需要があるのかどうかわかんないけど、セ・リーグも順位予想したので、パ・リーグもやります。
セ・リーグの予想:2018年のプロ野球を勝手に順位予想する(セ・リーグ編)
パ・リーグはセ・リーグほど語ることがないので、セ・リーグほどは長くならないと思います。
現実的な順位はこうだけど…という感じの順位予想
今年は、色んな人から「台風の目はオリックス」と言われてる。そこで、オリックスをどう扱うかに各解説者・野球ファンのスタンスが出てくるわけだが…ぼくはこんな感じ。
- 福岡ソフトバンクホークス
- オリックス・バファローズ
- 埼玉西武ライオンズ
- 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 千葉ロッテマリーンズ
- 北海道日本ハムファイターズ
ソフトバンクが1位というよりは…マイナス要素がないからソフトバンクが1位と言う感じかな…。戦力が圧倒的過ぎるもん…ソフトバンク。
細かい穴はポコポコあるんだけど…うまく補い合って塞いでいるのがソフトバンクの恐ろしいところ。
2つ懸念材料があって、1つは年齢と酷使の問題。もう1つは守備の問題。
ソフトバンクって、30半ばのレギュラー選手がかなり多い。
野手では、内川・松田・本多・川島・長谷川勇也…全部30半ば。
投手では、和田・中田賢一・サファテが…30半ば。
引退を迫られる程ではないけど、故障や衰えが出てもおかしくない年齢になってきているから…彼らが全員1年間戦い抜けるとはちょっと考えにくい。
世代交代が進んでるからいなくても十分戦えるだけの戦力は揃ってるんだけど、100%のソフトバンクでいつも戦えるというわけじゃないのが、ソフトバンクの弱点。
もう1つの懸念材料は守備。特にセンターラインがあんまり強くない。
チームの失策が最も少ないのはソフトバンクなんだけど、センターラインの守備が、平均的な選手に比べて劣る(狭い)のもソフトバンク。
例えば、今宮健太は名手だ名手だと言われるけど、平均的な選手と比較する「UZR」で見ると、ずっとオリックスの安達よりも守備範囲が狭い。
平均よりも上ではあるけど、派手なファインプレーによって過剰に取り上げられてる部分が大きい。
もっと酷いのはセンターの柳田悠岐で、平均を下回るどころか、年によっては12球団で一番守備がダメ…ということがザラにある。
ただ、悩ましいのは
「トリプルスリー…つまり30盗塁できるほど足が速い選手が守備がダメなんてことあるのかよ!」
とツッコミを受けそうな点で…両翼の上林誠知・中村晃は、規定打席に到達したライト・レフトの中では一番守りが堅い。
だから、チームトータルで見ると「柳田が守れない」というよりも「柳田が守れなくても両翼が優秀過ぎて、柳田のすることがなくなってる」と言う可能性もある。
今宮についても、球辞苑では
「松田は日本一動かないサード」
とか揶揄しとるのに、UZR上は松田のほうが仕事しとるのよね…。
何が言いたいかと言うと、以前ほどソフトバンクが圧倒的なわけじゃないということ。
だから、2016年に日本ハムがすべての好条件を完璧に揃えて勝った時のように、他球団が無理のある条件が全部揃得るようなことがあると…負ける。
故障者が出ようが、層が分厚すぎて勝つのがソフトバンクだけど、1年間同じ強さを維持できる球団ではないから、強い勝ち方を見つけた・ずば抜けた選手が出てきたチームが出てくると…というのが、今シーズン。
とはいえ、他球団のキーマンが相次いで故障しやすいため、例年通り行くとソフトバンクが勝つのよね…。
オリックスは…すべてが上手く回れば、優勝できるチーム!
もし、吉田正尚が(スペらずに)1年間戦い抜ければ…
もし、先発ローテのうち4枚が10勝以上できれば、
(もし、宗や大城といった若い選手が覚醒したら)
…オリックスは優勝します。
ただ、例年通り行くと、
・吉田正尚は怪我するし、
・(ポテンシャルでは10勝できるはずなのに)実際に、先発ローテーションで10勝できるのは1,2人だし
・T岡田とロメロやマレーロが打っても、それを駿太と若月とその他の「お前誰だよ!」というぐらい名前の知られてない若手選手がごっそり食いつぶすから、
・結果的に若手が出てこないから伊藤光と、中島と、小谷野という不遇な人と、年俸と成績があってない人の合計3人で低次元なサード争いしてて、
勝てないんです!!
