる。
ただ、資格職ではないから「ピンきり」なのだ!!
文章がキチッとかけている人ばかりでもない。
サイトのデザインが優れている人ばかりでもない
それでもブロガーと名乗れる。
それどころか、プロブロガーという言葉を広く普及させるきっかけになったイケダハヤトは稼ぎの大きさをプロかどうかの基準にしている。
そんなわけで、ぼくはブログで生計を立てています。
だから、「プロブロガー」です。シンプルですね。
売上が15万とかだと流石に家族4人は食っていけないので、そうなったら「アマチュア」です。
月商300万クラスの現役選手が語る「プロブロガー」の定義。 : まだ東京で消耗してるの?
イケダハヤトは他にも
・アーティストとしての自覚はあるか
・長時間書き続けられるかどうか
・孤独であるか
などの条件を挙げてるが…どれも精神論や主観論であり、客観的な手続きを踏んでいない。
大学に学校に行くのは、「学校を卒業した」という資格を取るためであり、同時に大学の中で手続きを踏めばもっと多くの資格を取れるわけで…。
当然ながら、無資格で誰でもなれるお仕事よりも、資格がないと慣れない仕事の方が門戸が狭い分だけ、お給料は平均的に高くなる。
もちろん、あくまで平均だから、苦労して弁護士になっても食べられない人や、医者になっても体壊して仕事どころじゃない人はいるから資格=成功でもお金持ちでもない。
大学に入るまでを「レールに沿った人生」なんて言ってる奴に言いたいね。
それは「人の道」であって、「職業の道」ではない。
高校でも大学でも卒業してやっと人間。だから、この国では18歳未満は保護の対象とされることも多い。
レールに沿ったつまらない人生もクソも、大学に入って、自分の道にあった資格なり、授業なりを受けて、その後に職場に入ってからが本当の「レール」なわけですよ…??
そういう意味でブロガーって最後のお仕事だから
病んでしまってとても他の仕事ができない人とか、
今の仕事や内定できた職業で豊かになれなかった人とか、
そういう人がやる「ワケあり」な仕事なんだよ…。
だって、考えてご覧なさいな。
ブログで儲けることについて「僕にでもできそう」なんて彼も言ってたけど、そんな誰にでもできそうな仕事で、実際に資格も投資もいらない仕事なら新規参入も多く、競争も激しいんだよね…。
…加えて、検索エンジンにせよ、表示するものがパソコンやスマートフォンといった機会であるため、技術確信は日進月歩。
いいモノ書くだけじゃダメで、技術的な適応力も必要だし、敵に対してどう対処するかという人当たりも必要になるから…なれたとして続けるのは難しいのよね…。
そんな不安定かつ、最後の最後にやるべき仕事であるブロガーをだ!
チャンスも選択肢も多い大学生が、自ら自分達の周りにある命綱・機会・選択肢を捨ててでもやる価値のあるものなのか!?
僕が聞きたいのはそこなんだよ!!
僕が言いたいのはそこなんだよ!!
ブログのために何かを犠牲にするな?
「元々価値なんてない」と音楽の世界でボブ・ディランが言ったそうだが、ブログ上のテキストだってそうだよ!価値なんかねーよ!!
なくたって生きていけるものなんだから、余裕がある人が俺のサイト経由で物買ったり、契約したりしてお金を落としてくれたらいいし、それ以上が望めない立場だよ!!
もっと価値のある仕事につける可能性、あるいは価値を積み上げた後にブログを書いてブーストさせる可能性を自分から捨てるな!!
レールに沿ったつまらない人生に見えるかもしれないけど、上っ面のかっこいいだってつまらないことの積み重ねでデキてるんだよ!!
どこの世界だって同じだ!!雑用と雑談と雑務とムダとも思える試行錯誤を経ないとクリエイティビティなんて出ねーよ!!
いいか?大学生ども!!
お前になんか価値はねーよ!!
でも、お前は6〜18歳の12年間時間をかけて大学に行く手続きだけはしたから、大学に通ってる分だけの選択肢とセーフティーネットとツテを持ってる!!
そこまで来るまで、そして来てからもつまんないことはあったと思うし、今現在がつまんないとも思う。
だがな、そのつまんなさと煩わしさも「手続き」なんだ。
世の中の人間がお前に価値があると錯覚するために必要な言い訳を作る時間なんだ。
それを簡単に捨てるな?それはお金で買うとものすごく高いし、一度来た道を引き返そうとするとすごく大半だから、簡単に引き返すんじゃないぞ!!
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なんか、ブログを教えた時にお会いした新卒君も、危うい感じだったなぁ〜
思わずキレてしまった程度にはすごかった。