読者数やSNSのフォロワーは売上や自分の活動の役に立つのか?

こんな記事を読んだ。
中途採用の面接で『私、Instagramでフォロワー1500人もいてすごい人脈あって…』というPRをしてきた人がいた話

大学生とかならいると思うけど…まさか社会人でそんなことを言う人がいるとは…。
ちなみに、企業側の採用担当者はSNSで笑い者にしてなおかつ不採用にしたそうな…。

ぼくはインスタグラムを雑にしかやってないから、フォロワー1500人がすごいのかどうかはわかんない。
ただ、フォロワー1500人という数字が争点になってしまっている時点で「この面接官もたいしたことないなぁ〜」と思う。

 

「人材払底」ですわ…ホントろくな人がいない。

フォロワー数は量より質。質があって量もすごいならその人はすごい

ぼくもブログの読者がピーク時1800人、ツイッターのフォロワーが4700人いたことがあるから、SNSでたくさんの人にフォローされたことを自慢したい人の気持ちもわかる。

だけど、それだけ人がいても本当にモノの価値がわかる人、お金を出してくれる人はせいぜい10%程度
だから、フォロワー数よりかは10%の本当に欲しがっているもの、盛り上がって拡散してくれるものを出せているかどうかの方が実は大事で、数字は…目安でしかない。

実際には10%の中でも忙しくてタイミングが合わなかったり、SNSをやめていたり、お金がなかったりすることがあるから…本当に自分のためにお金を使ったり、イベントに来てくれる人、ずっと作品を読み続けている人は…5%ぐらいだと思ったほうがいい。

5%の自分のためならすごく頑張ってくれるファン。
5%の都合さえ合えば応援してくれるファン。
ここまでが、自分にとっての芯の理解者だ。

その後ろに10%ほど「盛り上がってる時、本当にいいものを作ったときだけ乗っかってくる人」がいて
更にその後ろに10%特定の話題にだけ反応する部分的なファンがいる。

本当に熱心な10%と、たまに熱心に応援してくれる20%ぐらいが…まぁ、ファンとしての真水。残り70%ぐらいはカウントしなくてもいいぐらいの人にフォローされてる…と思うぐらいがいいと思う。(70%の中に熱心な人も混じってることはあるが…行動しないで見続けてるマニアだったり、こちらからの接触を望んでなかったりなので…こちらからは数えなくていい)

 

ツイッターやブログの読者が全てではないが…自分の作ったものに対して反応が見られて、なおかついいアドバイスや宣伝をしてくれる人…と考えると、だいたい自分に対して熱心な10%を中心に上位30%を見ておくぐらいでいい。

フォロワー数も確かに大事だけども…フォロワー数よりかは、10%の熱心な層がどんな人で何をすればウケるかと、その外側にいる20%の人達が何を求めてて、どんなことをしたら参加してくれるか…そのへんのことを考えているかどうかが、SNS活用、ブログの数字分析をする上で大事になってくる。

 

だから「フォロワー数を自慢してきたからあいつは無能だ」とか言ってる採用担当者もかなり無能で、その人のマーケティング能力が分かる質問を掘り下げてできないとマズい。
人のブログやネットでの活動を見る時にも「どの程度計算してできているか」を見抜く必要が出てくるため…単純な数字だけでわかった気になってはいけない。本人のやり取りを見てないと気づかないところをしっかり抑えないといけない。

 

フォロワーを売買してない限りは…この辺が目安。
目安を踏まえた上で、自分がどう活動するかが腕の見せ所になってくる。

SNSやブログだけやっていても、収益も増えないし自己実現もできない

フォロワー数が1500人の人だろうが、4000人の人だろうがそれらはスタートラインだ。
問題なのはフォロワー数を自分の活動の中に結びつけていくこと。

単純にチヤホヤされたいだけならフォロワーの性質を理解した上で、面白いツイートやブログ記事を打ち込むだけで別にいい。
だけど、それをお金にしたり、自分の活動のきっかけにしていきたいなら…数よりも質を上げるために、どんどん有料のコンテンツや企画を打ち込んでいく必要が出てくる。

やりたいこととフォロワーの層が違う場合は、多少フォロワーが減ってでもやりたいことにフォロワーを近づけていく必要もある。

 

なぜならブログやSNSは原則、儲からない。
基本無料のコンテンツだから広告や商品購入をしてくれる人が圧倒的に少ない。
仮に単価の高いのアフィリエイトを貼ると…今度はネットで面白いと言われることとはマッチしないから独自のファン層を作り直していく必要が出てくる。

ブログやSNSはマーケティングツール、集客ツールとして優秀だけど、マネタイズを考えたらもっと深いところまで考えないといけない。

例えば、どんなことに興味があって何を紹介すると買ってくれるのか?
例えば、自分のイベントに来てくれるファンが東京にはどの程度いるのか?
例えば、仕事や情報をくれる使えるITや編集の同業者はフォロワーの中にどの程度いて、どれぐらいつながっているか?

本気で自己実現や生活のためにネットを使うならそこまで考えないといけない。
エンターテイメントとして面白いこと、注目されることが悪いとは言わないけど…仕組み化できているか、行動力をどれだけ発揮できているかどうか…が大事になってくる。

それが発信できない人はいくらフォロワーがいてもあんまり優秀じゃないし、
フォロワー数を聞いて鼻で笑う人も、ちゃんと質問をしてその人の活動や行動力、仕事をこなす・飲み込む力がどれだけあるかを見抜かないといけない。

何がいいたいかと言うと…「奇をてらってSNSのフォロワーをアピールしてくるだけの人を雇う必要もない」し、逆に「SNSのフォロワーを自慢しただけで頭ごなしに排除してネットで笑いものにするような人事が回している会社も未来がないから勤める必要はない」ってこと。

データっていうのは意味を理解したからこそ出る具体性と、データを活かして自己実現のために手を打ち続ける行動力が大事なんだよ。
それが争点になってない時点でどっちも駄目だなぁ…と思うわけです。

ブログやSNSがんばってる人はこの記事を読んでもう一歩進んだことをしてもらえると…嬉しい限りです。

 

 

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