むしろオタクこそ恋愛すべきだし、オタクらしく恋愛を語り合うべき!!

 

・はじめに

最近、恋愛の記事ばっかり書いていた。

そのオタクとは思えない浮ついた更新スタイルが理解されなかったためはてブもつかない、スターもつかず…いつもの読者から反響がない状況でブログを更新し、寂しい思いをする時期が続いた。

追い打ちをかけるように、30歳からの敗者復活戦の管理人の「無職のうさぎたん」から

人気ブロガーなのに、読者がついてこないようなテーマでアクセス集めに走ってる

とかなんとか揶揄された。イラッとしたから、多少釈明することにした*1

  「オタク」とは趣向ではなく作法であり、イキザマ!!

順を追って説明すると…僕は恋愛の記事だって「オタクな記事」だと思って作ってる。

もっと言えば、

「オタクってアニメとかアイドルの愛好家のことでしょ」

という人達と、そもそもオタクと言うものの考え方が違う。

例えば、同じようにワンピースというマンガを好きになっても、「楽しいね」「今度映画見に行こう」ぐらいの人もいる。

でも、オタクは凝った楽しみ方をしようとする。
「本編には出てこないけど、ゾロとサンジがああ見えてお互いのことを思いやってるところを妄想する」と楽しいとか、
「あそこのシーンがわかりにくいと言われているけど、実はこうこうこういう意味でね」「それ、何巻のあのシーンだよね」みたいな議論を楽しみたいとか…

人と違う楽しみ方・もう一歩踏み込んだ楽しみ方をしたい人もいる。

顕著なのはボーカロイド文化だと思う。

ボーカロイドという機械を見ても、初音ミクのイラストを見ても「かわいいね」「すごいね」という程度のことしか大半の人は言わないでしょう。

でも、オタクに、それを与えるとかわいいとかすごいとかでは終わらない。

・「機械が人間みたいに歌うけど、機械だから…とか考えると色んな物語が生まれてくるよね」とか、
・「ミクの独特のデザインを普通の私服にしたら、ラブソングとよく合いそうだよね」とか、
言い出したり、実際にやっちゃったり…。
・さらに、誰かがやったものを「これはミクの設定とあってるかどうか」とか批評したり、
・「お気に入りのボカロソングをまとめたので見てください」とかやったり…。

コンテンツや遊び道具を与えられた時に、本来の遊び方で遊びたがるのが一般人。
自分たちなりに難易度をあげたり、ローカルルールを作ったり、二次設定を継ぎ足したりして遊び自体を自己表現や求道的な競争に変えていくのがオタク。

…もっと求道的になると、「自分の意見や創作、ゲームの腕を見てもらいたい」とかじゃなくて、もっと他人を必要としないで遊びに没頭するマニアというのがいるが、ここでは話がややこしくなるから割愛する。

実写作品や恋愛、ファッションよりもアニメ・マンガ・アイドル・ミリタリーなどに「凝った遊び方」をしたがる人が集まったからそういうもの「オタク」って言われてるだけ。

別にそれらを1つの娯楽や雑学だと思って楽しむ人だっているし、オタク趣味だからってオタク的に楽しんでる人ばっかでもないよ…。

ラーメン屋さんで言うと、根性で作る人と、計算で作る人みたいな違い??

僕が言ったことを読んで「アニメや娯楽の楽しみ方ではなく、仕事の取り組み方それ自体がオタクっぽい人、そうでない人がいるんじゃないか?」と気づいた人もいるだろうけど…そのとおり。

ラーメン屋さんにだって、
・何時間も寸胴と向き合って、地道に根性でスープを仕上げることを一番重要視するヤンキー気質な人
・これというラーメンができてもレシピを細かくつけてはマイナーチェンジしたり、実験的に開発しては期間限定ラーメンや、自家製麺にも挑戦するオタク気質な人。
・職人肌でさえなくて、いつでもどこでも同じ味・同じサービスが提供できるように他店舗展開や利益率を考えた経営を目指すビジネスマンな人

