マンガ「はっぴぃヱンド。」は…楽しい夏の物語です。

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表紙が好きで手に取ったのです。

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わかります?このlainとか灰羽連盟を彷彿させる安倍吉俊っぽいのタッチ。
マンガ選ぶ時1つとして基準として、【絵柄がユニークな人】というのがある。

なぜなら、表紙や画風に凝ってる人は演出全般…いや、ものづくりの姿勢自体にも一手間加えたこだわりの逸品を作ってくる人が多いからだ!

この法則に則して
この絵で、ただのほのぼのってことはないだろ!
と思って購入。

予想通り、後に作品を読んでから表紙を見返すと、この表紙にもトリックが仕込まれていることに気づくため、「さすがやなぁ~」と驚く。

…いや、表紙だけじゃない。3回ぐらい読み返すと
「あそこの伏線がここで」
「この設定にはちゃんと意味があって」
「あーこの番外編でのキャラの出し方は、この話を読み解くために説明になってる!」
と、色々なところで気づかされる奥が深い作りになってる。

1巻時点で「このペースでキチッとした作品を描き続けたら、話題にもなるだろうし、原作のストックがたまってきたらアニメ化もされるだろう」とすでに期待しまくってる作品だった。
後に5巻まで続くけど大満足な終わり方でキレイに終わって、作者は精力的に次の連載もすぐに開始している。

概要

主人公は東京から田舎に転校してきた女の子。

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田舎での日々を楽しんでは、それを日記にしてました。

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 ところが、引っ越してきておおよそ1ヶ月…この村を出ていくことに

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 …なるはずだった。

 

…あれぇ?

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やり尽くされたジャンル。でも、追随を許さないほど洗練された作品。

めんどくさいアニオタが好きな
「ほのぼのと見せかけて、同じ時間を何度もやり直す系(ループもの)」
の作品。

古くはビューティフル・ドリーマー、近年の有名作品だとまどマギでやられているほのぼのがちょっとづつ怖いものに変わっていくタイプの作品。
それまでがすごいかわいくても、SFやサスペンスとしてすごい仕掛けが組み込まれているような作品。

名作が多く、オタク達の目も肥えているジャンルだが、「この作品はいいよ!」と興奮気味に勧めてる。

まず、その作品が成り立つために時代設定がすごい。

まずは、敢えて携帯電話やネットが普及していない時代に設定。
今だったらネットでなんでも買えるけど、(田舎の人が持ってないものを持ってることで)都会っ子設定が生きるようになってる。

ちなみに言葉を聞いている限りは舞台は九州の、それも海が出てこないから山奥っぽい。
次に、作者の画力が高いことを活かし、ほのぼのテイストの画風から、ホラーへのテイストのタッチへの落差を大きくしてる

かわいくて表情が豊かなところから、いかにもなホラーの絵柄に変わった時にすごく怖くなる!
さらには「台詞による伏線」「表情によるダブルミーニング」も複合的に作品の中に仕込まれていて、読み返した時の驚きがすごい。

その仕込みのクオリティがすごくクオリティが高い。
2回3回読み返すと発見がある。、作品の中を何本かの線が張り巡らされているような構造に仕上げている。

だけど、1回目に読んでも不自然さがないから、読み返した時にも「深読みしすぎかな?」と悩ませる感じのシーンが多くて、作品を考察するのも楽しい

…と、色々言ったけど、僕の中では

「読んでよ!」
「何回も読んで!!」
「続きもしっかり読んで!」

というのが、心の叫び。
ちゃんと面白くなるし、回収されるから。

読みながら閃く・繋がる感覚は読んだ人にしかわからない

もうね…色んな褒め方はできるけど、結局は作品の完成度の高さは読むとどんな褒め言葉も陳腐にしかならない!!

「こんな感じ」とか、「ここがよかった」とかいくらでも言えるし、説明したことを何となく伝えることは言えるよ?
でも、結局は手にとって「こことここがつながるじゃん!」「え?この話ってまさかここから始まってる!?」みたいなことを衝動的に読み返す感覚を味わってほしい!!

 この作品にはストーリーや、絵柄や、細かい設定がキチッとしているからこそ「読んだ人にしかわからない閃き」「読んだ人だけが掴み取る快感」がある。

数学の問題やパズルを解いた時のような…頭の中でバラバラだったものが読み進めて読み返していくうちにひとりでに組み上がっていく心地よさ…これがいい!!

この気持ちよさって口で入り口だけ説明してもわからない部分がある。
だから、「読まないとどうしてもわからない」というしかない。
読むうちに自分の感覚がどんどんマンガに動かされて行く新鮮さと爽快感が、この作品の真髄だからそれはしょうがない。

わかりやすくほのぼのしていて、絵もキレイな作品ではあるけど、その奥に何倍も掘り下げられる世界が広がっている。ホラーとほのぼのがお互いの存在を引き立て合ってるから、読めば読むほど「洗練されてる」「すごい」ということばがよく似合う仕上がり。

しかも、5巻続いても絵のかわいさ、ストーリーのスケール感、これが減速せずしっかりと拡大し続けるところが素晴らしい!!
1巻読んで、このゾクゾクする感覚と絵柄にハマったら5巻まで駆け抜けてほしいよ!!

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◆関連記事:完成度が高くて洗練されたマンガ

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