【 #バチェラー 9話感想】いい人が恋愛に向かない理由は、いい人にはハラハラさせられないから。

 

最近、毎週書いているバチェラーの感想シリーズです。

(5,6話感想)バチェラーから学ぶ「金持ち男がロリコン化する」理由
(7話感想)男は表面的にはサディスト。でも潜在的にはマゾヒスト
(8話感想)メンヘラ気質の女を男たちが選んでしまう理由 

・そもそもバチェラーとは??

バチェラーと呼ばれる男一人が女の子25人の中から結婚を前提とした交際相手を選ぶ。

最初は25人の女性が登場した女性たちも、毎回1~3人の女性が落とされ、今では5人に…。

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番組ページ:バチェラージャパン

今回は、残った人数が少ないため、全員と1対1にデート。

ただ…デートがうまく行ったり、行かなかったりしていた。
そして、それが選考に影響した部分と、影響しきらなかった部分があった。

これは「庶民的でありふれたデートで仲良くなれる子が結局はいい仲になれる子だよ」という意味でもあるし…

逆に「デートでのうまくいく・行かないとは別に、男の中で【相手の子に対してわからない・思い通りにならない】部分がある子を求めてしまう」という意味でもある。

今回は恋人としてうまくいくかどうかを前半、デートとしてうまくいくかどうかの話を後半にしていく。

 恋人としてうまくいく人と、いい人の線をどこで引いているのだろう?

今回のデートは本当に街を行くようなデートから、文化財を歩くようなデートまでざまざまだったが…視聴者からも好かれている女の子こそ、敢えて庶民的なデートをしているように見えた。

これが地味に重要だけど、それは終盤に話す。

先に話しておきたいのはバチェラーに参加している女性の多くはツイッターのアカウントを持ってる。

今残ってる子だとこんな感じ。(※フォロワー数は当時の人数です)

柏原 歩 (@ayupichi1206) | Twitter…フォロワー1300人
森田 紗英(もりもり) (@saemooo) | Twitter…フォロワー2000人
久保裕丈 (Hirotake Kubo) (@hiro_takebo) (バチェラー)…フォロワー2400人
古賀あかね (@IamAkanetan) | Twitter…フォロワー5000人
蒼川 愛 (@tougarashi_suki) | Twitter…フォロワー1万人
ゆきぽよ(木村有希) (@poyo_ngy) | Twitter…フォロワー10万人

視聴者から見たヒールと、かわいいがこれ以上ないほど明確に出てますなぁ…。

人気の蒼川さんと、ゆきぽよは敢えてオシャレじゃない、ストレートに庶民的なデートに誘っていて、逆にヒール寄りな柏原さんやもりもりとは気取ったデートをしているようなコースだった。

このことから、バチェラー本人の(恋愛感情とはまた別の)好感度も、このフォロワー数に一致しているようにみえた。

「じゃあ、なんでいい女ばっかり振って、ぶりっ子がいっぱい残ったんだ」

と突っ込まれそうだが、それはここ最近のバチェラーで明らかになりつつあると思う。

良くも悪くも「底」が見える相手にバチェラーは冷めている

視聴者…特に女性の視聴者がいいと思う女性達をことごとく落としてきたバチェラーだが…KONAMさんや鶴さん、岡田さんなど同性から見ても頼りになるような女性、バチェラー本人も、番組そのものもリードしてきた女性たちには必ず「ありがとう」と言ってる。

久保さんが頼りになる女性を振る時にいう「ありがとう」の意味…これは、女性に置き換えると、別れ話の時に言う「ごめんね」に近いニュアンス。

この「ありがとう」の意味は、「恋人でい続けることはできないけど、一緒にいてくれてありがとう」という意味であることは、5回目辺りから今回まで番組として如実に出してきているものだと思う。

女性が別れ話を切り出すときにも、よく「ごめんね」と言うのだが…これは「信じてあげられなくてごめんね」という意味になる。

あんまり嫌いなやつには「ごめんね」とさえ言わずに振るわけだが…好きだったり、いいことを認めた上で、それでももっと好きな子ができたり、生活を変えたいと思った相手を振る時には「ごめんね」という。

恋愛に対して、余裕がない…相手に恵まれない人は

「いい子ならそのままつながればいい!」

と言いたいし…僕だって、モテないからそう思う。

でも、モテたり、恋愛に余裕がある人は

「彼女としていい人じゃないとダメ。それが友達とか妹とか姉とか…そういう良さでは恋愛関係や結婚には行かない」

と考えてしまう。

「恋人としていい人」を定義する時に、大事になってくるのが

いいか悪いかにかかわらず、自分がその人に対して、わかっていない部分・思い通りにできない部分があること

が重要になってくる。…そこにキュンと来るから。

これ自体は、ぶりっ子や、メンヘラ気質、表裏の激しい女の子を引き当ててしまう可能性と背中合わせである。…というか、この番組ではモロそこにぶち当たっている。
でも、同時に「奥ゆかしい女性」「芯の強い女性」「頭のいい女性」を引き当てるために必要な態度でもある。