…色々います。

いや、色々いたっていいんです。
いや、よく調べてみると、成功している人達にもタイプがあってそれぞれ違うんです。

でも、ラーメン屋みたいな自営業、ある種のアスリート・職人的な人と一般の世の中は事情が違う。

現に企業への就職や、恋愛系のメディアが説く理想像って恐ろしく画一化してる。

仕事の方はまだ救いがあって、研究や調査や学問などオタク的に凝ってもいい分野もないわけではない。
だけど、そんなところにつけるのはごく一部のエリート。

救いがあるビジネスでさえ、エリートじゃない人は自分が持ってる気質を封印するか、理想像とは違う気質や特技の中で仕事をこなすかを迫られる。

…これ、オタクと言ってるけど、「理系」とか「発達障害」と置き換えてもいい。

理系にはオタク趣味も多いし、理系がやっているような研究、人がやらないような突き詰め方、遊び方を作っていくこと自体がアニメ・マンガとは別ジャンルにいるオタクなことなので「理系≒オタク」な側面はあるし、想像しやすいだろう…。

ただ、発達障害に関しては少し解説。
医学上は「オタク≠発達障害」だが、もしオタク的に何かを突き詰める方が向いていたり、逆に色んなことをバランスよくやろうとするとボロが出てしまうタイプには「不注意」ではなく、生まれ持った発達障害…という人も一定数いる。

オタク的に突き詰めると*2すごいことができたり、一部の人に才能を認められても、全く別の労働や普段の生活ではてんでダメ…なんて人は個性だと思われがちだけど、障害であることもある。

そういう人はビジネスの中でも人と会うことや、仕事の間を取り持つ職種、あるいはコミュニケーションに気配りを求められる恋愛にはとにかく向いてない。

受動的に、「向こう側が提示した本・マニュアルで求められたことをやる」こと自体があんまり向いてない。
マニュアルを考えすぎて捉えてしまうか、逆に考えることのないつまらなさにやる気を失うかしてしまう。

だから、能動的に自分が持ってるスキルや突き詰め方で、オタクらしくやる方法を模索するモデルを作りたいし、作ることで会社に向いてなくてうつを患うような人を僕は減らしたいと常々思ってる。(※かくいう私も、ブラック企業で働いて躁うつ病に…)

そして、それはオタクにしかできない新境地だってある!!

恋愛ドラマの感想を書いている時に気づいたのだが…どうやら、男性が思ってるほど女性は恋愛がうまくない。

同時に、男性は女性が批判する通りヘタ。あるいは、批判したくなるような男ばかりが恋愛に興味を持ってしまうし、女性も女性でそういう人ばかりに惹かれる程度にしか見抜けてないという逆説があるようだ。

…面白いことに、番組に出てて、それなりに美人で、僕よりも若くて交際経験が多い女性達が僕でも気づくような失敗をいっぱいしてた。

そして、書物にしたときにも僕よりも恋愛経験・人生経験のありそうな女性が僕の恋愛の記事を読んでは「こんなに分析できるのか」「深い」とかありがたーいコメントをくれた。

偉そうに書いてるけど、僕は実技(?)に関してはドヘタですよ??
思ってることは顔に出ちゃうし、気の利いた気配りや優しい嘘は苦手。
何割かは生まれ持った発達障害のせいだし、そこに輪をかけて経験不足だからただでさえ素質がないのに、さらに上達してない。

ましてや、寝技なんかもってのほか。
技と技が噛み合ってしまった時に、動けば即座に僕の負け。

実技自体は練習する機会に恵まれてるけど、自分で納得できたことは5年ぐらいない。
寝技の方は一度どっかで合宿でもして猛特訓して出直したいほど酷いレベルだから、女性との間合いから「技を仕掛けたい」と思った時にはいつも罪悪感に駆られてる。

「あー男になんか生まれてこなきゃよかった。」
「あー若い時もっと運動して筋肉つけとけばよかった」
「勉強とか部活よりも、寝技の練習に専念すべきだった」

と、罪悪感に押しつぶされそうになる。

人の寝技を笑うな」という映画もあるらしいが、AMとかで読んで、男のそれにああでもないこうでもない言いたがるタイプの女の子にはそういうの通じないんだろうなぁ…。

そして、「AMなどに掲載されてるような生々しいコラムを男とは比べ物にならない頻度で読んでるせいで、女の子の恋愛のレベルってヤバイレベルまで上がってるから俺ごときが付け入るスキなんてないんじゃないか」と思ってたけど…そんなことないのよね~。

AMのライター全般の文章がヘタか、AMみたいな恋愛しているヤリマン女が声のデカさほど実在しないのか…
とにかく、世の中は高飛車に人様にケチを付けてまわってる女ばかりでもないし、そういう女が恋愛を構造的に理解しているってわけでもないことが突き詰めてみてわかった。僕はそのことにすごく救われた。

