恋を成就させたかったら恋愛本とか読むな!!〜恋愛オタクなんか永遠に、自己満足の螺旋をまわってろ〜

 

(同作者の別作品である)「かくかくしかじか」がいい作品なのに終盤を読んだ時にもやもやしたので、読まないと決めてた東村アキコの東京タラレバ娘を試し読みした。

 
読まないと決めたのは、嫌いな女性恋愛ライターが相次いで推してる作品だから読む前から「ケッ」と思ってたことと、あらすじを読んだ時に「死ぬほど女々しいクソ女の話じゃないか!」と思ったから。

とは言え、かくかくしかじかで作者の力量は知ってるから「面白いなら買います」ぐらいの期待をして読んだんだけど…まぁ、ダメだった。

そして、タラレバ娘を読んだ途端に…っていうか、もう「タラレバ」言ってる30代前半が「娘」とか形容されているタイトルの時点で気づけよって話なんだけど

「この人達って大人になれない自分を悪くないとか、男のせいだとか言いたいがために恋バナしとるんやなぁ…恋が成就するとそれはそれで困る人らなんやな。」

と思った。

 

 だって、恋が成就したかったら男の悪口言ってる場合じゃないよね

一般論ではなく、東村アキコ作品である「かくかくしかじか」がその通りのテーマで描かれてるから「作者自身が、または作者単位でファンの人ならわかってる話だよね」というニュアンスでかくかくしかじかの話を出している。

 
かくかくしかじかの内容は

「とにかく描け」

が口癖の鬼コーチにビシビシにしごかれながら美大に進学したり、マンガ家として一本立ちする根性やスキルをつけて身を立てていく東村アキコ本人の自伝マンガ。

で、「作品終盤もやもやした」と言ったのは、「私はそんなに強くないよ」みたいに言ってる自分と、マンガ家志望のワナビーくんに「描いてから出してこいよ」「描けないのは描け!って先生に言われた時に描けなかったからじゃ!」という自分をずる賢く使い分ける描写を美談っぽく…。

いや、悪意のある言い方をすると「私は悪くない。強すぎる先生と、弱すぎるワナビーが悪いんだ」みたいな態度がマンガににじみ出てきてた途端に、作品としての後味が悪くなって読むのが嫌になってしまった。

もう一声だけ悪意を突き詰めると、 「この人は先生と向き合えなかった過去の逃げ腰で高飛車な自分がかわいくて…罪悪感は供養したくて、こんなマンガ描いちゃったんだな」と気づいた途端に、僕の中でマンガを燃やしてやりたいぐらいの嫌な気持ちが…溢れ出してきた。

いや、現実には「燃やす」のはめんどくさいからブックオフ行きですが…。

一方、東京タラレバ娘という作品は、

「先生にしごかれながらも、べそかきながらついていってる彼女」

ではなく、

「結婚できない・モテない私に罪悪感。でも、そんな自分がかわいい」

みたいなところにフォーカスが当たってて、すごく嫌いだった。

名誉のために言っとくけど、作者は結婚してるし、子どももいる。つまり、作者本人にそういう過去・志向はあっても、現状の作者はタラレバ娘そのものではない。

つまり、「これを読んでる・共感してる類の女性は本気でキモい」し、男の場合は「悪趣味」だし、そういうものを作品として表現しちゃう作者は性格悪いなあ…と。

ポリコレ的に規制することには大反対だけど、個人の感想として

「キモいから、かかわりたくねーな」

「あんなの5巻も6巻も読んでる人間はそもそも幸せになる気がないんだな」

みたいな気持ちにはなった。

いやいや、女同士でくだ巻いてるのが楽しいって話なら止めませんよ?

男同士で盛り上がっている時に美人の店員さんと目があった時に「あの女、俺に気があるぜ」とか言う程度のノリでしかモノを言ってない…女版セクハラトーク以上でも以下でもないってんだったら止めませんわ。

でも、答えは誰よりも東村アキコの他の作品を読んでいけば、書いてあるよね…。

恋愛に必要そうなこと…それこそ、出会いの場に行くのか、自分磨きなのかはともかくとして、「とにかくぶつかれ!」と。

オタク談義してるだけで作品ができあがったり、出版されたり、人気が出たりするわけがないんだから、オタクが作者や一目置かれた書き手になりたかったら、書いたり持ち込んだりすべき。

恋愛オタクとて一緒。女友達と近況報告してたってなんも変わらないんだよ。男がいる場所に行くか、ウケそうなことを磨くか、アレコレ色んな人にあってどの辺と合うかとか…まぁ、やることはあるでしょうね。

それが、「過去の自分の勘違い女っぷりの罪悪感を供養したい」みたいな動機ではなく、前向きにきちっと恋愛したい人ならさ。

タラレバ女子の正体

ましてやだよ?

