【5・6話感想】バチェラーが示す「女にウケる女はモテない」という残酷な真実

 

アマゾンプライムビデオで話題の「恋愛リアリティ番組」の最新話で、驚愕の展開があったからそのことについて書く。

バチェラーって何?

「バチェラー」と呼ばれる男一人を、女25人で奪い合う「恋愛リアリティ番組」。

デートしたり、パーティーをしながらの共同生活。
1回の放送につき、女の子が2〜3人づつ選ばれず、パーティの場から去っていく。

最初は25人が不自然なほどきらびやかなドレスを着て男の気を引いたり、機嫌をとったりしていたため、「恋愛リアリティ番組」と言われている割に、画ヅラがキャバクラや大奥みたいになって、悪趣味で世知辛い空間になっていた。

しかし、3月17日時点の最新の放送では、参加者も10人まで絞り込まれ、女性達のキャラクターや特徴が鮮明になってきている。

視聴者にも参加者にも女の子達を応援する気持ちが湧いてきているが…2人脱落のルールは変わらない。

 

「婆さんは用済み」になりはじめて来ている

バチェラーには21〜33歳まで、様々な年齢の女性が参加している。

そのため、21〜24ぐらいの若い子組、27〜33ぐらいの年増組として扱われてしまう。

バチェラーは35歳なので、どの子を選んでも年下になる。
だけど、テレビで見る視聴者はバチェラーが他の女の子と話している間の、女性同士のやり取りもみているため、明確に「アネゴ肌・大人の女性」と、「子どもっぽい・天真爛漫キャラ」の2つに分かれてしまう。

…というよりも、人数が減ったことで「印象に残らない・会話が弾まない女性」を脱落させてきた結果として、

・「女性陣も、バチェラーも頼りにしているし、視聴者からも慕われている年増組」
・「バチェラーが本気で好き、最後に選ぶか悩んでいる若手組」

の2種類が浮き彫りになってきている。

そして、12人まで減った前回、10人まで減った今回でバチェラーは「年増組」の中でもリーダー的な人を切り始めた!

そのため、視聴者のリアクションをツイッターで追っていると次のような感じになっている。

「ロリコン」問題はあとで深く突っ込むとして、アニメオタクとして僕が連想したのは、

「碇所長がそう言ってるの…。婆さんはしつこい、婆さんは用済み

というエヴァンゲリオンのセリフだなぁ…。

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ばあさんは用済み / ぴんべぇ(跡地) さんのイラスト – ニコニコ静画 (イラスト)

言われた状況もそっくりなんだよ。

自分の地位を気づくために惚れている女を利用するだけして、自分の地位が盤石になったころ、自分に貢献している女性に対して、碇所長が言った陰口。

それが、「婆さんは用済み」。

バチェラーでは人数が多すぎて、人間関係がギスギスしているときには、散々KONANとか鶴さんとか…年配のまとめ役の女性に頼り倒しておきながら、人数が減って・女の子同士がまとまってくると「頼れる女」を早々と切ってる。

「頼れる女」こそ、同性に信用されるいい女であり、面倒見のいい女性である。

特に「鶴さん」は泣いている女の子のフォローをさせた(本来なら立場が弱いはずなのに、パワーバランス無視してバチェラーに進言した)り、彼へのプレゼントも「形の残るものなら辛いから」とか言って、敢えて形に残るものを避けたり…すごくできる女性だったんですよ…。

鶴さんについては本当に幸せになって欲しい。バチェラーでは分が悪いけど、本質的にいい女ってああいう人だと感じるシーンがいっぱいあった。

KONANさんはKONANさんで、困ったときに頼るために頻繁にグループデートに連れ出したり、してきた女性なんだよね…。
この人もアネゴ肌だから、気の弱い・女性経験が少ない男性からは苦手意識を持たれやすいけど、本質的にいい女なのは、彼女。

そういう人が「婆さんは用済み」と言わんばかりに、切られ始めているのが…女性から大顰蹙であり、男の俺から見ても「女の趣味が悪いなぁ…」と感じた。

久保さんはロリコンなのか?「婆さん」に勝ち目はないのか??