オリックスって、個人技が凄い選手は何人かいる。
でも、優秀なんだけど病気持ちまたは生粋のスペランカーでシーズンの半分ぐらいしか出られないから、結局は「お前誰だよ」ってヤツが穴埋め的に出て負けるか、不遇なところに追いやられる。(T岡田の打点が極端に低い原因は打線としての繋がりが少ないのも大きな一因でして…。)
だから、オリックスは今年優勝できる戦力があるにはある。
そして、吉田正尚が出遅れてないから、シーズンに入る時点で希望もある。
金子千尋も復活しているし、ドラフトで獲得した田嶋投手もいいので、ローテーションの枚数もそろってる。(おまけに、リリーフも意外といるし、守護神も出ていった分を獲得してる。)
だから、1年保てれば、ソフトバンクといい勝負するはず!
若手の中で誰かしら伸びる選手がいたら、優勝もありうるはず!!
ただ…例年通り行くと、吉田は怪我するから…うーん…ってわけ。
武田健吾だって3割近く打ってるから決して悪くないけど、60試合でホームラン12本打てる人が、90試合でホームラン2本の人と交代すると「うーん」ってわけ。
だから、ここ数年の中では一番「若い人が出てくる時期・中堅と助っ人が粒ぞろいで、面白いシーズンにな理想」とは言えるものの、不確定要素も多いわけ。
だから、2位とは言ってるけど…優勝もドベもある。
でも、いい要素が多いままスタートが切れてるから、去年よりは良くなるだろうから2位で予想するよ!!
野手に関しては西武が一番が明るい!!でも、投手が壊滅状態。
西武は打撃に優れた選手もいるし、守備ではセンターラインが堅いし、若手もベテランもバランスよく伸びてるから、野手に限って言うと、ソフトバンクよりも明るいし、オリックスよりも手堅い!
でも、投手は野上・牧田の流出もあるし、十亀が2年に1度のダメなシーズンに入る(※良いシーズンと悪いシーズンを2年で繰り返す)ため、星勘定ができない状況にある。
残っているのは、菊池雄星、多和田、ウルフぐらいしかいない。
後ろについてはもっと最悪で、牧田が抜けたことで、中継ぎが…いない。
武隈という中継ぎがいたのだが、彼まで先発側に調整させてしまったため、キャンプ時点ではホンマに総入れ替え状態になってた。
オリックスがコケたら、2位もあるだろうし、そう考えると2位が順当な気もするんだけど…投手が出てこない場合、4位5位もあるから…3位ぐらいが妥当では?ということで3位。
楽天は…水ものすぎる…。
去年の快進撃とそのあとの大失速が全て!
打って!投げて!勝つ!
という、野球もへったくれもない頭の悪いチームだから、優勝するかもしれないし、去年よりも酷いことになるかもしれない。
選手層も決して薄くないし、突出した選手もいるけど…いるからこそ、対策されてしまうチームなのでは?
また、優れた人・流れを作る人がわかりやすいから対策もしやすく、同じ手で伸びてくるとは考えにくいチームなのでは?と考えて、4位にした。
4位にしたにはしたけど、これは「普通、プロ同士の対決なら、対策してくるでしょ!」という前提での4位なので、対策がうまく行かなかったり、逆にオリックスや西武の失速したら2位までは充分ある。
1位は…去年以上に、あの頭が悪いけど、見てる分には爽快な野球が1年続いたら…あるでしょうなぁ~
ロッテは…よくわかりません。
ロッテは…今年もよくわかりません。
例年よくわかんないけど、今年は例年にも増してよくわかりません。
決して、選手がいないわけじゃないのに、ガラガラと調子を崩してドベになるような球団だし、数年前に3割打ったり、侍に出るとか言われてた人も数年でぐずぐずになったりするから…ロッテはよくわかりません。
多分、世間的にはオリックスのこともよくわかんない人が多いけど、ロッテも「お前誰だよ」ってヤツがひっそりと誰にも表彰されることなくレギュラーになったり、3割打ったり、突然首位打者取って…みたいなチームだから…よ-わかりません。
5位にした理由?貧打で悩むことが多いチームなのに、「すぐに」貧打問題を解消する気が感じられないから。
最下位でもいい気はしたけど、日ハムはマイナス要素が酷すぎたから…うん。
大谷・大野・増井が流出してる時点で、優勝する気はないと思う
日本代表クラスが3人も流出したチームが、勝つのは…冷静に考えて無理でしょ!
しかも、清宮を根気強く使っていこうとしてるから、それもあって…今年はちゃんと勝ちに行くのは難しいと思う。
清宮のことを考えないとして…小技が使える野手が残ってることを評価しても…投手がいかんともしがたい。
しかも、有原航平の出遅れまで来ているため…本当に今年は「持ってない」感じが否めない。
持ってないのか、それとも全く新しい顔ぶれで勝ちに行くのかがまるでわからないけど…現状は「順当に考えたら、ダメでしょ」ということで、ドベにした。
日ハムは育成がうまいから、きっと何かあるのかもしれない。
でも、扇の要と、リリーフと、大エースで(実質的な)4番で精神的支えが抜けた状況で勝つ絵ヅラが全然見えないのよね…