そういう女から、「妖怪男ウォッチ」とかなんとか言って、 男の悪口だけで本とか作られてたと思うと「うわ、なんだこの人生単位で後ろ向きな人間。こいつこそ、なんかしらの妖怪じゃないか!」としか言えない。

こんな本出した人がだよ?

一応、引用のために本のタイトルと見出しを出したけど、 中身は各種類の男のダメなところ、ダサいところをダメ出ししていくというすごく悪趣味な本だから、ホント買わなくていいからね?

そんなのよりもおもしろいマンガ・ためになる本を10でも100でも紹介してあげるからそんなばっちい本買うんじゃないよ?

そして、そういう人が東京タラレバ娘のファンで、ちょくちょくブログの中で引用してるから、怖いのなんのって…。

東京タラレバ娘 の検索結果 – 妖怪男ウォッチ

お前自身も妖怪じゃないか。

いや、女の人を無鉄砲に妖怪呼ばわりすると女性軽視だって怒られるから、少しいい方を変えよう。

怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

ニーチェ名言集|世界傑作格言集

つまり、本来なら女性を怪物呼ばわりなんて失礼なんだけど、女の人が表立って男を怪物呼ばわりしてニタニタしているような人は…自分もまた怪物になっていることもあるし、そもそもその「妖怪」呼ばわりしている相手からもチェックされたり、文句言われたりするんだよね。

外資系OLの頭のいい人なんだから、悪趣味にわかった上でやってるんだろうけどさ…。

というわけで、恋愛の本や、女性誌、女性向けコラムから卒業しよう

恋を成就させたかったら…というか、パートナー見つけて幸せになりたかったら、妖怪女たちがいう「普通の恋愛」なんて幸せの青い鳥を追いかけてないで…本に書いてあることを気にしてないで、自分でキチッと考えて自分できちっと失敗するべき。

そりゃ、前にも触れたけど、男は20代でも交際歴がない人が過半数。だから、恋をするまでが男の場合はまずハードルが高い。

でも、女の人の場合は交際経験のある人のほうが多く、「普通の恋愛」を求めてああでもないこうでもないと言った人が結局は残ってしまう。(持てるとか付き合うとかのハードルよりも「続ける」ことにハードルあり)

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20代男性の53.3%が「交際経験なし」 恋愛・結婚意識に「年収」は影響大 – ITmedia ビジネスオンライン

よく女性向けの本の中では「普通ではないダメな男を好きになったショックで自己肯定感が低くなってしまってる」みたいなことが書いてあって、女性向けの本になった途端に

・親のせいにすればいい

・こういうダメな男がいるんだ

という話になるんだけど…まぁ、そういう本読んでる時点でろくなことないわ。

そして、そういうメディアが世の中で「恋愛本」扱いになってるから、

「実態は男の悪口言ったり、自分の男への恐怖心を積み上げて、私が結婚できてないのは正しく男が悪い・親が悪い」

という話がやたら多いから…もやもやする。

もちろん、本当に大真面目に

・何を着ていけばいいかわからないし、服で自己表現できないからファッションの勉強をしよう

・アレはどうして欲しかったのかよくわかんなかったから心理学やその性別の人が好きな作品を参考にして、人は共感や嫌悪感をどうやって形にしてるかを知りたい

・デートしたり、遊びに行くのに面白そうなものをあれこれ調べたい

とかは、わかるんだよ。

ただ、恋愛論に限って言えば、「恋愛オタク」「恋バナおばさん」になっていくだけ。

あー…念のため言っておくけど、男がナンパノウハウとか恋愛本見て自信をが湧いたりするのも一緒ね。

特に男の場合、理系以外は本業がしっかりしてれば、女の子との会話は増える。
逆に理系やオタクがナンパや恋愛指南書通りの女と会話してもそれ以外の会話ができないならなんの意味もない。

結局は、小手先論にすがらず基礎力をやれってんだ!

妖怪男をウォッチする覗き女じゃなくて、かっこわるく当事者をとにかくやれよ!

それは、ナンパだとか合コンだとか特別な場所じゃなくて、普段の本業でやれ!!

悪い意味でのオタクにはなりたくないものです。

むしろ、先駆的に色んな物を探したり、知ってたりする「通」「ディープ」という意味 でオタクではありたいよ!
だけど、恋愛論のオタクって恋愛に対してむしろそうじゃないからダメ。通ぶってるか、入り口でダベってるだけ。何一つ始まっちゃいない。

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