ただ…あんまり性格が悪い・頭が悪いと、そもそも知りたくもなくなる。(ベスト15にも入れなかったタイプの子)

逆に、いい子すぎると今度は彼のために変わりすぎてしまったり、駆け引きをしなくても近づいてくるから友達なら最高なんだけど、恋人としては積極的に恋をがんばる理由が見つからなくなる。(ベスト10~ベスト5ぐらいで脱落しがちな子)

恋愛感情って火遊びをしたい感情だから…安全なストーブでも、無秩序に燃え盛る山火事でもダメなんです…手をかけて日を管理する必要があるような焚き火や暖炉ぐらいのちょうどいいめんどくささが、人を燃えさせる。

でも、恋をしてる当人以外は「人肌恋しさを温めたいんだったら、暖炉や焚き火なんてめんどくさいものよりも、ストーブの方が優れている」とかついつい言ってしまう。

もちろん、恋の炎を扱うスキルがない男や、見合ったものを選べない人もいるから「なんで山火事になるようなヤツを選んでるんだ」と言いたくもなる。

ただ…バチェラーが今女の子を選ぶ時の基準は、その「ちょうどいい火加減」なんだと思う…同性の優劣では片付けられないちょうどいい火加減。

…ちなみに、男の中での「恋人」「友達」「妹」「姉」みたいな感覚がわからない人は、化物語を見るとわかりやすい。

ハーレムなアニメでありながら、ちゃんと彼女ができたり、彼女よりも本音が言える女友達が出てきたり…彼女が近づけたくないようなぶりっ子な年下友達が出てきたり…ここ数回のバチェラーで起こっていることを男性向けのアニメでやるとこのアニメみたいになるよ。(※アマゾンプライム会員は見放題です)

Amazonビデオ:化物語

今回が蒼川さんVSユキポヨの事実上の決勝戦だったんじゃないの?

冒頭の話に戻しながらまとめる。

フォロワー数が多い、番組でも人気の子を敢えて庶民的なデートに誘っていた。

これは、庶民的なデートこそ、本音が出せる男のサガと、本音を聞き出せる普段のデートの最中にこそ「恋愛のめんどくささが楽しい」と思えるかがわかるから。

手がかかりそうな子…つまり、
・性格の悪い柏原氏
・メンヘラ気質のもりもり
・料理ができない古賀あかね氏

の3人とのデートは…本音を話すためと言うよりはむしろ、楽しむためだったように思う。また、交際してもそれは「普段の会話から、めんどくささを見出すタイプではなく、元々がめんどくさいからもてなすようなデート」を選んでいるように見えた。

自分の話で言うと…アメ横に一緒に出かけられる女の子とはだいたい仲良くできる。

アメ横散策しながら生臭いだ、汚いだ、うるさいだと言ってくるタイプの子は…苦手。

中華街やお台場でもデートしたことあるけど…僕は変則デートしかしたくない人だから、恋人らしいデートをする時には「色気がないね」「たまには…ね」とかいいながらやらないと絶対できない。

そういう不器用さを、面白さ・ユニークさ・知的なスポットや雑学でカバーして笑ってくれる子とのデートは…楽しいよ?

でも、そうじゃない子と教科書通りのデートをするのは限りなく接待っぽく思えてしまって…。

お台場や大桟橋に降り立ったその時は教科書通りのデートを目指すんだよ??

でも、二人揃っちゃうと「決まらないね」「楽しいからいいんじゃない」と言い合えるのが安心するし、教科書で染まらないぐらいのユニークさがお互いに出ちゃうのが面白いし、それが「どこへ行った」を超えた「誰と行った」なんだと思う。

だから、市場とか、街とか…どこよりも「誰」が大きくなりやすいところにゆきぽよや蒼川さんみたいな人と出かけたんだろうなぁ…とおもうし、そういうデートに出かけた二人が、あの時点での本命だったのかな…と僕は思う。

これは蒼川さんが大本命だと言い続けてるから、当たってる自信もある。

でも、…いるんですよ。

女の子の性格の悪さや、病んだところや、不器用さ…といった迷惑なめんどくささが可愛く見えちゃってる人。

まさか久保さんはそうじゃないと思うけど…

「なんであいつが」

と思う人が周囲でモテてる時は「女の子に手を焼きたい男は、できる子よりできない子を選ぶこともあるよ」とも説明したい…。

タイいいところですよ~\(^o^)/

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