ここからはバチェラー見ている女性たちに説明する意味で書く。

そのため、男が読むと「だよね〜」って言い分だけど、少しお付き合いを。

まず、抑えてほしいのは「男の方が強い立場の時、男はロリコンになる」ということ。

で、バチェラーに出てくるような男はそういう男しか出てこない。

もっと男側の立場が弱い(自分ではできないこともある)と「稼げる」「頼れる」「一芸に秀でている」といった、アネゴ肌の女性に分があるような条件を相手に求める。
中間的…または少し弱い立場の男性と交際する際には、アネゴ肌も年増もそんなに不利にならない。

…ただ、今回みたいな場合は違う。

男の方が大抵のことはできてしまうし、お金もある。
だから、女性に求めることが「頼ること」ではなく、「一緒にいて楽しいこと・癒やされること」に絞られる。

「一緒にいて楽しい・癒される」をもう少し細分化すると

・外でも一緒に遊べるぐらい健康で明るい
・話しやすさを感じるほど頭がいい、教養がある
・こちらが自由にできるように、謙虚で物腰が柔らかい

みたいなことを求める。条件を満たしやすいのが結果的に、若い子。

だから、8人に絞る時には、自分が頼れる女性や、自分に指摘してくれる女性よりは遊んでいて楽しい・話していて落ち着く子を選んでいる。
…現実には、そこまで割り切れないんだけど、経済的な余裕と、恋愛に対して優位に立てる状態の2つが揃った男は「頼れる女性」「立派な女性」「一芸に秀でた女性」を選ばない。

だからこそ、強いのが蒼川さん。

蒼川さんみたいな子が大学生で、特技も大したものがなくても話術や癒やし1つで勝ち上がれるのは、それ以外のことを男がほぼできてしまうため。

彼女は遊び相手としても、話し相手としても最高だけど、彼女みたいな人と結婚できる男は、稼ぐ能力に絶対の自信がないととても結婚できない。
だから、一般的には彼女みたいな子が結婚するのは難しいが、バチェラーみたいな場所だととてつもない強キャラになる。(※だから、僕は蒼川さんが勝つと思ってる)

特に、彼の場合は理系で、サディストで、エリートだから、すげープライドが高い

エリートはミスを指摘されたり、言い合いで負けるのを嫌うし、サディストとなればなおさら打たれ弱い。

しかも、根っこが工学部出身の理系だから、お金とか立場とかを利用せずに女を口説くスキルが低い…と考えたほうがいい。*1

そうなると、ますますロリコン化しやすくなる。

しかも、サディストな分だけ、女の子に変化や献身を求める
ギャルファッションが好みじゃなかったユキポヨが少しづつ自分のために変化していくのはサディストとして達成感も感じてるだろうし、感動もしてる。
あるいは、森田さんみたいに、デートに誘わなくても、犬のように従順に恋人をしたり、グラついて来てくれるような子にはサディスト心をくすぶる。

これを女の子が面白がって見る理由がわかんないのは、男から見るとサドで成金な男の悪趣味っぷりが露骨に出てしまっているからなのよねぇ…。

さいごまで見るよ?
だけど、蒼川さんが負けたら、俺は凹むなぁ…。

でも、もし蒼川さんが勝ったら…女の子向けに男が考えていることを解説していく記事を書いていきたい。

…エリートで、理系で、モテた経験少ない人は蒼川さん好きだと思う。
ただ、僕はマゾだから思い通りになりきらない蒼川さん選んじゃうけど、彼はサドだから、自分の思い通りにしてくれてなおかつ明るい子選ぶ可能性もあるんだよねぇ〜。

だから、今回、ポヨと森田さんが本命になった可能性も捨てきれない。

俺が男のせいか、どうも彼から「王子様性」を感じないんだよなぁ…。凄いだけで、モテそうな感じはしない。

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*1:高校・大学時代みたいにお金もないのに、モテた人が本当に才能がある人だが、理系に進学するとそれを鍛える時間がそもそもないんだよねぇ…

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