2018年のプロ野球を勝手に順位予想する(セ・リーグ編)

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プロ野球が来週開幕するので、一野球ファンとして順位予想をしてみようと思う。
当たる方がすごいので、「まぁ、そんなもんだよね~」的に聞いてもらえば、ありがたい。

 

※思ったよりも長くなったから、今日はセ・リーグだけまとめて、明日パ・リーグやる。

 

セ・リーグの順位予想

「混セになる」なんて言われてるので、趣味全開というか願望というか…そういう感じで、予想を立てた。

  1. 横浜DeNAベイスターズ
  2. 広島東洋カープ
  3. 読売巨人軍
  4. 中日ドラゴンズ
  5. 阪神タイガース
  6. 東京ヤクルトスワローズ

…カープが悪いと言うよりも、DeNAのオープン戦の成績を見てて「今年、面白そう」と思ったので、DeNA優勝というギャンブリーな予想を立ててみた。(だから横浜のところだけすげー長く語る)

あと、阪神5位は…これも、DeNA優勝と似たような論拠でギャンブリーな予想を立て見た。

 

DeNAが不思議なぐらいオープン戦で勝ててる…。

ラミレス監督になってからのDeNAはスロースターター。
2016、2017と3位にはなってるけど、春先には出遅れている。

オープン戦の結果を見ても2016、2017と良くないし、2016年には5月まで怪我による離脱、2017年にはサムライジャパンから帰ってきた筒香の不振…と、5月ぐらいまでにはあんまり乗ってこない。

 

ところが、今年のオープン戦は、残り1試合を残して2位。
つまり、明日の結果にかかわらず、上位スタートというラミレス監督就任後始まって以来の展開。

 

「オープン戦上位」になったから毎年恒例の出遅れたは治ったかと言うとそうではない。

なんと
・今永昇太
・濵口遥大
・ウィーランド
という、横浜DeNAが誇る先発陣が、3人も故障で出遅れて3位。
野手も、筒香・ロペス・桑原という攻撃の要3人がオープン戦では1割台と、出遅れているのに控え選手・2軍行きになった選手の活躍で、オープン戦上位に入ってしまったのだ。

 

これ、DeNAにとってはすごい!
DeNAの課題だった「野手の選手層」が克服できてることになるからすごいこと!

 

DeNAは、2016年のクライマックスシリーズでは広島に筒香封じをされて負け、
2017年には攻撃の軸になっていた桑原を封じられて日本シリーズでソフトバンクに負けてる。

点が取れるには取れるけど、パターンを封じ込まれるとめっぽう弱い(そもそも、色んなパターンで点を取りにいけるほど選手がいなかった)DeNAが、主力不在・不振で勝てるのは、地味にすごいこと。

だから、今年はDeNA優勝で推してみたい。

打撃好調だけど、走ってないことが気がかりな広島

広島といえば、足でかき回す野球なのだが…オープン戦での盗塁はわずか6。
打撃についてはレギュラー陣が打てているのに、オープン戦で勝ててないし、盗塁も不自然なほど少ない。

 

「先発投手の仕上がりが良くないから勝ててないだけ。打撃は気にしなくてもいいのでは?」
といわれたら、まぁそうなんだけど…去年、DeNAの3倍盗塁してた広島が全然走ってないのはとても不思議。(先発の仕上がりが良くないと言っても、ジョンソンは健在だし、野村もそこそこだから、すごく悪いってわけでもない)

 

ただ、広島はオープン戦が良かろうと悪かろうとスタートダッシュに成功するとそのまんま優勝してしまうチームだから…わからん。
今の所良すぎる材料が見つからないから2位にしたけど、レギュラー陣については高齢化しているわけでもないし、選手層が薄いわけでもないから…広島が強いことには変わりないから、去年みたいに鈴木誠也クラスの看板選手が怪我することがなければ…と言う感じ。

 

いや、途中で鈴木誠也が抜けても、2016年のMVPである新井貴浩の出番を減らしても、大差をつけて優勝できてるチームだから、上位は堅いんだろうなぁ…。

 

巨人は今好調だけど…5月病にかかるから…

オープン戦2位で、若手も躍動している巨人だけど…そんなの例年通り。

2016、2017も序盤は良かったんだよ…。
でも、5月病にかかって、6月の頭までグズグズに連敗して、気がついたら阪神やDeNAと死闘を繰り広げて…というのが一連の流れなんだよ。

 

「ベテランの打撃に頼ってた去年までとは違う!今年は、若返ったから1年戦える」
とG命な人から、反論されるかもしれないけど…去年だって若返りを図って、結局セカンドマギーに落ち着いてそこが落ち着いた途端に良くなったじゃない…。

 

去年、友人の巨人ファンが、
「陽岱鋼は12球団で一番守備範囲の狭いセンターだから、あんなやついらん」
とセイバーメトリクス持ち出して言ってたけど…その陽岱鋼が結局レギュラー定着しちゃうところが、巨人の弱点を象徴している。

 

巨人では打てればレギュラーになれる

打撃は水モノだから打てなくなる

打てない選手が増えると打線にならず、点が入らない

打てない・守れないの二重苦になって連敗を重ねる

堀内監督の時もそうだけど、巨人がしょぼい時ってだいたいこのパターンやん…。若手が出てこない…まぁ、それもある。

でも、若手が出てこない結果、水物な打撃に頼ったり、強い時に台頭した若手(堀内時代なら高橋由伸と上原浩治、今だったら坂本勇人と菅野智之)におんぶにだっこになる。
で、由伸にせよ、坂本にせよ器用だから、どの打順でも、どんな作戦でもこなそうと思えばこなせるから、「この選手をここに固定している時にチームは強い」という軸にされない。