同時に、学科(?)は俺の方ができるか、言い方がうまいか…オタク的な方法で恋愛を突き詰めたり、ドラマに出てくる女の子をカテゴライズして分析する手法は意外と、女の子達よりもオタクの方が向いてることにも気づいた。

恋愛がどういうメカニズムの心理状態か、哲学的にはどう切り取れるか、そういうことを定義したり、言葉にするスキルはギロッポンで食い散らかしてるイケメンよりは僕みたいなオタクの方があるみたい。

それがいきなりできるようになるかどうかはともかく、一度頭の中で
「自分がどうして恋愛をできないか(過去の失敗はなんだったのか)」
「女性達は恋愛の何で悩んでるか(なんであんなに怒ってるか)」
について考えるために、オタク的に恋愛を突き詰めてみたかったし、突き詰めた結果として自分が考えたことと同じことを悩んだり言葉にできない人は意外と多いことに気づいた。

オタクたちから「アニメの話じゃないならいいや」と読まれなかったけど、アニメの話をするやつよりとことんオタク的にオタクらしいことをしてたつもりだったので、ちょいと残念。
この実験はまだ終わらないどころか入り口にすぎないから、もっとやりたいだけに残念。

恋愛の学科(メカニズム)をオタク的に突き詰めると、実技がうまくなるのかも検証・実践したくなるところまでが、オタク的な研究・突き詰め気質。

実際に恋愛の場所に立つ、実技がうまそうなやつに見せるために、健康やファッション、お金儲けまで突き詰めるとオタクでありながら、アニメ・マンガ以外のことでオタク力を発揮する好循環が生まれる…と、期待してる。

アニメ・マンガを見てるオタクがいてもいいけど、リアルな経験なり、一度考え込んだことなりが、作品を見る時に新しい視点を生む面白さが増える!!
だから、オタクこそ恋愛すべきだし、恋愛について語り合うべき!!
挫折・失恋してアニメ・マンガに戻ってきても前よりオタクを楽しめるし、恋愛のために健康やお金稼ぎやファッションにもオタク的なアプローチで挑んで成功したら、自分も楽しいし、周りのオタク気質なやつにも希望を与えると思う。

だから、ただアニメやマンガだけ見てるオタク…って言うオタクは僕ややりたくない。

だから、読まれようが読まれまいが、「自分らしく、オタクらしく何かをする」ってことを続けていきたい。

 お金のある人は、短期間でちゃっちゃと恋愛の実技の準備をしちゃえばいいよ。

恋愛は自己肯定の問題だから、自分なりに準備をしたとか、「これだけ痩せた」「このテーマで女子と共通の話ができる・話を振って語らせることができる」という自信や実感こそ、恋愛スキル向上の積み重ね。

お金がない人はマイペースにやるしかないよ?
金もないのに、無理して急いでも恋愛する前に別の問題が出てくる。

急ぎ準備していいのは、恋愛や自分磨きにお金を投資できる人だけ。
そして、全部オタクっぽくやるだけの体力や暇がないなら、できることだけでもお金で専門家に解決してもらうのがとても合理的!

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該当する番組について。本気で1~12話を考察し、可能な限りロケ地の特定までやってるから、かなりのボリュームです。

本1冊分位あります。

映画「クレヨンしんちゃん」おすすめランキングベスト10

オタクらしくクレヨンしんちゃんを語った記事。オタクでもない人が語ってもトップ10で1万文字も語り尽くすランキングは作らないけど…オタクは本でも出版したいぐらい語ります。

*1:その際、言及しといて僕がお返事するとブログ記事を消すという激ダサ行動まで取られた。

証拠:はてなブックマーク – 【悲報】はてなブログで有名な青二才さん。俺の記事をパクる。 – 30歳からの敗者復活戦

一応事情を説明すると、うさぎたんが書いたテーマと部分的にダブってしまったからダブったところを「うさぎたんのブログを参考にしたよ。なんも載せないのもわるいからうさぎたんのページ貼るよ」という形にしたけど…それが盗作だと思われた。

内容が「情報」だから、もっと詳しく、網羅したまとめ記事をニーズの観点から書こうとするとどうしてもうさぎたんと同じ部分ができてしまう。
だから、苦肉の策として、うさぎたんのリンクを張ったが…うさぎたんさんには大目玉を食らってしまいました(´・ω・…

*2:広汎性の発達障害特有の過集中、高いIQ、独特の視点を活かして、

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