 

別の野球好きの知り合いが、
「坂本が3番打ってるようじゃダメ。2番にできるようなチームを作らないと」
とか言ってたけど、データで見ても、巨人が強い時の坂本はもっと盗塁している。

 

打って走れる選手なのに、3番に入れてしまうと、後ろが4番だと走りにくいし、その4番も.262、本塁打15本の阿部慎之助ではせっかく出塁しても台無しなわけで…。

 

今年に入って、阿部慎之助に忖度するのをやめたのは大きな進歩だと思う
でも、1番の陽岱鋼は2016、17と盗塁一桁で、2016年に至っては成功よりも失敗が多い。
つまり、走れない・一発もない・出塁率だけがやや高いというだけの人をリードオフマンにしてる限り、打線として驚異ではないわけ。

そうなると、坂本を走りやすい位置に置くか、打率の高い坂本の前に得点圏に行ける人をリードオフマンにできるかが肝になってくるけど…それは陽岱鋼か?というね。

 

巨人はオープン戦がいいとか悪いとかじゃないんだよ。
失速しないだけの層の厚さ、守備力、理にかなった打順や編成がそもそもないから「どっかで失速するだろうな」という空気が抜けないんだよ…。

 

ただ、打ち勝てる・投げ勝てる人がいるから優勝もしない、最下位にもならない。だから3位。

 

中日は…よ-わかりません

ほんと申し訳ないけど…中日はわからん。

 

・2017年のホームラン王が抜けたから「貧打なチームがますます貧打になる」とか言われてたのに、蓋を開けたら外国人助っ人がいい感じに当たってて得点も多いし、
・グズグズだった捕手争いに日ハムから大野が入ってオープン戦でも打ちまくってるけど、肝心の失点が減ってるかと言うと、失点が12球団で2番目に多いし。
・点を取られてるから守備が悪いかと言うと、むしろ2017年シーズンはセ・リーグで一番失策が少ないのに、失点は2番目に多い。(要するに守りようもない打たれ方して、点を入れられてるからバッテリーがしっかりしてくれないと、どうしようもない)
・松坂が精神的支柱にとか言われてるけど…可もなく不可もなくな松坂がシーズン中に勝てるのかと言われたら…わからん。

 

わからんことだらけ。
前評判と違うことがちょいちょい起こるし、データ上いい要素と悪い要素がグチャミソだし…一番予想ができない。

 

ただ、上位に食い込むかと言われると、自信を持って挙げられるプラスの材料がないから…ねぇ~。

 

阪神もスタートが速い方だから、オープン戦最下位は深刻。

まず、今年の阪神はただでさえベテランが高齢化してる。

投手が能見、メッセンジャーがそれぞれ38、36(ついでに、藤川が37)
野手は福留、鳥谷、糸井が40、36、36。

野手はある程度世代交代をしているからまだいいんだけど、先発投手を高齢な二人に頼ってるのはかなり危ない。
おまけに、去年はリリーフ陣を酷使(と言っても差し支えないレベル)でフル稼働させて勝っただけに、これもかなり危ない。

 

加えて、例年ならオープン戦上位で、その勢いで開幕にスタートダッシュするため、阪神がオープン戦で弱い。これがここ数年なかったことだけにけっこうヤバい。

 

なにもなく終われば上位。
藤浪晋太郎の復活と、ロザリオの大当たり、若手先発投手のブレイクがあれば優勝。
と思う反面、地雷要素が多すぎるから5位。例年の傾向と悪い意味で違う動きしすぎ。

 

ヤクルトの問題は投手だけど、投手問題解決する兆しがないもん…。

これが近鉄バファローズとかなら、投手がダメでも
「野手がバカみたいに打つから勝つ」
とか言えるけど…ヤクルトってそういうチームじゃないし…。

 

山田哲人、青木宣親、バレンティン、川端慎吾、畠山和洋…タイトルホルダーがこれだけいるのはたしかにすごいさ…。(あと、坂口智隆も最多安打取ってたね)
誰も怪我しなくて、奇天烈な野球をしかける監督がいたら2001年の近鉄みたいなことだってできるわ!(逆にそうでもしないと上位に食い込むことはないけど、それをしそうな人がいないから…ねぇ~)

 

でも、投手陣は…うーん。うん。
それに、選手が打てる選手に限って高齢化してるから、守りの方でうまくいくかと言うとこれも…ねぇ~。(すごく年をとった人がいるわけじゃないけど、打てる人が山田哲人以外みんな30代。)

そして、ヤクルトに限ってはオープン戦の結果、全く信用出来ないからね!
「ヤ戦病院」とまで言われるほどけが人が続出した去年のことがあるから、全然信用できない。

 

信用できない・問題になってる部分にプラスの要素が見えてこない…この辺のことを考えると今年も最下位が妥当な予想かな…と思う。

 

嫌いなわけじゃないけど…うん、なんかごめん。


スカパーなら12球団全試合を放送しているので、実際に野球の試合を見たい人は是非どうぞ!!

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実はパの方が読みにくい…バンクは以前ほど圧倒的じゃないし、不安定なオリックスに戦力がそろってるし…西武も楽天も強いけど、欠点が多いからわからん。

野球ファンなら「ラミ流」を呼んだほうがいい!いや、野球関係なくいい本です!!
DeNAの強さは「ラミレスのデータ野球」と言われがちだけど、ラミレスがどこで野球を学んでどんなメンタルで試合に挑んできたかは実はあんまり知られてない。だから、ラミ流を今こそ読んでほしい。

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